チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「いざ、お花見-第2弾」~桜前線に追い付けず~

2023-04-13 10:19:52 | 旅行
4月13日(木)

 旅の後始末とフォトの整理に少々手間取り、一日ほど間が空いてしまいましたが、「宮城お花見旅」編です。

 ということで、2023年「お花見」の第2弾。「今年のメインは宮城県の名所にしよう」と、花便りを見ながら意気込んで旅のプランを立てました。

 ここの桜の見頃は、例年4月中旬以降とのことですが、今年は桜前線の北上が想像以上に早い。ということもふまえて、咲き始めになることも覚悟の上で、第二月曜日の10日に宿を押さえておいたのですが、その結果、

 お目当てのソメイヨシノ、残念ながら、もう、
  散っちゃっていました
  

 10日の朝、新幹線で仙台へ向かい、東北本線で南に戻って船岡駅で下車。
 駅の北側すぐのところに流れているのが白石川で、船岡から一つ先の駅の大河原まで4㎞ほどでしょうか、川の土手がずっとソメイヨシノの並木になっています。

 名付けて、「白石川堤一目千本桜」と。

 でも、桜前線は、
  すでに去った後でした
  

 4月3日に「ほぼ満開」という情報がありましたが、東京の桜だって、満開の発表から十日ほどは咲いていましたから、大丈夫だろうと思っていたのですがね、直前の土日が風の強い荒れ模様の天候だったそうで、一気に散ってしまったということでした。

 仕方ないですね。ここは予定どおり、桜並木の堤を歩いて、上の写真の桜の上にある小山を目指しましょう。

 この小高い山は、ここ柴田町の「さくらまつり会場」になっている
  「船岡城址公園」
  

 山本周五郎の「樅の木は残った」の舞台になった所で、歩道橋のすぐ上の展望台にすくっと立っているのがその樅の木です。

 歩道橋を彩る桜も、
  すでに葉桜
  

 樅の木の展望台から望む
  桜並木と蔵王連峰
  

 「満開とは言わずとも、せめて散っていなかったら」と、ここで、一度だけ正直な感慨を述べておいて、あとは禁句といたしましょう。


   散りてなほ瞼に映る桜かな  弁人


 山頂へは、「桜のトンネルをくぐって上る」というのが謳い文句の
  「スロープカー」で
  

 「混んでいて乗れなかったら引き返そう」と思っていましたが、桜の散った後の平日。すんなり乗れました。

 なるほど、ソメイヨシノの下を
  くぐって行きます
  

 山上は花園になっていて、初夏の花、
  シャクナゲ
  

  ヤマツツジ
  

 そして、これは春の花の
  ハクモクレン
  
 ソメイヨシノに先んじて咲く花がですよ、なんとまあ、今まさに咲き始めたところとは。

 やはり、温暖化は不気味ですね。「花暦」がおかしくなっちゃっています。

 とはいえ、山頂からの蔵王連峰の絶景もすばらしい。眼下に、
  白石川に沿って走る東北本線
  


   鉄博のジオラマのごと春景色  弁人


 絶景に心洗われた後、再び白石川の堤に下りると、

 紅、白、源平咲きの桃の花が
  桜並木に彩りを
  

 さらに歩いて行くと、ここも絶景ポイント。
  韮神(にらかみ)堰
  


   風呂絵師の眼に適いそな春景色  弁人


 「桜の花が・・・」でしょうか。おっとそれは禁句でした。

 おや、ここに一本咲いていました。
  これは、遅咲きの桜?
  

 そろそろ大河原の駅に近くです。末広歩道橋から
  下流、船岡方向の眺め
  

 この辺り一帯が大河原町の「さくらまつり会場」になっていて、河原にはお祭りのお店も並んでいましたが、まるで初夏のような日射しの中、人もまばらで、少々寂しげな光景になっていました。

 さて、ひと休みしたら、桜と蔵王連山の光景を胸にしまって、仙台行きの電車に乗ることにしましょうかね。



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