10月13日(木)
箱根駅伝で初めてシード権を得た国学院大学。今年の秋は15日に行われる立川での予選会には無関係。その代わり、念願の「出雲駅伝」初出場ということになりました。
5年前のエース三島君が出雲工業高校出身だったので、彼が活躍している間になんとか出雲のレースにと願っていたのですが、その頃は箱根の本戦に出るのがやっとで、とうとう実現しませんでした。
そんな悔しさもありましたが、今年はお正月から10月に出雲旅行が出来るとワクワクしていました。そして10日、いよいよその日がやってきました。
スタート1時間半前。大鳥居前は準備万端
まずは、出雲割子そばを掻っ込んで
スタート直後、一畑電鉄大社前駅の辺り
若き人参道駆け下る秋の昼 弁人
本当はここからレンタサイクルで追っかけたかったのですが、出雲市内は坂道がそんなにきついとは思えないのに、自転車の台数がとても少ないのです。おそらく、ふだんの利用者があまりいないのでしょう。連休前に再三掛け合ったのですが、一般の予約はできないとのことで、私が出雲に着いた時には予想通り関係者が殺到したらしく一台もありませんでした。
仕方なく13時05分スタートの後の13時16分に電車に乗りました。この電車は四つ先の川跡(かわと)駅止まりで本線に乗り換えます。出雲市駅方面に乗り換える人が多かったのですが、沿道に間に合うかどうか不安があったので松江方面の電車に乗り換えました。
この電車にも応援の人がかなり乗っていて、私は一つ目の駅で降りようと思っていたのに、誰も降りる人がいないのでそのまま乗っていると、次の美談(みだみ)という駅で数人が降りる気配。あまり遠くには行きたくなかったのと、駅のすぐそばにコースの国道が走っていたので降りてみました。
この地点の通過予想時間は14時20分。ところが、川跡方面に戻る次の電車は14時19分発なのです。仮に先頭がハイペースで来ても、国学院の選手が何分遅れて来るのか見当もつきません。
「まいったなぁ」と溜め息をついて、のどかな田んぼ道を、市内へ戻るほうへ10分ほど歩いて行くと踏切があって、渡った所がコースになっていました。
ちょうど電鉄会社の人が踏切の警備で立っていたので、挨拶がてらに愚痴をこぼすと、タクシー会社の電話番号を教えてくれました。さらに、「ここはあと10分ほどで通行止めになるので、すぐに呼んだほうがいい」とのアドバイスも。
そこで、さっそくタクシーを呼んで、最終ランナーが通った後の車の渋滞がおさまるまで待ってもらうことになりました。
案の定、先導のテレビ中継車を追い抜くように乗りたかった電車が
東洋大と早稲田の激しいトップ争いが目の前を通過した後、1、2分の間に有力校が次々と通過。さらに1分弱遅れて、やっと国学院のユニホームが見えてきました。
4区3年生中山君。
「しまった、ストップウオッチ押してない」 トップから3分位か、順位はたぶん13位かと。
出雲路の蜻蛉に追はれて秋の空 弁人
とにもかくにも、6区間44.5キロという短い駅伝を、交通の便の良くないところで追っかけるのは「てぇへんなこっちゃ」と痛感しながらタクシーに乗り込みました。
到着25分前。ゴールの出雲ドーム前
初優勝の東洋大が通過して30秒ほど、2位争いの二人
駒沢が直前に早稲田を交わしたもよう。
次々とやって来るラストスパートの選手に声援を送りながら、実は、交通規制のない所へ出てタクシーを呼ばなくてはならないので、コース沿いに歩いて行くと。
やっと来てくれました。アンカーの寺田君
今年の箱根のアンカーで、大手町ゴール前の最後の直線でコースを間違え肝を冷やした例の1年生です。いや、今は2年生。さらにたくましくなっていて、箱根の楽しみが膨らんできます。
寺田君は11位でゴールしたもようでしたが、アメリカの選抜チームを除くと、関東の10校が上位を占め、その中で最下位とは言え、京都産業大や第一工大に負けなかったのでほっとした次第です。
箱根駅伝で初めてシード権を得た国学院大学。今年の秋は15日に行われる立川での予選会には無関係。その代わり、念願の「出雲駅伝」初出場ということになりました。
5年前のエース三島君が出雲工業高校出身だったので、彼が活躍している間になんとか出雲のレースにと願っていたのですが、その頃は箱根の本戦に出るのがやっとで、とうとう実現しませんでした。
そんな悔しさもありましたが、今年はお正月から10月に出雲旅行が出来るとワクワクしていました。そして10日、いよいよその日がやってきました。
スタート1時間半前。大鳥居前は準備万端
まずは、出雲割子そばを掻っ込んで
スタート直後、一畑電鉄大社前駅の辺り
若き人参道駆け下る秋の昼 弁人
本当はここからレンタサイクルで追っかけたかったのですが、出雲市内は坂道がそんなにきついとは思えないのに、自転車の台数がとても少ないのです。おそらく、ふだんの利用者があまりいないのでしょう。連休前に再三掛け合ったのですが、一般の予約はできないとのことで、私が出雲に着いた時には予想通り関係者が殺到したらしく一台もありませんでした。
仕方なく13時05分スタートの後の13時16分に電車に乗りました。この電車は四つ先の川跡(かわと)駅止まりで本線に乗り換えます。出雲市駅方面に乗り換える人が多かったのですが、沿道に間に合うかどうか不安があったので松江方面の電車に乗り換えました。
この電車にも応援の人がかなり乗っていて、私は一つ目の駅で降りようと思っていたのに、誰も降りる人がいないのでそのまま乗っていると、次の美談(みだみ)という駅で数人が降りる気配。あまり遠くには行きたくなかったのと、駅のすぐそばにコースの国道が走っていたので降りてみました。
この地点の通過予想時間は14時20分。ところが、川跡方面に戻る次の電車は14時19分発なのです。仮に先頭がハイペースで来ても、国学院の選手が何分遅れて来るのか見当もつきません。
「まいったなぁ」と溜め息をついて、のどかな田んぼ道を、市内へ戻るほうへ10分ほど歩いて行くと踏切があって、渡った所がコースになっていました。
ちょうど電鉄会社の人が踏切の警備で立っていたので、挨拶がてらに愚痴をこぼすと、タクシー会社の電話番号を教えてくれました。さらに、「ここはあと10分ほどで通行止めになるので、すぐに呼んだほうがいい」とのアドバイスも。
そこで、さっそくタクシーを呼んで、最終ランナーが通った後の車の渋滞がおさまるまで待ってもらうことになりました。
案の定、先導のテレビ中継車を追い抜くように乗りたかった電車が
東洋大と早稲田の激しいトップ争いが目の前を通過した後、1、2分の間に有力校が次々と通過。さらに1分弱遅れて、やっと国学院のユニホームが見えてきました。
4区3年生中山君。
「しまった、ストップウオッチ押してない」 トップから3分位か、順位はたぶん13位かと。
出雲路の蜻蛉に追はれて秋の空 弁人
とにもかくにも、6区間44.5キロという短い駅伝を、交通の便の良くないところで追っかけるのは「てぇへんなこっちゃ」と痛感しながらタクシーに乗り込みました。
到着25分前。ゴールの出雲ドーム前
初優勝の東洋大が通過して30秒ほど、2位争いの二人
駒沢が直前に早稲田を交わしたもよう。
次々とやって来るラストスパートの選手に声援を送りながら、実は、交通規制のない所へ出てタクシーを呼ばなくてはならないので、コース沿いに歩いて行くと。
やっと来てくれました。アンカーの寺田君
今年の箱根のアンカーで、大手町ゴール前の最後の直線でコースを間違え肝を冷やした例の1年生です。いや、今は2年生。さらにたくましくなっていて、箱根の楽しみが膨らんできます。
寺田君は11位でゴールしたもようでしたが、アメリカの選抜チームを除くと、関東の10校が上位を占め、その中で最下位とは言え、京都産業大や第一工大に負けなかったのでほっとした次第です。