チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

お花見第二弾は、幸手市の「権現堂堤」に

2019-04-11 11:13:48 | お出かけ・散策
4月11日(木)

 「お花見は平日にゆっくりと」と思っていましたが、今年はお天気が悪かったり気温が低かったり風が強かったりと、なかなかいい日がやって来てくれませんでした。
 そうこうしているうちに、東京の桜は散り始め、8日のKANA君の入学式の後、雨と寒さで行けなかった埼玉の幸手市の桜まつりも、案内では翌9日までとなっているのです。

 その9日は朝から晴れるものの、冬型の気圧配置で北風が強く、春うららの日和にはならないという予報。そして、10日になると雪の心配もある寒い日になるかもしれないとのこと。このぶんだと、昨年同様、「福島のほうまで足を延ばさないとお花見ができなくなるのかな」と思いつつ、

 やっぱり行っちゃおうかと、一昨日の9日、少々厚着をして出かけました。

 目的のスポットの権現堂堤には、東武日光線幸手駅からバスで行くのですが、本数が少なく駅前の乗り場は大行列。ここは手っ取り早くとタクシーに乗ることに。
 タクシーに乗ったからには、なにもバスの発着所で降りることはありません。運転手さんにお願いして、権現堂堤の反対側の権現堂川をせき止めた行幸(みゆき)湖のほうで降ろしてもらいました。

 青空ですが、北風ビュンビュン。
  カメラも揺れます
  

 この権現堂川は、ここから数キロ北を流れる利根川の分流で、幸手市を流れる中川に繋がっています。
 昔、利根川が東京湾に流れていたころの本流だった川のようですが、今は、中川にほぼ直角に突き当たっていて、そこに水門が設置され水量が調節されているので、せき止められた感じで水面が広がり、その名を「行幸湖」とか。
 周辺は新しい公園として整備されているようで、水辺にはまだ若木のソメイヨシノがきれいに並び、風さえ吹いていなければ、この辺りもなかなかの風情です。


   お出ましの板東太郎や春ならひ  弁人


 権現堂川の流れを止めている水門から200mほど下流の中川に、「外野(そとや)橋」という
  人道橋が架かっていますが、
  

 この橋を渡って行くと、目の前に広がるのが、青空の下に広がる、
  桜の帯と鮮やかないちめんの菜の花
  

  右、北西側も
  

  左、南東側も
  

 それにしてもお見事。これぞ全長1㎞の「花の権現堂堤」です。「権現堂」と言いますが、地形的には権現堂川の水を受け入れている中川の土手ということになります。
 菜の花は、毎年、地元の保存会の方々がソメイヨシノの開花に合わせて咲くように種を蒔いてるそうで、それでこのコラボレーションとなるようです。

 菜の花畑と桜の土手の間に小さな水路がありまして、
  どこを歩いたらよいのか迷います
  

 まだ、満開一歩手前ではないかという期待を抱いていたのですが、予測に反して、
  すでに「散り始め」という状態
  

 冷たい北風の中とはいえ、散り具合とか、翌10日の荒天を考えると、やはり、ここに来るのはこの日しかなかったのかもしれません。

 「今日、来てよかった」と思いながら桜に囲まれた土手に上がると、反対側には露天が並び、
  すっかりお花見気分になりますが、
  

 桜道の端の国道4号線に、お昼ご飯にもってこいの、
  とんかつ屋さんがありまして、
  

 ゆっくりお腹を満たして、さあ、食後の散策。
  1㎞の桜のトンネルを歩きます
  
  

 左に菜の花畑を見下ろしながら
  お花見を堪能
  


   守り人の意気も舞ひたる花の道  弁人


 桜のトンネルを抜けると、そのすぐ先に、幸手駅へ戻るバスの乗り場があるという具合でございました。



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