チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

逗子の線路に待機する「JRの特急車輛」

2019-12-13 16:04:43 | 鉄道
12月13日(金)

 12月に入って最初の日曜日。逗子駅近くの踏み切りを渡っていると、引き込み線に前面が黄色の車輛が停車していました。

 側面、黄色のドアーに太いブルーのラインは「E257系」の「しおさい」とか「わかしお」とか、
  房総方面を走る車輛です
  

 「そうか、今日は休日。きっと、朝方鎌倉へやって来た『ホリデー快速鎌倉』の車輛が夕方まで止まっているんだな」と思いましたが、たしか、「ホリデー快速鎌倉」は行楽シーズン限定で、秋の運行は11月いっぱいで終わっているはずなのですが。

 その「ホリデー快速鎌倉」なる電車ですが、武蔵野線の南越谷駅を始発駅として、西に府中へ向かい、ふだんは旅客列車が走らない貨物線の長いトンネルを抜けて武蔵小杉を通過し、横浜駅手前から横須賀線に入って鎌倉に来る土日限定の行楽列車です。
 大宮にいるKAZU君や、地下鉄日比谷線一本で南越谷へ行けるKANA君が逗子に来る時にも使えるし、なにしろ珍しいルートを通るので、私も一度乗ってみたいと思っているのですが、朝早く迎えに行くか夜遅く戻って来ることになるので、なかなかその機会が作れないのです。

 そんな車輛が師走に入ったのに止まっている。まあ、鎌倉の紅葉は、だいたい12月に入ってから見頃を迎えるわけですから、期間を延長して運行することになったのかなと思って近づいてみると、

 ドアーに読売新聞のシールがあって、どうも、読売旅行がチャーターした
  団体列車のようでした
  


   誘ひしや師走の鎌倉歩く人   弁人


 何日か経って、今度は京急逗子線に乗っていると、神武寺駅の米軍住宅地側にあるJRの引き込み線に、これまた顔見知りの特急車輛が待機していました。

 常磐線特急「ひたち」や
  「ときわ」の車両かな
  
  

 先頭車輛に「E657」とありましたから、やはり常磐線の特急です。

 ここは、金沢八景にある「総合車輛製作所」とJR逗子駅を結ぶ線路ですから、車輛更新かなにかで新車を作ったのだろうと思いながら、後で調べてみると、

 東北大震災で寸断された常磐線、いまだに福島第一原発に近い富岡-浪江間が不通になっています。しかし、忌まわしい震災から9年、ようやく全線が繋がって試運転に入ったとか。どうも、来年3月中には運行するようですが、それに合わせて、現在、東京から最長いわきまで運行している常磐線特急に、仙台直通の特急が復活するようです。
 それにともない、今17編成ある車輛に2編成追加することになり、すでに、18編成目の車輛は、先月半ばに逗子から勝田の車輛所まで走って行ったそうです。ということは、私が見たのは19編成目の車輛ということになります。

 「そうだったのか、仙台まで行っちゃう特急車輛だったんだ」と思いつつ、「ひたち」といえば茨城県、今終点のいわき駅は福島県、やっと開通するのも福島県、そして、今度最長となる特急の終点が宮城県となります。だとすると、特急「ひたち」という名前でいいのかなと思ったりもします。まあ、今の時代、仙台まで行く人の多くは新幹線でしょうから、特急「いわき」くらいがいいんじゃないでしょうかね。


   復興の春へ待機の新車輛   弁人



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