チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

京都狩野派の絵画と三十三間堂

2013-04-22 23:40:57 | お出かけ・散策
4月22日(月)

 京都にも国立博物館がありますが、上野にしても、何か特別展でもない限りなかなか入ることはありません。

 電車の中だったか、駅のポスターだったか、「京狩野派、山楽・山雪の特別展」という案内を見て、ちょっと京都へ行ってみたくなりました。

 最寄り駅は京阪の七条駅ですが、神戸方面から京阪に乗るのはなかなか大変なので、仕方なく京都駅からバスに乗りました。
 七条通りは智積院のある東大路で突き当たりますが、

  そのすぐ手前左側に博物館があります
  

  レンガ造りの威風堂々とした佇まい
  


   笑ふ山前にみやこの博物館   弁人


 ところで、日本画(大和絵)については全く見識がありませんが、狩野派と土佐派、あと琳派というのがあって、ということくらいは、かつて歌舞伎の「傾城半魂香」を観たこともあって、なんとなく心得ていたと思っていたものの、絵師となると、歌舞伎に出てくる狩野元信と、あと狩野永徳とかいう名前くらいしか知りませんでした。
 まあ、いずれにせよ、この世界の絵は、襖絵・屏風絵・掛け軸などでしょうが、この歳になると、たまには、淡白な色合いの虎や龍や鳥、山水画などに惹かれてしまうのでしょうか、無性に出かけたくなった次第です。

 狩野山楽・山雪は、江戸時代前期に活躍した京狩野派と言われる絵師の親子です。二人の絵を観て、ちょっぴり俄か文化人になった気分で博物館を出ると、

  目の前が三十三間堂です。
  

 すぐそばの智積院は高校時代に行った記憶があるのですが、あまりにも有名だからでしょうか、なぜか三十三間堂の観音様にはお参りした記憶がありません。

  ということで、拝観することに
  

 一間がわれわれの感覚の倍くらいあって、たしかに三十三間くらいはありそうです。その堂の中に、中央の大きな観音像と左右に500体ずつの千手観音がびっしりと並んでいるさまは、なかなか壮観です。

 「観音像、見たなあ!」という思いで前庭に出ると、鐘楼やお水舎が静かに佇み、八重桜が見事に咲きほこっておりました。

 
  
   


   春の香に包まれ動ぜぬ観世音  弁人


コメント
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