チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

富士の雄姿をあとに、桜満開の明石へ

2013-04-10 16:15:29 | 身辺雑記
4月10日(水)

 湘南では、桜の花びらもすっかり散って、あとは花筏でも楽しもうかと思っていましたが、明石へ電話をしてみると、KAZU君の
「カーくんなぁ、いっぱい遊んどるで。今日はな、お花を見に行ったんや」
という声が届いて来て、そろそろ明石へ戻らなくてはという気分になりました。

 週末から強風をもたらした爆弾低気圧が、東北・北海道方面に移って、どうも月曜日は好天気になりそうな気配。
 やっぱり新幹線に乗るなら天気の良い日がいいと、急いで仕度をして、一昨日の月曜日、車窓からの富士山を眺めながら明石に戻りました。

 新横浜から10分ちょっと。
  平塚あたりです
  

 気圧配置が少し冬型に近いのかもしれません。とても春とは思えない空気の乾燥した青空が広がって、この時期としては珍しくきれいな富士山を眺めることができました。

  酒匂川通過
  
 富士は、小田原の手前でいったん箱根連山に隠れます。右側のとがった山が金時山。

 三島でまたお目見えしますが、
  再び愛鷹山に隠れます
  

 そして、裾野までのダイナミックな全容を現す
  富士市内へ
  

 年に10回近く往復するので、新幹線から富士を眺めるのは、特に珍しいことではありませんが、これだけきれいに見えるのは、そうめったにはないのです。
 澄みきった青空は夏から秋にかけて多いのですが、その時期の富士は、初冠雪を迎えるまで、頂きの雪が消えて黒っぽい茶色の姿になります。
 やはり、雪をいただいた姿がいちばん富士山らしいと思っていても、その時期が春から夏にかけてということで、あまりくっきりとした青空には恵まれないのです。


   春風に白さ磨くや富士の嶺   弁人


 さて、富士の雄姿に見送られてから1時間半あまり。電車はまもなく京都駅に着こうとしています。

 駅の手前、
  鴨川にまだ桜が咲いていました
  

 やっぱり、関西は関東より10日くらい遅いのです。「今年の桜は入学式まで持たなくて残念」という話題は、あくまで首都圏のことで、そんなニュースが関西にも流れているのを思い浮かべると、ちょっと滑稽な感じもします。

 特に、明石は地方都市なので、ヒートアイランド現象がないからなのでしょうか、冬から春先にかけての気温が低めで、花の時期も大阪や神戸よりさらに2~3日遅いのです。

 「そうだ、帰りがてら明石公園に行ってみよう」と、新幹線を降りたあと、明石駅で下車してキャリーバッグをロッカーに預けました。

  ほらね、満開でした
  
  
   
   



   花便り狭くて広き日本かな   弁人


 部屋に帰って、テレビのスイッチを入れると、兵庫ローカルの天気予報の最後に、「赤穂の御崎公園で桜の見頃を迎えています」というアナウンスが流れました。
 播州赤穂。忠臣蔵の四十七士の地。まだ一度も行ったことがありません。これはどうも、もう一回お花見ができそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする