閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

あるある

2010-05-16 11:31:04 | サンゴロウ&テール

有隣堂アトレ目黒店にて。Tさん作。
最後の2行が、いいなあ。

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3Dの鹿

2010-05-15 09:42:10 | 日々
畑を高さ1メートルの金網でぐるっと囲み、
これなら猪も鹿も入れないでしょうと、
安心して夏野菜の苗を植えたところ、
「1メートル? だめだめ、鹿は3メートルとぶよ!」
という話を耳にして…

いやまさか3メートルはないだろうと思いつつも、
いささか自信がゆらいだ、その数日後…

やられましたねえ。
ピーマンが全滅。
その隣の韓国唐辛子も全滅。
なす、トマトの苗も何本か。
端っこのレタス2株は見逃された模様。

唐辛子系は、うちでは使わないけれど、
ピリカラ大好きなかずこさんにと植えたもの。
ついでに冗談で買ってきた「ギネス級に辛い」という
ハバネロ3本だけは手つかずで残っている。
これは葉っぱがおいしくないのか、他の理由か不明。

とりあえず金網を「2メートル」にすることに。
2メートルというと、人の背丈より高い。
とぶかな?
まさか、ね。
でも、わからない。相手は鹿だから。
ハードルを上げれば上げるほど、やる気が出るかも。
牛若丸みたいに、ますますとべるようになっちゃうかも。

土曜特売で金網1枚700円。
えーっと、あと何枚買ってくればいいのかなあ。
「えらく高くつく野菜だ」とMが嘆いています。
無理につくらなくてもいいんだけど…
まあこっちもちょっと意地になってるわけ。

「畑にラジオでもぶらさげておけば?」
「一日中?」
「夜中だけ、深夜放送つけっぱなしで。
電池代かかっても、金網より安いんじゃない?」
「うーん、でも、音だけじゃあね」
「人の気配がないとだめか。すぐ慣れちゃうか」
「鹿、ラジオ聴いてたりして」
「天気予報で、明日は雨か…って」
「どんどん賢くなったりして」
「つぎは、テレビ置いてくれ、とか」
「これからのテレビは3Dでなきゃ、とか」

眼鏡をかけて3Dテレビを楽しむ鹿一家。
ソファの横には大型冷蔵庫もあり、
野菜サラダは食べ放題、という図が浮かぶ。
もう、なんなのこれ。


(追記)
金網でなく、紐を買ってきました。
極細ワイヤーの入ったオレンジ色の紐で、
これを金網の上にはりめぐらしておけば、
鹿は飛び越えない、という話。
はてさて、どうでしょうか。
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サンゴロウフェア(2010年)

2010-05-12 09:11:08 | サンゴロウ&テール

(一部更新しましたので上げます)

いま、有隣堂アトレ目黒店の児童書売り場にて、
「黒ねこサンゴロウフェア」をしていただいています。

フェアといってもサンゴロウさん来ませんが(笑)
店頭にシリーズ全巻(10冊+5冊)そろうのは珍しいことです。
1冊ずつに、それぞれ内容にあわせたイラスト入りの
手書きPOPをつけてくださってて、これ見るだけでも楽しいので、
(売り場担当のTさんありがとうございます!)
お近くの方はのぞいてみてください。

場所はJR目黒駅の駅ビル内。
2010年4月28日~5月22日まで。

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だうんろーど

2010-05-09 22:27:15 | きなな日記
こうしんプログラムがみつかりました。
ダウンロードを かいしします。

ダウンロードしています。
ダウンロードしています。
かんりょうしました。

ダウンロードしたプログラムを インストールします。
インストールちゅうです。
でんげんを きらないでください。

プログラムは ただしくインストールされました。

さいきどうします。
しばらくおまちください。

よみこみちゅうです。
おひざから おろさないでください。

ごろごろ ごろごろ ごろごろ…
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なんだこりゃ物件

2010-05-08 09:02:45 | 日々
ときどき見かける不動産屋の折込広告。
場所柄、田舎のリゾート物件が多めなのですが、
ついているコピーがいちいち変で、
ツッコミどころがいっぱいで、非常に楽しめます。

まずは、こちらから。

「空家、古家、即決買取!
もっときれいな家に住み替えたい…
東京へ出て一旗あげたい…
息子のために残しておいたけど…
風を通すのも結構めんどうで…
このまま朽ち果てさせるのも…
そろそろ身辺整理をしておかないと…
もうお米も残ってないし…
女房子供もいなくなったし…
台風で飛ぶ前に…
不動産のお悩みは即刻解決!」

一部意味不明ですが、人情味が感じられ、
なんだか詩のようでもあり…(笑)

では物件を見てみましょう。
たとえば、こちら、築35年の3LDK。

「花好きの方に。
陽当りが良く土も肥えているので
雑草がぐんぐん育ちます」

はて、これで宣伝になるのかどうか。
「広~い裏庭にはツクシ、タンポポ、ノラ猫…」
というのも前に見たことがあります。
つぎ。築21年2K。

「正に温泉好きのための家。
家の中心にド~ンと6帖の浴室」

間取り図を見たら、本当に真ん中に「岩風呂」が。
いや、これは建てた人の趣味で、
不動産屋さんのせいじゃないけれど。
つぎ。海辺の別荘地。

「だれも知らない秘密の海岸へ歩いて出られます。
波静かな入江では磯遊び、散策、海水浴などを
皆楽しんでいます」

だれも知らないけど皆知っているんだ。
つぎ。山間部。

「山小屋風ウッディーな内装、憧れの薪ストーブ。
日々ストレスに晒されている人に、
明日への元気を取り戻す癒しの家」

薪という字が木へんに新と書いてあるのが微妙。
(キャプションがすべて手書き文字なのです)
つぎ。

「静かな山の中。イノシシ、鹿、ウサギ、ネズミetc.
自然がいっぱい、心と体にやさしいログハウス」

そりゃ、うちと同じじゃないですか。
つぎ。築49年木造住宅。

「日曜大工趣味の方にオススメ。
古い天井壁撤去ずみで、後は造る楽しみがいっぱい!」

天井と壁がなくて大丈夫なのか??
他にも「ひなびた温泉宿の風情」とか
「昭和の趣き」とかいう物件も並んでいて、
さながら「ものは言いよう」の見本帖。

おしまいに、築7年木造一戸建4LDK。

「ミニキッチン付の部屋はおばあちゃんに、
広いロフト付は夫婦の寝室に、
もう1つのロフト付はお兄ちゃん、トイレの横は妹に、
ポチとタローとミケも入れて大所帯でもO.K.」

かつて大家さんに内緒で猫を飼っていた経験から、
なんとなく、不動産業者は猫嫌いなのではないか、
という印象が根強くあるのですが、
ここの社長さん(または宣伝部長さん)は
動物好きな人なんですね。
ヘンだヘンだと言いながらも、
この広告を見るのが楽しいのは、
きっとそのせいなのでしょう。
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どくだみ

2010-05-05 18:06:16 | 日々
龍馬伝のドラマの最初のほうで
(最初の数回だけ見たのです)
弥太郎の生家の貧しい暮らしが描かれる。
ぼろを着て粗末な小屋に住み、母は縄をなっている。
父は飲んだくれで、いつもお金がない。
子どもたちが空腹を訴えると、母は立ち上がり、
「どォれ、草でも摘んでこようかねェ」
…と表に出て行くのだが、

草?
どんな草?
どうやって食べるの?
七草粥みたいにするのかな?

と、興味を持って見ていたところ、
そこで終わってしまったのでがっかりした。
まあ、お料理番組ではないしね。
脚本を書いた人も、もしかしたら、その先までは
考えていなかったのかもしれない。


かずこさんがベトナムに行ったら、
サラダや生春巻きに「どくだみ」が入っていたそうだ。
あちらでは普通に食べている、と聞いて、驚いた。

薬草や健康茶として使われるのは知っているけれど、
うちではおもに厄介な雑草としか思っていない。
なにしろ個性の強すぎるにおいだから、
あれが野菜の仲間に入るなんて、想像もしなかった。 

草むしりをしていると、そのどくだみがやたらと目につく。
とにかく生命力の強い草で、どこでもどんどん増える。
いくら摘んでも地下茎をのばして増えるので、
駆除するのはたいへん難しい。

食べるの? これを? 生で?

草むらに埋もれてひょろりと伸びた、色の薄い、
見るからに柔らかそうな1本が目についたので、
よーし、チャンスだと思い、
(真似しないでください)
先端の開きかけの小さい若葉をちぎって、
ぱくりと…。

ほお?

まぎれもなく、どくだみ、なのだが、
口に入れてしまうと、不思議に抵抗感が消える。
新芽なので柔らかいし、苦み渋みは意外にない。
かすかな酸味に、ハーブ的な清涼感さえあり、
後味も決してわるいものではない。
ああ、ほんと、食べられるんだ、これ。

鹿や山羊、あるいは原始人ならともかく、
いちおう現代のヒトであるから、
生食可能な「草」というのは、そう多くはないのである。
そのへんのたんぽぽでも、はこべでも、クローバーでも、
(毒はないですから)ためしにかじってみればわかる。
あとは認識の問題。
パセリだって、しそだって、雑草だと言われたら、
こんなもの苦くて食べられないやと思うかもしれない。

どくだみ単品のサラダはちょっと無理そうだけれど、
いろんな野菜の中に少し混じっていれば、
ほどよいアクセントになりそうな気もする。
ソースは何が合うんだろう。
厄介な雑草が、にわかに「食材」の領域に近づく。

とはいえ、さすがに、食卓にのせるのは、ちょっと。
草むしりをしながら、気が向けば、つまんでお味見。
胃腸に良いかもしれない。
おそらく、季節と場所限定。
つぼみがつく頃には、葉もかたくなってしまうだろう。

それにしても、弥太郎のおっ母さんは、
何の草を摘んできたのかなあ。
どくだみでは…ないだろうなあ。
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「みんなで!どうろこうじ」原画展

2010-05-03 17:01:06 | お知らせ(いろいろ)
(特派員から画像が届きましたので、上げます)

絵本『みんなで!どうろこうじ』の
原画展示の日程が決まりましたのでお知らせします。

4月26日(月)午後から~5月25日(火)まで。
東京・リブロ池袋本店にて。

場所は、西武池袋店・書籍館のB1F。
児童書売り場の横の展示スペースです。
原画はたぶん6点くらい。
2年前に並べた「手作り木のおもちゃ」も再登場します。
(えーと、ロードローラーは、なかったんだっけ…?)


みんなで! どうろこうじ
竹下 文子/作 鈴木まもる/絵
偕成社

このアイテムの詳細を見る



ところで、
わたくしは「閑猫堂」以外には「ついったー」も「ひとこと」も
その他も(あと何があるの?/笑)一切やっておりません。
無断で掲載されている画像やプロフィール等に関しては
責任を持ちません。
念のため、お知らせしておきます。
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5月の宇宙

2010-05-02 16:50:10 | 日々
5月の連休。
ニュースのトップが「50キロの激しい渋滞」だった。

「激しい」という言葉は、「激しい雷雨」とか
「激しい濁流」とか、そういうことに使うのではなかったか。
のろのろと進んでは止まる長い車の列が映し出される。
「激しい渋滞」があるなら、「激しい退屈」とか
「激しい手持ち無沙汰」というようなものもあるのか。
などと、ぼんやり考えるけれど、それもあまり進まず。

いつもこの季節は「草むしり週間」で、
家のまわりをうろうろしているだけで1日がすぐ過ぎる。
帽子を目深にかぶって下を向いていれば
日には焼けないだろうと思うのは間違いで、
無数の草の葉の照り返しもあなどれないのだった。

先月が寒かったので、夏野菜の植え付けはまだこれから。
ふきの伸びも遅く、摘めるほどにはなっていない。
いつも行かない場所まで行ったら山椒の芽が出ていた。
1枚つまんで香りをたのしみ、あとは採らずに帰ってくる。
いちごの花が咲いている。
レモンバームは元気。オレガノも元気。よしよし。

マヌエラさんが「おいしいよ!」と言うので、
しどけを食べてみた。
しどけは、山の沢近くの半日陰に育つ山菜で、
本名はモミジガサという。(上の画像の葉っぱがそれです)
さっと茹でて、水にとり、刻んでおひたしにする。
しなしなと柔らかく、軽いぬめりがあり、
あしたばと春菊の中間のような風味。
あ、これは、なかなか、いけるかも。
「ビール飲みたくなるねー」とMが言う。

ここに住み始めて2~3年のうちは、山菜事典片手に、
家の周囲に自生する植物で食べられるものは
ひととおり試食してみたのだった。
しどけは、すぐ近くにあり、採るのも調理も簡単なのに、
どうしてこれまで手が出なかったのか、不思議。
書物で得られる知識には限界がある。
たまたまきょうマヌエラさんがきて、
目の前で摘んで「はいドウゾー」とくれなかったら、
しどけは素通りで今年も過ぎてしまうところだった。

「あくもくせもなく美味しい」と本には書いてあっても、
大半の野草は「食べられる」程度にとどまり、
美味しい、わざわざ食べたい、と思うものは少ない。
「あくもくせもない」は、じつは「味もそっけもない」と
紙一重であったりもする。
食材としてレギュラー入りしているのは、
ふきのとう、ふき、たけのこ、あしたば、
ジャムにする桑の実と、きいちご類くらい。
しどけも、それに加えていいかもしれない。
春に一度か二度は必ず食べたくなるだろう。


年内に出版できそうな本があり、文章の最終の詰めにかかる。
ずいぶん長いあいだ、ちょっとずつ書いたり消したり書いたり
冷凍したり解凍したりしてきたもので、
ばらばらのピースをひとつにまとめるための
鍵がみつかったのが嬉しい。
全体をてのひらですうっとなでては、
微妙なゆがみやこまかい瑕の修整を繰り返す。
一晩ねかせて、またあっちから眺めこっちから眺め、
一字足してみたり、引いてみたり、削ったり、磨いたり。
こういう最終段階の作業は本当に楽しい。

そういうわけで、連休中はほとんど籠城中…なのですが、
ああぅ。いま「籠城中」が「老女宇宙」と変換された。
音夢鈴さぁん、うちのパソ子も賢くないですっ(涙)
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夢ふらし

2010-05-01 16:53:24 | 日々
 電車の中で、知らない人がアメフラシを持っている。
 何かの商品を買って「プレゼント」に応募したら当たったとか。
 こういう生き物を安易に景品にするのは困ったことだ。
 「アメフラシはすぐ大きくなるから飼うのは大変ですよ。
 よかったら僕が海に放してきてあげましょうか」
 …などと言ってるうちに目が覚めた。

これはMが見た夢。
シュール?
そんなことはありません。
この人は基本的に「そのまんま」な夢が多いので、
夢解きの必要もなくてつまらないくらい。
そもそもアメフラシなんて夢辞典にものってないし。

アメフラシという生物は、動きはゆっくりしているのに、
成長は意外と早くて驚きます。
3センチほどのうちは、まあ可愛いと言えなくもないですが、
ちょっと見ないうちに、ころんころんのおでぶちゃんになり、
(伸び縮みするので正確な計測のしかたがわからない…)
「えっ? あれが、これ?」という感じ。
水槽が狭くなってくると、順番に海に帰しに行きます。

じつは、西海岸で拾った(というか、ついてきた)数匹を、
たまたまこちらの勝手な都合で、反対側の東海岸に放しちゃいました。
似たような環境だし、どっちにも同じ種が生息しているので、
生態系を混乱させるおそれはないと思うんだけど…
(ないですよねえ、W先生?)

このふたつの海岸というのは、最短の陸路を車で行けば
数10分のところにありますが、海岸線に忠実に沿っていくと、
入りくんだ湾の連続で、かなりの距離になるでしょう。
しかもアメフラシ。
魚みたいに泳げるわけでもなく、
Sea hare(=海のうさぎ)というのは名ばかりで、
ぴょんぴょこ跳ねるわけでもなく(笑)
磯の浅いところで、ひねもすのたのたしているだけの生き物。
東西の交流があるとはあんまり思えない。
方言や習慣が違ったりして戸惑ってるかも。
ごめんね。

(でも、ほら、たまには「クラス替え」があったほうが、
アメフラシ族にとっても新鮮でいいんじゃないかな?)



さて、電車を3つ乗り換えて(遠いよ~)
「アリス・イン・ワンダーランド」観てきました。
うーん、バートンというよりはディズニー映画だったのが
ちょっと残念かな。
チェシャ猫がほわわんで可愛い。
風船みたいに連れて帰りたくなっちゃうくらい。
(浮いててくれるのが何よりですね)
だけどバンダースナッチは「えええ?」だった。
じゃあどんな奴だと思ってたのか、ってきかれると
返答に困りますが…。
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