懸案の「アナグマが猫ドアから入らないようにする」作戦。
南面の縁側から、東の窓(地面から130センチ)に戻すことになりました。
窓のすぐ外にプラットホームを設置し、そこに至る斜路をつける。
(3D飛び石案はやっぱり却下された…)
Mがもらってきた廃材の太い柱などを使って頑丈に作ってくれました。
あとは簡単。猫ドアをパネルごとはずし、そっちにつけ替えるだけ…と思ったら、なんとなんと!
15センチばかり長すぎて入らないではないか!
この商品は縦の長さが2種類あり、長短それぞれ数10センチの調節が効くので、どんな窓にも合うようになってるんだとばかり思っていたところ、長と短の間に25センチだけ「どっちも合わない」空白ゾーンがあり、つけようとしている窓がちょうどそれにあたる、ということが判明したのです。
え~。うちの窓って変則サイズなのかな。
スチールパネルなので、長すぎるからちょっと切るというわけにもいかず、しかたがないのでホームセンターで板を買ってきて、下のほうに四角い穴をくりぬき、パネルにねじ留めになっているドア部分だけ外して板に取り付け、その板を窓にはめこむ、という大仕事に。
これが予想以上にきれいにできて、しかもスチールのパネルよりがたつきがなく、出入りの音も静か。
なんだ、最初からこうすればよかったんだ~。
こんな感じ。
室内側は床から45センチくらいです。
さっそく真鈴さんに使ってみていただきましょう。
いち…
にぃ…
さん…
しぃ…
ご!
しっぽが出るまで5秒でオッケー。
はい、よくできました。
ドアそのものは前と同じなので、出入りに不自由はないみたい。
斜路の幅は14センチと狭いので、地べたの動物であるアナグマは上がってこない、と思うんだけど、どうでしょうか。
クレと真鈴はたちまちおぼえ、するすると出たり入ったり。
クレは、斜路を使うのがめんどうだと、垂直跳びで直接プラットホームに上がることもでき、さすが若いモンは身軽だねえ。
一方、さんちゃんは、ガンコに元の場所で「入れてくれぇ」と言っております。
きなちゃんは?
うーん、きにゃにゃは、きにゃにゃだからねえ。(なんのこっちゃ)
連れてって押し出してやれば、べつに嫌がることなくトットコ降りていきますが、帰りはぐるっと回って2階から。
ま、そのうちゆっくりおぼえてちょうだい。
猫ドア問題はいちおう片付いたので、このあと重要なことは、
・苺畑の草むしりをする。
・虫に刺されないようにする。
・紫外線で眼を傷めないよう、なるべく下を向いて歩く。
・5月はお出かけ予定があるので、みっともなく日焼けしないよう気をつける。
最後のが一番難しい。
(って、閑猫のToDoリストに「おしごと」は入ってないのか)
本日の「いいね!」
クラウドファンディング募集中だそうです。
前に修復されたのはこういう音のするもの。
↓
Baschet Sound Sculptures
「音響彫刻」っていえば、やっぱり思い出すのはH.G.バラードの「ヴァーミリオン・サンズ」。
前衛アーティストに依頼して町の広場に音響彫刻を設置するんだけど、それがとーんでもなくうるさい迷惑なシロモノで、撤去してもばらしても切り刻んでも鳴りやまない、どころか、しぶとい植物みたいにどんどん芽を出して増殖していくという…。
バラードがその話を書いたのと、バシェがこれらの彫刻を作ったのは、ほぼ同時代らしいのですが、実際のところどっちが先だったのか、気になります。
解体して保管してる間も、関係者は(もしもバラードを読んでいたらね)心配でたまらなかったのではないか…とか、勝手な想像をしてみたり。
おまけ。
館内スガキヤ!