スノーフレーク。
…を下から見たところ。
先日、朝の5時前。家の前で「わぁお! わぁお!」と大声で鳴く猫がいた。
半分眠りながら、あ、懐かしい感じの声だな、と思ったのは、もう40年も前にうちに来たジャム太という猫が、晩年ちょっと認知症みたいになって、昼夜かまわずわあわあ叫んでいたからだ。
ジャム太の場合は(21歳と長生きしたので)老朽化でスイッチの接続がおかしくなっていたけれど、本来は発情期用のとっておきの声。立候補者が選挙カーで「よろしくお願いいたします!」と言って回るようなもの。
つまり「よそ猫が来た」ということです。
布団の足元にクレ坊が乗っていたので、「クレちゃん、誰か来たよー」とつついてみたが、気にもせず悠々と寝ている。
まもなく階下で「う~~あ~~~!」と警報サイレン。対応しているのはコマちゃんか。
コマでは心もとないので、とりあえず応援に駆けつける。玄関ドアを開けたら、白っぽい猫がぱっと逃げた。
あの子だな。去年の秋に、アトリエの外廊下でコマ吉に威嚇されていたサバ白。すらっと足が長く、小顔で、まだ若い感じ。前回は遠くてよくわからなかったけれど、全体にふっくらときれいで、栄養状態も良さそうだから、どこかの飼い猫だと思う。
ぽんぽんと跳びはねるように、すぐ見えなくなった。コマは窓の内側にいて、追っていかなかったようだ。
次の日、朝食時に、同じ猫がデッキにひょこっと姿を見せた。今度はMがいて「こらっ!」と追い払った。その後は来ない。「でかい猫だなー」とMは言っていた。
うちに来ても、女の子はいないし、ゴハンも出ませんから、あきらめてね。
(例によって名前はテキトーです。ナポリといえばピザ?くらいしか知らない)
本日の「いいね!」
ナポリつながりで(…つながってる?)