閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

きいろ

2015-01-28 13:36:16 | 日々


りこちゃんは黄色や白のものが苦手で、
なかなかピントを合わせてくれない。
水仙の花の表面は光を反射するような構造なのか、
晴れた日に近づくととてもまぶしい。

 

 

今シーズンは、短い背丈で、例年より早くから咲き始めた。

 

 

離れても近づいても、うまく撮れん・・

 

 

本日の「いいね!」

例へば、赤口めらりひよん、牛鬼、山彦おとろん、わいらうわん、目一つ坊、
抜け首、ぬっぺらぼう、ぬり仏、ぬれ女、ひやうすべ、しやうけら、ふらり火、
りうんばう、さかがみ、身の毛だち、あふあふ、猫また、野狐、河童、雪女、
山童(やまわらわ)、犬神、野女(やまうば)、火車、みこし入道、
さういつた奴等を、過去というふ怪しい物騒な暗黒(くらやみ)の中から、
一匹一匹づつ引摺り出して、一喝二十世紀の電気に当てゝやる、
それが現代(いまのよ)の伝説研究の一つでもある。
通り魔、事物精霊にも説明の時代が来た。天狗、人狼を葬る時の流れが、
太陽の周囲をぐるぐると廻る度に、魑魅魍魎の影は薄くなり、
妖怪変化の生体(しょうたい)は、薤(らっきょう)の茎の如くに、
伽別(キャベツ)の葉の如くに剥がされて行つた。
何時の間にか柳の下に幽霊も居なくなつた。
古城に現はるゝ白馬白装束の姿も消えた。
森には不思議な馬鹿囃子も聞えず、軒には奇怪な川獺(かわうそ)も訪れぬ。
鼬(いたち)来らず嬰児の睡眠(ねむり)おだやかに、
狸(たぬき)貉(むじな)の魅力も人間に及ばずなつた。

藤沢衛彦著『日本伝説研究』(大鐙閣 大正11年)巻1の冒頭より引用。
(原文は旧字体、改行なし)

思いがけず名文だったので、つい長い引用になり、すみません。
いきなり妖怪づくしで始まるインパクトがすごい。
(古城に現れる白馬白装束って何だろう。ファントム・ライダー?)
内容は、多少ヘンなとこもあるけど、まずまず真面目な研究書。

 

もうひとつ・・これは「いいね」というものではありませんが、

「イスラム国」という名称の変更を希望します

これはわたしもずっと前から気になっていましたが、
根拠と説得力のあるサイトを紹介されている方がいたので、シェアします。 

政治や宗教以前に、言葉の問題としてですが、
国家を自称する組織の言いなりに「国」と呼んでいるのがそもそも変だし、
従来の「イスラム諸国」という総称とも非常にまぎらわしい。
正しく認識している人はもちろん間違えないだろうけど、
連日の報道は、小さい子どもの目や耳にも入るものなので、
早急になんとかしていただきたいです。

 

<1月29日追記>

きょう国会中継をみたら、少なくとも自民党は
「イスラム国」をやめて「ISIL(アイシル)」と呼ぶことに決めたようでした。 

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