お酒は飲みませんが、
ナイトキャップと称するものを常備しています。
寝る前におふとんで読む本。
早く眠くなってすんなり眠れる本のこと。
面白すぎると寝ないで読んでしまうから駄目。
とくにテンポの良いサスペンスや推理は駄目。
だけどつまらないのも駄目。
もちろんホラーは除外。
(このへんは子どもに読んであげる
「おやすみなさいの絵本」の条件とほとんど同じですね)
お気に入り本の再読のことが多いかな。
翻訳は、読み慣れたもの以外は避けたほうが無難。
変な訳文だと「原文では何て書いてあるんだろう?」
なんて気になりだして眠れないから。
で、ナイトキャップに最適だと思うのは洋書です。
だいたい2ページくらいで眠くなっちゃう。
洋書って「ななめ読み」がなかなかできませんから、
じっくり1語ずつ1行ずつ目で追っていくと、
じきに自分でどこ見てるかわからなくなって、ぱたっ。
「Breakfast at Tiffany's」を、
もう何度目だか読んでいるのですが、
2ページで、ぱたっ、を繰り返しているので、
いつまでたっても30ページから先へ進まず。
でも、この言葉の世界に浸っていられるのは心地よい。
日本語だとぜったいこんなにゆっくりは読めませんから。
この本の最後には「A Christmas Memory」という
大好きな短編が入っているので、
クリスマス頃にはそこまでたどりつきたいと思います。
ペーパーバックを読むのに便利なページホルダーなるものを
このあいだみつけて買ってきました。
本来は楽譜をおさえるための道具ですね。
ペーパーバックって、手を離すとぱくっと閉じちゃって、
いつもおさえつけておくのは疲れるのですが、
この4本歯の櫛みたいなものではさむと読みやすいし、
すごく強力なしおりにもなるし。
楽譜と違ってページの横にはさんで使っています。