木はみんなお月さまが大好きで、
かまってみたくてしょうがないのです。
ねえねえ、こっち向いて。
ねえねえ、遊ぼうよ。
ほーら、つかまえた!
こうして見てもはっきりわかるほど芽がふくらんでいる桜の枝。
リコーダーを手にすると「花祭り」を吹きたくなる。
「ウマウアカの谷にカーニバルが来るよ、チョリータ」
むかし、フォルクローレに興味があって、ウニャ・ラモスのケーナのレコード
(レコードですよ、CDじゃなく!)を秋葉原まで買いに行ったことがある。
秋葉原も当時は今のような街ではなかった。
自分で買ったレコードというのは、ほんの数枚しかない。
カセットテープにダビングして、何度も聴いて「耳コピ」した。
ケーナと音域が違うので、リコーダーでは移調しないと吹けない。
「コンドルは飛んでいく」「太陽の乙女たち」「アイマラ族の祭り」・・
いっぱい書いた五線紙ノート、まだどこかにあるかな。