センリョウ。
おめでたい感じなので、園芸植物のように思えるけれど、
うちの裏庭にも、そのへんの山の日陰にも生えている。
マンリョウというのも赤い実がつくが、
これとはだいぶ違う雰囲気の植物だ。
似たような赤い実でも、こちらはカラタチバナ。
実は葉の下につく。
センリョウ、マンリョウに対して、これは「百両」だそうだ。
なぜこっちが安いのかは不明。
カラタチバナの実の色違いのもの。
どこかからもらって植えた、ような気もするし、
知らないうちに勝手に生えた、ような気もする。
なぜか赤と白、生えている場所はまったく違う。
せっかくなら2色並べたほうが、と思わなくもないけれど、
長年にわたってそれぞれの場所で機嫌よくしているので、
人の見た目の都合だけで動かすのは申し訳ない。
植物も年を経ると、だんだん人間より偉くなるのです。
そしてこれはさしずめ「十両」でしょうか。
ヤブコウジ。実はひとつふたつ、隠れるようにちょこっと。
落語の「寿限無」で「やぶらこうじの ぶらこうじ」というのは
このヤブコウジのことらしい。
冬に赤い実がきれいだけれど、背は低いし、実の数も少なく、
どこがそんなにめでたいのかよくわからない。
明治のころ、これを栽培するのが流行り、珍しい変種が
法外な高値で取引された、ということがあるそうだ。
その当時の流行を、落語家がすばやく取り入れたのだろうか。
世相を反映した可笑しみというのは、時がたつとわからなくなってしまう。
現代版の「寿限無」を作ったら、ヤブコウジのかわりに何が入るだろう。
「のーべるいがくしょう ぶつりがくしょう ぶんがくしょう
おりんぴっくの きんめだる」
…とか?
<追記>
たまたまヤブコウジのたくさん生えているところを見て、
やや考えを改める。
ひとつひとつは小さくて、見た目は派手な植物ではないが、
地下茎でどんどんまわりに増えていく様子が、
「子孫繁栄=めでたい」ということなのかもしれない。
いかにも日本的な、ちんまりしためでたさである。
ちなみに、「ヤブコウジ」がなぜ「やぶらこうじ」になるかというと、
それは「カブ」と「かぶら」の関係のようなもの、ではないでしょうか。
ごおおお…と大きな音がして、何かがやってきた。
つぎつぎと3機、かなり低空を、西から東へ飛んでいく。
輸送機っぽいけど、どこのでしょうか。
昨日は消防車をたくさん見たので、きょうは飛行機も出初式?
(写真はMが撮ったのを借りました。わたしは例によって
「うわ~うわ~」と言ってただけ)
「あ、いいなー、ボクも欲しい」と右の子。
本日のクレ。
この中のどこかにいます。
どこでしょう。
ほらね。
いたでしょ。
本日の「いいね!」
岸和田のだんじり祭なども相当にワイルドだと思っていたけど、
日本にもこんなにいろいろある!