季節はこれから真冬に向かうところですが、
冬がすぎれば、すぐ春がやってくる。
ということで、お知らせしてしまおう。
早くも春の絵本ができました!
『こねこのえんそく はるののはら』(ハッピーオウル社)
お天気のいい春の日に、3匹の子猫のきょうだいが、
野原に遠足に出かけます。お弁当をリュックに入れて。
絵は、さこももみさん。
のびのび遊ぶ子猫たちの絵が、とーってもかわいい。
春の「きれいなもの」や「たのしいもの」や「おいしいもの」が
いっぱいです。
遠足といえば、リュック、水筒、お弁当、おやつ。
そして、ちょっとだけ「きゃ~!」なこともあったり。
おかあさんに「おみやげ」もあったり。
えいた、びいこ、しーちゃん、3匹のキャラクターを、
さこさんが生き生きと描きわけてくださったので、
そこからまた想像して、この子だったら、ここでこんなことするかな、
こんなこと言うかな、と書き足していけたり、楽しいお仕事でした。
偶然ですが、さこさんとわたしは大学が同じで…
学科は違って、在籍時期もずれているんですけど、
初の「同窓コンビ」という珍しい作品になりました。
きっかけをくださった編集の(猫友)Hさんも、ありがとうございました!
「の」の字に、あら、お耳とおひげが!
そして、ちらしには「新コンビ誕生!」の文字が。
とりあえず、次は秋の遠足を計画中でございます。
乞うご期待。
わたしは乗り物にも集団行動にも弱いので、幼稚園から高校まで、
バスで行く遠足は、ほとんど楽しかった記憶がありません。
そのうらみをこんなところで晴らしてみたりしているらしい(笑)
絵本の中では、 何の心配もなく、いくらでも好きなことができる。
さむーい冬のさなかに、明るい春の野で遊ぶこともできちゃう。
いいわあ。
と、しみじみ思うのであります。
子どもの本を書きたい最大の理由は、たぶんそれなんですね。
いつでも、何度でも行きたい、想像の国への遠足。
こねこのえんそく はるののはら | |
竹下 文子・文 さこ ももみ・絵 |
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ハッピーオウル社 2015年 |