閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ニッキ

2008-11-16 13:30:39 | 日々
Mがみかんを買ったついでに蒸しパンを買ってきてくれた。
農産物の他に、漬物やお菓子など、地元の人が
手作りのものをいろいろ出品している道端の売店だ。

角切りのさつまいもがのって、小豆もちらほら混ざった蒸しパン。
食べようとしたら、裏に木の葉がはりついている。
おまんじゅうなど、笹や竹の皮を敷くことはよくあるが、
この木の葉は見たことがない。
大型の切手くらいのサイズに切ってある。
月桂樹に似た厚みのある葉っぱで、もっと細長いらしい。
はっきりした特徴のある良い香りがする。
レモンなんとかというハーブのようだけれど、何だろう。
ハーブ図鑑を調べてもよくわからない。

パックに製作者の住所氏名のラベルが貼ってあったので、
Mが電話をかけて聞いてくれた。
(知りたがるのはわたしで、行動するのはMであることが多い。)
「ニッキです、って」
「ニッキ?」
「香りづけに昔から使ってるんだって」
そう言われれば、かすかにぴりっとした風味もあるのだが、
まさかニッキだとは思わなかった。
ふつう、肉桂、いわゆるシナモンとして使うのは樹皮だ。
葉っぱにもこんな利用法があるとは知らなかった。

肉桂は日本に自生する植物ではない。
その人のおうちには昔から肉桂の木が植えてあるのだろうか。
霜のおりない暖地だから露地でも育つのかもしれない。

蒸しパンは3個入りで、3個とも同じだと思っていたら、
1個だけ中にチョコレートが入っていた。
チョコチップとかではなく、1カケラ丸ごと入れてあり、
知らずにレンジで温めたので溶けていた。
変ではないけれど…予想外だったのでかなり驚く。
驚かせる目的でランダムに入れてあるのかな。
また見つけたら買ってみましょう。
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