閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

小笠原猫

2010-07-18 13:17:36 | 日々
小笠原諸島で、野良猫がふえすぎ、
天然記念物や絶滅危惧種の鳥を襲うなど、
生態系におよぼす悪影響が深刻になっているそうだ。

NPOでその野良猫を捕獲し、本土に移送して飼い馴らし、
ペットとして引き取ってもらう…という計画が
進められているとのこと。

自然の中で、コウモリなど捕って暮らしていた猫を、
飼い馴らすといったって容易ではないだろう。
親も野良猫で、一度も人に飼われた経験がなく、
しかもすでに子猫の時期を過ぎてしまっている場合、
かなりの時間と労力がかかると思う。

だけど、本来、猫というのは、ヤマネコやトラと違い、
人間との暮らしの中に適応して進化してきた動物だから、
飼い馴らすことは不可能ではないし、不自然でもない。
そういう試みがなされているのは素晴らしい。

その新聞記事に添えられていた写真は、
大きな鳥をくわえた黒猫で、うちのにソックリであった。
そういうわけで、このごろ、
「こら、オガサワラ!」
と呼ばれている真鈴さんです。
(「なあにぃ?」)
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