あじさい週間もそろそろ終盤。
これがいちばん色が濃い。
熱中症になるといけないので、草むしりは小分けにして、
汗びっしょりにならないうちに帰ってくることに決めた。
完全装備で始めるとキリがなく、なかなか引き揚げられないから、
ごみ捨てや野菜の収穫のついでに畑の雑草を抜き、
散歩のついでに木にからんだつるなどを切ってやる。
数日前、上のほうまで這いのぼっていたクズを引きおろして切って、
そのまま捨てておいたところ、夜中に鹿(たぶん)が
葉っぱをキレイに食べつくして、茎だけ残していった。
鹿は2メートル以上の高い場所の植物を食べられないから、
「ラッキー♪」と喜んだに違いない。
伸びたススキを鹿は食べないが、ススキを低い位置で刈ると、
そのうち柔らかい新芽が出てきて、食べられる状態になる。
食べたあとはギザギザに不揃いになるのでわかる。
こまめに草刈りをすることで、逆に鹿に協力しているようで、
まずいんじゃないかと思う。
しかし刈らずに放置すれば、鹿に絶好の隠れ場を提供することになり、
それはそれでやっぱりまずい。
別の日、別の場所でまたクズを切って、帰ろうとしたら、
20メートルくらい向こうの木立の薄暗いところを、
白っぽい動物がぴょんぴょんっと跳ねるように横切って消えた。
猫よりは大きいような。犬か、うさぎ? としばらく考えて、
あ、あれ、鹿だったのか、と気づいた。
去っていく鹿のおしりの白い毛だけが別の生き物に見えたらしい。
そういうことがあると、ちょっと楽しい。
楽しいけど、明るいうちから遭遇するようになった、ということは、
かなり人慣れしているということで、これまた非常にまずい。
餌をくれる人と思われてるのではないかしら。
サンコウチョウがいい声で鳴いている。
数年前から声を聞くようになり、最初は山の奥で鳴いていたが、
今年はかなり家の近くまでたびたび来るようだ。
声がするときょろきょろ探すけれど、姿は見えない。
サンコウチョウはどちらかというと森林の鳥で、
あまりひらけたところには出てこない。
家の周囲の木が成長したのと、家も(ヒトも?)ほどよく古くなって、
野生動物からみて違和感がなくなった、ということだろうか。
クチナシの花、今年はとても数が多い。
グラジオラスの葉。
グラディエイターの剣。
ドクダミがポーズ。
桔梗のつぼみ。折り紙の風船のよう。
本日のにゃんこ。
さんちゃんはカメラを向けるとすぐ横向いちゃう。
本日の「いいね!」
木の声 (動画)
ドイツのアーティストBartholomaus Traubeckの作品。
輪切りにした樹木の年輪を読み取って音に変換したものだそうです。