閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

彼岸花など

2024-09-13 23:14:13 | 日々

南の空にもくもくとわき上がる積乱雲。なにか大爆発でもしたような、ただならぬ光景。
ここからまっすぐ南へ15kmほど行くと海に出る。これは地図上でのことで、実際にまっすぐ行ける道はないのだけれど、その波打ち際に立って眺めたら、この雲はどんなふうに見えるのだろう。
おなじ形で、はるか水平線上にある、のかな。
どこまで行っても雲には追いつかない。それなのに、旅客機は軽く雲の上を飛んでしまう。
垂直には近くて、水平には遠い雲。

 

ヒガンバナ。最初の1本。他はまだみんなつぼみ。
この1本だけ、なぜ咲いてるのか…という以前に、いったいどこから来たのか。
相変わらずヒガンバナの移動能力は謎であります。

 

白いのは赤より2週間も早く咲き始めている。

 

そしてこちらも鮮やかな赤。
緑のピーマンのレシピ検索にもいいかげん飽きた頃、完熟赤ピーマンが採れ始める。
これがトウガラシならさぞかし辛いでしょう。枝で赤くなったピーマンは甘いのよ。
ざるに山盛り採れても、中はからっぽだから、それほどの量にはならない。20個ほど刻んでマリネにしました。
(ピーマンって、フランス語だったんだ。知らなかった)


ゲンノショウコ。

 

アップにすると、美人さん。

 

昨日の終齢2号ちゃん。昨日はいたのに、きょうはいない。
そういえば1号ちゃんも、ここ数日見ていない。もうサナギになったのかも。

クロアゲハが来て、何か探すように、はたはたとレモンの木をめぐりはじめた。あ、産卵だ。
羽ばたきをとめることなく、葉の裏に、ちょんちょんと。所要時間は1秒か2秒くらい。とても早い。たちまち数か所に産み終えて去っていく。
たしかここだったなーと、トランプの神経衰弱みたいに、葉っぱを裏返したら…

あった~。薄黄色の小さい小さい真珠のような粒。

 

レモンの木、全体はこんな感じです。てっぺんには背伸びしても手が届かない。
畑のほうに植えた別のレモン(ビアフランカ種)にも、アゲハっ子1匹発見。こっちはまだ小さい木だから、あんまりおおぜいは養えないよ~。



この夏の異常な暑さで、いたんだ木が多い。
アジサイは葉が焼けて黒い斑になり、ヤマアジサイのいくつかと、特にアナベルはダメージが大きかった。
西洋系は、いったん葉が落ちてしまったあと、めきめきと新芽を出して復活したものもある。でもこの新芽、来年花が咲くのかどうか。
桜の落葉が早いのはいつものことだが、例年ならクリスマス近くまで黄金色の葉が残っているコナラが、すでにごっそり葉を落としている。黄葉もせず、緑から灰色になった枯れ葉が、道端に積もり、乾いて砕ける。暑さのせい、ナラ枯れ病のせい、両方かも。

またジュレを作ろうと期待していたカリンは、今年は実がひとつもない。キンカンなども全体に精彩がない中で、レモンは意外と暑さに強いことがわかった。
もうこれからは「暑さに強い」ということが、ありとあらゆる分野で最大の長所となるでしょう。
がんばれレモン。いつか1個でもみのってくれたら嬉しい。

本日のにゃんズ。

国境あり。

 

国境なし。いずれも適正ディスタンス。

コメント
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