真鈴ちゃんが注目している先には…
このお方が!
目が合うと、ちょっと威嚇してみたり…
でも、特に危険はないと判断したらしく、枝にすわりこみ、おサルらしく身体を掻くなどして、わりとくつろいでいる感じ。
なにしろ高い木の上、ヒトが下で騒いだって全然どうってことはないから、余裕があるのだ。
若いオスかな。群れではなく、1頭だけ。偵察に来たのか、迷ったのか。
うちは集落や田畑からちょっと離れているので、サルはあまり見ない。目撃したのは34年間で3回目くらい。
空を飛ぶものや、地上を駆けるものとは、まったく違った運動能力を持っていて、樹上の軽業師、胸のすくような動きをみせる。
高い木の枝から枝へ、するすると渡ったり跳んだりして、お隣の畑の囲いを越え、10分ほどで姿を消した。
珍しくてつい見とれてしまったけれど、猿がたびたび来るようになれば、山栗も果樹も野菜も絶望的だ。もっと脅かしておけばよかったかな。
お友だち連れてきちゃダメですよ。