クリスマスも終わったので、お正月モードに衣替えです。
この窓は、べつにショーウィンドウでも何でもなく、玄関の明り取りにすぎない。
しかし、玄関ドアは横向いているので、わが家に用のある人はまっすぐこの窓めざしてやってくることになり、非常に目につきやすい。
カーテンのサイズの合うものがなく、中途半端なので、何か置いたりぶらさげたりしないとバランスがとれない。
むかし読んだ安房直子さんの童話に、男の子がお父さんからスポーツ用品店のショーウィンドウの飾りつけを任される話があって、それがすごくうらやましかったのを思い出した。
そうだ、わたし、何十年も前から、あれをやってみたかったんだ。
中から見たところ。
小学生の娘に任せたらこうなるかという感じですね。
百円ショップで買ってきた千代紙柄の折り紙。パッケージには「日本の伝統」とあるが、裏返すとMade in Thailand で、英語ポルトガル語も書いてある。和風といえば和風だけど、全体に色が薄ぼんやりしてめりはりがない。次回はちゃんとした紙で作りたい。
昨日届いた掲載紙です。
わたしは写真を撮るのが好きだけれど、撮られるのは嫌いなので、プロフィール写真はたいていお断りしている。
そもそも自分が出て行きたくないから物書きをしているわけで、書いたものはいわば分身…というより、むしろそっちが本体で、残りは抜殻といってもいい。だから、本体を読んでいただければ十分で、抜殻がいつどこで生まれたとか、どんな姿形をしているかとか、そんなことはどうでもいいじゃないですか。
ということを折にふれて訴えているのだけれど、いまだに理解されたためしがない。
いつだったか、「猫の写真じゃダメですか」と聞いたら「作者は猫ではないからダメ」という回答がきた。まあ、それはたしかにそうね。
「お面かぶっててもいいから!」と言われたこともある。なんじゃそりゃ。
新聞は特に、ちゃんと取材したことの証明のためなのか、写真が不可欠らしい。
今回もまた「顔写真を」と言われたので、メモ用紙の端にちょこちょこと落書きをして、朴の葉にのせて写真に撮り、「これでもよければ」とメールに添付してみた。まさか通ると思っていなかったら、「いいです」というので、ビックリした。
掲載されたのを見たら、この超テキトーな「顔写真」(ヒトかどうか怪しいが、いちおう「顔」であり「写真」でもある)が、どーんと大きく載っていたので、またビックリした。
でもまあ、これで「前例」ができましたからね。今後はこの手でいきましょう。
風の強かった翌朝。郵便受けに葉っぱが一枚入っていた。
おや? 裏に何か書いてありますよ。
「ことしもありがとう」
は、はい~、こちらこそ~。(…って、えーと、どなたですか?)