この季節に、僕たちを取り巻くものはすべて美しく、
誰にも順番なんてつけられやしないのに。
「カレイドスコープ」(『青い羊の丘』より)
この花を「スノードロップ」と間違って覚えていた。
だって、かたちが、フレークというよりドロップ、ですよ、ね・・
長年の思い込みというのは、なかなか直らない。
別名の「鈴蘭水仙」で覚えることにしよう。
ひらきかけのもみじの新芽。
赤ちゃんのおててのような・・というのは、
秋の紅葉より、こっちのほうがふさわしいかも。
春蘭。
木蓮、連翹、と並べれば、お坊さんの名のようである。
ランには熱烈な愛好家がいて、未開のジャングルの奥地で
新種のランを探す植物ハンターが活躍した時代もあった。
苦労して発見し、気候風土のまったく異なる地に持ち帰っても、
栽培に成功した例は少なかったと思う。
わたしはこの種の植物の栽培にはさっぱり興味がないけれど、
毎年同じ季節に同じ場所にひっそり咲いているのを
みつけるとうれしい。
ごあいさつができれば、それでじゅうぶんだ。
カキドオシの花。
背の高い他の草が伸びはじめる前に、
いち早く地表でお日さまを独占しているところ。
この場所が陰になってくると、より良い条件を求めて、
地を這って横へ横へと、途中に根をおろしながら移動する。
植物は動物のように動き回らずおとなしいイメージがあるが、
黙ってじっと我慢しているだけとは限らない。
ぽわんと浮かんだ春の雲。
下の木はテーダ松だったか、リギダ松か・・
すてきな大きい松ぼっくりがいっぱい落ちていた場所。
本日の水玉。
車の窓に。
こういう人工物についた水玉と、植物など自然物の水玉は、
あきらかに表情が違うと思う。
支持体の材質で差が出るのか、それとも
写り込むものが違うからか、その両方か。
水温や気温によっても違うような気がするけれど・・?
(水玉は好きでも、理科は苦手な閑猫)