2024年夏のジャズライブ、ありがとうございました!

 

日中の好天候は日が暮れてきてもそのままで、少し蒸し暑さもある夏らしい宵であ

ました。

7月15日 月曜日、三連休の最終日。

夏の夜のジャズライブにご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

白ワインを選ぶ方がいつもよりぐっと多くて、夏を感じた次第です。冷やした白

美味しい季節になりましたものね。

さて、昨夜の曲目をご紹介いたします。

 

・BAGS GROOVE

・DON'T BLAVE ME

・YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

・BLACK ORPHEUS

・BYE BYE BLACKBIRD

・BYE BYE BLACKBIRD ( ENCOR )

 

以上のアンコール曲も含めた6曲でした。

 

一曲目「 バグズ グルーヴ 」

作曲者はヴィブラフォン奏者のミルト・ジャクソンで、彼のあだ名” バグズ( 彼の目の

たるみ=バッグ からきているらしい )” のノリ、という意味ですって。

マイルス・デイビスのアルバム『 バグズ グルーヴ 』 がやはりなんといっても有名です

が、このアルバムの演奏の素晴らしさによって、この曲は今やジャズスタンダード、

昨夜もオープニングにこの曲で、キタキターッ♪というものでありました。

手堅さの中に、多彩な面白みのあるソロがたっぷりと仕込まれていて聴き応え充分、

ジャズならではの心地よい ” バグズのノリ ” が楽しく、自然とつま先で拍子を取って。

ベースもテナーも、リハーサル時からぐっと深みのある音が出ていました。

 

二曲目「 愛とは何かをあなたは知らない 」

私にとってこの曲は、晩年のビリー・ホリデー『 レディ イン サテン  』での、あの

哀しく寂しい歌唱なのです。曲名を聞くと自動的に頭の中に流れてくるあの声あの

メロディー 嗚呼。この曲は彼女のためにあるとさえ思ってしまいます。

昨夜のテナーの掠れていく音の最後が消えていくとき、ビリー・ホリデーの声が重

なり、静かに浸りました。

 

三曲目「 ドント ブレイブ ミー 」

私を責めないで、恋が私を狂わせたのだから・・・・歌詞には drug is my baby と

いう一行もあり、私の麻薬は恋人なの・・・ってスゴイですね!一生使うと!

1933年に世に出たラヴソング、実に豊かで魅力的なメロディーラインです。

このゆったりとしたバラードを、テナーサックスとベースがそれぞれの音で語り

合うような、そんな演奏でした。

2つの音をじっくりと味わいながら、私は低音の快感というような言葉が浮かび

ましたが、みなさまいかがでしたか?

 

四曲目「 黒いオルフェ 」

1959年のブラジル、フランス、イタリア合作恋愛映画 『 Orfeu negro 』の主題歌。

ソプラノサックスに持ち替えて、寂しさに満ちたそのメロディを吹きました。

イントロからもうね、「 ああ悲劇の恋なのね 」 って映画を観ていなくても解って

しまう哀愁度マックス!淡々と悲しみを語り、ラテンリズムをゆっくりと寄り添う

ように刻むベースの音が沁みました。

 

五曲目「 バイバイ ブラックバード 」

1926年レイ・ヘンダーソン、モート・ディクソンの二人による代表作だそうです。

個人的に大好きなジャズのスタンダード曲なのですが、大関・小林デュオ的にも

とても相性の良い一曲ではないかしら。引き締まってハリとコシのある低音テナー

( まるで健康的な髪質みたい・笑 )のテーマ演奏は、どのようなソロを聴かせて

くれるかな、と期待膨らみます。ブンッ、ブンッン、ブンッと切れの良いベース

のソロも本当にイイ音!晴らしい!

テーマに戻って、テナーサックスはさらに髪質じゃなくて音質が上がって、盛り上

がったエンディング、あぁたっぷりと聴いたなあと満たされました。

 

六曲目、アンコール演奏は、何となんと!

大関智也のスキャットによる「 バイバイ ブラックバード 」 でありました~!

お馴染みのご参加の方々にとってはサプライズ、初めてのご参加のみなさまにも

サプライズでしたよネ。スキャットとは、歌詞の代わりに意味の無い音で即興的

に歌うこと ( 調べた )で、この ” 即興 ” という点が重要なんですよ。

ダバダバ、スチャスチャ、つらつらと留まることなく一曲歌い通す=ジャズ♪

大関のスキャット、最後に感謝を込めて。大変結構でしたね!!

 

 

以上の6曲、六つの演奏、でありました。

曲選び、曲順もとても流れよろしく、夏の夜にふさわしい楽しいひとときでは

なかったでしょうか。みなさま、いかがでしたか?

自転車で聴きに来てくださった方も。夏ならではですよね。ありがとうござい

ました。

 

次回は、9月16日( 月・祝 )、残暑の頃でしょうか。

夏を充分に楽しまれたみなさまにお会いできる、秋のジャズライブ。

一同次回に向けて、またさらに精進いたします。

みなさまのご参加をこころよりお待ち申し上げます!!

 

 

 

 

 

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