レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

1997年の日本人イメージ

2012-02-15 06:38:35 | 地理
 確か1997年だったと思う、『驚天動地! ウンナンの 世界から見た日本人』という番組があった。外国での日本人に対するイメージを調査したものも報告されており、4カ国でのアンケートが行われていた。
 これの結果のメモが本棚を整理して出てきたので、話のタネにここに書き写す。ブログ内検索してもまだ書いていないようなので。

 アメリカ NY100人 LA100人 シカゴ80 ワシントン80
1、よく働く 2.金持ち 3.車ばかり作っている 4.見た目がかっこわるい 5.家が小さい 6.独創的 7.ブランドものに金を使う 8.NOと言えない 9.知的に見えないけど知的 10.車の運転が下手
  外見イメージ 七三分け・カメラ・メガネ・裸足・出っ歯

ブラジル サンパウロ120 リオデジャネイロ80 ブラジリア50
1.努力 2.正直 3.インテリ 4.伝統を重んじる 5.暗い(仕事のしすぎ、我慢強い、ほとんど笑わない)、内気
6.几帳面 7.疑い深い 8.サンバが踊れない 9.テクノロジー 10.優越感が強い

トルコ イスタンブール110 アンカラ80 チャナッカル50
1.勤勉 2.礼儀正しい 3.時間に正確 4.だましやすい 5.頭が良い 6.まじめ 7.伝統を持っている 8.商売がうまい 9.目が細い 10.冷たい人

フランス  パリ120 リヨン70 ニース50
1.伝統文化を重んじる 2.働き者 3.金持ち 4.親切 5.まじめ 6.かっこいい 7.責任感がある 8.強い 9.長生きする 10.蟻

 これはもうひと昔以上まえなので、変化していることはあるだろう。当時はまだ「クールジャパン」なんて言葉は出てきてなかった(私の知る限りでは)、でもアニメやマンガの進出はこの番組でも紹介されていた。
 トルコの「時間に正確」、「目が細い」には笑うしかない。
 ドイツ・デュッセルドルフの「サムライグループ・タケダ」はここで初めて知った。映画『影武者』をきっかけにして戦国武将にハマった原住民のおじさんたちのグループで、鎧兜も手作りしてコスプレしている。
 アメリカのドラマだか映画だか、「カブキマン」などというわけのわからん代物もあった。
 この番組、何度か授業で見せたけど爆笑されていた。
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2 コメント

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こんばんは。 (サラ)
2012-02-15 21:35:42
トルコの「だましやすい」にちょっとにかっとしてしまいましたw

大島直政さんの「遊牧民の知恵」を読んだことがあって、トルコとその周辺の血で血を洗う歴史の中で育まれた良くも悪くも戦闘的な本質を、外敵にさらされずによく言えば国内だけでなぁなぁと、おっとり生きてきた(※)日本人と比較していた箇所があったので。

だから、そういうトルコの人にしてみれば、日本人は「だましやすい」かもしれないなぁと、思い出してにかっとしました。

(※)日本だって、国内で凄惨な戦、殺戮は経験済みですけどね。
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歴史的な比較では (レーヌス)
2012-02-16 17:08:37
 日本だって長い歴史や東西の地理を見れば、騙し合いも陰謀もいろいろあるのですけどね。
 番組では、鉄砲伝来の時期を例にして、そのころからボラれていたことを説明してました。
 あれは清水義範氏の小説だったか、日本で暴利をむざぼるつもりでいたよその商人、でも、高く売りつけて、年月が経ってまた行ったときには日本人はもっといい品を作り上げていた!という展開でした。
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