レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

地政学ボーイズ

2022-08-03 07:03:53 | 地理
 初めてこのブログで『ヘタリア』を話題にしたとき、「ドイツ」のカテゴリーにしたと思う。それで今回は「地理」。
 
 『地政学ボーイズ~国がサラリーマンになって働く会社~』というマンガをmixiの紹介記事で知った。秋田書店、サイズはA5 掲載は青年誌。絵は地味目少女マンガといった感じ、どこに載っていても違和感はなさそう。
 「オフィス地球」で働く「日本(ヒノモト)」、自称陰キャで、傍若無人な陽キャ「アメリカ」に子分視される日々。
ーーつまり、『ヘタリア』が開いた(?)「国擬人化」。
 すぐにわかる違いは、『ヘタリア』は衣装が軍服っぽいけどこちらはそうでなく、ヒノモトはワイシャツ・ネクタイの上に半纏を着ている。髪にかんざしのようなものをつけているけどあれは日の丸だろうか。アメリカはラフなジャケットにサングラス。イギリスは、髪が白のオールバックでここはちょっとヘタドイツに近い。ベルトでなくサスペンダーなのが英国っぽさなのだろう(杉下右京さんみたい、ティーカップがつきものだし)。 実のところ、ヘタイギリスは、世間一般の思う「イギリス」とはけっこう違っていると思う、言葉遣いもわりに荒っぽいし、あれは「元ヤン」、海賊という点からのキャラづけだろうけど。 「紳士」を大きく出しているということで、こちらのほうが一般的になじみやすいかもしれない。
 ドイツはここでもやはりマジメキャラだし、隣のフランスはなにかとデタラメで、というのも共通。
 イタリアは1巻ではまだ出ていない。日丸屋さんの絵と違って濃い顔になりそうだと予想している。
 中国が大柄なのは国土からしてわかるけど、ロシア(ヘタではいちばん大きい)が小さいのは謎だ。
 「朝鮮半島」が引退して息子たちが入社、それぞれにアメリカとソ連がついて対立。なにかと日本につっかかってくる彼ら、北朝鮮はしょっちゅう紙飛行機を飛ばしてくるーーと、けっこうきな臭いところまでネタにしている。
 『ヘタリア』は韓国で敵視されていて、実はいるファンは隠れているというけど、こちらのマンガは大丈夫なのだろうか?
 
 描きおろしの『自明の理』は飲食物持ち込みがテーマ。 日本が食べているおにぎり セーフ  中国が飲んでいるお茶 セーフ  アメリカが食べているアイスクリーム セーフ  ロシアが持ち込むウォッカ アウト 露「なぜだ」米「いいわけねえだろ」
 ここでアメリカの持っているアイスが巨大で笑える、バケツとまでいかないが丼くらいある。
 (ファミリーマートの「俺の」シリーズの「俺の丼プリン」は名前負けだった、丼よりもかなり小さかった)
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