2022年見たい天体現象の第3弾は「月と惑星の接近」です。
来年みたい「月と惑星の接近」をリストアップしてたら、とても多くなったので
「1月~6月編」と「7月~12月編」の2回に分けてお送りしま~す。
今回もシミュレーション画像はステラナビゲーター11で作成しました。
1月1日「有明の月と火星、アンタレスの競演」
この接近は元旦の早朝、初日の出の約1時間前に見ることができます。ほぼ同じ明るさで
輝く2つの赤い星の競演に輝面比0.05の有明の月が寄り添います。薄明が進んで月と火星と
アンタレスだけが空に残されたとき、赤い眼をしたスマイルマークに見えるかも…
1月4日「二日月と水星・金星の接近」
月齢1.6の二日月と水星が並びます。金星は日没直後から見えてますが水星が見える頃は
金星の高度がかなり低くなるので眼視では難しいかも。肉眼で見えなくても撮影は可です。
1月5日「三日月と3惑星の競演」
こちらは金星が沈んで空が暗くなった頃に見える月と3惑星の競演です。木星が-2.1等、
土星が0.7等、水星が-0.6等です。3惑星はやや離れていますが一直線に並ぶのできれいな
眺めになります。
1月30日「有明の月と火星、金星、水星の共演」
1月上旬に西の夕空で見えていた金星と水星は下旬には明け方の東の空に移動します。
接近と言えるほど近づいてはいませんが夏の星座を背景にした3惑星と月が楽しめます。
2月3日「究極に細い三日月と木星の接近」
輝面比がわずかに0.06という究極に細い三日月が木星と並んで見えます。前日はかなり
低い高度ですが月齢1.1(輝面比0.02)の二日月が見えます。そちらも見逃せませんね。
2月27日「有明の月と火星、金星の接近」
有明の月が、明るさ1.3等級になった火星と-4.6等の金星に近づきます。火星は徐々に
明るさを増して12月上旬にはおうし座で-1.9等まで明るくなります。2022年は火星の明
るさの変化にも注目ですね。
3月1日「有明の月と水星と土星の接近」
この日は、月と水星の離角が4.5°、土星と水星の離角は2.3°で3天体がかなり近づきます。
月高度が2°に達する頃には土星も水星も見えなくなるので難易度はMAXですが離角が小さ
いので来年見てみたい天体現象のひとつですね。(^^ゞ
4月28日「有明の月と土星、火星、金星、木星の共演」
こちらは2022年でも一推しの見たい天体現象です。肉眼で見える5つの惑星のうち4惑星
がきれいに並びます。新月3日前の有明の月の位置も絶妙です。肉眼では見えませんが実は
金星と海王星が離角4分という超大接近しているおまけ付きです。
5月27日「有明の月と火星、木星、金星の共演」
こちらは「木星と火星の接近」と「月と金星の接近」が一度に楽しめる?天体現象です。
惑星の接近でも横並びになるのはけっこうレアなのでぜひ写真に収めたい星景ですね。
6月27日「有明の月と金星、水星」
こちらは月を挟んで2つの惑星が並ぶ現象です。月の両側に明るい惑星が並ぶと写真的に
はとてもフォトジェニックでいいなあといつも思っています。晴れスター的には月と惑星
の接近の中でもおすすめの一品です。
本日はここまでです。次回は「月と惑星の接近(7月~12月編)」をお送りしま~す。
来年みたい「月と惑星の接近」をリストアップしてたら、とても多くなったので
「1月~6月編」と「7月~12月編」の2回に分けてお送りしま~す。
今回もシミュレーション画像はステラナビゲーター11で作成しました。
1月1日「有明の月と火星、アンタレスの競演」
この接近は元旦の早朝、初日の出の約1時間前に見ることができます。ほぼ同じ明るさで
輝く2つの赤い星の競演に輝面比0.05の有明の月が寄り添います。薄明が進んで月と火星と
アンタレスだけが空に残されたとき、赤い眼をしたスマイルマークに見えるかも…
1月4日「二日月と水星・金星の接近」
月齢1.6の二日月と水星が並びます。金星は日没直後から見えてますが水星が見える頃は
金星の高度がかなり低くなるので眼視では難しいかも。肉眼で見えなくても撮影は可です。
1月5日「三日月と3惑星の競演」
こちらは金星が沈んで空が暗くなった頃に見える月と3惑星の競演です。木星が-2.1等、
土星が0.7等、水星が-0.6等です。3惑星はやや離れていますが一直線に並ぶのできれいな
眺めになります。
1月30日「有明の月と火星、金星、水星の共演」
1月上旬に西の夕空で見えていた金星と水星は下旬には明け方の東の空に移動します。
接近と言えるほど近づいてはいませんが夏の星座を背景にした3惑星と月が楽しめます。
2月3日「究極に細い三日月と木星の接近」
輝面比がわずかに0.06という究極に細い三日月が木星と並んで見えます。前日はかなり
低い高度ですが月齢1.1(輝面比0.02)の二日月が見えます。そちらも見逃せませんね。
2月27日「有明の月と火星、金星の接近」
有明の月が、明るさ1.3等級になった火星と-4.6等の金星に近づきます。火星は徐々に
明るさを増して12月上旬にはおうし座で-1.9等まで明るくなります。2022年は火星の明
るさの変化にも注目ですね。
3月1日「有明の月と水星と土星の接近」
この日は、月と水星の離角が4.5°、土星と水星の離角は2.3°で3天体がかなり近づきます。
月高度が2°に達する頃には土星も水星も見えなくなるので難易度はMAXですが離角が小さ
いので来年見てみたい天体現象のひとつですね。(^^ゞ
4月28日「有明の月と土星、火星、金星、木星の共演」
こちらは2022年でも一推しの見たい天体現象です。肉眼で見える5つの惑星のうち4惑星
がきれいに並びます。新月3日前の有明の月の位置も絶妙です。肉眼では見えませんが実は
金星と海王星が離角4分という超大接近しているおまけ付きです。
5月27日「有明の月と火星、木星、金星の共演」
こちらは「木星と火星の接近」と「月と金星の接近」が一度に楽しめる?天体現象です。
惑星の接近でも横並びになるのはけっこうレアなのでぜひ写真に収めたい星景ですね。
6月27日「有明の月と金星、水星」
こちらは月を挟んで2つの惑星が並ぶ現象です。月の両側に明るい惑星が並ぶと写真的に
はとてもフォトジェニックでいいなあといつも思っています。晴れスター的には月と惑星
の接近の中でもおすすめの一品です。
本日はここまでです。次回は「月と惑星の接近(7月~12月編)」をお送りしま~す。
月と惑星の接近情報ありがとうございます。来年もたくさんありますね。私は1月30日には金星がもう東の空に回っていることにビックリしました。今年は木星と近付く前に内合を向かえてしまうんですね,残念。
ステラナビで天体現象をリサーチしているときに見つけたのですが、2022年1月8日は朝見えた明けの明星が夕方西の空に回ってそのまま宵の明星になるようです。さすが天空を惑う星々の動きは複雑ですね~。まだまだ知らないことがたくさんありそうです。