ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

談合体質

2012年04月06日 | 入札・談合
日経コンストラクションが建設業界の談合に対してのどう思っているのかの調査を行っています。それによると、談合のイメージが依然強くあることがわかります。

クリックケンプラッツ

一般の回答者の28%が「非常にそう思う」、45%が「ややそう思う」と答え、合計すると73%が何らかのことを感じています。
建設業界の回答者を見ると、9%が「非常にそう思う」、25%が「ややそう思う」と回答し、合計すると、 34%つまり1/3が何がしかを感じているわけです。

浦安市は、震災復旧の道路工事等今後公共工事が目白押しですが、私は再三してきしていますが、談合体質を排除する仕組みが完全とは言えない中(指名基準が明らかでない指名競争入札の堅持名など)での工事発注になるわけです。
また、最低制限価格を堅持し、それも高止まりの数値の最低制限価格です。市民・国民の税金の使われ方の問題ですので、厳しい監視が必要ですが、議会のチェック機能も不十分です。

困ったことです。

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基準値超え

2012年04月05日 | 原発
4月1日から適用された放射性セシウム残留基準を、もう超える事態が発生しています。


千葉県木更津市で生産されたタケノコからは、120ベクレル、
市原市のタケノコからは110ベクレル

宮城県村田町の原木を使って育てた露地栽培のシイタケからは350ベクレル

これらの食品は出荷が自粛されているため市場に流通することはないそうです。

検査のためにいわき市沖で採ったコモンカスベなど10種類の水産物からも最大で640ベクレル

(新しい基準値は、1キログラム当たり100ベクレル)



これらのものは、3/31までの基準値であれば何ら問題なく市場に出回っていたわけです。
今回基準値を超えたものが出たことも問題ですが、それ以上に、これまではこんなものは堂々と市場に出ていたことの方が怖いです。
また、4月1日を境にして、国の基準が一瞬で変わること自体が国への信頼を失うことになるのです。

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バンダジェフスキー氏講演

2012年04月04日 | 原発
元ゴメリ医科大学長バンダジェフスキー氏が先月来日し、講演をしています。

クリックバンダジェフスキー氏会見

博士は、日本国内で現在進められている震災がれきの広域処理に関して、「わずかな汚染であっても、セシウムを含んでいる汚染物質を、クリーンな地域に拡散することは理解できない」と日本政府の方針について強く否定。日本政府が十分の情報の公開を行っていないことについても、疑問を呈した。
 
博士は、1999年、賄賂収賄の容疑で逮捕され、無罪を主張したものの、2001年懲役8年の実刑判決を受けた。しかし、政治的意図による冤罪だとして、海外の多くの人権保護団体がベラルーシ政府に抗議。国際的な人権保護団体であるアムネスティ・インターナショナルなども声明を出して支援をし、刑期は5年間に短縮された。

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菅谷昭松本市長

2012年04月03日 | 原発
3月31日、カタログハウス主催で菅谷松本市長の講演会が行われました。




5年半に及ぶチェルノブイリ原発事故被災地での医療支援をされた医師であり、現松本市長でもある方のお話は、原子力研究者の方たちがされるものとは角度が異なり、とても身近に原子力の怖さを感じるものでした。

帰り際に
・子どもたちを放射能から守るために 
・これから100年放射能と付き合うために
・チェルノブイリ診療記

を購入しました。

どれもお薦めです。
原発賛成・反対をイデオロギーではなく現実の問題として考える上での必読書です。

●事故直後の安定ヨウ素剤の扱いについて講演でのお話がありましたが、「子どもたちを放射能から守るために」の中でも書かれてありますが、とても示唆に富んでいます。

「チェルノブイリ事故が起きた直後、ベラルーシの西隣にあるポーランド政府は、すばらしい対応をしました。
 事故翌日の4月27日夜に、大気の放射能汚染を確認。その80%が放射性ヨウ素であることがわかり、政府は非常事態体制を発動しました。そして事故から4日目には、すべての病院、保健所、学校、幼稚園にヨウ素剤を配布。人口の9割を超える1000万人以上の子供に薬を投与したのです。
 また、5月15日までは乳牛に新鮮な牧草を与えることを禁止。汚染されたミルクを子供が飲むことを禁止して、4歳以下の子供には粉ミルクを配りました。これら政府の迅速な対応が功を奏し、ポーランドでは子供の甲状腺がんの発症を避けられらのです。国の対応によって、ベラルーシとは雲泥の差がひらきました。」(41頁)

※3.11事故後、福島県は政府に言われてヨウ素剤を70万人分用意しましたが、飲ませることはしませんでした。国からの指示がなかったからです。(指示待ち症候群にここでも陥っていました。)三春町は独自の判断で投与したそうです。

●甲状腺がんについてはこのようにふれています。(32頁)
「たしかに甲状腺がんは、がんの中でもたちのよいがんです。手術をして腫瘍を取り除けば、元気で生きていくことができます。…途中略…
 ただ、チェルノブイリの小児の場合、6人に1人が肺に転移しています。
 福島原発事故の後、食品安全委員会に出席したとき、ある大学の委員がこんな発言をしました。
 『甲状腺がんは生存率が90%で、がんの中でもたちのよいがんですよ。大したことはありませんよ。』
 それを聞いて私は、ちょっと待って、といいました。
 『たしかに性質のよいがんですが、だからといって、がんになっても大丈夫だというのはおかしい。5歳や10歳のこどもが、がんの手術をすることをどう思いますか?あなたはお父さんお母さんの苦しみがわかりますか?』
 その先生は黙ってしまいました。現場を知らない人はこういうことを平気でいいます。すべて、数字で大きくとらえてしまうのです。がんは、一人ひとりの命の問題なのに。」

※昨年8月末、浦安市は中川恵一氏を講師に招き、市民向けの講演会を行いました。
その席上で同氏は「ある大学の委員」と全く同じ発言を会場で行い、私は驚いたことを覚えています。(「ある大学の委員」とは、まさか中川氏ではないと思いますが、確認はとれていません。)


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放射線測定

2012年04月01日 | 原発
葛西臨海公園内の水族館



















館内の放射線量は低い


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