ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

いのちの林檎

2012年04月26日 | 環境
ドキュメンターリ映画「命のりんご」を観ました。
(主催:生活環境を健康にする会)

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主役の早苗さんは、私が市議になる前からお付き合いしている方です。
このブログでも、早苗さんのことは何回か書いて来ましたが、長野での生活を見るのは今回の映像が初めてでした。
ビニールで周囲を囲い、雨露しのぐ生活をした後、弟さんたちが手作りで木の家を作ってくれたということは電話でお伺いしていましたが、なんと立派なお家でしょうか。

それでも、先日いただいたお電話では、風向き如何では農薬等が降ってきて苦しくなることがあるとのことでした。
また、上空を飛行機が飛ぶと、低周波の影響で苦しくなります。
あんな山奥でも、空気は遮断できないので逃げ場所がないわけです。

生活が便利になったことの代償として増え続ける化学物質過敏症。
とても他人事とは思えない現実です。

上映会場で白井市議の福井さんと久しぶりにお会いしました。
福井さんは「ここまで現状が酷いとは想像もしていなかった」と話されていましたが、身近に重症の方がいないとなかなか理解されません。
早苗さんのような方は全国に沢山います。
化学物質を体に沢山抱え込んだ人と会うと症状が悪化するので、マスコミに登場するのが困難な人たちです。
社会問題としてクローズUPされにくい大きな理由がここにあります。

無農薬・無肥料栽培の木村秋則さんのリンゴが早苗さんの命を救って行きますが、そのプロセスを知っているので、とても身近に見ることができる映像でした。
化学物質過敏症についての予備知識なく初めてこの映像を観る人は、どこかに作り事があるのではないかと疑ってしまうかもしれませんが、映像すべてが現実です。

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