ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

3月議会から その3

2018年06月22日 | 福祉・情報公開

続き

次に、要旨2にいきます。改善指示の影響です。
 こうやって5度にもわたって、あるいは少し前は県からもそれなりの指導が入っていたようなんですけれども、こういうものが特に浦安市が5回も改善指示を出していて、新たな事業者として選定するとき、名乗りを上げてきたときにこういうのはペナルティとしては働かないんですか。市が出した改善指示書の中身を問題にしているんですよ。こういう事業者さんであるということは、ある事業に手を挙げたときにペナルティとして働かないのか。
 というのは何を言いたいかというと、昨年の秋、ここが基幹相談支援事業、向こう3年間の、3者エントリーしてそこで選ばれているんですよ。去年の秋はもう既に、先ほどから何度も言っています5つの改善指示書は出ているんですよ。市側は十二分にそれを認識していたんですよ。でも、ここが数字の上では最高得点を取って選ばれていっているんですけれども、私が非常に疑問に思ったのは、市の職員さん、現場に入ってこういう鋭い指摘を私たち議員では絶対わからないようなところまで多分これは踏み込んで、こういう改善指示書というのを書き上げたんだろうと思うんですよ。これが生かされていない。こういう団体であるということが、生かされていないとは言い切れないんですよ。これはエントリーするときにこういうことを言われていた団体であるということは、評価点の中でマイナスには働かなかったんでしょうか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 当該法人は改善指示に従い、先ほどもお話しさせてもらいましたけれども、すぐに身体障がい者福祉センター長の交代を行っていることから、今回の基幹相談センターの事業者選定において考慮はしなかったというものです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) いやいや全然、改善すぐにされていないじゃないですか。さっき私、平成29年1月のあれはまだ募集中で人がいない、あるいはパワハラのときすぐに人を出さなかったじゃないですか、すぐに対応していないですよ。市が指摘してすぐに対応しておれば、私はこんなこと一々取り上げない。この公文書を読んでひどいなというね、対応が。だからあえて議会で問題にしているんですよ。
 市から普通、口頭では多分いくことってそこそこ人間が働く職場ですからいろいろな問題抱えているだろうと。そこまで目くじらを立てるつもりはありません。ただ、公文書ですよ、これある意味かなり長期間保存される文書ですよ、誰でも見れる文書ですよ。ここまで書くというのはよほどそこに至るまでに口頭で言っているじゃないですか、それ文書の中に出てきますよね。それで文書、口頭で注意したけれども、聞かないのでこういうのにしたと書いてあるところありますよ。そういう意味では、すぐには改善されてきていないんですよ。だから、そういうところは何で選ばれるのかなと。
 例えば評価結果、今問題にしています基幹相談支援事業、これは市にとってとっても大事な事業だと思うんですよ。それで評価項目、これは全部ホームページに出ていますので、5項目あってその中の3番目に職員について配点90点、職員体制、職員配置計画、職員シフトについて、あるいは職員の資質の向上、76点取っているんですよ、ここは。次点が74点、あるいはもう一つは59点。これは公表されている数字なんですけれども、はっきり聞きますけれども、ほかはもっとひどいということですね。ほかのエントリー、手を挙げた団体は、パワハラはあるわ、市が何か言っても何も改善されないわ、そういうところばっかりみんな手を挙げたということですか。職員についての最高得点取っているのを見ると、ほかと比較だと思うんですよ。ほかのところはもっとひどかったからここは76点取れたんだなと普通は考える。そんなにひどいんですか、浦安に関連しているこういう事業者さんというのは。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) ご指摘の評価項目の職員については、職員の経験・実績、有資格者の配置、人材育成や適切な研修機会の確保等についての考え方を公正に採点した結果によるものです。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君に申し上げますけれども、言い回し少し気をつけていただけますか、本会議場ですので。
 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) じゃ、どういうものを提案してきたのか見せてくださいよ。私は、開示請求でエントリーしたものをとったらば、基幹相談支援事業ですよ、肝心なところ全部のり弁になってくるから、何をどういうふうに記述していらしたかというのが私たち、わからないんですよ。何でここが76点、最高得点が取れたかというのが納得できないんですよ。ほかの団体、もっとひどかったんだろうなということだけは推測できるんですけれども、公開していただけませんか。何で黒く塗りつぶす意味があるんですか。
 ここがエントリーするときに出した書類を開示請求でとりましたらば真っ黒黒で、何をどういうふうに書いたのか。職員体制について、あるいは経営方針について何をどういうふうに書いたのか全くわからないんですよ。それでこの点数がいいのかどうかもわからない、妥当だったのかどうか私たちは知るすべがないんですよ。
 あとそれからもう1点、例えば入札のとき、談合したところとか不正をしたところというのは、例えば入札に3カ月とか半年とか1年、入札停止というの、危機感ってありますよね。例えば浦安市として、今後のことですけれども、改善指示書を出すというのは大変なことですよ。口頭で注意してもしないから出しているんですから。そういうところは過去3年間あるいは5年間、市からこういうものを出されたところはもう資格なしという、それくらいのことはすべきではないでしょうか、いかがですか。(←今後のこととして提案しました!)

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 法人の情報の開示に当たっては、法人の技術的ノウハウ及び経営方針等を公にすることにより法人の事業活動が損なわれるおそれがあり、法人の正当な利益を害するおそれがあるものについては、当該部分を除き開示をしております。
 基幹相談支援センターの事業者選定における提案書の開示につきましては、特定の個人を識別できる写真や法人の技術的ノウハウ、経営方針等を開示することにより法人側に不利益を与えるおそれがあると認められる部分があり、その部分を除き開示をしたものです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 不開示の理由はわかりましたけれども、もう一つ私、今質問しました。今後ですよ。こういう改善指示書を提出されたところについては、入札の指名停止の効果があるように何らかのペナルティを負わせるという、今後。
 今さら過去にさかのぼって言ってももうどうしようもないでしょうから、やはりそこはやるべきではないでしょうか。5回も出ているところが何のペナルティもなく手を挙げてきて、エントリーシートに書いてあったから、ちゃんと書いてあるからというね。信用できないんですよ、私自身は。そういう意味で、市がペナルティを何らかの形で負わせていくというのは当たり前だと思うんですけれども、いかがですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 入札の場合とは、事業者の選定については異なる部分が多いというふうに考えております。
 以上です。

◆(広瀬明子君) それは入札と全く同レベルで考える必要はないと思うんですけれども、先ほど来の答弁を聞いていますと全く改善指示書が生かされていない。生かされていなかったんではないかと思いまして、それをこういうものを生かすにはやっぱりそういう制度として何らかの、手を挙げる期間を制限するとか、そういうことをしないと非常に難しいんではないかということで提案させていただきましたけれども、市側の対応はわかりました。


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