ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

3月議会から その1

2018年06月18日 | 福祉・情報公開

3月議会一般質問議事録です。
(マスコミでパワハラが問題になっていますが、これは決して他人ごとではなく、浦安市から指定管理を受けた事業所でも行われていました。)

・・・・・・・・・・・

 件名1、社会福祉法人への改善指示について、要旨1、浦安市が行った改善指示、細目1、身体障がい者福祉センター。
 身体障がい者福祉センター、ここでは身体障がいのある方が住みなれた地域で生きがいを持った生活が営めるよう地域活動支援センターとして創作的活動や機能訓練のサービスと障がい者総合支援法の生活介護事業、自立訓練などを行っております。平成25年4月から社会福祉法人パーソナル・アシスタンスともさんが10年の指定管理の委託として事業を展開しております。この事業について、過去に改善指示が浦安市から行われていたことが昨年末、情報公開で開示請求してわかりました。件名1は、この市が行った改善指示の内容に沿って質問を行います。


 まず、平成28年10月20日、浦障事第551号における指摘事項について質問します。
 このように書かれていました。「平成28年7、8月に複数の利用者らから当施設について、センター長が不在の時間が多い、センター長が職員に対してパワーハラスメントがあり利用者として怖い、職員の退職が多くサービスの質がよくない等の苦情があった」と公文書で書かれておりました。
 そこで質問をいたします。ここに書かれているセンター長の不在の時間が多いとか、センター長によるパワーハラスメントがあった、この内容をまず説明をお願いいたします。
 以下、質問者席でお願いいたします。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 広瀬明子議員の一般質問にお答えをいたします。
 件名1、社会福祉法人への改善指示について、要旨1、浦安市が行った改善指示の中でパワハラの詳細な内容はどのようなものであったかとのお尋ねです。
 身体障がい者福祉センターのセンター長が職員を指導する際に大声を出したり、高圧的な言い方をするなどにより利用者が恐怖心を抱いたというふうにお聞きをしております。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 今マスコミ等でもパワーハラスメントというのが大変大きな問題になっております。それが浦安市内の事業所において、それも市が指定管理で10年の事業を委託していたところでセンター長によって職員に対して行われたと。そして一番の問題は、事業所の中の問題ではなくてそこにいた、公文書を読むと利用者として怖いと。要するに身体障がい者福祉センターを利用していた市民の方だと思うんですけれども、怖いという恐怖感を覚えてしまったという、こういう事実に対して市はどのような認識というか対応を考えたんでしょうか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) パワハラについては、センター長による職員へのパワハラがあり、利用者として怖いとの通報があり、市が調査を行いましたが、職員19人中9人しか調査に応じず、苦情対応が不十分であるとして、常勤職員の配置不足と併せて平成28年10月に改善指示を出したものです。
 市からの改善指示を受けた法人は、市の業務改善指示に従い平成28年11月15日付でセンター長を交代させています。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 今答弁がありましたように、これも公文書に書かれておりましたけれども、市では全職員の調査が必要と判断し申入れをしたが、センター長は常勤7人、非常勤12人、計19人中9人の職員しかできないと応じなかったと。これってあり得ないと常識的に思うんですよ。市としては、そこで働いていた職員さん全員から何らかの聞き取りをしようとしたらば、19人対象の職員がいたと、この公文書を読んでいくと。ところが、実態は9人しか職員は応じないと。そういうのって許されるんですか。市がお願いしている事業者さんが、問題があったから当然市は苦情が上がったから当然実態調査するの、これは当たり前です。では、実際は拒まれた、全員は調査できなかったわけですよね、この時点で。それを、市はよしとしたわけですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 今回の調査につきましては、9人調査した後、断られたものですけれども、専従で勤務している方の調査や勤務時間が長い方の調査をした後、残りの方は短時間でしたので、短時間の勤務の中で調査で時間をとられることは支障を来すといった理由で断られたというふうに理解をしています。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 残りの人、いわゆる19人中最初9人しかできなかった。最後、最終的に終わったのは半年後ですよね。私、ヒアリングでそこら辺聞き出しましたけれども。平成27年7、8月にこういう通報があったわけですよ。それで即市側は動いたんでしょう。平成28年10月20日の公文書で出てきましたから即動いたんだろうと思うんです。ところが、最終的に19人全員、該当するであろう職員さんの聞き取りは終わったのは半年後である。どういうことですか。これは事業者として本当に市は信頼できるんですか。特にこの事業というのは、最初に説明しましたように障がいがある方たちが浦安で住んでいこうというために市が指定管理を選考して選んでいった事業所ですよね。そこでパワハラがあったと。利用者さんが怖くなっちゃったというね。これを今のような対応で、市の対応が非常に私は甘いんではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 利用者への心理的虐待の通報を受け、当初に行った事情聴取は平成28年9月から10月にかけて実施したものです。再調査の実施を決定し、平成29年2月に再調査する旨を通知し、先方の回答を待って再調査を実施する予定としておりましたが、既にセンター長が交代したことや年度の切り替え時期と重なったことから再調査の時期が6月となったものです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) とても納得できない答弁なんですけれども、ここに書かれている、センター長が不在の時間が多いと。センター長は本来、ここにいなければいけない方ですよね。何で不在が多いんですか。これ公文書に書かれているんですよ。何でセンター長は、本来いなければいけないのに不在が多いと、市はそのように書いてあるんですよ。センター長は何しているんですか。本来いるべきところにいないで、ほかの仕事していたんですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) ただいまのご質問につきましては、ヒアリングを行っていないご質問ということで、この場でお答えすることはできかねます。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 市の公文書の中身を通告しているんですから一つ一つ細かいことを、答弁できないというのは、通告が、確かにそのことはしなかったかもしれないけれども、異常じゃないですか、センター長、いなくちゃいけない人がいないって市は書いたんですよ。その理由をすぐ説明できないんですか。
 できないんですね、だから市は甘いと、私はそういうふうにあえて言いたくなるんですけれども、これは通告してあります。改善指示は過去、この事業者さんに何回、またどういう内容で出ていますか。これはちゃんと通告しましたよ。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 改善指示についてのご質問ですけれども、平成27年8月に若い世代の利用促進策の指示について、また施設の目的外使用に関する是正指示についてということと、あと平成28年10月、常勤職員の配合割合の改善、それから職員へのパワハラに関する事情聴取、さらに平成29年1月に作業療法士の配置指示などについての改善を通知しています。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 今のを合計すると、合計5回私が調べた限りですと平成27年8月17日、平成27年8月も出ています。あと同じく平成27年8月17日はほかの指定管理事業について出ています。平成28年10月20日、今のパワハラの話ですね。それで平成29年1月6日にもまた身体障がい者福祉センターに関して出ています。合計5回、こんなに出ている事業者というのはほかにあるんでしょうか。浦安に関連する事業者さんで改善指示を文書で、口頭ではないですよ、文書で出した事例というのは今までほかにもあるんですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 他の事業者についてはございません
 以上です。

◆(広瀬明子君) 異常な事業者ですね、そういう意味では。回数が多いという意味でですよ。ほかの事業者にはこんなに出したことがないと、市側の答弁がありました。ここは5回浦安市が出しております。私、ヒアリングのときにこちらの情報として情報提供したんですけれども、以前は県が管轄でした。県のときも、県がこれは監査に入ろうとしたらば、監査を拒否した事例がありましたよね。私、それは県から取り寄せた公文書で市側にこういうことがありましたよと。ということは、それは平成24年の話なんですよ。市に事務の管轄が移る前の話、それで今回平成28年のパワハラのでは調べようとしたらば、19人中9人しか対象として出してこなかったというね。県が管轄のときは監査そのものを拒んだ。県の監査を拒んだ理由というのは受検態勢という、私は聞きなれない言葉だったんですけれども、受検態勢が整っていないという理由で県の監査を拒んでいます。それは私、資料として市側に情報提供していますからそこは認識されていると思うんですけれども、非常にそういう意味では問題が多い。
 特にパワハラの問題で、センター長がそこの職場からいなくなった、配置がえをしたのかどうかわからないんですけれども、とにかく市としてはセンター長、問題のパワハラを働いたセンター長がいなくなったからいいという、そういうご認識ですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) ただいまのご質問ですけれども、センター長の交代、それから法人内の職員の教育研修なども推進しているというふうに伺っているところです。
 以上です。

◆(広瀬明子君) 市の平成28年10月20日の公文書で、何でこういう、要するにセンター長が断ったと、調査する対象の人を19人中9人しか出さない。これは対応が不十分である原因、要するに先方の対応が不十分であった、その原因というのは、市側の公文書ですよ、書いてあるんですよ、貴団体の人事管理体制に問題があるものと考えると。単なるセンター長の問題じゃないんですよ。市はちゃんとここまで言っているんですよ。この団体の人事管理体制、貴団体の人事管理体制に問題があると。一個人の特殊な問題じゃないと市は認識していると、そのようにこれは理解できるんですけれども、そのように理解してよろしいわけですね。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) ただいまのご質問につきましても、ヒアリングのときにいただいておりませんので、この場でのお答えは差し控えさせてもらいます。
 以上です。

◆(広瀬明子君) ヒアリングで一つ一つ、これ再質問を私はしているんですよ。ヒアリングでは第1問しか通告していないですよ。それで答弁いただいて、それについてどうですかと聞いて。何で再質問に対してちゃんとお答えできないんですか。今私読んだのは、市側の書いた公文書ですよ。こういうふうに書いてありますけれども、今読み上げたところからすると、決してセンター長個人の問題じゃないという、市はそのように把握したんですよねという確認をしているんです。あるいは、じゃ市は単なるセンター長個人の問題だと今も思っているんですか、どっちですか。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) ただいまのご質問ですけれども、センター長個人の問題と組織的な文書に書いてあるところもかかわっているというふうに認識をしております
 以上です。

※やっと、「個人の問題だけではなく、組織の問題でもあることを認める。


◆(広瀬明子君) わかりました。今の答弁、後からの質問に影響してきますので、わかりました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする