先週末から、フランスからご主人(日本人)の実家に来ているフランス人の友人Jさんと彼女のお嬢さんのSちゃん(2歳半)。
私の家族も友人達も、もうJさんを好きになったのはもちろん、Sちゃんのかわいらしさを前に、もうメロメロです。
このSちゃんは食が細く、そして肉や魚ほか、たんぱく質系のものをほとんど食べないことを心配しているJさんですが、日本に来てから、「魚のみりん干しを食べた」「シラスも食べた」とうれしそうに話してくれます。
そしてSちゃんは、フランスの家でも好物は、ご飯(北イタリア産のお米を鍋を使って炊く)、そして卵焼き、醤油は舐めてしまうそうだし、お菓子もお饅頭が大好き、というので、一瞬、「食べ物の嗜好はやはり、そのDNAも関係するのだろうか」と思ってしまいました。
もう20年近く前のことですが、私の息子も離乳食を始めたころ、和食系の料理、そしてお菓子も洋菓子系より和菓子を好みました。(実は今もそう。)
幼稚園のお弁当で、「明日、何にしようか?」と息子に聞いたとき、かえってきた返事が、
「竹の子ごはんとお刺身」。
誕生日にケーキを用意すると、
「ケーキより、お饅頭が良い」。
それとは対照的に、私の物心が付いた頃から幼稚園頃までは、私を含め、周りの子どもは、洋食系を好み、洋菓子を和菓子より好む子どもが多かったです。
なので、息子の離乳食から幼稚園くらいの間、何度かお母さんたち子どもの嗜好について話題にしたことがありましたが、その結果は、息子以外にも和食、和菓子を好む子どもが案外多く、お母さん仲間のなかにも「自分たちの頃は・・」と、私と同じ感想を持つ人もいました。
「実は、日本人は元々和食を好むのかしら。私達が小さいころは、どの家庭も和食料理がテーブルに並ぶことが多かったせいで、物心が付くころに洋食系、洋菓子系を崇めるようになっただけで、今のように和洋食系を半々くらいの割合で離乳食からずっと食べていると、和食を好むようになる傾向があるのかも。」
なんてことを話していたこともありました。
すっかり忘れてしまいましたが、このSちゃんのケースでふとこれを思い出しました。
(このSちゃん、フランスで、和食のほうを好まれるとなると、ちょっと大変かも。)
蛇足ですが(まあSちゃんの話をして猫の話をするのは失礼かもしれませんが・・)、
「サザエさんで、『お魚加えたドラ猫、追いかけって~』って主題歌、欧米ではぴんと来ない。なぜなら、欧米の猫は、肉を食べるので、魚にはあまり関心をいだかない」
という話を聞いたことがありました。
現在、欧米でも日本でも、キャットフードが主流でしょうが、欧米の日本産の仔猫、日本の海外産の仔猫で実験をしてみたら、どういう結果がでるのでしょうか。