新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

東京探訪 ギネス記録に認定された都庁舎のプロジェクションマッピングに行ってきた

2024-03-19 | 東京探訪

東京都庁舎の壁面を使ってのプロジェクションマッピングが2月末から始まり、見に行ってきた。その様子を紹介しよう。

 都庁舎は48階建て、高さ240mという超高層ビルだが、その壁面のうち4階から32階部分をスクリーンにして映像を映す試みだ。それも毎夜欠かさずに上映するため、いつでも観覧可能になっている。

 縦127m、横110mで、その面積は14000㎡。「最大の建築物へのプロジェクションマッピング常設展示」としてギネス世界記録に登録された。

さすがにその大きさは格段で、迫力は十分。

 小池都知事は「新たな観光施設としての存在感を発揮するようになった。ナイトタイム観光の充実に向けた道筋をしっかり作り上げていく」とコメントしている。

 ただ、新年度費用は9億5千万円とのこと。「かけ過ぎ」との批判もあるようだ。

前回まで神戸の壁アートを特集してきたが、このプロジェクションマッピングも一種の「壁アート」と言ってもいいのではないかなあ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸旅⑮ 大正筋商店街では、通りの活性化にシャッターアートが一役買っている

2024-03-16 | 神戸旅

 神戸市長田区大正筋商店街を歩いていると、こんな愛らしい少女の絵を見つけた。

 この商店街は、1995年1月阪神淡路大震災の地震と火事で、店舗の90%が焼失してしまうという、壊滅的な被害に見舞われた場所だ。その後の再開発事業で復興の形は見えたが、近年の新型コロナ等によって撤収する店も出ているという。

 そんな中で商店街では、店舗の前面に絵を描くことによって賑わいを取り戻そうという試みを始めている。そうしたアート通りを歩いた。

 冒頭の女の子の絵には、足元のアップも添えられていた。

 ゾウと男の子とワニによるメルヘンチックな作品。地元ゆかりのアーティストの作品という。

 この通りの作品は、壁アートというよりは「シャッターアート」。キノコのお祭りかな。

 大胆なスケッチで仕上げたようなすっきりとした作品。

 これこそ満開の花びらが思い切り万歳をしてているようだ。

 四角、ピラミッド型、台形。いろいろな形が何かのはずみで動き出しそうに見える。

 シャッターアートは2021年にスタートしたそうだ。これからも広がっていくことを期待したい。

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸旅⑭ 海沿いの塀にはモザイクアートがいろいろ。子供たちも作品も。

2024-03-12 | 神戸旅

メリケンパークの海沿いには、石造りの塀にモザイク風の壁アートが並んでいる。

 その中でもやっぱり目立つのはこの風景。ポートタワーと海洋博物館の典型的な景色は、この場所を象徴するものだ。

 カモメと船舶との組み合わせも、現実の風景を再現したものだろう。

 隣のポートアイランドには神戸空港があり、飛行機も身近かだ。ただ、この空港へはJALやANAが定期就航していないようで、今回の旅行も大阪の伊丹空港を使う形だった。

 帆船の絵。やはり他の船より華やかなイメージだ。

 イルカのモザイク画に大型船の写真を組み合わせた図もあった。

 こちらは地元の子供たちの作品を基に制作されたもののようだ。にぎやかで色彩感覚がすばらしい。

 こちらも子供の絵。わくわくするような底抜けに楽しい雰囲気がいいなあ。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸旅⑬ 六甲アイランドでも、広大な空間の各所に壁アートを見つけた

2024-03-09 | 神戸旅

 晴れ上がった昼、六甲アイランドまで出かけた。ここは1972年に着工された埋め立て地。現在は六甲ライナーという路線が通って広々とした空間が広がる。

 その六甲ライナー終着駅のマリンパーク駅で降りて、少し歩いた場所でこんな壁アートを見つけた。

 青空を背景に男女の顔が大きく描かれているが、目が隠れている男性よりじっと前を見つめる少女が印象的。

 その横に大きく書かれた「絆」が強いインパクトを感じる。このアイランドも阪神淡路大震災ではかなりの被害を受けた場所のようで、その歴史がこの文字にも反映されているのだろう。

 1つ駅を戻ってアイランドセンターで、メインストリートの横の建築側に入ると、大きな十字の中に四つ葉の葉のような形が出現した。

 あまり目立たない場所なので、その空間に入り込んで突然発見すると、一瞬ドキリとする。

 メインストリートの反対側には、階段の斜め壁面を利用した絵がある。2つの図形が争っているようにも見える。

 斜めから階段と組み合わせて眺めると、一層立体感が際立って見えた。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸旅⑫ パンダに風船に笑顔。元町周辺はバラエティ豊か

2024-03-05 | 神戸旅

 南京町の通りにこんな壁アートを発見した。パンダたちが調理し、おいしく食べている風景。西安門が後方を飾っている。いかにも中華街らしい光景で、ほっこりさせる。

 少しアップしてみると、その楽し気な表情がよくわかる。

 その南京町最寄りの地下鉄海岸線のみなと元町駅近くの地下通路にあった風景画。たくさんの風船がなびいて左端では子供がそれを見上げている。あったかい光景。

 一番大きな風船に近づいてみると、それはすべて赤ちゃんの手形で出来ていた。解説板には「この地下鉄開通20周年を迎えたのを記念して、沿線でその年に生まれた赤ちゃんの手形を集めて図案化した」とのこと。なかなか楽しい企画だ。赤ちゃんたちが大きくなって「ああ、これが私の手」なんて微笑む時が来るんだろうなあ。

 駅から数分の住宅街の一角に大きな絵がある。スプレー缶を持って押し出した先に黒い弧が描かれる。ちょっと下がって眺めると、笑顔を作る人の口元に見えてくる。確かに上部には2つの眼。

 スプレー缶を持つ手もなかなかダイナミックだ。こんなバラエティ豊かな壁アートに出会えるのも神戸の魅力の1つだろう。

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする