私がこのブログを書き出して約2年です。時々自分のブログを開く時に、Googleで検索して開きますが、実はこの夏、あることに気がつき驚きました。
私はブログでは一切個人名は出していませんし、また相互リンクも張っていません。
それなのに、Googleの検索窓に“Various Topics”と入力して検索して表示された私のサイト右脇にある『類似ページ』(『キャッシュ』の右隣)をクリックしてみると、なんとずらずら並んだサイト名に、私の知人(大学関係者でメールのやり取りをする人)の書いたレポート2つと紹介ページが出てきてしまったのです。
・・・と、今から試してみようと思っても見つかりませんよ。数日前に『類似ページ』チェックをして、他のものもあわせてほとんどが消えているのを確認しました。現在はブログ名が似ているものが若干並んでいるだけで、だから今やっと事実を公表できるのです。ちなみに、知人関係のその3つのサイトの類似ページに私のブログが表示されていましたが、それも今は消えています。
さて、この知人の紹介ページですが、それはネットで人名検索をすると見かけるかと思いますが、それは『あのひと検索SPYSEE』というものでした。
これは、たとえばFacebook, Myspaceといった、自分で登録して作る紹介サイトではなくて、なんと本人が知らない間に作られてしまうものです。これには、本人の情報だけでなく、本人と縁がある人達の一覧も公開されています。
この検索エンジンはオーマという会社が開発したもの。
私は、知人のSPYSEEが作られていること自体はこの『類似ページ』を開く前に知っていましたが、これが本人の登録はおろか、許可さえとらないままウェブの情報を拾って勝手に作り上げられてしまうことは知りませんでした。
この『類似ページの怪』について知人に連絡をとった時の「そんな紹介ページは作った覚えがない」という彼のあわてぶりで判明したのです。
(結局、知人はオーマ社に連絡をして自分のSPYSEEを削除してもらうことができました。また、他の知人にも作られて困っている人がいたので、私が削除依頼先を教えました。)
それにしても、Google ストリートビューはよく問題になりますが、こうした『類似ページ』のプライバシーの侵害(もちろん類似ページを開いても、こうした事実を知らなければ、プライバシーの侵害にはなりませんが・・)、またSPYSEEのような検索エンジンが野放し、とはどうしたものなのでしょうか。
『類似ページ』については、私のブログだけでなく、他の人のものも表示が変わっているようなので、ひょっとしたら苦情があって、Google社がエンジンを見直したのかもしれません。
それにしても、便利さを追求しすぎると、とんでもない副作用があるものです。