先に米国の友人は、「(マカロニサラダなど)マヨネーズを使うサラダは米国では一般的」と答えてくれましたが、そもそも、マヨネーズで和えているといっても、私たち日本人がもっているマカロニサラダの味とはちがうのだろうな、と思います。
パスタやマッシュポテトをマヨネーズで和えたサラダは、日本の家庭だったらキューピーマヨネーズか味の素マヨネーズを使うサラダが多く、お店で買ったものだとたぶんマヨネーズから作るところが多いと思います。
日本語版ウィキペディアを見ると、日本でのマヨネーズの規格の範囲は狭いですし、そもそも、市販のプレーンタイプはサンドウィッチ等に使うタイプで、日本の市販のものはオールマイティに使えるようになっているため、米国人と日本人のマヨネーズのイメージの差があるでしょう。
マヨネーズ(仏: mayonnaise)は、食用油・酢・卵を主材料とした半固体状ドレッシング。卵は卵黄のみ使用するものと全卵を使用するものがある。
元々は卵やオリーブ油などで作られるスペイン料理のソースの一種であり、現代ではサラダなどの料理における調味料として利用されている[5]。 日本には油は加えないが類似の風味を持つ合わせ調味料である黄身酢(きみず)がある。[6]
解説
日本農林規格(JAS)における「ドレッシングの日本農林規格」、および「ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料品質表示基準」では、マヨネーズの定義を
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、食用植物油脂、食酢若しくはかんきつ類の果汁、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。
— 「ドレッシングの日本農林規格」、および「ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料品質表示基準」
と規定している[7][8]。
このため、日本国外で生産されたマヨネーズの多くは、日本のJASの基準ではマヨネーズに該当せず、原産国ではマヨネーズという商品名にも拘らず、日本では表記できないため「半固体状ドレッシング」という分類で販売されている。
日本の企業が販売しているマヨネーズは、全卵タイプのもの(市場占有率2位の味の素社製のものなど)も存在するが、最も市場占有率の高いキユーピーの製品は卵黄タイプである。一方、世界では全卵タイプのものが主流である。また、日本人の好みに合うよう菜種油、大豆油などの癖のない植物油と米酢を主原料にしており、この点でも欧米のものとは風味が異なる。欧米の人々には、日本でマヨネーズを使用したピザが売られていることや、なんにでもマヨネーズを使用するマヨラーの存在は奇異に映るが、日本製のものを使用すると、理解を示すという[9]。
まあ、いずれにせよ、ケチャップや調味料をたくさん使った料理は米国発祥のものが多く、さらにそうした調味料から料理を開発していった日本、これは洋食文化後発国の変わった進化でしょうか。
ケチャップの話になりますが、「スパゲティ・ナポリタン」などは、イタリア人には勧めませんが、米国人ではスパゲティ・ナポリタンにタバスコもうけいれてくれるのでしょうか。タバスコって、私は使ったことがありませんが、若い人はつかうのでしょうか。
(なお、イタリア人の友人たちにオムライスは好評でした。)
参考:
Kewpie Mayonnaise - from Japan, its origins, history, ingredients, & worldwide popularity. - YouTube
The Untold Truth Of Japanese Kewpie Mayonnaise - YouTube
The Great Mayonnaise Controversy - YouTube
(↓関係ないですが、ゼレンスキー大統領に似ている…)
Japanese Mayo vs. American Mayo: What's the Difference? - YouTube
Japanese Mayonnaise (Kewpie Mayo) マヨネーズ • Just One Cookbook
What You Didn't Know About How Mayonnaise Is Really Made - YouTube