Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

米国のリビア空爆-how to make refugees

2016年08月31日 | 戦争・紛争

JBpress(2016年8月31日)
米国がこっそり戦争に突入、テロ拡散の危険大
By 堀田佳男氏
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47750 

バラク・オバマ大統領は8月に入ってから、何事もなかったのように、アフリカの一国で新しい戦争を始めた。 

リビアである――。

 日米メディアは海外ニュースの1つとして「空爆した」と報道してはいるが、トップニュースとしての扱いではない。リオ五輪や大統領選にメディアは関心を奪われ、リビア空爆というニュースは注目されていない。 

 オバマ大統領は国民に向けてリビアで新たな戦争を開始したとの演説も行っていない。8月4日、国防総省(ペンタゴン)に出向いて記者会見を行った時も、シリアとイラクでのIS(イスラム国)の掃討が主な内容で、リビアという言葉は1回しか出さなかった。 

(中略) 

ロシアのニュース専門局RT(旧ロシア・トゥデイ)の今年1月の報道によると、リビアには昨年末の段階で、ヨーロッパ諸国と米軍の特殊部隊が約6000人も派遣されている。その中には米国をはじめ、英国、フランス、イタリアが含まれる。 

特殊部隊の活動によってISが駆逐され、さらにリビア人による政府が国家統一を成し遂げられれば結構だが、現実はそれほど甘くない。 

 国連のリビア特使であるマーティン・コブラー氏は、「たとえISがいなくなっても近い将来、GNAが国家を統一できる可能性は低い」との見解を出している。むしろ暫定的な国民合意政権は解体する危険性があるとさえ言う。 

 そうした状況下でオバマ大統領が選択したのが、空爆だったのだ。 

 米「サローン」誌のベン・ノートン記者は「米国が新たにリビアを空爆することが最良の外交政策だったのかどうか、国内では全く議論ができていない。議論どころか、メディアが今回の空爆について大々的に報道すらいないのが現実だ」と述べる。 

 多角的に状況を考慮すると米国による空爆は「GNAによる強い要請だった」という理由を述べてはいるが、オバマ大統領にはその後の世界が描けているようには思えない。 

 オバマ大統領は2009年の政権誕生以来、他国に軍事攻撃しないことを信条にしてきたが、実際は今また新たな一歩を違う国家で踏み出してしまった。 

同じリビア空爆については、Wedge Infinityにもあります-いつものように米政府の広報記事のようです-が、 

Wedge Infinity (2016年8月9日)
米空爆にも頑強に抵抗、リビアのIS壊滅作戦がヤマ場
By 佐々木伸氏
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7493 

こちらには、こう書かれています。 

「 ISは特に住宅の掃討作戦を進める民兵を狙って冷蔵庫の中やパンの袋などに爆弾を仕掛けたり、赤ちゃんの声を拾うベビー・モニターを起爆装置にするなど狡猾な爆弾を無数に仕掛けた。民兵軍団側は道路などに埋設された地雷を除去するため、羊1000頭を放つ計画とも伝えられているが、まだ実施されていない。 

 ISのこうした抵抗に苦戦した民兵軍団のため、暫定政府が米国に空爆を要請、オバマ大統領がこれを承認し、米軍はシルトのIS潜伏拠点に猛爆を加えた。」 

上の段の「冷蔵の中のパンの袋などに爆弾をしかけたり」というような情報は、米政府はどうやって仕入れているのでしょうか。 

「リビアの暫定政府が空爆を要請して、米政府がリビアを空爆」というのが本当なら、米国はそれこそ、「リビアを救うために我々は闘う!」とアピールしてもよさそうなのに、なぜしない?(ま、もとは米国がカダフィ始め、米国にとって邪魔になるリーダーを間接的に殺したせいで、中近東やアフリカ北部は今の状態になったんですよね。「正義」「○○の為に」という言葉ほど都合よく使える言葉はありませんね。フランスも同罪。)

いずれにせよ、リビア空爆がまた新たな難民を生み出し、①ボートでイタリアを目指す難民の多くが船の転覆で大勢の命が失われる、②イタリアやスペインが救助、③助かった難民がまた欧州に散らばる。 

「難民受入れをどうするかを決める」のではなくて、「難民を作らないようにする」ということをしようと言い出す政治家がいないのはなぜでしょう。 

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豊洲新市場-石原元都知事&日建設計の責任

2016年08月31日 | 国際・政治

産経新聞(2016年8月31日)
築地市場、移転延期へ 都議会の理解得られるか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00000097-san-pol 

■総事業費1.5倍 維持費1日700万円

 環境問題の一方、小池百合子知事が疑問視するのは、移転先の豊洲市場の総事業費が平成23年度の約3900億円から約1・5倍となる約5900億円に膨れ上がった点だ。だが、移転を延期しても豊洲市場の空調などに維持費がかかる上、11月移転に向け準備を進めてきた関連業者から補償も求められかねない。財政負担はさらに拡大の可能性が高く、小池氏は難しいかじ取りを迫られそうだ。

 都の説明によると、豊洲市場の建設費は、資材・人件費の高騰などで、23年度に行った試算時の約2・8倍の2747億円に増加したほか、土壌汚染対策費も約1・5倍の858億円に膨張するなど、最終的な総事業費は5884億円に及ぶと見込まれている。

 膨らんだ事業費について小池氏は今月16日、「こんなに天井知らずに高くなっていいのか。非常に疑問に思う」と不信感をあらわにし、自身が設置する都政改革本部で、検証する考えを示していた。

 だが、移転を延期すれば新たな財政負担も生まれる。都の試算によると、豊洲市場は稼働しなくても空調や警備などで1日当たり約700万円の維持費がかかる。仮に移転を3カ月延期すると6億円、半年なら12億円の財政負担が発生する可能性があるという。

 11月移転に向けて投資を進めてきた仲卸業者などの関連業者への説明も必要となる。業者側によると、移転先の店舗の内装や冷蔵庫のリース契約などを既に結んでいる業者も多く、延期の場合はリース代や電気代などの維持費が発生。「誰が負担するのか」との懸念も広がっており、こうした補償を求められる可能性もある。

 財政負担が増加すれば、都民や都議会への説明も欠かせない。移転延期にかかる費用を盛り込んだ予算案を都議会に提出する場合、これまで賛成多数で移転計画を推進してきた都議会の理解を得られるかは未知数だ。都幹部は「(小池氏は)選挙戦で都議会との対立姿勢を示した。当然、都議会の反発もあるだろうし、難しいかじ取りを迫られるだろう」と指摘する。 

この件に関しては、小池百合子都知事の決断は正しいと思います。
ただ、延期だけで解決するのでしょうか。 

少なくとも、延期、調査にかかる費用は、この魚市場の豊洲移転をゴリ押しした石原慎太郎元都知事及びそれに同調した政治家(何も手を打たなかった猪瀬、舛添元都知事たちも含む)、設計をした日建設計に負担してもらうのが筋ですね。 

なお、新豊洲市場については、元自衛官という方がとても分かりやすくまとめてくださっていますので、ご覧ください。

Spin out
新豊洲市場の欠陥がひどい!塩水禁止・土壌汚染・床抜ける・間口狭すぎマグロ切れない!
http://spinout-kj.com/shintoyosusijo-kekkan-4254/
 

それにしても日建設計(豊洲市場は「設計書で選ぶコンペ方式」ではなく、「設計者で選ぶプロポーザル方式」で決定)・・・スカイツリーも日建、オリンピック競技場も日建、カジノも日建になるかな・・・。 

参考として、ウィキぺディアから: 

豊洲市場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E6%B4%B2%E5%B8%82%E5%A0%B4 

日建設計
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E8%A8%88 

元日建設計出身の政治家のものも。 

渡海 紀三朗
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E6%B5%B7%E7%B4%80%E4%B8%89%E6%9C%97 

與謝野 久
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%87%E8%AC%9D%E9%87%8E%E4%B9%85

オマケ:

若い頃、高級会員制クラブ・プレーボーイクラブ(六本木ロアビルにありました)に先輩男性に連れていってもらったことがありました。
この時、
「プレイボーイいクラブのバニーのコスチュームはワンサイズしかなくて、バニーガールとして雇われるにはこのサイズに合うのが最低条件」
と、アメリカ帰りのこの先輩は教えてくれました。

この話が本当だったか(本当なのか)どうかはわかりませんが、この豊洲新市場施設の「人が主体ではなく、先に設計ありき」は、このバニーのコスチュームを思い出させます。

バニーガールに応募するのと、魚市場を無理やり移転させられる事は、全く違います。
日建の設計者は市場の人達を馬鹿にしてやいすぎませんか?

9月2日追記:

2012年3月、東京都は築地市場跡地開発を森ビルに検討委託していたみたいですね。

9月15日追記:

続きは9月15日のブログ記事へ

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シャルマ観光相の「女性外国人観光客はスカート着用を控えて」発言に思う

2016年08月30日 | 海外ニュース・できごと

CNN(2016年8月30日)
「インドではスカートはかないで」 観光相の発言に非難集中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160830-35088197-cnn-int
 

(CNN) インドを訪れる女性は安全のためにスカートの着用を控えるべきだ――。女性への性暴力が後を絶たない同国で、シャルマ観光相の発言が非難を浴びている。

シャルマ氏は、インドを訪れる観光客向けの新たな配布物を紹介した際、「カードには注意事項が書いてある。夜1人で外出するなとか、スカートをはくなといったことだ」と述べた。実際のパンフレットにスカートへの言及はない。

この発言に対して、政府は女性に責任を押し付けていると批判する声が相次いだ。

インドでは外国人女性が性的暴行の被害に遭う事件が続発している。法改正によって強姦(ごうかん)の定義を拡大し、のぞきやストーカー行為も厳しく処罰するなどの措置は取られているものの、政府の対応が不十分との批判は絶えない。

インドはそもそも、犯罪全般に対応する条件が整っていない。法医学研究所が不足し、人口に対する警官の人数は世界最低レベル。弁護士や判事も必要人数をはるかに下回っている。

シャルマ氏は29日、「私には2人の娘がいる。女性たちの服装を指図するつもりはない」などと弁明した。

同氏は昨年、女性の夜間外出についても「ほかの所では問題ないかもしれないが、インドの文化ではない」と発言して物議を醸していた。 

シャルマ観光相の発言が問題視されていますが、イスラム教徒のブルカやブルキニ着用を禁じているフランス人達は、文句を言えないでしょうね。 

特にブルキニ着用禁止について、
「イスラム教徒とわかりやすい恰好でいると、危険だから禁止した方がよい」
と言っている人達は。 

なお、同じニュースがアルジャジーラにありますが、 

Indian minister advises tourists to 'not wear skirts'
http://www.aljazeera.com/news/2016/08/indian-minister-advises-tourists-wear-skirts-160829172257708.html 

After drawing widespread criticism, India's tourism and culture minister has backtracked after suggesting that female foreign tourists should not wear skirts in the country. 

Talking to journalists in the north Indian city of Agra on Sunday, Mahesh Sharma said tourists would be handed a "a list of do's and don'ts" at airports that would advise them "not to wear skirts" or "venture out alone at night in small cities". 

"For their own safety, women foreign tourists should not wear short dresses and skirts," he said. "Indian culture is different from the western." 

Sharma, whose comments came under fire in India and abroad, clarified on Monday that he was referring only to religious places, and that he "spoke out of concern".  

"I was speaking about religious places, like temples. I did not comment on what women should wear or not. I am the father of two daughters, I cannot put a ban on what women wear," Sharma said. 

"Such a ban is unimaginable, but it is not a crime to be cautious," he added.  "Different countries issue advisories from time to time, but I never said change anyone's way of dressing." 

(後略) 

こちらには、CNNのニュースには書いていない、「私が言っているのは、寺院などの宗教的な場所でのことだ」というシャルマ観光相の弁明の言葉が書いてあります。 

まあ、インドでは寺院に入るにはドレスコード(タンクトップ、短パン、ミニスカート等の露出の多い服では入れない。)がもともとあるはずなので、これは苦しい言い訳かもしれません。しかし、ヒンズーやイスラムなどの敬虔な信者が多いインドで、「スカート着用は控えて」と外国人観光客に言うことがそんなに悪い事とは私には思えないのです。

(アルジャジーラの記事には、シャルマ観光相を「タリバンと大差ない」と切り捨てるインド人のコメントもあり。) 

昔モルディブ(イスラム国家)に行き、離島めぐりをしたとき、一般人が住んでいる島に降りるときは案内人が女性観光客に向かって、身体の露出を減らすように言いました。(とにかく足を出すのはNGで、バスタオルや貸してもらった布をスカート替わりに巻いたりしました。女半身もTシャツやパーカーを羽織ったはず。) 

文句を言った観光客は誰一人いませんでした。

皆、リゾートの島以外ではそれがマナー、そして自分自身もそうした方が安全だと思ったからでしょう。 
(そういえば、この時期、シンガポールでは長髪のがお国人男性は入国できなかった気がします。文句を言う人はいなかったと思いますが。)

また、外国で夜間の女性歩きは、インドでなくても危険です。 

シャルマ観光相のミスは、弁明に、 

「インドでたびたび起こる性犯罪は、スカート云々の前に、自国の女性蔑視の文化にある。我々はこれをなんとかせねば。」

と付け加えなかったことなのではないでしょうか。

追記:

「『観光客に、スカートをはかないで』なんて言って、下半身下着だけで歩けと言っているのか!」
「穴あきジーンズや、短パン、ピチピチのパンツはOK,って言っているのか!」
と、趣旨を勘違いして非難している人はいないですよね?

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福島原発-汚染された海でサーフィンをする人々と福島原発ワーカーの言葉

2016年08月29日 | 原発・核・311

福島原発から50kmのタイラトヤマ海岸でサーフィンを楽しむサーファーたちがいるとのこと。 

Al Jazeera (2016.8.29)
Fukushima's surfers riding on radioactive waves
By Eric Lafforque
http://www.aljazeera.com/indepth/inpictures/2016/08/fukushima-surfers-riding-radioactive-waves-160826095748798.html
 

(前略) 

In Tairatoyoma beach, a prefecture of Fukushima and some 50km from the nuclear plant, was among the most popular areas for Japanese surfers prior to the nuclear accident.

Surprisingly, despite the presence of radiation in the sand and water, some dedicated surfers continue to come here to catch some waves. They are aware of the risks, and the hundreds of bags of contaminated sand piled up on the beach serve as a constant reminder of the health risks to them.  

"I put on sunscreen against the sun, but I haven't found anything against radiation," said one surfer. "We will only know the true consequences of our time in the water 20 years from now." 

(写真と解説をリンクからご覧ください。) 

本文と重複するものもありますが、写真の解説から- 

「僕は週に、5,6回ここでサーフィンをするよ。これが僕のパッション。サーフィンを止めるなんてできないよ」
と、「立ち入り禁止」の立て札の前でインタビューに答えるサーファー。 

「政府は、この地区はノーマルになりつつある、と言い続けている。
だけど戻ってきているのはほんのわずか。高齢者ばかりで、子供は非難したまま。」
と、除染ゴミが入った黒い袋が積んである前で語るサーファー。 

「日焼けにを防ぐために日焼け止めを塗るけど、放射能を防ぐものなんて何もない。ま、20年後にどうなるかわかるんじゃないの?」
と言うサーファー。 

写真の最後は、海から引き揚げて行くサーファーの後ろ姿の写真。
写真の下には、福島原発で働く1人の人の言葉が書かれています。 

「こんな汚染された海でなんか絶対に泳がない。福島原発で働いている同僚の5名が、脳にダメージを受けているんだよ」 

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シャツのボタン掛け合わせの違いの理由は・男性用シャツと着物の共通点

2016年08月29日 | 生活・日常

ハフィントンポスト(2016年8月28日)
そもそも、シャツのボタンが男女で掛け合わせが違うのはなぜ?
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/28/buttons-on-mens-and-womens-shirts-_n_11746170.html?utm_hp_ref=japan
 

ボタン式のシャツは、男性用と女性用でボタン式のシャツは、男性用と女性用でボタンの掛け方が違うことくらいご存じだろう。恐らく、それほど気に留めたことはないと思うが、この違いにはとても面白い裏話がある。 

テレビ番組「Today」の「What’s Trending(今の流行り)」コーナーで、司会のマット・ラウアーとサバンナ・ガスリーが真相にたどり着いた。実は、ボタンの違いの由来は、13世紀頃、ボタンが発明された時にまで遡る。 

女性用ブラウスブランド「エリザベス・アンド・クラーク」の創始者メラニーM. ムーアは、歴史的な理由があると言う。「大抵の新技術がそうであるように、13世紀にボタンが発明された時、ボタンはとても高価なものでした。当時の裕福な家柄の女性は自分で服を着ることはありませんでした。女中に着せてもらっていたのです。人口の大多数が右利きであることから、ドレスのボタンは対面から留めやすいように取り付けられていたのです」 

面白い! この伝統が今も続き、ムーア社のシャツも含め、現代の女性用のシャツは左側にボタンが付いている。 

男性用シャツはどうかというと、ボタンが右側に付けられているのには、いくつか説がある。 

「どの時代について語っているのかはっきりさせることが重要だと思います。シャツやジャケットにボタンが付けられるようになったのは、比較的新しい現象ですから」と、ファッション歴史家でありハーバード大学アメリカ史学博士号候補者、クロエ・チャピンさんはこのように述べる。「ですが、一般的に、男性用ファッションの多くの要素は軍隊に由来していることが多いのです」 

男性用シャツのボタンについても、右利きが多いという想定が大きな意味を持っている。シャツの裾に挟み込んだ武器は、利き手側からの方が取りやすい。チャピンさんは、「武器を取りやすいかどうかが、実質的にすべてを決定していました」と語る。 

チャピンさんによると、この昔の伝統が今でも残っている理由について、別の説があるという。「1880年代、さらに昔の男性風の女性服が流行しました。ですが、多くの地域では女性が公共の場で男性のような格好をすることは法律で禁止されていたのです。ですから、ボタンの留め方に違いを設けることで、女性服を着ていると証明していたのかもしれません」 

女性の服装について規制する法律はなくなったが(ありがたいことだ)、男女のシャツの違いの起源を知ると興味深い。 

この記事を読んで、前にデンマーク人の友人(女性、日本映画好き)がこんなことを書いてきたのを思い出しました。 

Kimonos: I realise now that the original reason for kimonos to be worn left side on top is that it would prevent the arm pulling the sword or knife in a hurry from being caught up in the clothes, way back in history! 

 Oddly enough, that is the same reason why our clothes still have opposite closing for men and women. Thousands of years ago, men here wore their clothes (well, maybe if was more like an animal hide they had tied around them!) with the left side on top, so their arm would not get caught when pulling their weapon, which most people had on their left side, because they were right handed. Wearing clothes the opposite way, with the right side on top, was a way to signal to others that you were unarmed. As women were mostly unarmed and most men were armed, that is aparently how this clothes tradition was started, according to tradition.  

(意訳:
「日本の着物の合わせの左が上になるのは、懐から素早く刀(懐刀)を抜くにはその方が都合がよかったからって、気が付いたわ。これは西洋の男性のシャツの左が上になった理由と同じ。左が上のシャツの方が武器を抜きやすかったの。
右が上のシャツは、「武器を持っていない」という意思表示-女性は大抵武器を持つことがなかったので、右が上の洋服を着たの。」) 

この時私は彼女に、 

「着物に関しては、日本は男女とも左が上、ただし死者に着せる白装束の着物は右が上(左前=左を先に合わせる)になります。
ま、着物も左を上にした方が右利きの人にとっては出し入れしやすいのは同じなんだけど、ただ着物の場合、懐には刀や武器に限らず、扇子なども差したりしていたんだと思います。つまり、刀を素早く抜くためだけでなく、他のものを抜いたり差したりするのには左上が使いやすい。だから、着物の場合は男女同じ着方なんだと思います。 

ところでシャツのボタンですが、「前に「男性の服は人がボタン掛けしやすいように左が上(ボタンが右)にくるようになっていて、女性の洋服は自分で着やすいように右が上(ボタンが左)になっている」と聞いたことがあります。」 

と返しました。

 私が人に聞いた話は、記事の中のメラニー・ムーア氏の言う、

「当時の裕福な家柄の女性は自分で服を着ることはありませんでした。女中に着せてもらっていたのです。人口の大多数が右利きであることから、ドレスのボタンは対面から留めやすいように取り付けられていたのです」

とは正反対ですが、元々洋服のボタンの位置の違いは、男女の役割の違いからそうなっていたのではあるのでしょうね。

それにしても・・・自分で来ているシャツのボタン掛けをする場合は慣れによるでしょうが、他人に着せたり、ハンガーにかけるときのように正面からボタンを掛ける場合、男性型(ボタンが右、ボタンホールが左)のシャツの方かけやすくないですか? 

私が元左利きなので、他の人とは感覚が違うのかもしれませんが、ボタンの話を聞かせてくれた知人も、この話を一緒に聞いていた人達もその時納得していたと思います。(全員が左利きor元左利きではないはずです。)

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学会で「遺族」を「遺賊」と呼んだ医療関係者-医師のメンタルヘルスチェックと心のケアを

2016年08月28日 | 福祉・医療

読売新聞(2016年8月27日)
医療事故遺族を「遺賊」…医療安全学会代議員が講演
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160827-00050000-yomidr-hlth 

医療事故の遺族を「遺賊」と表現した学会講演が波紋を呼んでいる。参加者らの指摘を受けた日本医療安全学会は、「発言は不適切」とする声明を学会のサイトに公開した。こうした表現について、遺族らは「医療事故被害者への偏見につながる」と懸念している。

 関係者によると、問題の発言があったのは、同学会が今年3月に東京都内で開いた学術集会の講演。登壇した男性は「遺賊が求めているのは金と、医師・看護師への処罰であって、原因究明や再発防止は関係ない」などと話し、スライドにも同様の表現があったという。 

(後略) 

子宮頸がんワクチンの関係で医師や医療関係者のtwitterをチェックするようになったせいで、上記のような記事を読んでも、驚かなくなりました。 

子宮頸がんワクチン-かるがもクリニックのtwitterから
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/785d2b01b90bf761166c1363eb13d8fc

勤務医のツイッター-勤務先は知っているのか-2
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/c999fdd4d27d4f5517ee7c275169ab58
 
相模原市障害者施設の殺傷事件-「彼の正義」と認めた時は危険の第一歩
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/96671b31f07b77890d66b4c3720ce98b

ただ、医療ミスもなく、最善を尽くしたとしても、病気を見逃したり、手術が失敗に終わったときなど、患者、患者の家族、遺族から攻撃を受けたことがある医師はいるでしょう。 

学会でこうした遺族への憎しみをぶつけることはなくても、『内々の会話やSNSで患者や遺族叩きをする医師・医療関係者(ほとんど匿名)』は後を絶たたないのではないでしょうか。もちろん、『最初から心が歪んでいる医師・医療関係者』『政治的(利害)な背景があって、患者叩きをする医師・医療関係者(こちらは実名・もしくは身元が分かるようなSNS)』もいると思いますが。 

「パイロットのメンタルヘルスチェック」という声はジャーマンウィングスの事故のあとに話題になりましたが、医師、医療関係者の定期的メンタルヘルスチェックというものは、あるのでしょうか?
また、定期的メンタルヘルスチェック以外にも、誤診や患者を亡くした医師たちに対しては、追及だけでなく、心のケアの必要性も感じます。 

(一部の患者や家族、遺族への憎しみが募り、被害妄想から全患者を憎むようになることもあるんではないでしょうか。そこから医療殺人をすることも、ないとは言い切れないでしょう。)

参考: 

医師の匿名SNSは許容範囲、医師のメディア発信のペンネーム使用は疑問
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d7f13bd2102db18bd2805b9983db8804

追記:

子宮頸がんワクチン推進医師で、オリンピック中はジカ熱についてはだんまり、オリンピックが終わった途端「ジカ熱」の危険を何度もツイートする人がいます。
こういう人の背景はわかりやすいです。

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イタリア中部地震-過去の地震から学んで死者を出さなかった震源地から10キロのノルチャ

2016年08月28日 | 海外ニュース・できごと

イタリア中部(アマトリーチェ)地震-ラクイラ地震から何も学ばなかったのか
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/b3ede88ab79a61dfea30f2ccd06fea33
 

を書きましたが、度重なる地震時の建造物の崩壊から学び、住民を守ったところもあったようです。 

朝日(2016年8月27日)
震源近くの二つの町、明暗分けたのは… イタリア地震
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160827-00000075-asahi-int 

イタリア中部を襲った地震で、震源の近くにありながらほとんど被害を受けなかった町がある。26日に訪れると、過去の地震の教訓が命運を分けた実態が見えてきた。今回の地震で亡くなった人は、27日午前(日本時間同日夕)までに290人に達した。

 トリュフが特産で聖ベネディクトの故郷としても有名なノルチャ。中世に建てられた大聖堂がある広場を中心に城壁に囲まれ、多くの観光客が訪れる。米地質調査所(USGS)によると、今回の地震はノルチャの南東約10キロが震源だったが、中心部はほとんど大きな被害を受けなかった。ゴムと金属の板を石材の間に挟むなどの耐震対策が各戸でなされていたことが、理由とみられている。

 一方、町全体が崩壊し、230人の死者を出したアマトリーチェは震源から南東約15キロ。死者ゼロのノルチャとは、対照的だ。 

人口5千人のノルチャはここ数十年何度も大地震に見舞われた。1979年の地震で歴史的な建物を含む多くの家屋が大きな被害を受けた。アッシジで大聖堂の屋根などが崩落した97年の地震の際も、激震が町を襲った。そのたびに町全体で耐震化の努力が続けられてきた。

 防災対策本部には26日、市民らが続々と相談に訪れていた。テウタ・トザイさん(51)は「自宅の壁にひびが入り、心配で。最初の2日はガレージで眠った」。希望者は全員が無料で耐震診断を受けられ、手当てが必要な場合は自治体から補助が出るという。役場のサンタ・フナリさん(58)は「すでに約2千人が相談にきた」と語った。 

25日のBBCの記事
http://www.bbc.com/japanese/37203076

では、レンツィ首相の対応と言葉をこう伝えています。 

レンツィ首相は25日、被災地域の復興に5000万ユーロ(約57億円)の拠出を約束したほか、被災住民への免税措置を発表した。さらに、ずさんな建築への批判が高まっていることから、建築基準を見直す新施策の導入を表明した。
しかし首相は、イタリアの建物すべてを完全に耐震構造にできると期待するのは「ばかげている」と述べた。 

イタリアの建物すべてを完全に耐震構造にできるとまでは誰も思っていないはずなのに、そういって「馬鹿げている」と言ってしまうレンツィ首相は、ノルチャに行って学ぶべきでしょう。 

参考: 

産経新聞
地震多発国に重い課題 耐震化進まず、歴史的建造物保全と両立も
http://www.sankei.com/world/news/160827/wor1608270050-n1.html

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“ユニクロ製イスラム教徒風水着”があったなら

2016年08月27日 | 国際・政治

26日のブログに、

「どころのデザイナーが、ブルキニに似た水着を発表しないですかね。
(欧州人は日焼けを避けませんが、太陽の日差しが年々強くなっているのですから、「日焼け―皮膚がんも防止用する水着」を欲しがっている欧州人もいるかもしれません。)」

と書きましたが、こんな話が・・。 

AFP
禁止のブルキニに注文殺到...「生みの親」が明かす意外な支持者
http://www.afpbb.com/articles/-/3098682
 

【8月25日 AFP】イスラム教徒の女性向けの水着「ブルキニ」がフランスの一部自治体で禁止されたことで、全身を覆うこの水着に対する注目度がにわかに高まり、売り上げも伸びている──。ブルキニの生みの親とされる女性デザイナーがAFPの取材に、そんな皮肉な現象が起きていると明かした。ブームを支えているのはイスラム教徒ではない女性たちだという。 

 多数の死者を出したイスラム過激派による一連の攻撃で緊張が高まるフランスでは、南東部の15の町でブルキニが禁止され、その是非をめぐって大論争が巻き起こっている。

「ブルキニ(burkini、burqini)」という名称の商標権を主張し、10年以上前に自身初のイスラム教徒の女性向け水着を制作したというレバノン系オーストラリア人のデザイナー、アヘダ・ザネッティ(Aheda Zanetti)さん(48)は、フランスのこの騒動のおかげで、自分の製品に対する関心が一気に高まったと話す。 

 ザネッティさんによると、ネット通販での日曜の注文は普段なら10~12件程度だが、21日には60件に急増。すべてイスラム教徒ではない人からの引き合いだったという。 

 シドニー(Sydney)在住のザネッティさんは、先週の残りの日の販売実績は分からないとしつつも、フランスでの禁止騒動以降、応援のメッセージも山のように受け取ったと語る。中傷する内容の電子メールはわずか1件だけだったという。 

 応援のメッセージは、がんを乗り越えた人たちや、日焼け防止のためにザネッティさんの軽量速乾のツーピース水着を使っている人からも寄せられた。 

 イスラム教徒の女性用水着は他にもあるものの、ヘッドカバー付きで無駄を省いたツーピースタイプのものはザネッティさんがデザインしたものが初めてだという。 

 ザネッティさんは「私が受けている応援は女性に力を与えるもの。自分がカウンセラーになったような感じがしている」と語り、こう続けた。「今回のことに関しては女性たちが団結している。人種や宗教といったものは関係ない」

「ブルキニ」自体は、案外最近のものだったのですね。 

そういえば、ユニクロはイスラム風ファッションを売り出していましたが、ザネッティさんからライセンス契約をとるなり、元々あるイスラム用の水着をモデルにするなどして、「イスラム教徒風水着」を売り出してくれたら良いんですけど。 

ハフィントンポスト (2016年2月18日)
ユニクロが始めるイスラム教徒向けファッションが素晴らしい
http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/18/uniqlo-nail-muslim-fashion_n_9269056.html
 

フランスの国務院の判決後も、市によってはブルキニ禁止を続行するといっています。

イスラム教徒もそうでない人も、イスラム教徒風水着を着てそうした地域の海に行き、警察官にとがめられたら、
「これはユニクロの水着!文句ある?」
と返せばよいでしょう。

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ブルキニとワクチン-『自由』を守ったフランスの裁判所

2016年08月27日 | 国際・政治

CNN
仏裁判所、ブルキニ禁止措置を凍結
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160827-35088102-cnn-int 

フランスの一部自治体でイスラム教徒向けの全身水着「ブルキニ」の着用を禁じる動きが広がっていることをめぐり、同国の行政最高裁判所である国務院は26日、首長らにブルキニ着用を禁じる権利はないとの判断を示した。 

(後略) 

フランスの(最高裁に当たる)国務院は、「自由」を守るためにフェアな判決をしましたね。
よかった。 

ところで、「自由」で思い出した、昨年2月の記事も紹介します。 

フランスで子供への予防接種を拒否したことで児童虐待とされ訴えられていたカップルがいましたが無罪とされた記事です。

(フランスでは学校に上がるのに、破傷風、ジフテリア、ポリオの予防接種証明書提出が認められていますが、ワクチン接種は法律で縛られていません。) 

当然、この判決に不服な人達もいて、フランス厚生大臣などは、「『自由』は『公衆衛生』を阻害する」というような発言をしています。 

Bloomberg  (2015.2.4)
How France Is Handling Its Own Vaccine Debate
The same tensions between liberté and legislation collide for parents who face two years in jail for refusing to vaccinate their children.
By Emily Greenhouse
http://www.bloomberg.com/politics/articles/2015-02-04/how-france-is-handling-its-own-vaccine-debate

(前略)

A French couple stands accused of mistreatment: they could face two years in prison, and a $35,000 fine, for refusing to vaccinate their children. 

Samia and Marc Larère live in Auxerre, Burgundy, not two hours by car from from Paris. They are not new-agey spiritual types, they say, but they do believe in alternative medicine. The Larères have two small children, and they decided not to vaccinate them against polio, tetanus, and diphtheria. 

Last October, when the Larère children were 3 years and 15 months old, the couple appeared in court. Before the hearing, Samia spoke of studies “that prove that vaccines can make our children ill,” through additives like mercury and aluminum, according to The Guardian. She told the French website Lyonne.fr that she has a son from her first marriage, a teenager now, who was vaccinated, and who’s always sick. They are wary of pharmaceutical giants and their “toxic” products. As Marc put it, “We’re talking about the physical integrity of my children.”  

Children in France cannot enter schools without proof of vaccination against diphtheria, tetanus, and polio, but failure to vaccinate in and of itself is not necessarily against the law. Which is exactly the issue in dispute: the magistrate of the Burgundy court heard the Larères case, and referred it up to the country’s highest legal authority, framing the issue—a parent’s right to refuse to inoculate—as a constitutional matter. 

The Larères see this as a cautious victory, the first step. Jacques Bessin, the president of the organization paying the couple’s legal fees, the National Union of Citizen Health Associations, told Le Monde, “We’re finally going to ask the real question: am I genuinely free to manage my body and to refuse treatment that can have more serious consequences than the disease?” The couple’s lawyer spoke of vaccines as “a bureaucratic nuisance.”

Gregory Leroy, a French deputy prosecutor, pointed to the hundreds of millions of lives saved. “Nothing has brought as many benefits as vaccination,” he said, pointing to 20th century history. But he granted that there is a real issue at play in the case.

France’s Health Minister, Marisol Touraine, has less patience for legal and philosophical quandaries. She, who has pushed to have trained pharmacists, and not just doctors, administer vaccinations, framed this as an issue for the safety of the entire population. “Vaccines, they are absolutely fundamental to avoid disease,” she said. “There is a movement that is preoccupying me today, of suspicion, even defiance against vaccines. Touraine continued, “Freedom stops where public health begins.” 

「ワクチン接種を全て拒否」というのは、ワクチン慎重派の私でさえ支持しませんが、ワクチンビジネス優先になって次々と新しいワクチン接種が義務図けられている昨今、憲法違反云々の前に、ワクチン接種の選択の自由は無くすことはあってはならないと私は思います。

(20年間の間に、日本だけでもどれだけワクチンの定期接種が増えたことか・・・。) 

一旦こうした『自由』が否定されれば、別の事でも政府が自由を奪うようになり、その国は全体主義国家となっていくのではないでしょうか? 

さて、ここでまた、最初のブルキニに戻って別の記事を。 

ハフィントンポスト
フランスのブルキニ禁止に異論続出「修道女の修道衣も脱がすのか」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/25/burkini-ban_n_11711588.html?utm_hp_ref=japan
 

ブルキニやブルカはダメで修道衣はOK-こういうダブルスタンダードがあまりに多すぎて、感覚が鈍ってきます。

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フランス南部のブルキニ禁止-“追いはぎ警官”と“偽善ヴァルス首相”と“罰金を肩代わりするラシド・ネカズ氏”

2016年08月26日 | 海外ニュース・できごと

ハフィントンポスト(2016年8月25日)
フランスで「ブルキニ」禁止が過熱 警官が水着を強制的に脱がす画像も
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/25/frances-burkini-ban_n_11694668.html?utm_hp_ref=japan
 

フランス南部のニースなどで、イスラム教徒の女性のために全身を覆い隠す水着「ブルキニ」を公共のビーチで着用することが禁止され、フランスのみならず世界で議論を巻き起こしている。 

ニースで7月14日の祝日「バスティーユ・デイ」に発生したテロ事件以降、ブルキニ禁止令は激しい議論を巻き起こした。賛成派は、ブルキニ姿だとすぐにイスラム教徒だとわかるから、彼女たちが嫌がらせを受けることを防ぐために禁止するのだと主張している。一方で反対派は、女性が自由に服装を選ぶ権利を奪うものだと非難する。 

ニースでは、青いスカーフで頭を覆って長袖の服を着ていた女性が警官に取り囲まれ、脱ぐように強制されたとみられる画像がツイッター上に投稿された。ニース市当局は「警官の正当な職務遂行だ」と反論している。 

日の疑問:「公共の場で女性の服を脱がせるのに、何人の武装警官が必要なのか?」

ブルキニ禁止令に違反した場合、罰金を課されることもある。そんな中、企業経営者のラシド・ネカズ氏は違反切符を切られた女性に代わって罰金を払うことを申し出た。ネカズ氏は、「合法的に人権を擁護しているだけだ」と話す。 

フランスでアルジェリア人の両親の元に生まれたネカズ氏は24日、ハフポストUS版の取材に「ニースなど26カ所のビーチでブルキニ禁止令が適用されて以来、すでに5人の女性の罰金を肩代わりした」と、語った。 

公共の場でブルキニ着用を禁止するのは「あらゆる意味で民主主義と世界人権宣言に反しています」と、ネカズ氏は話した。「嘆かわしいことです」

ネカズ氏は、罰金の支払いを肩代わりするのは「法を尊重しつつ、無力化させる」ためだという。 

「過熱する状況を沈静化させたいのです」と、ネカズ氏は話した。「罰金は払うしかありません。しかし彼女たちは苦しんでいます。そしてフランスの『ヴィヴ・ル・アンサンブル(調和して共に生きる)』の精神も苦しめられるのです」 

彼はブルキニを禁止した自治体の長たちに、違反切符を切られた女性の代わりに自分が罰金を支払えるように、罰金は全て彼に直接請求するように要求した。 

「罰金を追徴している全ての地方警察署と国家警察に連絡しましたが、誰も私に面会しませんでした」と、ネカズ氏は話した。 

フランス政府は禁止令を支持する姿勢を示しており、イスラム教の女性を守るために制定されたと主張している。マニュエル・バルス首相は、ブルキニが「女性の奴隷化」を助長するものだとまで述べた。 

しかしネカズ氏は、政府がこの件を政治問題化し、国民世論を分裂させ次期大統領選で票を伸ばそうとしていると感じている。

(続きはリンクからどうぞ) 

「ライシテ」を盾にフランス政府が公の場でのブルカのみならずスカーフの着用までも禁止したのは納得はいきませんが、これはまだ理解できなくはありません。

しかし、ブルキニはイスラムの女性たちにとって、宗教的なものとか、奴隷云々ではなくなっているのではないかと思うので、ブルキニ着用禁止は、私には人権侵害のように思えます。 

仮に私たちが政府から「男女同権。女性も水着は男性と同じように、海パン(古い言い方ですが、今は何か言い方があるんでしょうか・・)を履かなければいけない」と言われたらどう思います? 
イスラム教徒の女性たちにしてみれば、ブルキニ禁止はそれと同じ感覚でしょう。 

ところで、7,8年くらい前だったか、ルクセンブルク在住の日本人男性から、「フランス(注:もしかしたら「パリ」だったかも)には、今も「女性のパンタロン着用禁止」という法律が残っている」と聞いたことがあります。 

この法律が今は無くなっているかどうかわかりませんが、フランスはもともと女性の服装にうるさいという文化もあったのか- 「女性の奴隷化」とまではいきませんが、「女性の人権が軽んじられる国」という下地がフランスにはあるのかもしれません。 

(「ブルキニ禁止はイスラムの女性を危険な目にあわさないために禁止」?女性を取り囲んで強制してブルキニを脱がせた警官たちこそが、一番危険かも。) 

そんな理不尽な法律に対してに、ラシド・ネカズ氏の戦い方、素敵です。 

有名どころのデザイナーが、ブルキニに似た水着を発表しないですかね。
(欧州人は日焼けを避けませんが、太陽の日差しが年々強くなっているのですから、「日焼け―皮膚がんも防止用する水着」を欲しがっている欧州人もいるかもしれません。)

とりあえずは、イスラム教徒もそうでない人も、皆が同時にウェットスーツや海女さんのコスチュームで南仏の海岸に押し掛ける、なんていうのも、やってほしいです。

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イタリア中部(アマトリーチェ)地震-ラクイラ地震から何も学ばなかったのか

2016年08月25日 | 海外ニュース・できごと

イタリア中部の地震について、日本人の友人に書いたメール、一部編集して貼り付けます。 

○○ 様 

(前略) 

イタリアの地震ですが、イタリア在住の友人達(エミリア・ロマーニャ、ピエモンテ、ロンバルディア地方)の安全確認と被災地の被害者に対してのお悔やみメールを送ったところ、皆は家にいたので無事だったものの、増え続ける犠牲者にショックを受けていました。 

ボローニャ県では山の上に住んでいる友人は何も言っていませんでしたが、ファエンツァに住んでいる友人のところでは、息子さんが地震の揺れを感じて起きてしまった、と言っていました。 

地盤や震源地の深さで被害が大きくなるとしても、ラクイラの地震、ボローニャ地震後も、国をあげて建物の建築基準見直しや補強をしないのでしょうか、イタリア政府は。
トリノ-ニース間に山をくりぬいて高速鉄道造るお金で、そちらを優先してほしいですね。 

ラクイラ地震―逆転無罪
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1f56306b484c97d3f2f3ba9d975a26c7 

で書きましたが、ブルガリア以下のように思います。

(「古い建物だと手の付けようがない」という事とは思いますが、映像を見る限り、途上国の地震の被害地の映像のようです。) 

(後略) 

ゆかり 

※イタリアの歴史地区では耐震基準の順守が免除されていて、これは新しい建物にも適応されるという・・・。今回の地震では、新しい建物も崩壊しています。ラクイラも同様だったでしょう。

追記:

ラクイラの地震の記事では元国立火山研究所所長(元被告)のプライベート秘書をしていたVさんについて少し触れましたが、所長の退職と同時に研究所を退職しました。退職後はローマを離れてイタリア北部に引っ越す予定、という話をしていましたが、教えてもらったメールアドレスが間違っていたようで音信不通になってしまいました。

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アルミ鍋は危険?-1990年のNYTの記事

2016年08月25日 | 生活・日常

我が家はアルミ鍋をよく使っています。鍋ではステンレス多重構造鍋も持っていますが、使い勝手がよいので、登場回数はアルミ鍋が多いです。 

10年くらい前でしたが、日本では一機に、「アルミ鍋を使うとアルツハイマーになる」という説が広まり、アルミ鍋をステンレスに買い替える人が増えました。 

今はこの説を否定するのが主流だそうですが、今も米国や欧州では、「アルミの鍋販売を禁止されている」と言っている人もいます。(そうだとすると、アルツハイマーの発生率は低そうですけど、どうなんでしょう。)

しかし、私は、口からアルミが入る分には(健康体であるのなら)ほとんど身体から排出されると思っているので※アルミ鍋を捨てるつもりはありません。
※アルミ入り注射や点滴は嫌。

ただ、今新しい鍋を買おうと思っているところで、その材質を何にしようかと、検討中。

それでネットで情報を集めていたら、面白い記事を発見したので、貼り付けます。 

New York Times
EATING WELL
By Densie Webb; Densie Webb, a freelance writer and editor, is a registered dietitian.
Published: December 12, 1990
http://www.nytimes.com/1990/12/12/garden/eating-well.html?pagewanted=all
http://www.nytimes.com/1990/12/12/garden/eating-well.html 

この記事は結局、「どんな材質の調理器具、食器さえも、「安全」ではない」と言っているようなもので、材質選択の助けにはなりませんでしたが、勉強になりました。

(記事の最後の方に、陶磁器の鉛中毒について書いてあります。
1990年代始めのアメリカのドラマ『天才少年ドギーハウザー』の一話に、「旅行で買ってきたスペインの陶磁器を使って鉛中毒になった患者」の話がありました。1990年当時、(質の悪い)陶磁器による鉛中毒が、米国では問題視されていたんでしょうか。
ドラマではスペイン製(もしかしたら、ポルトガル製だったかも・・・)にしたので、TV局に苦情の電話が入ったかな。)

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リオオリンピックの“安倍マリオ”-海外の反応

2016年08月23日 | 国際・政治

アニメ軍団とネトウヨ-子宮頸がん被害者叩き医師達のtwitterと4S政策
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/2951fcfc2a871ff4a1815250ce9113a7
 

の追記に、 

「リオオリンピックの閉会式の安倍首相のスーパーマリオやゲームキャラの演出 by 電通
・・・コスプレ、サブカルチャーファンは大喜びです。
戦闘服を着て戦車に載って、手を挙げていた写真もおそらく電通の戦略ですが、自国の首相がコスプレをしているのを見て喜ぶ大人が大勢いるとしたら、それは日本くらいではないですか?

だいたい、オバマ、オランド、プーチン、メルケルなどを、他国が主催地のオリンピック閉会式でコスプレさせようとする発想は、いずれの政府内ではないでしょう。
また、IOCと電通の繋がりが強いから、ここまで二本が目立つパフォーマンスができた、という面もあるでしょうね。その前に、オリンピックって、時期開催地の国のリーダーが閉会式に出演することは恒例なんですか?随行者、警備だなんだって、お金も掛ったでしょう。

(100歩譲れば、日本が開催地のオリンピックで首相がコスプレするのは許せます。)」 

と書きました。 

昨日、クラウディアさん(イタリア)、トマズさん(スロベニア)、ティムさん(米国)に、「安倍首相のリオでのパフォーマンスについてどう思いますか?」と質問しました。

回答は以下の通り。
(ティムさんの回答には、「あなたの国の大横領が安倍首相と同じようなことをすると思いますか?」の答えも含まれています。) 

クラウディアさん: 

in this way Abe reminds me a lot our prime minister Matteo Renzi: this is the kind of thing that Renzi would do too. I guess it's a way to become more popular among people, but personally I prefer a politician who can do his job well, instead that one who only seeks popularity. Nevertheless this seems to be a common trend nowadays. When you are popular, it's easier to fool people, I guess XD 

トマズさん: 

I haven't watched it. Frankly, I'm not so interested in this sort of matters. Generally, I agree with Claudia. I dislike this modern trend that politicians are trying to be like public entertainers. Or maybe it is all about entertainment? And the real politics is directed and controlled from behind? And elected "representatives" are just puppets, clowns and entertainers. It sounds possible. Still I don't like and most of all can't respect this kind of entertainment. 

ティムさん: 

I agree with Caudia.  It doesn't seem a serious thing for a leader of a country to be doing. 

As for US president doing something like this it is unlikely - regardless of who it is.
It is a public vs private issue here.  The US Olympic Comittee is a private organization so there would probably be some legal issues.  But that isn't to say a way couldn't be found.

3名が言っているのは、「政治家は自分が本来する仕事に力を注げ!」ということ。 

海外の人の意見としては、Japan Todayのコメント欄や、All Nationzに載っています。 

Japan Today
Rio throws final Olympic party; Tokyo governor accepts flag, Abe turns into Mario
http://www.japantoday.com/category/olympics/view/rio-throws-final-olympic-party-tokyo-governor-accepts-flag 

All-nationz 
http://www.all-nationz.com/archives/1060409364.html

All Nationzは、ネット民の若者中心だと思われるサイトだからか、単純にパフォーマンスを楽しんだ人の意見が多いですが、なかには、 

ブラジルは気を悪くしないで欲しい
君達だって正式な大統領がいない中でベストを尽くしてオリンピックを開催していた
(アメリカ人)

というものもありました。 

日本の報道では、スポニチの記事

“安倍マリオ”にネット騒然 首相サプライズに「笑った」「身体張ったな」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160822-00000091-spnannex-ent

のように、好意的に捉えるものが多かったようですが(ま、そうはいっても一部の人でしょうね。オリンピックを四六時中見ていた夫が閉会式の安倍首相を見て、「税金を使ってブラジルまでいって・・しかも何やってんだ!」と安倍マリオに呆れていました。夫は、ポケモンGoやアニメも楽しむし、ユーモア大好き人間ですけど、それでもこの反応。)海外では、「なんだあれ?安倍首相って顔知らなかったけど、あんな顔していたんだね」程度の反応か、私の友人達のように冷ややかに捉えた”大人”が多かったのではないか、と思います。 

(なお、ロンドンオリンピックの開会式で、エリザベス女王がボンドガールの扮装をしたようでしたが、あれは、自国のオリンピックだからまだよかったんですよね。) 

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子宮頸がんワクチン-かるがもクリニックのtwitterから

2016年08月23日 | 福祉・医療

こうしたツイートを医師がすることに唖然。

2016年8月22日 

「先日某産婦人科医と話していたら、「子宮頸がんワクチンで被害を負った少女たちは、一生治らない」と思っていたらしい。HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団と一部マスコミによるイメージ戦略の賜物であるが、同時に彼女たちに呪いをかけたことにならないだろうか? 」

2016年8月23日 

「逆に考えれば「子宮頸がんワクチンで起こったとされる副反応は、治らない。(少なくとも裁判中は)治ってもらうと困る。」と考えている人たちはいるのだろう。」

By かるがもクリニック(atsushimiyahara)
twitter プロフィール抜粋:
小児科専門医・国際渡航医学専門医・臨床遺伝専門医 世田谷区千歳船橋駅徒歩2分。
 

Doctor’s File
http://doctorsfile.jp/h/23765/df/1/

 子宮頸がんワクチン接種後におかしくなってしまった少女たちは、「治る」と信じているからこそ、池田修一教授や他の医師たちの治療を受けているのではないでしょうか?

その池田教授妨害ツイートを繰り返す医師でもあるかるがもクリニックですが、こんなツイートまでするとは・・・。

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子宮頸がんワクチン-青木眞氏のブログから 

2016年08月22日 | 福祉・医療

以下は、子宮頸がんワクチン推進者の比較的名前が通った人達のなかでは、私が比較的フェアと思える方のブログです。 

感染症診療の法則
HPVワクチン 接種後体調変化の報道とその周辺 2016年3月
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/7279d93d6ce526b5ed61b40d8a7a01b8 

ただ、彼がどんなにフェアな視点で書こうとしていても、やはり偏る。 

たとえば、一例として以下の文。 

「HPVワクチン接種後の症例群が「他の病気でもなりますけども?」な症状がたくさんならんでいるので、そもそも論として「ワクチン(だけ)のせいと考える理由は?」は、主観ですとか、周囲にそういわれましたという根拠がとても弱いわけです。

例えば、共通点として「痛み」がありますが、このワクチンの前から子供や思春期での痛みは存在します。

背景も原因もばらばらだったね〜仮説がそもそも間違っているんじゃ?と振り出しに戻されることにも。 

この方法では接種していない人にも同様の症状があり、それは接種した人としていない人でどう違うのか?を比較することができます。」 

上の文章でいう様に、HPVワクチン接種後の症例群が、①他の病気でそうなっている、②思春期の痛みでなっている、という可能性(「可能性=0%ではない」で、「1%でも可能性」)はあると思います。 

しかし、同時に「子宮頸がんワクチン接種後の症例群すべての子供が突然その病気になるのか?」「思春期の痛みって、何年も普通の生活ができなくなるくらいひどいものなのか?」

といった疑問がでてきます。 

他にも、ワクチン専門家の青木氏がイーストアレルギーと子宮頸がんワクチン(ガーダシルの方)の事には触れていないなど、都合が悪いことには触れていないように思え、その点で不信感がわきます。 

唯一、 

「メディアは治っていない「絶望的」「悲劇的」なヘッドライン記事は書きますが、快復している情報はとりあげていないですね。」

は、同意。 

回復した少女たちがいるのなら、これは今苦しんでいる少女たちや親御さんにとっても大切な情報です。 

しかし、「回復した少女たちがいる。」と言っている人達について調べて、私が見つけたのは、

カイロプラクティクの林先生と望月先生という方たちのみ。

(この先生(達)の治療を受けた被害者のなかには、「彼らは治療内容や治療費について説明しない」「領収書を発行しない(※コメント欄参照。どちらの言い分が正しいのかはわかりませんが。)」「通ったけど効果がない」等、不信感を募らせて、治療を受けるのを止めてしまった被害者もいます。
こうした(林先生たちを信頼しない)被害者に対し、この林先生を信じている人達が、「林先生なら治せるのに(治療にこない)」「わざと治さないのでは」等のツイートをして、子宮頸がんワクチン被害者本人やその親御さんにストレスを与えています。) 

青木氏がリンクを張っている「Aさんの受けた治療について」はもうリンクが生きていませんが、このお二方関連のものだったか。 

彼ら以外に回復させた医師ないし治療師がいるのでしょうか? 

また、回復した少女たちといっても、子宮頸がんワクチン接種後に症状が出た少女たちには、「心因性」でそうなった少女も確かに含まれ、そうした少女たちは比較的容易に回復する場合が多そうです。

(なぜか、過激推進派の医師たちは、この一部の少女たちをもって、「子宮頸がんワクチン副反応は心因性」と結論付けています。) 

青木氏は末尾で、 

「もっとも、快復したとしてもこのワクチンを接種することには賛成できないという意見も書かれています。
それほどに苦しいつらい症状、快復のプロセスで医療の中で悲しい経験をされたことは医療者や支援者は学ぶべきであるともおもいます。」 

とおっしゃっていますが、こう書かれる青木氏ご自身が「被害者理解、救済の旗振り役」として名乗り出てくれたら、と思います。 
(半分皮肉。半分本気-iRONNAの8月18日の記事で、澤田石順医師が推進派医師に呼びかけたことの実現を―。)

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