今月初め、来年の家立て直しにかかる家の図面と概算がでたので、F林業と請負契約を結びました。
着工は来年の春からなので、打ち合わせはしばらくは月1、2回ペースになり少し落ち着いてはいるのですが、断捨離をしながら、現在使用中の家具をどうするか(それによってまた図面の変更あり)で悩んでいます。
私たちの年代は婚礼ダンスセットが当たり前で、これが案外邪魔になります。
引っ越し6回の経験者の従姉-マンションからマンション、その後中古を購入し、建て直し-に相談したところ、
「婚礼ダンスは母が生きている間は(いつやってくるかわからないので)捨てられないから、それだけは今も持っているわ。
一つは扉を外してクローゼットにいれてある。」。
彼女は私と違ってものをバンバン処分できるのですが、やはり嫁入り道具はできず、箪笥(それと着物)には悩ましく思っているようでした。
物を捨てることができない私も当然嫁入り道具系は捨てられないと思ってはきていたんですが、最近どうしても処分できない総桐の箪笥(および着物)以外はいくつか処分する・・という方向になりつつあります。
結果、今度は精神面で落ち着かなくなり、引き続き海外、日本の友人達にはメール交換をストップさせてしまっている状態。(本当にすみません。)
そんななか、アメリカ人のティムさんは、気分転換になる短めのメールを時々送ってきてくれます。
前置きが長くなりましたが、今日は彼のメールを紹介させてもらいます。
‟Are you familiar with kosher food and its requirements? A few weeks ago I had dinner with some of my former co-workers. One of them is what we call "an observant Jew". He follows the dietary restrictions of Judaism.
Because of this we ate dinner at a kosher steak restaurant. While there are many kosher restaurants in NYC there are not that many steak houses that keep kosher. We all had a very nice time.
The reason that I'm bringing this up is that I discussed this on Skype with both Yukari M and Kuniko as part of our weekly conversation practice. Neither was familiar with concept or the dietary restrictions.
Because NYC has such a large Jewish population even people here who are not Jewish are generally aware of the requirements and many of us eat in kosher restaurants simply because they have good food!”
ティムさんは最近元同僚たちと食事に行き、その中の一人がユダヤ人であったため、ユダヤ人のレストランに行ったと言います。
彼はユカリMさんとクニコさんそれぞれとこのトピックについてskypeで会話をしましたが、ユカリMさんもクニコさんもコーシャについてよく知らなかったとのことで、私にも同じ質問を投げてきたのでした。
コーシャ料理とは、ユダヤ料理です。
イスラム教徒が豚やお酒はダメ、ヒンズー教徒が牛はダメ、(肉も魚も海藻さえダメという場合も)というのと同じく、ユダヤ教徒にも食べ物に規定があります。
ウィキペディア
カーシェールの食べ物
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%A3%9F%E3%81%B9%E7%89%A9
私は彼に、
「コーシャ料理については、詳しいわけではないけど知っています。
私は中近東エリア担当が一番長かったし、そもそも職場にはいろいろな宗教の人が来たので、一応食べ物のタブーについてはなんとなく。
オマケにイスラエルにも2度行ったことがある友人がユダヤ教、ユダヤ人、イスラエルにも興味があって、彼から何度か説明を受けたことがあったんです。
そういえばイスラエル旅行をして彼が帰ってきたとき、ファラフェルのミックス粉を貰ったことがありましたが残念ながら失敗していました。
ユダヤの食べ物といえば、あなたが以前送ってきてくれた『セルツァーマン』の動画にも、「エッグクリーム」というのが出てきましたが、これも東欧系ユダヤ教徒が広めたもののようですね。
"NYのセルツァーマン"に驚いたティムさん
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/23cdb7774b5eda59c09f45f3db81ad8e
"NYのセルツァーマン"に驚いたさちえさん
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a91e3a3e6e4798d3d1e898ce1e41a5ba
今ちょっと調べてみたら、東京ではユダヤ(イスラエル)料理のお店は数軒あるよう。
いつか行ってみたいです。」
と返事。
それに対し、彼から、
‟That's interesting! I enjoy falafel very much. You can find it on the streets on NYC in many places. Most of the street vendors are Islamic so the falafel they sell is "Halal".
Yes, I remember "Walter the Seltzerman". You are correct - the "egg cream" was invented by Eastern European Jews who immigrated to America.
Let me help you out with your English. You can use "Jew" only as noun - for someone who follows Judaism or the Jewish religion.
So, for a true example, "my great grandmother was a Jew". The proper adjective is Jewish - "my great grandmother was Jewish" or "that is a great Jewish bakery".
If you use "Jew" as adjective in the US (and many other English speaking countries) it is considered an insult - "Don't go there - that is a Jew bakery" would mean it is a bad place because it is owned by Jews.”
と。
後半の彼のメールには、「Jewを名詞ではなく形容詞として使うと、差別的な言い回しになる」ということでした。
実は、この話はずっと前にも彼から説明を受けていたのですが、私はメールにうっかりで「Jew restaurants」を使ってしまっていたのでした。
彼に間違いを正してくれたことにお礼を言いつつ、
「私は学校で、「日本(人)の」という英語を「Japanese」としかか習わなかったので、英字新聞で「Japan’s」という表記を初めて見た時は違和感がありました。
「ユダヤ(人)の」を「Jewish」ではなく、「Jew’s」と使うことはありますか?」
と質問。
彼からの返事は以下の通りでした。
‟That's an interesting question! I hadn't thought about it.
That is a Jew's belief - proper grammar, but not used.That is a Jew belief - improper grammar and not used. Also an insult!
Because the two sentences are almost the same I think we avoid the first one so we won't be mistaken.
We would say "that is a Jewish person's belief" or "that is a Jewish belief" instead.”
ところで、日本人の侮蔑用語に「Jap」があります。
実は、ユダヤ系アメリカ人女性の侮蔑用語にも「JAP(Jewish American Princessの略。ただし、ジェイエービーとだけ読むのか、ジャップと読むことがあるのかは知りません。)」というのもあるようです。
日本にもかつて、「イタ公」「アメ公」「ロ助」「チャンコロ」という侮蔑用語がありました。
今でも「チョン」という言葉を使う人はいて、そういう人は悪意をもって使うわけですが、
この言葉を含んだ「バカでもチョンでも」や「バカチョンカメラ」などの場合、「チョン」が「侮蔑用語」とは気が付かず使う人も多い(多かった)です。
(「バカチョンカメラ」という言葉を作り出した人物は誰だったのだろう?)
英語にしても日本語にしても、気が付かないで差別用語を使わないように気を付けないといけませんね。
※私信:
さちえさん、ゆかりMさん、けいこさん、ようこさん、ゆかりMさん、あさこさん、(くにこさん)へ
メールをストップさせていて本当にごめんなさい。
今、冒頭に書いたことの外、別件を抱えていて、ブログのように一方的、覚書程度のことを書くのはよいのですが、双方向でのやり取りに頭が付いていきません。
東京近郊組はメールでなく、そのうちお茶をしましょう。
地方組は、もうすこし余裕がでるまで待ってください。