シリア武装勢力に拘束されている安田純平さんがどうなっているか、ずっと気になっていたので先日調べました。読んだ記事のリンクを二本。
iRONNA
創(2016年3月号)
「嘘とカネ」思惑が渦巻く安田純平さん拘束の舞台裏
http://ironna.jp/article/3458
TOCANA (2015年12月26日)
【安田純平氏・拘束】詐欺疑惑スウェーデン人と日本人妻、元日本新党との関係は?日本のテレビ局が国境なき記者団に圧力か?
http://tocana.jp/2015/12/post_8433_entry.html
結局、彼のその後はわからず。
ただ、後者のTOCANAの記事からは、「ただのテロリスト集団の誘拐ではないのではないか?」といぶかしく思わせるようなことが。
抜粋:
日本人のフリージャーナリスト安田純平氏(41)がシリア武装勢力によって拘束され身代金を要求されていると、国際的ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)が伝えた問題で、親交のあるジャーナリスト常岡浩介氏(46)が24日、身代金要求の事実を否定した。また、12月上旬までの生存を確認していると報告。一連の騒動について、国際情勢に詳しいジャーナリストはある疑問を語った。
「『記者団』は、拘束された人物に関して、過去このような要求をしたことはないため、非常に異例だったといえるでしょう。イギリス政府スタッフからも『なぜ、記者団がこのタイミングで発表したのか疑問だ』とする反応が出ています」
(中略)
さて、今回の騒動にあたり、常岡氏は自身のツイッターで
「国境なき記者団に確認しました。家族にも日本政府にも身の代金要求はないが、セキュリティーコンサルタント会社CTSSのニルス・ビルト氏に対して誘拐犯は数日後の期限を切って身の代金を要求したそうです。しかし、ビルト氏は家族や日本政府の代理人ではなく、家族と連絡すら取っていません」とツイート。
また、ジャーナリストの藤原亮司氏も「ずっとこの件についての発言は控えてきたが、今回は腹に据えかねるので言う。安田純平氏に関する国境なき記者団の声明の根拠は何の裏付けもない、ただの噂レベル。軽々しい声明を出した国境なき記者団と、自称危機管理会社CTSSのスウェーデン人、ニルス・ビルド詐欺師に激しい怒りを覚える」とツイートした。
(中略)
「ちなみにビルド氏は、ロンドン大学のキングス・カレッジで知り合った現妻の小西美奈氏との共同でこれまで外務省や官邸等にコンタクトしてODA開発案件を狙っていた可能性もあるという人物です」(前出・同)
もしその噂が本当だとしたら、このような騒動を起こした代償は大きいはずだ。だが、そもそもなぜ彼は日本政府と近づくことができたのだろうか?
「ひとつに小西氏が元日本新党の党員であったことが挙げられます」(前出・同)
また、今回の件とは別として、この人物はテロ問題をめぐる政治家及びジャーナリストたちの複雑な人物関係を語ってくれた。
「小西氏は元日本新党党員であることから、政治家の小池百合子氏とはある程度接触があったはずです。そして、小池氏といえば、カイロ大学に留学していたことで有名ですが、その繋がりで(後藤健二氏の救出を試みた)イスラム法学者である中田考氏と親交があると聞いています。
中田氏といえば、常岡氏とともにパキスタンで拘束された人物であり、ともに『イスラム国』による日本人人質事件の際、2人を救出するために尽力しています」(前出・同)
(後略)
安田氏の消息は分からないものの、後藤健二さんの奥様がJICA職員であったり、偶然か、ビルト氏がODA開発案件を狙っていたという(何の案件?軍事案件プッシュ?)。
上記スウェーデン人の奥様の小西美奈さんという方のプロフィールは「 シリコンバレー・ジャパン・プラットフォームエグゼクティブ・ コミッティー・メンバー: ・英国国際戦略研究所 日本代表・安全保障コンサルタント(国際 機関・政府向け) ・森ビル シニア・アドバイザー」となっていますが、彼女は、デービッド・アトキンソンが社長を務める小西美術工藝の社主と同一人物でしょうか?
小西美術工藝社
http://www.konishi-da.jp/gaiyou/data.html
デービッド・アトキンソン
http://intergate.info/david-atkinson
小西美術工藝社の会長は、和田誠一氏だという。
【下村博文・辞任勧告スクープ】(06) 下村博文文科相、大阪桐蔭から接待攻勢を受けた有力支援者
http://mmtdayon.blog.fc2.com/blog-entry-383.html
こうした下村氏の塾人脈の中でも一際異彩を放っているのが、国宝や重要文化財の補修を手掛ける『小西美術工藝社』の会長を務める和田誠一氏である。下村氏の知人が明かす。「下村氏は嘗て板橋区で学習塾を経営していましたが、同時期に神奈川県内で塾経営をしていたのが和田氏です。彼は国際金融ブローカーとして知る人ぞ知る存在で、消費者金融の武富士や医療法人徳洲会の資金調達で名を馳せた人物。
国内での資金調達が難しい企業に、金融知識を駆使して海外から1000億円規模の資金を引っ張ってくるのです。香港と日本を行き来し、都内では高級ホテルを常宿としていましたが、海外の投資関係者を招いた時や和田氏の仲間との食事会の席等に下村氏を呼ぶのです。和田氏は政治家である下村氏を物心両面で支援しており、2人は30年来の盟友と言っていい関係です」。
2人の人脈は幾重にも重なっているが、そこには新たな癒着が存在している。文化庁を外局に抱える文科大臣と、文化庁からの補助金に支えられている業者としての関係だ。鍵を握るのは、小西美術工藝の社長を務めるデービッド・アトキンソン氏である。
「イギリス人の彼は元ゴールドマンサックスのアナリストです。下村氏はある実業家の紹介で彼と知り合い、昨年11月に行われた“博友会”セミナーでは彼をゲストスピーカーとして呼んでいます。下村氏は、日本遺産を海外にアピールする文化財版クールジャパンのような構想を語って予算付けに動いたり、日本文化を象徴する資材の国産漆の使用拡大を発表しましたが、何れもアトキンソン氏が予てから提唱してきたことです」(博友会関係者)。
昨年6月、下村氏は和田氏の依頼を受け、比叡山延暦寺に足を運んでいる。「延暦寺は本道の国宝・根元中堂が来年度から約60年ぶりに大改修の予定で、修理に関する補助金申請の相談を持ち掛けたようです。比叡山高校のOBが和田氏に頼んだことが発端だったようですが、これも和田氏側にはビジネスチャンスに繋がる話でしょう」(事情を知る関係者)
「国税の天敵」と呼ばれた男が狙う「カジノ利権」と「協力者」の名前
http://www.yellow-journal.jp/society/yj-00000420/
たまたまなのでしょうが、なぜか、カジノ(ゴールドマンサックスやイスラエルのネタニヤフ大統領と近しい米国人カジノ王とも関係あり)ににまで繋がってしまうような。
(ビルド氏夫人の小西美奈氏が小西美術工藝社の社主でないとしても、森ビルシニアアドバイザーとして、カジノ開発にも無縁ではないでしょう。) ←同一人物でした。
参考:
カジノ法案と“日本、イスラエル、米国の三国同盟”
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/055a79fa80fc2db40b0a9af3cf3be1a9
「外国人が失望するのは5つ星ホテルが少ない事」という記事に違和感
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/bf0c048d41902c07bf635b824b391bfc
ODAが軍事関連に・JICAトップ田中明彦氏と日本国際フォーラム
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/38a948f6a50cba127a9de676c06f8025