Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

You are not Dr. Riko Muranaka?-BBCのインタビューアクシデント

2017年12月04日 | 海外ニュース・できごと

村中璃子氏には申し訳ないけど、笑ってしまいました。
BBC、村中璃子氏にインタビューしているつもりで、ベトナムの映画製作者にインタビューしようとしてしまったようです。 

間違えられた、Trinhさんもお気の毒。

Telegraph(2017.12.1)
BBC Woman's Hour interviews wrong person after mixing up Japanese doctor and Vietnamese film-maker
http://www.telegraph.co.uk/news/2017/12/01/bbc-womans-hour-interviews-wrong-person-mixing-japanese-doctor/ 

One is a Japanese doctor acclaimed for her work promoting the safety of the HPV vaccine. The other is a Vietnamese film-maker, in Britain for the opening of her retrospective at the Institute of Contemporary Arts.

Unfortunately, staff at BBC Radio 4 Woman’s Hour failed to tell the difference between Dr Riko Muranaka and Trinh T Minh-ha.

Cue an excruciating exchange on live radio, in which an oblivious Jenni Murray set about interviewing the wrong person. 

After an introduction explaining that Dr Muranaka is the recipient of this year’s John Maddox Prize for promoting science on a matter of public interest, Murray turned to her guest. “Riko, why did you pursue this subject?”

There followed a very long pause.

Murray, a tiny note of anxiety in her voice, tried again. “Why did you pursue this subject?”

“Which subject are you pointing to?” asked a perplexed Trinh.

“The subject of the HPV vaccine. The 20 articles that you wrote on it,” Murray said, clearly wondering why the doctor, journalist and lecturer at Kyoto University School of Medicine was being so obtuse.

“It’s not me,” came the reply.

“I’m sorry?”

“It’s not me,” Trinh repeated, with a nervous laugh. “I guess you got the wrong speaker.”

“You are Dr Riko Muranaka?” said Murray. And then, as the terrible realisation dawned: “You’re not Dr Riko Muranaka...”

“I’m Trinh T Minh-ha, the film-maker,” said Trinh. 

東洋人だからインタビュアー&スタッフには同じに見えてしまって間違えられたのか。それとも、村中璃子氏のプロフィール(医師として)が見つからず顔写真も確認ができなかったせいで、BBCスタッフが混乱したとか?

Riko Muranakaという医師はいませんからね。
言うまでもないですが、彼女の本名は「中村理子」。「村中璃子という名の医師」というのは存在しないんじゃないでしょうか。 

コメント

マルタのジャーナリスト暗殺事件

2017年10月17日 | 海外ニュース・できごと

朝日新聞
パナマ文書報道の記者、車爆弾で殺害か 首相は捜査約束
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171017-00000015-asahi-int
 

欧州連合(EU)に加盟する地中海の島国マルタからの報道によると、同国で16日、政治家の腐敗告発で知られ、租税回避地をめぐる「パナマ文書」報道に加わった女性の調査報道ジャーナリスト、ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が車を運転中に爆弾が爆発、カルアナガリチアさんは即死した。ムスカット首相は「我々の民主主義にとって暗い日となった」と述べ、徹底的な捜査を約束した。

 カルアナガリチアさんは中米パナマの法律事務所から流出したパナマ文書をもとに、ムスカット首相の妻らがパナマに会社を置き、アゼルバイジャン首脳に近い銀行から受け取った大金を隠していたとする疑惑を報道。ムスカット首相が潔白を主張して今年6月、前倒し総選挙に踏み切った経緯がある。

 16日夕、カルアナガリチアさんが車で自宅を出発した直後に爆弾が爆発。車は近くの畑まで吹き飛ばされたという。

 カルアナガリチアさんは複数のメディアで与野党を問わず政治家の腐敗を追及してきた。AP通信によると、ブログで疑惑を報道した野党政治家に名誉毀損(きそん)で訴訟を起こされた。(ウィーン=喜田尚) 

先日、マルタのペンフレンド(敬虔なカトリック教徒)に、 

「マルタは、イスラム教の国と近いのだけど、そうした国とのいざこざはあまり聞かないし、イスラム過激派に狙われることもないですね。マルタの政治家はすぐれているんでしょうね。」

と言ったところ、即座に、 

「なんで僕の国が近隣のイスラム国と仲互いする必要ないじゃないか。どんな宗教であって悪いのはテロ-原理主義。戦争も悪である、ってだけだ。」 

と返されました。

これに感激していたので、このニュースは残念でした。 

カルアナガリチア(Daphne Caruana Galizia)さんの暗殺は、普通に考えれば、ムスカット首相やそのほか、彼女に悪事を暴かれていた与野党政治家やそれに絡んだ人達が黒幕と思えますし、外交は上手でも、イタリア並(いや、ほとんどの国がそうか・・・)に腐敗がはびこっているのかと思って。 

それにしても気になるのは、マルタの首相とアゼルバイジャン(イスラム国家であり、石油成金となった国)との関係です。 

マルタの友人に訊いても(彼は嫌がらないでしょうが)迷惑になることがあるし、どのみち自国内の新聞やTVからの情報からのことしか聞けないでしょうから、ちょっと自分で調べてみたいと思います。 

(なお、マルタは1964年まで英国領です。現在「英国連邦内マルタ共和国」です。

なお、パナマ文書に載っていた件は、マルタとアゼルバイジャン間だけの問題ではなく、パナかつて存在した国際商業信用銀行(BCCI)※並のスキャンダルも紐解けば出てくるのではないか、という気もします。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%95%86%E6%A5%AD%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%8A%80%E8%A1%8C

追記:

マルタ首相は早々にFBIとCIAに調査協力を求め、この二つは協力することを約束したみたいです。

追記2:

次回に続く

コメント

プランド・ペアレントフッド-無料バースコントロールと臓器密売

2017年10月12日 | 海外ニュース・できごと

米国の友人と、臓器提供ドナーの話をした事を書きました。

日米の臓器提供状況・臓器提供ドナー登録者を増やすには
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/834858d897b84f6ddc6d831d863de597 

米国では、 

プランド・ペアレントフッド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%89 

という、低所得者向けに無料で避妊薬投与、性病検査、中絶手術をしているNGOがありますが、この団体が胎児の臓器を密売していたと言われています。 

That where we are
プランド・ペアレントフッドのビデオについて
https://ameblo.jp/emdocr8/entry-12051855844.html 

The Planned Parenthood controversy over fetal body parts, explained
https://www.youtube.com/watch?v=LcXcUrTKIAc 

中絶された胎児の臓器は誰のものなんでしょう。
それを密売って、本当でしょうか。
そうして得た資金をNGOの運営費にあてたのか、胎児の母親に払ったのかわかりませんが、ここまでドライになる団体って、怖いです。

ところで、今、トランプ政権は無料バースコントロールを止めさせる方向でいますので、プランド・ペアレントフッドへの助成金は廃止大幅減額となるでしょう。 

(製薬会社にも痛手になりますね。) 

参考: 

和ごころLA
無料でピル処方や検査を受けられる Planned Parenthood アメリカ医療施設
http://la-life.info/planned-parenthood/ 

(無償の分、調査対象、研究対象になっているような気が・・。)

ニューズウィーク(2015.12.1)
中絶医療施設への銃撃テロ、保守派が抱える闇
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/12/post-791.php
 

コメント

政治家にはオランダのサイクリストたちをお手本にしてもらいたい

2017年10月11日 | 海外ニュース・できごと

ニューズウィーク
自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8622.php 

抜粋: 

コミュニケーションを取り合い交差点通過はスムーズに                 

実際に信号がオフになった際に、ガーディアンは試験前と同様に150人にインタビューした。すると、この交差点が嫌だと言った人が減っただけでなく、60%の人が、交差点での交通が改善したと答えたという。さらに、「人がもっと注意を払うようになった」、「自然と、自分たちで調整し合うようになったのがすごい」、「ちょっと怖いけど、止まる必要もないし、機嫌が悪い人もいない」と、人間同士のやり取りに関してコメントをする人が多かったことが目立ったという。 

交差点に差し掛かると、ほとんどのサイクリストはスピードを落とし、他のサイクリストや自動車とアイコンタクトやジェスチャー、顔の表情、言葉などで合図を送り合った。交差点を通る他の人たちと譲ったり譲られたりといった感じで、摩擦は見られなかったという。 

羨ましいかぎりです。 

日本で同じことをしても、弱者以外ならうまくいくかもしれませんが(雑踏やスクランブル交差点を器用に進むから)、アイコンタクトやジェスチャーでというのは、ないでしょうね。

ところで、このオランダのサイクリストたちのような人達が政治家になってくれれば、世界は平和になりますか・・。 

コメント

英国GCHQ元職員ティム・マスリング氏とトマス・ブレジンスキ氏の死・キャサリン・ガン事件

2017年10月08日 | 海外ニュース・できごと

先日、ドイツ系英国人と結婚し、イギリスに住む私と同世代の方のブログを読んでいた時に、こんな記事があるのに気が付きました。 

ハナママゴンの雑記帳
旧友の訃報
http://blog.goo.ne.jp/hanamamagon/e/f0d55444da94b71e5134a589a58ba08d
 

昨年7月に自殺したと言われている元GCHQ※の職員、ティム・マスリング氏が、ある嫌疑をかけられ、その説明も許されぬまま解雇。後に突然自殺した話。

(※
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E9%80%9A%E4%BF%A1%E6%9C%AC%E9%83%A8

ティム・マスリング氏のニュース記事 -

Mirror(2016.12.9)
Family of GCHQ worker who killed himself after mystery arrest blames spybase bosses his death
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/family-gchq-worker-who-killed-9425451

 実はマスリング氏が自殺したのは7月、その前の4月に、GHCQの別の元職員トマス・ブレジンスキ氏(スパイ職、2012年に解雇)も自殺しています。 

Daily Mail(2016.11.18)
Mystery surrounds the death of a former spy worker, 28, drowned the bath with his front door unlocked
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3950018/Mystery-surrounds-death-former-spy-worker-28-drowned-bath-door-unlocked.html 

これでは1986年のイギリス映画The Whistle Blowerのようです。(同じタイトルで米映画あり)

whistleblower trailer michael caine
https://www.youtube.com/watch?v=OkG-D918sOw

 Wikipedia
The Whistle Blower
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Whistle_Blower 

阿修羅(「戦争はきらいだ」さん投稿)
映画に観る陰謀の現実
http://www.asyura2.com/0311/war42/msg/742.html 

「戦争はきらいだ」さんの阿修羅の投稿で、2003年にGHCQの女性職員が勇気ある告発をしていたことを知ることができました。 

ウィキペディア
キャサリン・ガン事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6 

黙殺されたキャサリン・ガン事件:米英情報部はイラク戦争開始前に国連を盗聴していた
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/02/post_6.html

英米のニュースは、「ロシア/プーチン大統領は都合の悪い人物を抹殺する」と書き立てていますが、いやいや、他国のことはいえないでしょう。 

コメント

ラスベガスの銃乱射事件-高齢者の町サンシティに住んでいたパドック容疑者

2017年10月03日 | 海外ニュース・できごと

時事通信
容疑者宅から爆発物、大量弾薬=米乱射、動機解明急ぐ―ラスベガス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171003-00000015-jij-n_ame
 

痛ましい事件です。 

この事件の犯人64歳のスティーヴン・パドック(Stephen Padock)は、ネバダにあるサンシティメスキートに住んでいました。 

裕福なパドックは、サンシティ以外にも家を所有していたとのことですが、彼に精神障害があったとか(麻薬常用含む)、全財産をすってしまって自暴自棄になっていた、という話がないのであれば、-彼が銃やライフルを集めたり、そして今回の事件を起こしたことに、彼という人間がサンシティという特殊なコミュニティに住んでいたことも悪く作用したのではないか、と思ってしまいます。 

10年前に書いたブログ記事から- 

高齢者の町
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/36f26199d662ac48a3b2d72cfdff7db8 

アメリカのアリゾナにサンシティ(Sun City)とういうコミュニティがあります。

55歳以上、本人がそれ以下でも配偶者が55歳以上であれば住むことができる町で、1960年にアメリカの不動産業者が砂漠の真ん中に人工的に作りました。町には病院、教会、ショッピングセンターに図書館や運動施設が備えられ、基本的にこの町に住む高齢者自身がそれらの施設で働いています。現在はアリゾナ以外にも数ヶ所あるそうです。 

この町のことを、ある公共の福祉施設の人に話したことがありました。 

「日本が核家族化してきているといっても、未だ子供と住む高齢者も少なくないし(2世帯住宅という発想は、日本独自のものでしょうか・・)、この町のようなものがあったとしても、まず健康面、経済面をクリアしなければならないというハードルもありますが、若者優先の日本のあり方をみているとこんな選択肢があってもよいのではないか」というコメントを添えて。 

「そりゃ、隔離だよ。世の中の動きに逆行することになる。」
彼は眉をひそめて言いました。 

自ら望んで高齢者が町の住人になり出入りは自由でもそれを『隔離』と呼ぶのであれば、高齢者達だけがカラオケをしたり、習い事をしたりするところでもある彼の職場も『隔離施設』になってしまうことになります。

しかしこの町を『隔離』と思わない私でも、やはりある一定の年代の人しかいない町の不健全さというものは理解できます。また、その町に住む比較的若い層の高齢者や体力のある高齢者に、そうでない人達の面倒をみさせることになる側面もあるでしょう。 

(後略)

(このブログ記事に登場してもらっている男性は当時50代。現在私が彼と同じ年頃になったからか、経験を積んだからか、今では彼が『隔離』と危ぶんだことを当時より理解できます。) 

パドック容疑者はサンシティの家以外にも家を所有していたので、そちらにも住めたわけです。 

しかし、サンシティというコミュニティにいることは、自分がどこかに属している安心感があり住み続けた。しかし、そうしたコミュニティに住むことは、上のブログに書いた福祉の仕事をしていた男性が言ったように、「隔離されている」ということ。 

普通の住人であれば問題にならない『隔離』であっても、父親が銀行強盗だったという劣等感がある彼には、時に社会に対する不条理に思えたりし、それが何かちょっとしたきっかけで暴走したのではないか・・・そんなふうに想像したりします。 

これもテロでしょう。 

参考: 

New York Times
Stephen Paddock, Las Vegas Suspect, Was a Gambler Who Drew Little Attention
https://www.nytimes.com/2017/10/02/us/stephen-paddock-vegas-shooter.html 

日経
高齢者を中心にした町づくりの可能性
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140121/328909/?ST=health

コメント

デンマーク海岸に浮かんだスウェーデン女性死体-1986年のピル治験日本人女性バラバラ殺人事件

2017年08月24日 | 海外ニュース・できごと

BBC
デンマーク海岸で発見の胴体、発明家の潜水艦で行方不明の記者と確認
http://www.bbc.com/japanese/41033602 

デンマーク警察は23日、コペンハーゲンから南約50キロの海岸で発見された胴体は、デンマーク人発明家の潜水艦に乗って以来行方不明となっていた、スウェーデン人記者キム・ウォールさん(30)のものだと発表した。DNAが、ウォールさんのヘアブラシや歯ブラシから採取したものと一致したという。 

イェンス・モラー・イェンセン捜査主任によると、遺体には重りのような金属がくくりつけてあった。浮き上がるのを防ぐためではないかとみられるという。胴体は21日、海岸で通行人によって発見された。 

イェンセン捜査官は死因についてコメントを避けたが、遺体に重りをくくりつけただけでなく、体内で発生する腐敗ガスで浮き上がらないよう、多数の傷をつけてガスを放出させるようにした形跡がうかがわれると説明した。鑑識捜査は続いており、遺体の残りを捜索中だという。 

コペンハーゲンの検察官によると、警察は通常の事件捜査の一環として、未解決の類似事案を再点検している。そのなかには、1986年にコペンハーゲン湾で胴体が発見された22歳日本人女性の未解決事件も含まれるという。 

(後略) 

上記の記事に書いてある「1986年のコペンハーゲン湾の日本人女性バラバラ事件はこちら。 

ウィキペディア
ピル治験女性バラバラ殺人事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E6%B2%BB%E9%A8%93%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%A9%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6 

抜粋 1: 

被害者の参加したピル治験ツアーとは、西ドイツ(当時)のフライブルクに本社を置く、製薬会社による治験の代行を業務とする臨床薬理試験の受託会社が、東京に設立した子会社を通じて大阪の旅行会社と提携、国内でピルを販売するための治験データを集めるために募集したものであった。参加者は被害者を含めた22歳から30歳までの女性5名で、内容は同社が開発したピルの新薬を服用し、血中のホルモン分泌状態を検査するなどしてデータを収集することにあった。事前の説明会では治験に関する詳しい説明を施して、治験によって何らかの問題が起きた際の同意書も取り付けていたという。拘束期間は約4ヶ月にも及ぶが、その間の渡航費は会社が受け持ち、さらに手当として1日約1万円が支給され、なおかつ現地のドイツ語学校で学習の機会を得る特典も伴っていた 

抜粋2: 

西ドイツのフライブルク警察は、この治験ツアーを企画した臨床薬理試験の受託会社が以前募集した治験に参加した、国籍不詳の若い外国人女性2名が、1982年と1985年にそれぞれ殺害されてフライブルク市内で今回のようにバラバラ死体となって発見されていたことを明らかにした。 

なお、当時の西ドイツにおいて治験は大学生などのアルバイトとして普及しており、現地に留学している日本の留学生も参加することがあったという。この会社には200名以上の大学生が登録しており、同じ人物が何度も治験を受けることもあった。 

加えて、治験行為は薬事法の規制対象外だったこともあり、責任の所在が曖昧な状態だった。 フライブルク警察当局は、一連の事件における被害者がいずれもピル治験者であり、殺害方法も酷似している点から、同一犯による犯行との見方を強めて、同社と何らかの関わりがある変質者か、治験を巡るトラブルによって引き起こされた謀殺の両面を考慮した上で捜査に乗り出すことになった。 

さらにヴィースバーデンにある西ドイツICPOも、ヨーロッパを舞台にした広域連続殺人事件の疑いで、警察庁やデンマークの警察当局など関係各国に捜査協力を要請した。 

これに対して会社側は、「被害にあった日本人女性が治験を受けていたのは事実だが、治験終了後はいかなる形の接触も持っていない。他の2名の被害女性に関しては治験を受けた事実はない。したがって、一連の事件は当社と一切無関係である」との声明を出し、疑惑を全面否定した。 

結局、捜査機関の努力も実らず、事件は現在も未解決である。 

この事件、殺人事件自体もですが、「語学学校に行かせてくれる条件で、欧州に治験を受けに行く女性」がいたということがショッキングでした。 

海外で治験・・「治験」による健康被害が出た場合の補償はどうなっているのでしょうか。
(死亡例あり。)
また、「治験」と言って海外におびき出され、人身売買や売春などをさせることだって皆無ではないと思います。 (海外で治験のアルバイトをする人は金欠、そしておそらく家族にも内緒にしてやってくるので騙すのに好都合)

1986年のこの事件のことは私は全く記憶ににありませんが、当時大阪の旅行会社の名前など公開されていたのでしょうか。

追記:

フライブルクの会社はバイオデザイン社、日本人の募集をかけたのはバイオデザイン社の代理店、ビオブリッジ社(東京)、バイオデザインに依頼した製薬会社は未発表ですが、日本の製薬会社という話も。
http://tokumei10.blogspot.jp/2017/08/remember_24.html 

コメント

エルサレムでの衝突-発端はアラブ系イスラエル(ユダヤ?)人の非ユダヤ教徒イスラエル兵士殺害

2017年07月28日 | 海外ニュース・できごと

ニューズウィーク
エルサレムでの衝突はどこまで広がるのか──パレスチナ・イスラエルで高まる緊張
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8036.php
 

抜粋: 

発端となったのは、1週間前の金曜日の朝にエルサレムの旧市街で起きた事件だ。旧市街の東側にあるライオン門付近で、警備のイスラエル兵士2人が突然、銃で撃たれて命を落とした。銃撃の瞬間や、逃げる犯人の一人を追ってイスラエル兵が射殺する様子は、スマートフォンで撮影され、動画ニュースやSNSですぐに配信された。 

イスラエル側によるセキュリティ・チェックの強化された近年では、パレスチナ人による銃火器を用いた事件は珍しい。今回の犯人は、パレスチナ自治区の住民ではなく、イスラエル国籍をもつパレスチナ人青年3人によって起こされたものだった。彼らの出身地であるウンム・アル=ファヘムはイスラエル中北部のいわゆる「三角地帯」と呼ばれ、近年ではイスラエル国籍のパレスチナ人が組織するイスラーム主義運動の拠点としても知られる。だがこの3人は、特にそうした組織に所属していたわけではない。 

構図からすれば、これは本来あまり拡大する可能性は高くない事件のはずだった。

パレスチナ自治区に住むパレスチナ人の側から、イスラエル国籍のパレスチナ人に対して抱く共感は一般的に弱い。今回の事件に対しても、東エルサレムや自治区の住民の間では、賛同というよりも、今後の警備の強化が直接的に生活に与える影響に対する不安の方が高かったと推測される。事件直後にハマースは支持を表明したが、あくまで結果に対する賛辞であり、組織的に関わっていたわけではない。 

また襲撃されて命を落とした2人のイスラエル兵士は、いずれもドゥルーズだった。ユダヤ教徒ではない彼らは、兵役義務は課されるものの、イスラエル社会内では下層に位置づけられる。アラビア語を母語とするため、パレスチナ人との意思疎通にエルサレムの旧市街やヘブロンには必ず数人配備される。自治区のパレスチナ人からは嫌悪されており、衝突の犠牲となることも多いが、イスラエル国内の世論としては、彼らへの同情はあまり聞かれない。 

上の記事、特に、 

「銃撃の瞬間や、逃げる犯人の一人を追ってイスラエル兵が射殺する様子は、スマートフォンで撮影され、動画ニュースやSNSですぐに配信された。」 

「襲撃されて命を落とした2人のイスラエル兵士は、いずれもドゥルーズだった。ユダヤ教徒ではない彼らは、兵役義務は課されるものの、イスラエル社会内では下層に位置づけられる。アラビア語を母語とするため、パレスチナ人との意思疎通にエルサレムの旧市街やヘブロンには必ず数人配備される。」 

を読んだだけでも、私は「イスラエル政府の中の一部が仕組んだのでは?」と思えてしまうのですが・・。 

(パレスチナと歩み寄ろうとしたラビン首相を殺害したのも、アラブ系ユダヤ人でした。「アラブ系ユダヤ人の方が、パレスチナ人、イスラム教徒への憎しみが強い」と書いてあるものを読んだことがありますが、一般的にどうなんでしょう。
ちなみに、ラビン首相暗殺犯は終身刑となり、2004年にロシア移民の女性と結婚したようです。)

この事件の黒幕がイスラエル政府でないとしても、イスラエルがパレスチナ、イスラム教徒の人達にしている暴挙、迫害は、西側諸国では見て見ぬふり。

暴力の応酬は双方ともが悪い、しかし、そのきっかけを作っているのは、イスラエル政府だと思うのですが・・・。

参考:

Al Jazeera
Palestinians met with tear gas upon return to al-Aqsa
More than 100 injured as Israeli forces fire tear gas on worshippers re-entering holy after two weeks of protests.
http://www.aljazeera.com/news/2017/07/muslims-return-worship-jerusalem-al-aqsa-mosque-170727141342896.html 

コメント

自殺した警備ロボット、スティーブ

2017年07月21日 | 海外ニュース・できごと

前回、前々回に書いたJRのロボットプロジェクトやアンドロイド・クローンについて、海外の友人達の意見を貰いましたが、別の点で考えさせられるものもでてきました。 

これらはそのうち報告させてもらいたいのですが、最後に返事をくれた米国のティムさんが、私が「JRロボットのセキュリティ部門(カメラなど搭載?)での働きがあるだろう」と予測したことからか、以下のニュースを送ってきてくれましたので、そちらを先に。 

彼が送ってきてくれたのはCNNですが、日本語に訳したものを―

Buzz Feed
「警備ロボット」が自殺した
Twitterの人々はSF的な未来を想った

https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapannews/drowned-robot?utm_term=.ide45oNkp#.un08dkBLr

自殺したロボットには、笑ってしまいましたが、これ、人を巻き込まなくて幸いでした。
このロボット、ハッキングされていないですよね・・・。

コメント

イージス艦とコンテナ船の衝突事故発生時間-海上保安庁発表はフィリピン時間、米海軍発表は日本時間

2017年06月19日 | 海外ニュース・できごと

※追記2を書いた後に、本文修正しました。
(BBCの記事の航行記録図の時間がグリニッジ標準時であったのを見落としていました。)6/20

イージス艦とコンテナ船(フィリピン船籍、日本郵船チャーター)との衝突事故、犠牲者が出ているのであまり突っ込みたくはないのですが、ちょっと気になったことを。 

この事故の発生時間- 

Japan Today(2017.6.18)
Destroyer came close to sinking after collision; bodies found: Fleet commander
https://japantoday.com/category/national/Bodies-of-missing-sailors-found-in-flooded-compartments-of-U.S-destroyer 

“The U.S. Navy said the collision happened at about 2:30 a.m. local time, while the Japanese Coast Guard said it was 1:30 a.m. local time.” 

事故発生時刻を日本の海上保安庁は午前1時30分と言い、米国海軍は午前2時30分と言っていたらしいです。 

BBCの記事には、 

BBC (2017.6.18)
USS Fitzgerald crash: Sailors found dead after Japan collision
http://www.bbc.com/news/world-asia-40317341 

“The incident took place some 56 nautical miles (104km) south-west of the Japanese port city of Yokosuka, at about 02:30 local time on Saturday (17:30 GMT Friday).” 

“Marine traffic records suggest the ACX Crystal, a 222-metre (730ft) Filipino-flagged container ship, made a sudden U-turn roughly 25 minutes before the crash. It is not known why it changed course.
Similar records for the USS Fitzgerald are not publicly available.” 

こちらは衝突の時間を午後2時30分とし事故の25分前にUターンと書いてあります。
コンテナ船の航行記録は載っていますが(リンクからどうぞ)、とのことイージス艦の航行記録は公開できないとのことでありません。 

もし事故が午前1時30分に起こっていたとすれば、「貨物船がUターンした理由は、イージス艦を助けるため」だったと考えれば辻褄が合うと思います。 

ところが事故が午前2時30分とするなら、むしろコンテナ船のUターンが事故の原因といったイメージが沸きます。 

しかし、日経新聞を見ると、 

日本経済新聞(2017年6月17日)
米イージス艦衝突 海上保安庁が回避義務など調査へ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H10_X10C17A6CC0000/
 

 “衝突したフィッツジェラルドの右舷中央付近は、何かにぶつかったように内側にへこみ、構造物が大きく破損した。浸水した海水を外に出すためか、甲板にはホースが出されていた。一方、コンテナ船にも船体前部の左側に、衝突したような痕が残っていた。” 

コンテナ船の痕が前部左側、イージス艦の破損が右側となっているので、Uターンは事故とは関係なさそう。 

真相究明はイージス艦の航行記録なしには出来ないですが、今後公開されるのでしょうか。

追記:

事故発生時間は私が読んだ記事はもう「午前2時30分」で統一されています。
フィリピンの新聞記事も午前2時30分になっているのでしょうか。そうだとしたら、海上保安庁の発表はなぜ午前1時30分になっていたのか・・・。

追記2:

フィリピンの新聞では午前1時30分(マニラ時間)になっていました。
日本の海上保安庁が言うlocal timeはマニラ時間、米軍は日本時間ということだったのでしょう。

BBCの記事内のコンテナ船の航行記録はグリニッジ標準時でしたのでUターンは本当に事故前だった?いずれにしても、やはりイージス艦の航行記録を観なければ何もわかりませんね。

(今回の事故は「イージス艦って案外脆い」という印象を残しましたが、相手が三倍の大きさの船ならダメージが大きくても仕方がないでしょうね。
むしろこのコンテナ船に気が付かない(レーダーで察知できないかった?)ことの方が驚き。)

コメント

マンチェスターのテロ-Fake News

2017年05月25日 | 海外ニュース・できごと

先に、
マンチェスターのテロ-“被害者介抱したホームレス男性”記事に違和感
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d6aff56e6ba1925e85a2f407b4d3a761

 を書きましたが、マンチェスターの、全く関係ない人(コンサートに行っていない人)が行方不明者(被害者)にされたり、いい加減な情報が飛び交っているようですね。 

Buzzfeed (2017.5.23)
 Is All The Fake News About The Manchester Terror Attack
https://www.buzzfeed.com/jimwaterson/manchester-arena-fake-news?utm_term=.nld1dROWOR#.mqeGAP3d3P 

NZ herald
Aussie mum stunned as daughter's photo used in fake Manchester terror missing child post
http://www.nzherald.co.nz/world/news/article.cfm?c_id=2&objectid=11862006

 Sun
'WHO T F ARE YOU?'
Cairo man hits back at sick Twitter trolls who used his photo in missing Manchester terror attack victims posts and claimed he was chemo patient caught up in atrocity
https://www.thesun.co.uk/news/3627084/cairo-man-twitter-trolls-photo-missing-manchester-terror-attack-victim/

SNSで悪戯や愉快犯もあるでしょうが、ニュージーランド在住者、エジプト在住者などが被害者として写真やプロフィールを利用されたとなると、組織的なものもありそう。

ISの犯行声明も怪しいとか・・。

コメント

マンチェスターのテロ-“被害者介抱したホームレス男性”記事に違和感

2017年05月25日 | 海外ニュース・できごと

23日に英国マンチェスターのコンサートホールで起きた爆破テロ。
被害者とその家族、ご友人を思うと胸が痛みます。 

しかし、こん記事まで出てくると、美談だと感動するより、「この事件も一部の人が言う様に、偽旗の事件なのではないか」と思えてしまいます。 

AFP
英マンチェスター爆発、被害者介抱したホームレス男性に称賛
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00000030-jij_afp-int
 

(Manchester)のコンサート会場で起きた自爆攻撃で、現場付近で物乞いをしていたホームレスの男性が瀕死(ひんし)状態の女性を抱きかかえてみとっていたことが分かり、英雄として称賛を集めている。 

10代の少女から圧倒的な支持を受ける米歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のコンサートが行われていた「マンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)」で22日、サルマン・アベディ(Salman Abedi)容疑者が爆発物を起爆させた際、クリス・パーカー(Chris Parker)さん(33)は会場の入り口付近で物乞いをしていた。

 何人もが命を落とし、逃げ惑う人々でパニックが起きる中、パーカーさんは犠牲者を助けようと現場に駆けつけた。

「爆発音が聞こえたかと思うと、白い光が走り、煙も見えました。その後、泣き叫ぶ声が聞こえてきたんです」。パーカーさんは英通信社プレス・アソシエーション(Press Association)に、涙ぐみながら当時の様子を振り返った。

「私は(爆発の衝撃で)床にたたきつけられ、それから起き上がりました。逃げ出そうとは思いませんでした。助けなければ。そう直感して駆け出していたんです」

 会場の床には、至る所に人が倒れていたという。 

(中略) 

現場で被害者に手を貸したホームレスの人は、パーカーさんだけではない。

 会場近くで路上生活を送るスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)さん(35)も、同じように「本能的に」助けに行った。

 元れんが職人のジョーンズさんは英ITVの取材に「ホームレスだからといって、私に人を思いやる心がないわけではありません」と語っている。

「マンチェスターには善良な人たちがたくさんいて、困っている私たちにも手を差し伸べてくれます。だから私たちもお返しをしないといけないんです」 

(後略)

リンクから全文読んでみてください。

事故現場に、観客でもない、コンサートホールのスタッフでもない、警察でもない人がいたら、不審がられませんか?
(犯人扱いされてもおかしくない。)

それと、爆発現場から大勢の人が逃げているなか、家族が友人が取り残された場合とか、その人が警官、消防士の様なスペシャリスト出ない限りは、現場に入っていけないのではないですか?
(後から、「ホームレスの男性は元消防士だった」という話でも出てくるかな。)

こう考えるのは、私がひねくれているのか・・・。

コメント

パリ発JALのオーバーブッキング事件-乗客が離陸するまでトイレにいた?不自然なシチュエーション

2017年03月25日 | 海外ニュース・できごと

ハフィントン・ポスト(2017年3月24日)
自走直後、トイレから乗客 JAL、定員超過で離陸寸前
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/24/jal-capacity-exceeded_n_15595842.html?utm_hp_ref=japan
 

 日本航空は24日、航空機に定員超の客を誤って搭乗させ、離陸しようとするトラブルがあったと発表した。日航では初のトラブル。国土交通省は詳細な報告と再発防止を指示した。 

 トラブルは21日、パリ発羽田行きの便で起きた。窓口で同じ人の搭乗券を誤って客2人に発行。係員が氏名の印字の確認を怠ったという。搭乗口でのチェックも不十分で、定員より1人多く乗り込んだ。航空機が自走を始めた直後、トイレから出てきた客の席がないことに乗務員が気づき、発覚した。客の了承を得て1人を降ろし、約1時間遅れで再出発したという。 

(後略)

このオーバーブッキング事件、とても不思議です。 

“飛行機に乗り込み、自分のシートを確認する前に飛行機のトイレを利用して、飛行機が離陸しはじめるまでトイレに籠る人”がいるなんてありえなさそう。 

仮に先に乗り込んだ乗客が自分の座席を確認しに行った後にトイレに行き、座席を離れている間に別の乗客がその座席に着席・・・だとしても、トイレに行った乗客の荷物があることを、後から来た乗客が気が付きそうです。
(12,3時間のフライトをするのに、コートやバッグも持たずに飛行機に乗る人がいるとも思えないです。)

また、隣の座席の人や周りの人でも不審の思う人はいなかったのでしょうか?

そして、JALはそのあと一人を飛行機から降ろしたそうですが、その乗客が飛行機に預けた荷物は降ろさなかったんでしょうか?(それは、乗客の為だけでなく、その荷物が爆発物の可能性もでてくるということで、搭乗者以外の荷物は飛行機には乗せないはずです。)
その作業をしたら、1時間遅れだけでは済まなそうですが・・・。 

降ろされた乗客というのが、トイレにいた人か、後から乗って座っていた人か、どちらかわかりませんが、飛行機に荷物を預けていなかったとか?
国内線じゃあるまいし、それも不自然。 

ま、今回は幸いなことに違ったようですが、この状況、離陸時までトイレにいた人がテロリストや密航者であってもおかしくないわけです。 

いずれにしてもこのシチュエーション、本当に「単なるオーバーブッキング」なんでしょうか、ね? 

コメント

フランス極右政党の政治家の息子がグラースの学校で銃乱射-オルリー空港の事件と対照的な扱い

2017年03月19日 | 海外ニュース・できごと

フランスでは今月16日にIMF事務所に爆発物が届けられ、封筒を開けた職員が負傷。
そして、18日には、オルリー空港で軍人から武器を奪い取ろうとした人物が射殺されました。 

NHK(2017年3月19日)
仏空港で兵士襲撃 犯人は射殺 テロ事件と見て捜査
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170319/k10010917081000.html
 

フランスのパリ近郊のオルリー空港で男が警戒中の兵士の銃を奪おうとして射殺された事件で、捜査当局は、男が「アラーのために死ぬ」と叫んでいたことを明らかにし、過激な思想の影響を受けたテロ事件と見て、詳しく調べています。

パリ近郊のオルリー空港の出発ロビーで18日朝、男が警戒中の女性兵士の背後から銃を奪おうとしてもみ合いになり、その場にいた別の兵士に射殺されました。

事件の捜査を指揮するモラン検事が18日夜、記者会見し、男はフランス国籍のジエ・ベンベルガセム容疑者(39)で、兵士ともみ合った際に「アラーのために死ぬ」と叫んでいたことを明らかにしました。

また、事件の1時間半前には、パリの北の近郊で検問中の警察官の頭を銃で撃ってけがをさせ、車を乗り換えながら逃走して空港へ向かったということです。※

モラン検事によりますと、ベンベルガセム容疑者はかつて強盗などの罪で服役している間に過激な思想に触れた可能性があるとして監視対象になったことがあり、仮釈放中の現在も保護観察処分を受けていたということです。空港のロビーでは可燃性の液体が入ったかばんも見つかったということで、捜査当局は、過激な思想の影響を受けたテロ事件と見て、詳しく調べています。

オルリー空港は事件のあと一時閉鎖されましたが、18日午後に再開されました。

注:

上記記事のアンダーライン部分は、ミスリード。(単なる翻訳 or 編集ミスか、それとも故意的か?)
この書き方だと、まるで警察官の頭を銃で撃って怪我させたのがジエ・ベンベルガセムのように読みとれますが、まだ犯人が誰かもわかっていないはず。

大体、1時間半前の犯行がベンベルガセム容疑者がしたことなら、空港で女性兵士から銃を奪わなくてもよかったのではないでしょうか?

(ところで、「頭を撃って怪我させただけで逃走」って、本当?)

そして事件のことを最初だけ「テロか?」というような論調で報じたところはあれど、それがイスラム教徒の事件ではないからか、ほとんど日本では報じなくなった事件が南フランスのグラースでおきています。 

ニューズウィーク(2017年3月17日)
南フランスの高校で銃乱射 犯人は16歳の生徒
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/16-6.php
 

この事件について、イギリスと中東の新聞から: 

Daily Mail (2017.3.16 )
Pictured: The 17-year-old obsessed with comic books and guns who wounded his head teacher and two pupils in French school shooting spree  

  • Kylian Barbey opened fire at the Alexis de Tocqueville lycee in Grasse, near Cannes, wounding four
  • He was arrested after injuring headmaster Herve Pizzinat and three pupils, two named Julie, 16, and Akram, 17 
  • The gunman was armed with two revolvers, a hunting rifle and fake grenades and is said to have been bullied
  • He is the son of far-right French politician Franck Barbey, who is a councillor for the Rally for France party  

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4319954/Several-injured-shooting-French-school.html 

Al Jazeera(2017.3.16)
Grasse school shooting: Armed teen held, several hurt
http://www.aljazeera.com/news/2017/03/france-wounded-grasse-school-shooting-170316124616400.html 

Guardian (2017.3.16)
Armed teenager arrested after school shooting in French town of Grasse
https://www.theguardian.com/world/2017/mar/16/school-shooting-in-french-town-of-grasse-sparks-terror-alert 

この犯人は16歳の少年、Kailian Barbey。彼の父親はFranck Barbeyは国民戦線(Front Nation (FN)党)の政治家。 

イスラム教徒絡みの事件の場合、たとえその人物がまだ「容疑者」でしかなかったとしても、射殺されるのがほとんどのようですが、イスラム教徒以外の白人の場合、「○○に不満があった」「精神異常」といわれ、射殺されることもないです。 

特に、今回の事件を起こした少年の場合は、政治家の息子ということもあってか、検察官は、彼の背景や思想にも触れずに、「少年の動機は他の生徒との人間関係の悪さが関係している」というようなことを言う・・・。 

(ガーディアン紙から抜粋:
Prosecutor Fabienne Atzori said: “The motivation of the student appears linked to bad relations with other students in this high school, in which it appears he had some difficulty integrating.”)

被害者の学生の一人の名前はイスラム風ですが、犯人の少年は無差別に撃って、たまたまその少年に弾があたったんでしょうか?

もしイスラム系の少年が犯人で被害者が皆非イスラム系だったら、検察も「少年の動機は他の生徒との人間関係の悪さが関係している」なんて、言わないでしょうね。

ともかくも、日本のメディアも今回の様なニュースを無視しないでほしいですね。

極右が世界で(そして日本でも)広まっている今、極右関係者の事件は、イスラムテロ同様に注目していかなければならないと思います。


参考: 

イスラム移民の事件-「テロ」の定義とは
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/cf7237660ebeea82827405f613849302 

ミュンヘンの銃乱射事件-事件報道の在り方
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/80ab058d116874b442a24e41fa975a4b 

ノルウェーのレーベンスボルンの子供たち-ノルウェー乱射事件の犯人との関連
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/823a54d6665c88e834ddc334d789dd99
 

チャールストン事件-レイシストが親しみを持つ国
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/cb5ab37ee5c90bd913bfaa38ca8253bd 

コメント

イスラム移民の事件-「テロ」の定義とは

2016年12月20日 | 海外ニュース・できごと

トルコでロシア大使が殺害され、ドイツでも、クリスマスマーケットにトラックが突っ込む事件がおきました。 

ドイツの事件のトラックの運転手はポーランドに住むイスラム移民のようで、一部では事件後すぐ「テロ」と報じています。 
(幸いフランスと違って、ドイツ政府は、テロを疑っても、こうした早急な報道を歓迎していません。)

欧州では、これまでもイスラム系移民が、銃を乱射したり、電車で斧を振り回したりしますが、これらも「テロ」と報じられるようになっているように思います。 

一方、日本の秋葉原事件はどうだったのでしょう?
米国の(非イスラム系による)銃乱射事件は? 

もともと「テロ」は「暴力で訴える(政治的)主張」だったと思いますが、最近は「テロ」=「イスラム教徒による無差別殺人」になっていないでしょうか。 

2015年11月に、 

過激派イスラムテロは宗教テロか?-日独赤軍派との共通点
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d819671185670094357d04bbd53b28b6
 

を書きましたが、イスラムでも組織的な過激派による犯行はテロそのものでしょうが、同じイスラム教徒が起こしたものでも、「絶望(疎外感、希望が持てない、逆恨み)」によって起こされとものは、それらと違う-もちろん、政治的意図があろうとなかろうと、犠牲者やご家族に対する罪は同じだとは思います。 

しかし、『組織的な政治的意図による無差別殺人』ではない事件を『テロ』と片づけてしまうだけでは、『移民(難民)の、絶望による無差別殺人』は減ることがないのではないでしょうか。 

(12月21日追記:ISが反抗声明を出したそうです。(犯行声明がどうして遅いのか?)

オマケ: 

2012年のブログ記事、 

差別
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/e26900b781c08d94d76f71fafebf874f 

に、 

「かくいう私も、ドイツの飛行場でタクシーに乗るとき、ターバンを巻いたシーク教徒の運転手さんが客待ちをしているのを見つけたときは、その車が行き過ぎるまで待ってしまったり、地下鉄で迷っていたのを親切に乗り換え駅まで案内してくれたトルコ系男性を「こんなに親切なのは、物取りでは?」と疑ってしまったり(実はこの男性は、日本人が自分を頼ってくれて、話ができたのがうれしかったとのことでした。大変な無礼を・・・)、まだまだ偏見があります。 

先のM氏の場合は、肌の色というより、アフリカ系の店員さんにあって、悪い経験が多くて避けるようになった、ということでしょうから、厳密な意味で言えば、「人種差別」とはちょっと違うでしょう。 

(私も、いろいろ海外の人とメールを交わしましたが、アメリカ人、英語圏の国のアフリカ系の人からは不愉快な思いをさせられたことが多かったので、彼らを避ける傾向があります。) 

私がしたようなシーク教徒のタクシードライバーや、トルコ系の男性に抱いた気持ち-これはおそらく、インド国内でシーク教徒、トルコ国内でトルコ人を見かけても避けることはないだろうから、これも厳密には「人種、民族差別」というより「移民差別」といえるかもしれません。」 

と書きました。 

正直にいえば、私には「移民は怖い」という固定観念があり、それはテロがあるなしに関わらず、だと思います。 

しかし、それでなくても不利な彼ら-何も悪くない人達までが「テロリスト」のレッテル貼りをされてしまうようなことは、許されないと思います。 

コメント