Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

相模原市障害者施設の殺傷事件-「彼の正義」と認めた時は危険の第一歩

2016年07月30日 | 福祉・医療

相模原市の障害者施設の殺傷事件、夕飯を食べていた時、息子が、
「あの犯人は、彼にとっては、あれが『正義』だったんだよ。ヒトラーと同じように。」
と感想をもらしたとき(ニュース解説の受け売りでしょうが)、思わず声を荒げてしまいました。 

「あの犯人にしろ、ヒトラーにしろ、彼ら自身が弱いものを虐殺することに『正義』という言葉を使ったとしても、それに対し、第三者が「彼(彼ら)の正義」と認めるような言い方をしたときが一番危ない。それが「自分(自分達)の正義」になることもある。 

大体、『正義』は人それぞれであろうと、「罪がない人間を他者が殺傷するということ」は、戦争を含め、絶対に『正義』にはならない。」 

息子は、私の剣幕に驚いたのか、何か言いかけながら、言葉をひっこめました。 

今日の東京新聞『こちら特捜部』はちょうど、『相模原殺傷 植松容疑者の「正気」と闘うために』でした。 

Web版では前文しか載っていませんが、一応、こちら。 

東京新聞 (2016年7月30日)
植松容疑者の「正気」に抗うために
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016073002000144.html 

相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件。和光大の最首悟名誉教授(79)=環境哲学=は、事件の一報を聞いて「ついに来たか」と思ったという。三女の星子さん(40)はダウン症で、複合障害がある。最首さんは植松聖(さとし)容疑者を「正気。共感する人たちもいるだろう」とみる。「命の大切さ」という言葉では尽くせない重度障害者を持つ親の苦悩を語りつつ、「だからこそ、この青年の行為を許してはならない」と語る。 (佐藤大、田原牧) 

このなかで、最首氏はこう分析しています。 

「今回の事件は猟奇的な犯行ではない。植松容疑者は『正気』だったと思う。そして、口には出さずとも、内心で彼に共感する人もいるだろう」 

「彼は被害者の家族には謝罪している。個人の倫理としては殺人を認めない。しかし、生産能力がない者は『国家の敵』や『社会の敵』であり、そうした人達を殺すことは正義だと見なす。誰かが国家のために始末しなければならないと考えている。確信犯だ」

これを読みながら、子宮頸がんワクチン被害者の関係である医師のtwitterを読んでいたとき、彼に突っかかっていた、うろうろどくとる(urourosurgeon)という、自称医師の人のtwitterのツイートを思い出してしまいました。

(プロフィール欄
泌尿器科医です。得意な領域は腎癌分子標的治療/Endourology/腎不全外科/ロボット手術) 

2016年7月21日

(慶大病院のミスで女児に脳に重い障害と提訴のNHKニュースに対して)
「まともな体の子供を産めなかった自分たちを恨めよ笑」 

2016年7月23日 

「明らかに65歳以上なら本気で蘇生してはいけません。そっと逝かせてあげましょう。」 

「今の日本人の死生観は狂ってる。80,90の老人を病院に連れてきて具合悪そうなんですけど、とか言ってくる家族に歳だからお迎えが近いんでしょうって言って知り合いの往診Dr紹介して帰そうとしたらキレられた。何を求めてるのか。血液検査してCTとって何がしたいのか不明。老衰じゃダメな訳?」 

本気か受け狙いかわかりませんが、言論の自由はあれど、彼or彼女が医師というのが本当であれば、こんな怖ろしい医師が存在するくらいになってしまっている昨今。 

Twitterでなくても、例えば障害者の電車事故などがあったとき、必ずニュースコメント欄に「障害者は家を出るな」というコメントを残す輩もいます。 

こういった悪質なツィートやコメントに嫌悪を感じる人達にしても、多くの人は障害者や高齢者に対し、バリアを作っている人も多い日本。 

白杖SOSシグナル・透明人間(?)に気配りを
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/212c76a7996c74b881046259661c4109
(このブログ記事内で紹介している記事も読んでください。) 

「ヒトラー」にも「植松容疑者」にも共鳴する人が今後も増えるとは思わないものの、今回の相模原市の事件に対し、息子がしたような反応(ニヒリズム、自分との切り離し)をした人なら、少なくないのでははないか、と思えます。

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グラクソ・スミスクライン社の野望・彼らのCSRは?

2016年07月28日 | 企業・CSR

グラクソ・スミスクライン、英国、国を挙げて、さらなるバックアップをすることでしょう。 

ニューズウィーク(2016年7月28日)
イギリス製薬大手グラクソが国内拠点に3.6億ドル投資へ EU離脱でも自信
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/36-1.php
 

英製薬最大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は27日、国内3カ所の製造拠点に2億7500万ポンド(3億6100万ドル)を新たに投じる計画を明らかにした。同社は欧州連合(EU)離脱に反対していたが、今後の英事業に自信を示した。 

労働力の質の高さや比較的低い税率で、英国は今後も製薬会社にとって魅力的な生産拠点とみている。 

次世代の呼吸器治療薬やバイオ医薬品の生産を増やす計画も明らかにした。これらの多くは輸出される見込み。(ロイター) 

ところでGSKの前身のSKB社とメルク社についての記事もついでにみつけたので貼り付けます。

薬害オンブスパーソン会議 (2008年1月21日)
米国の糖尿病専門家が製薬会社の‘脅迫’を議会で証言
 http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=191

米国で重大な心血管障害が問題となっている糖尿病治療剤アバンディア(※1参照)について、発売当時からその安全性について疑問を呈してきた専門家を、同剤の製造販売企業が脅かしていたという驚くべき事実が上院財政委員会で証言された。BJM誌2007年
12月1日号記事を要約して紹介する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 GSK(グラクソ・スミス・クライン)社の前研究開発部長タダタカ・ヤマダ医師が、2007年の上院財政委員会で、ノースカロライナ大学医学部ジョン・ブース教授への「脅迫」で果たした役割について説明するよう求められた。

 1999年ブース教授は、米国糖尿病学会が組織したシンポジウムで、GSK社の前身であるSKB(スミス・クライン・ビ-チャム)社の経口糖尿病治療剤アバンディア(ロシグリタゾン)の心血管安全性について疑問を呈した。これに対してSKB社上層部は、ブース教授の学問的業績にクレームをつけ彼の活動を支えている医学生涯教育(CME)奨学財団に苦情を言い立てるつもりである旨、会社の書簡でブース教授に警告するよう、ヤマダ医師にEメールした。これに応えヤマダ医師はブース教授に書簡を送り、彼が間違っていたことを認めるよう、名誉毀損で提訴もすると脅かした。またヤマダ医師は主任教授のスパーリング氏にも電話するなど、SKB社はさまざまな手段を使ってブース教授に圧力をかけ、精神的に追い込んだ。このため、ブース教授はSKB社が起案した「最初のコメントは誤解されやすい面があり、アバンディアなどこの系統の薬剤を正しく評価するにはより多くの患者の使用経験と比較臨床試験が必要である」という「関係各位宛」の書簡にサインをした。

 上院財政委員会は、2007年5月に、ブース教授に対するGSK 社(1999年当時はSKB社)の脅迫事件を取り上げたが、「全くの事実無根」と会社側は否定した。委員会報告書は「SKBは謝罪する代わりに、否定のための大宣伝を開始した」と述べている。
 委員会報告書をまとめたチャールス・グラスリー上院議員(共和党)は、このような例が他にもあるのでないかとして、製薬会社に脅迫された医学研究者たちに彼の事務所にコンタクトするよう呼びかけている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 公開されている上院財政委員会報告書(※2)を読むと、ブース教授は、表立ってそのリスクを訴えることをひかえた時期もあったが、専門家としての見解を撤回することはなかった。2007年のアバンディア安全評価委員会で、FDAの専門家が、この薬が市場に出回って以来、約83000件を超える心臓発作を引き起こしていると分析結果を発表した。GSK 社(当時はSKB社)が疑問を封じようとしたことは、深刻な影響を今日に与えているのである。

 また、報告書には2004年に、スタンフォード大学のシン医師が、メルク社の重役がシン医師の上司に電話をして脅迫したことを委員会で証言したことが書かれている。シン医師はメルク社のバイオックスのデータを要求し続けるなら、クビも覚悟しなければならないとメルク社から警告された。この薬は現在では市場から引き上げられている。GSK社とブース教授の例がメルク社の例と驚くほど類似しているので、委員会としては懸念を持ったのである。  (KN) 

この二社、兄弟みたいですね。

なお、上にあるヤマダ医師については、以前ブログで取り上げましたので、こちらもリンクを貼り付けます。 

武田薬品と子宮頸がんワクチン製造元グラクソ・スミスクライン・武田薬品内乱を乗り越えてhttp://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/2ecb9c4892ba422554a2922b01b89f4c 

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突発性難聴-ステロイドとビタミン剤とツボ、そして信頼できる医者

2016年07月28日 | 福祉・医療

10日前、暑い物置小屋の部屋をせっせと整理をしていたところ、その夜から耳鳴りがおこり、耳の閉そく感も出だしました。 

この日熱中症のようになったことと、古い本などを整理したのでほこりやカビを吸ったり、もともと夏バテ体質で夏に耳鳴りが起こしたことがあったこと、時々耳鳴りが収まったりしたり、耳鳴りと同時に鼻づまりが起こるので、少し様子見にしていました。 

(「突発性難聴は一週間以内(「一週間〜最大10日以内」という人も)に受診が決め手」というのは知っていましたが、耳鳴り、耳閉塞感というといきなり強いステロイドを処方されるというのを知っていたので、まずは静養しながら、水分をたくさんとり、正しい生活を心がけていました。) 

が、かすかな耳鳴りはまだよいものの、耳閉塞感のおこると長時間になるようになったので、一昨日耳鼻科に受診。 

先生は、「来るのが遅い!」と言いながら、レントゲン(蓄膿症等の検査)と聴力検査をし、懇切丁寧に問診。
検査結果は、蓄膿症等は問題なし、左耳に聴覚の低下(そりゃ、耳閉塞感があるんですから当たり前ですが)があり。

結果、「突発性難聴」と診断され、ステロイド(プレドニゾロン)とビタミンB1,B12の処方を受けました。プラス、静養、バランスの取れた食生活、ストレスになることの改善。
(問題のステロイド、これについて先生は、「ステロイドは特効薬なんだけど、どうしても副作用が強い。気持ちが悪く、なにか症状があったら、すぐやめてください。」とちょっと危惧した様子。) 

そうして薬をその晩飲むと問題なし。しかし翌朝の2度目は(精神的なものだろうけど)悪心と便がちょっと緩くなりました。 

このままステロイドを処方通り飲むべきか悩み、薬の処方せんに書いて有った、薬相談に電話し、
「突発性難聴と言われ、プレドニゾロンを朝昼晩と10mgずつ服用を言われて、昨夜の夜と今朝飲んだんですが、悪心と若干便が緩くなりました。先生からは「異常があったらすぐにやめてくれ、と言われたんですが、ステロイドはいきなりやめるのはいけないと聞いています。止めるにしても、次回飲むときは5㎎とかに調整して飲む方がよいですか?」
と相談係の人に質問しました。 

この女性は、
「ステロイドはその程度飲んだだけだったらいきなりやめても大丈夫なんですが、突発性難聴は最初のステロイドの服用が勝負なんです。本当に我慢できない副作用意外は、飲み続けた方が良いと思います。「止めて良い」という基準がどのくらいなのか、今日病院がやすみではないなら、電話で訊いてみてください。ステロイドは、確かにおっしゃる通り、教科書どうりだと、服用量が多い場合は、徐々に少なくしてから止めることとなってはいます。」
と、まあ、当たり前といえば当たり前の回答をしてくれたのですが、この相談係も何か信頼がおける気がして、ちょっと我慢して飲み続けることにしました。 

そして・・・薬服用後はやはりちょっとむかむかすることはありますが、一応飲み続けた結果、耳閉塞感はすぐに改善。鼻づまりは時々起こりましたが、これもほぼなくなりました。

しかし、昨夜、耳鳴りが今までより大きくなってしまい、夜寝る時気になってちょっと寝付けず、イライラ。
それで、ネットで探した耳つぼマッサージをしたあとに、うつ伏せで寝てみると、耳鳴りが小さくなり熟睡。
今朝は、多少の耳鳴りはありますが、大分小さくなり、あまり気にならなくなりました。 

これがステロイドの効き目なのか、ビタミンB1、B1で血行改善+静養だけでも改善できたのか、耳つぼマッサージも加わってよくなっていったのかはわかりません。
(また、また悪化もしうる。) 

ただ、言えるのは、今回の耳鼻科の医師が患者の病気だけをみるのではなく、患者のことを診ようとしてくれる先生だったこと(息子が小学校の時にお世話になったり、私が20年以上前に外耳炎でお世話になった医師。引っ越しで場所が少し離れてしまったのも、行くのを伸ばしてしまった理由。)、そして相談係の女性もまた、良い人に当たった、ということもあったことが、まずラッキーだったのだと思います。 

薬も怖いですが、薬の怖さも、医師(および薬剤師)に信頼をおけるかどうかで、和らぐものだな、と思いました。 

こちら、万人にきくかどうかはわかりませんが、一応私が参考にした、耳つぼマッサージのサイトを貼り付けます。 

ツボです。
http://www.tubodesu.com/ear05+index.id+2.htm 

なお、「ステロイド服用は、2週間以内の服用なら突然止めても問題がない」と説明しているサイトもありました。これは絶対ではないでしょうし、そもそも服用量にもよって違うと思うので、次回の受信の時に、先生に質問してみようと思います。

→基本はこの耳鼻科でもステロイドは量を減らしながら止めるようですが、私が3日目の朝薬を飲んで胃痛を起こしたため薬はそれ以降中止指示。
次は点滴になるかも。(7月29日)

→紹介状を持って総合病院へ。耳鳴りは治まったりすることもあるので、リンパ液、血流の治療ということで、ステロイドの点滴はなし。薬をイソバイド、アデホスコーワ、漢方、胃薬に切り替えて、来週また聴力検査。(8月2日)

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子宮頸がんワクチン-木村盛世氏のブログ、医師と一般人の見解がすれ違うことがある理由

2016年07月25日 | 福祉・医療

前回のブログ記事の参考で紹介したブログ、 

人力でGO
グラクソ社の輸入インフルエンザワクチンで副作用・・・アジュバンドはやはり危険?
http://green.ap.teacup.com/pekepon/740.html
 

に、

「木村盛世氏や村重直子氏ら厚生労働省の一部技官は
当時の枡添大臣を炊きつけて、輸入ワクチンの導入を強く迫りましたが、
厚生労働省の官僚達は、のんびりと導入を引き伸ばした形跡があります。」 

とありました。 

先に紹介した村重直子氏と違って、私は木村盛世氏の意見は説得力があると思います。 

(私には彼女に賛同できない部分もいくつかありますし、すべてのワクチン反対派、ましてや、今子宮頸がんワクチン接種後に異常がでてしまったお嬢さんやご両親、彼らを支援している人達にとっては「非情」に思える部分があると思いますが。) 

木村盛世のメディカル・ジオポリティクス カフェ(2013年6月27日)
我が国のワクチン行政は、“ずれて”いる -子宮頸がんと風疹の優先順位を巡って-
http://kimuramoriyo.blogspot.jp/2013/06/blog-post_27.html
 

なお、Wedge Infinityの村中璃子の記事を発端に、子宮頸がんワクチン関連を追ってきて、過激推進派が、ワクチン被害者を診断することもなく、「ヒステリー」と決めつけ、その親を「モンスターマザー」と呼んだりするのを見て憤慨してきました。 

最近も、前にブログでも触れた、久住氏が、また被害者連絡会を挑発するかのように、 

「個人的なヒステリーはわがままを通そうとして起きるものであるが、個人のわがままを許さない集団も、集団は全体としてはヒステリックな行動に出ることがあり得る。」 

「ヒステリーとは、行動の動機が周囲の気を引くことに存し、周囲の動向に敏感に反応しながら、しばしば極端な手段に出ることを指す。 このような態度は、自己中心的と形容されるが、「自分がある、ない」という意味で自分があってのことでなく、そうしないと自己の存在が確かめられないからである。」

と、引用文を使ってツイートしていました。 

しかし、ワクチンを推進する人がすべて、こういう医師ではないはずです。 

多くの子宮頸がんワクチン患者と向き合ってきた結果、子宮頸がんワクチンに希望を持つ医師もいるはずです。 

この医師が子宮頸がんワクチンの接種についてどう思っているのかわかりませんが、多くの末期がんの患者と向き合ってきている医師が書いた記事を: 

なぜ、医者は自分で受けない治療を施すのか-萬田緑平氏
http://blogos.com/article/111515/ 

私は、約10年前までの5年間弱、市の福祉機関でボランティアコーディネートの仕事をしてきました。 

この時の同僚の一人であった友人(保健師)は、支援してきた人の死にも接してきていたわけですが、彼女がボソッと行った言葉には、いつまでも頭に焼き付いたものがあります。 

「人間の命は同じと言われているのだけど、実際、(障害あるなしにかかわらず)子供と高齢者の命の重さは違う」

「年を取った母親の面倒を取らないとその娘さんは言う。でも、娘にそういわせるほと憎まれてしまった母親が、彼女をどう育ててきたのか、私たちはわからない。だから闇雲に娘さんを責めることはできない」 

私が若い頃にしていた仕事は国際協力関係で、そこでは病気で弱った高齢者の家庭、障害を持った方とその家族、生活保護を受けている人達と触れ合うきっかけはありませんでした。

当時、何かの拍子で保健師の友人が言ったような言葉を聞いたなら、大変違和感を持ったかもしれません。 

しかし、自分自身が福祉の現場で、病気を抱えた高齢者の家族、障害のある方、生活保護の方との話をしたりした結果(私は家庭訪問はしていません。)、同僚の言葉に全く違和感を持ちませんでした。 

子宮頸がんワクチンも、次々増えてくる予防接種ワクチンも、利権が絡むこともあると思います。

しかし、「人が病気で死ぬ現場」「人が苦しむ現場」を毎日観てきている医者が、一般の健康人のワクチン反対派に対し、異議を申し立てることは、これは私は理解できます。 

(ワクチン副反応の研究を邪魔したり、ワクチン被害者に対して石を投げつけるような真似をする医師は、もはや「医師」「医学者」として失格なのではないか、と思います。) 

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子宮頸がんワクチン-久住英二氏と村重直子氏

2016年07月24日 | 福祉・医療

子宮頸がんワクチンの過激推進派として、先鋒に立っていたのは、医師・ジャーナリストの村中璃子氏(中村理子氏)。 

そして村中璃子氏をバックアップして、同じような記事をハフィントンポストに載せていたのは、上昌広医師とそして久住英二医師。 

(良し悪しとは別に、)この久住医師、メディアのご意見番として記事を書いたりしているようですが、彼が重宝がられる理由がわかりませんでした。 

今日、たまたま他のことを調べているときに見つけた、ある医師のブログに、久住医師のことが書いてあったので、そのリンクと、紹介されていた記事を貼り受けさせてもらいます。 

新小児科医のつぶやき
ビジネスモデル
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20101019 

四国新聞
2010年10月15日記事 

 政府が昨年発足させた行政刷新会議。「規制・制度改革に関する分科会」の作業部会に37歳の医師が起用されることになった。部会には医学界の大御所など、そうそうたる委員が名を連ねる。そこにほぼ無名の若手医師が選ばれた理由は、「コンビニ診療」だった。 

 東京都内のJR立川駅改札からわずか30秒の「ナビタスクリニック立川」の院長、久住英二医師。2008年にJR東日本の要望で駅舎内にクリニックを開設、平日の夜10時まで営業しており、通勤帰りのサラリーマンなどがコンビニ感覚で利用できる。 

 06年に仲間と新宿駅西口の雑居ビルで実験的に、夜間まで診療を行う小規模な診療所を開設。平日夕方6時から夜間3時間の利用者が1日平均20人にも上ったことから、「コンビニ診療」のニーズを実感したという。 

 今年2月、同クリニックを行政刷新担当相就任前の蓮舫氏が視察。日本のワクチン治療が欧米より遅れており、硬直的な医療行政の問題点を指摘する久住医師に蓮舫氏が熱心に耳を傾け、作業部会入りにつながった。 

 医師不足が深刻化する一方、市民の生活スタイルの多様化に伴い、医療サービスへのニーズが変容する現代社会。「医療資源の適正配分が不可欠」と訴える久住医師は「夜間でも待ち時間が少なく、嫌な顔ひとつされずに受診できるコンビニ診療」の重要性を力説する。 

 ただコスト負担などの問題も絡み、前途は不透明。「消費者中心型社会」実現の試金石として、しばし注目したい。(K) 

このブログ主さんは、ブログ記事のなかで、 

「村重直子氏が非常勤医に名を連ねているのが面白かったですが、あの村重直子氏かどうかの確証はありません。いちおう医籍検索では該当者は1名でした。」 

と書かれています。この村重直子氏は輸入ワクチン導入を舛添(当時の)厚生働大臣に迫った、元厚生労働省医系技官の1人だったようです。 

プロフィールは、ウィキペディアを:

ウィキペディア
村重直子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E9%87%8D%E7%9B%B4%E5%AD%90 

もちろん、こうした医療関係者たちに「悪徳医療関係者」のレッテルを張るのはナンセンスだと思います。 

ビジネス重視医師になろうと、子宮頸がんワクチンおよび輸入ワクチンをゴリ押ししてきているとしても、彼らも大元は「それで人を救える」という純粋な、そして『信仰』にも似た信念を貫いた結果であるともいえると思うからです。 

(彼らがいつの間にか「医師」というより「ビジネスマン」「(野心的な)研究者」に。「一医師」では物足りなくなって、有名になることが目的になる・・・(医療ライターになる人少なくないようですね。)というようにになってしまうことがあるのが残念です。) 

参考: 

人力でGO
グラクソ社の輸入インフルエンザワクチンで副作用・・・アジュバンドはやはり危険?
http://green.ap.teacup.com/pekepon/740.html
 

東洋経済
医系技官の存在が国民を不幸にしている--『さらば厚労省』を書いた村重直子氏(医師)に聞く
http://toyokeizai.net/articles/-/4982

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ミュンヘンの銃乱射事件-事件報道の在り方

2016年07月24日 | 海外ニュース・できごと

ミュンヘンの銃乱射事件の容疑者の18歳の少年は、イギリスの新聞によると、 

「イラン系ドイツ人(二重国籍)」
「東欧や中東系の人達が住むアパートにタクシードライバーの父、家族と住んでいた」
「学校でいじめにあっていた」※Mirror(Daily Mirror)参照
「鬱病の気」
「ノルウェーの大量殺人犯に興味を持っていた」
という感じで、彼が殺害したのは、主に10代。うち、3名はコソボ系、3名はトルコ系、となっています。 


Mirror (2016.7.23 -アップデートされます)
Munich shooting: Live updates after teenager kills nine in "classic shooting rampage" after luring victims to McDonalds
http://www.mirror.co.uk/news/world-news/munich-mall-shooting-live-updates-8474748 

抜粋: 

There are now a number of reports suggesting Ali Sonboly had complained of being bullied at school and had threatened a rampage. 

One person posted in a chatroom claiming to be a former classmate saying: “I know this f****** guy, his name is ali sonboly. 

“he was in my class back than (sic). we always mobbed him in school. and he always told us that he would kill us.”
It is understood ‘mobbed’ refers to bullying.
 

New York Times journalist Rukmini Callimachi, who is on the scene in Munich, has been given a similar account from another teen who claims she was a former schoolmate of Sonboly. 

The 14-year-old girl said he had been “severely bullied” and threatened to “go on a shooting rampage”. 

「なぜ彼が銃や弾丸を持っていたのか?銃の扱いをどこでおぼえたのか?」「本当にこの少年が犯人だったか?真犯人は実は他にいたのではないか?」という疑問は残るものの、この情報から、少なくとも政治的テロ・イスラム過激派のテロとは違う、といえるのではないかと思います。 

(フランスのオランド大統領などは、
「イスラムのテロだ。フランスとドイツは強力してテロと戦うべき」なんて、事件がおこってすぐツイートしたりしていましたが、今、なんてつぶやいているんでしょう。) 

まあ、この事件がイスラムテロによるものだろうと、少年の単独事件だろうと、失われた命、そして怪我をされた方々が心身ともに傷を負ったという事実が変わるわけではないですが、事件の背景がわからないうちから、読者をミスリードするような記事は、ちょっといただけないですね。 

始めの段階から、ミュンヘンオリンピックのテロ事件と今回の事件を重ね合わせたハフィントンポスト。 

ハフィントンポスト
ミュンヘンで銃乱射、少なくとも9人死亡、容疑者は自殺(動画・画像)【UPDATE】http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/22/munich-shooting_n_11146390.html?utm_hp_ref=japan 

このリンクはアップデートされていますが、大元は(一部、本文も訂正されているかも。)、

ドイツ南部ミュンヘンで22日夜に発生した銃乱射の死者は9人に。容疑者は単独犯とみられ、自殺した。 

ドイツ南部のミュンヘンのショッピングモールで7月22日夜銃乱射事件が発生し、少なくとも9人が死亡した。容疑者は複数とみられ、現在逃走中で、警察が行方を追っている。 

ショッピングセンターの買い物客や店員は命からがら避難し、ミュンヘンは市内が封鎖されて当局が容疑者の捜索をしている。地元警察によると、銃撃犯は1人以上が逃走中で、目撃者によると、3人の銃撃犯がライフルを持っていたという。

警察は、今回の銃撃は「テロである」と述べている。 

地元の複数のメディアによると、今回の銃撃は、地元時間の午後6時、「ミュンヘン・オリンピア・ショッピングモール」内のマクドナルドの店内で発生した。その後、1人の銃撃犯が近くの地下鉄の駅に移ったという。 

このショッピングセンターは1972年のミュンヘンオリンピックで使用されたオリンピックスタジアムに隣接している。ミュンヘン・オリンピックでは1972年9月5日に、パレスチナ人の武装グループ「黒い9月」がイスラエル人選手11人を人質にとり、最後は殺害された。 

「大量の発砲音が聞こえました。何発あったのか言えないくらいです」と、ショッピングモールの従業員はロイターに語った。従業員たちは貯蔵庫の中に避難したという。

「外にいた人たちがみんな店内に雪崩れ込み、大ケガをした人が1人、地面に倒れているのを見ました。彼は間違いなく亡くなっていると思います」 

(後略)

 随時更新となっていながら、更新されたのは、事実上死亡の人数を「少なくとも10名」に変えたくらいのようです。 

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パラリンピックやり投げ出場を目指す球児、山手勇一君

2016年07月23日 | 人物

オリンピック・パラリンピックもスポーツも興味がない私ですが、山手君がパラリンピックに出場したら、テレビ観戦して応援しましょう!

楽しみにしています。 

朝日新聞(2016年7月22日)
パラ目指す134cmの球児「野球あったから、次の夢」
http://www.asahi.com/koshien/articles/ASJ7P6JJXJ7PPTIL024.html
 

22日の奈良大会3回戦に登場した生駒に、やり投げで4年後の東京パラリンピック出場を目指す野球部員がいる。身長134センチの山手勇一君(3年)。生まれつき軟骨が成長しにくい低身長症だ。「野球があったから、新しい次の夢が見つかった」と言う。 

小学生の頃から野球をしていた山手君は高校でも野球部に入ったが、体格差は大きくなる一方。ランニングでも遅れるように。次の練習メニューを待ってくれる仲間に申し訳なかった。「頑張れ」と声をかけられるのも重圧だった。 

 それでも、休み時間や昼食のとき、部員らと野球の話で盛り上がれるのはうれしかった。必死で練習についていった。 

 2年になり、控え組の練習試合に二塁手として出場した。体が小さく足も遅いため守備範囲は広くない。打球の方向を予測して大胆に守備位置を変えるようにした。北野定雄監督(57)は「黙々と練習に打ち込む努力家」と評する。 

 やり投げとの出会いは今年1月。野球部トレーナーが日本パラ陸上競技連盟の関係者と知り合い、その紹介で障害者陸上競技の練習会に参加。約2メートルのやりを思い切り投げた。20メートル以上飛んだ。「飛ぶなあ」と練習会の講師に驚かれた。 

 うれしくて、野球の練習後にやり投げの練習をするようになった。4月末、低身長クラスの代表選手選考会に出た。日本新の26・37メートルを記録。リオデジャネイロ・パラリンピックの参加標準記録A(32メートル)には及ばなかったが、「4年後の東京パラリンピックを目指したい」。 

 筋トレやダッシュにも、それまで以上に真剣になった。仲間も変わった。疲れた表情を見せると、「そんなんで世界を狙えるんか」。筋トレ中に尻をたたかれることも。それがうれしい。主将の堤佑豪君(3年)は「勇一の表情が明るくなった。自信がついてきたように見える」。 

 17日、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムであった初戦。山手君はスタンドで黄色いはちまきを締め、声をからして応援した。チームは22日、古豪・郡山と対戦したが、4―8で敗れた。 

 応援に力を尽くした山手君の夏は終わったが、4年後、グラウンドで懸命にプレーしたみんなのように、思い切り力を試したいと、大学では陸上部に入るつもりだ。(菅原雄太) 

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石田純一バッシング-彼がダメなら日本のタレント議員一掃を

2016年07月22日 | 国際・政治

リテラ (2016年7月12日)
それでも石田純一の勇気を讃えよ! 恥知らずなのは安倍政権に乗っかってバッシングに走ったテレビ局のほうだ
http://lite-ra.com/2016/07/post-2410.html 

リテラ(2016年7月16日)
石田純一が「言論の自由」を剥奪された! 事務所が「今後一切の政治発言ができなくなりました」と発表
http://lite-ra.com/2016/07/post-2421.html 

石田純一が「憲法改正を目指す」と言って出馬したなら、TV局もスポンサーも文句を言わなかったでしょうね。
日本はこんなにたくさんのタレント議員がいるんですから。 

タレント議員
http://cozalweb.com/ctv/dourui/giin.html 

石田純一のこの扱いを批判しているのは、ニュースでみたところリテラだけ。メディアも変、そして、野党側でも彼を助けようとする政治家たちがいないのが、なさけないです。 

都知事選に鳥越氏を推薦、しかし何も戦略を練っているとは思えない民進党や共産党-実は内部はもう自民党に支配されていたりして・・。 

この国はおかしい。

追記:

石田純一が言った言葉、
「憲法は国民を縛るものではなく、権力者を縛るもの」
は真実です。

石田純一がこれほどひどくたたかれるのはこの“権力者たちが嫌いな真実”を彼が語り、しかも彼のニュースが海外にも流れたからかもしれません。
→Japan TodayとJapan Timesの7月8日の記事のうち、Japan Todayの記事はもうCan't be foundになっていました。

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「(愛国者は)治安部隊入隊を!」 と国民に呼びかけるオランド政権

2016年07月21日 | 国際・政治

「私が今一番信用していないのは、フランスのオランド政権だわ。
シャルリエブド、パリ同時多発事件、フランス山中のジャーマンウィングスの墜落事故、そして今回のニースのトラック事故。
事件や事故が起こってすぐ、「これはISのテロだ」「これは副操縦士が起こした事件だ(→エアバスに矛先が向かわない)」と確信的な発表の仕方をし、根拠となるもの(←当初発表していた内容から変わってしまっていたものもある)が後出し。米国のブッシュ政権と同じ。」 

そんなことを夫に先日言いましたが・・・。 

AFP (2016年7月21日)
予備兵に志願する若き「愛国者」たち、フランス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160721-00010004-afpbbnewsv-int 

7月21日 AFP】フランス政府は、国内で複数の襲撃事件が発生したことを受けて、若き「愛国者」たちに治安部隊に入隊するよう呼びかけており、若者らが予備兵に志願している。 

テロがおこるほど・・・そしてこんな漫画も、国民を刺激していますよね。 

ニューズウィーク(2016年7月15日)
仏ニースのテロ犠牲者に追悼の漫画、続々と
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5498.php
 

ニースの事件前、フランス政府へ不満(「労働法改正反対」)を向けるデモが各地で頻発していました。
今回のニースに事件は、政府批判を払拭するのに役立ちもしたんじゃないでしょうか。

参考: 

フランスニースのトラック暴走テロ
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d829832af86597e3fddc105c17dab20a 

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フランスで増えるワクチン懐疑派-「モンサントの食品は安全」という科学者たちの『安全基準』

2016年07月20日 | 福祉・医療

Jon Rappoport’s Blog(2015.8.23)
US media blackout: France oppose vaccines
https://jonrappoport.wordpress.com/2015/08/23/us-media-blackout-france-oppose-vaccines/ 

Get used to it. We live in an Orwellian landscape. When there is a really serious story that needs to be censored, it is. It gets little or no play. It’s buried.

And vaccines is one of those stories. 

Here, from thevaccinereaction.org, is a shocker: “The French National Debate on Vaccines,” by Marco Caceres, August 19: 

“Between 2005 and 2010, the proportion of French people in favour or very in favour of vaccination dropped from 90% to 60% (2013 INPES Peretti-Watel health barometer). The percentage of French people between the ages of 18 and 75 who are anti-vaccination increased from 8.5% in 2005 to 38.2% in 2010. In 2005, 58% of doctors questioned the usefulness of vaccines administered to children while 31% of doctors were expressing doubts about vaccine safety. These figures must surely have increased since then.”

France has punched a gaping hole in the fake consensus about vaccines. 

(中略) 

One reason a high percentage of the French oppose vaccines is: out in the countryside, they still know what good clean food is. Based on several conversations I’ve had with people who live there, the fresh local produce makes American food, by comparison, taste like cardboard. The French understand that real nutrition is a key to preserving health. 

That’s why pharmaceutical giants are rooting hard for GMOs and pesticides, and are, in some cases, producing them. The more GMOs and chemical poisons on the land, the lower the level of general health, and the easier it is to peddle vaccines and drugs as a necessary answer. 

That’s how the game is played. 

Jon Rappoport 

「モンサントの遺伝子組み換え作物は安全」と米国やWHOの科学者たちは言い、モンサントが世界に遺伝子組み換え作物の農場を作り、遺伝子組み換えを世界に押し売りしているわけですが、それを考えると、フランスの農村の人の意見の方が、もっともに思えてきますね。 

遺伝子組み換え食品を本当に安全と思っている人がこの記事を読んだら、「フランスの農村のワクチン反対派」を、「非科学的」と切り捨てるでしょうけど。

(私は反ワクチンというわけではありませんが(「慎重派」です。ワクチンは必要最低限にすべきと思い、『子宮頸がんワクチン接種」については、自分なら絶対に子供に受けさせません。)、『子宮頸がんワクチン』をゴリ押しするだけ人の健康が気になるなら、モンサントの遺伝子組み換え作物を禁止するのが先だと思います。WHOも各国政府も。

今、子宮頸がんワクチンまでGAVI(日本政府も援助)を通じて途上国の少女たちに打ちまくっていますが、途上国の人達の多くは、子宮頸がんより、栄養失調、衛生状態の問題の方が切実だと思います。途上国では子宮頸がんにかかるような年齢になる前に死んでしまう子も少なくないでしょう。)

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医師の匿名SNSは許容範囲、医師のメディア発信のペンネーム使用は疑問

2016年07月19日 | 福祉・医療

こちらは、医師の岩田健太郎氏のブログから 

楽園はこちら側(2016年7月19日)
医師の匿名は許容される
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/2016/07/%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%AE%E5%8C%BF%E5%90%8D%E3%81%AF%E8%A8%B1%E5%AE%B9%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.html 

私はSNSの発信は、医師であれ、それ以外の職業であれ、匿名だろうと、実名だろうと、構わないと思います。 

(問題は、「匿名だからと言って倫理を外れたツイート・書き込みをすること」だと思います。倫理はともかく、マナー違反は「実名者」でもいます。) 

匿名医師なとろむさんが、 

「若いドクターへ。いろんな科の先生の話を私は聞きたい。無理に実名でなくてもいい。実名出したことで被害を被っても「実名で発言すべし」と言ってた人は補償してくれない。それはそれとして実名でできないような暴力的な発言は匿名でもしてはいけない。それだけのことだよ。だからこそで切るツイートもあるわけですから。」 

とツイートしていましたが、まさにその通りだと思います。 

また、なとろむさんの外のツイートで、このようなものがありました。 

「患者さんやご家族が聞きたいことをご説明するのはまだ楽。聞きたくないことをご説明するのが大変。ご高齢の患者さんが入院した場合、急変する可能性がある旨をご家族に説明するのだが、「悪くなるかのようなことをいちいち言うな」と気分を害されるご家族がまれにいらっしゃる。」 

「同僚の内科医が、亡くなった患者の息子に「なんで病気を治すはずの病院で死ぬのか、人殺しが!」と言って顔面を殴られ眼底出血したのを診察したことがあります。どう説明しても無意味などうしようもない人間も世の中にはおり、彼らに危害を加えられるリスクを我々は背負っていますね。」 

他にも、ノンケ女医さんのツイートではこんなものも。 

「術前のムンテラで、いきなり御家族がカバンからスマホを取り出して机の上に置き「録音していいですか」って言ってきたわ。不愉快よ。そのうち、説明の様子を録画されて、病院に来られない家族にリアルタイムで共有されるのが当たり前になるんだろうけど、昭和生まれの私としては違和感ありまくりだわ。」 

「幼いころ、真夜中や明け方に病院を受診して「お医者さんに良くしてもらった、助けられた」という実体験がある医師ほど、当直業務が苦にならないんだと思うわ。あたしは、そんな体験がまるでないので苦痛だわね。コンビニ受診する患者に「氏ね」と思いながら無表情で救急外来するのも時間の問題だわ。」 

これらは、実名ではないからつぶやけることだと思います。 

と、いうことで、特にツイッターは条件つきで私は医師の匿名はOK。 

しかし、SNSではなく、メディアで医師がハンドルネームやペンネームで医療に関することを発信すること、これは私にとっては疑問があります。
(ただ、その医師を信頼するのは、読者が個々に決めることなので、「やめるべき」とは言いません。) 

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フジテレビ『HOPE』と豊田通商の現地採用若手社員、常盤卓也さん

2016年07月18日 | 人物

前期、前シーズンに楽しめたドラマのうち(『世界一難しい恋』は後半からしか見ていませんが、悪者がいなくてなかなか。)、これらに出演していた俳優さん達―

NHK『あさが来た』
山内圭哉、桐山照史、瀬戸康史 

フジ『お義父さんと呼ばせて』
遠藤憲一、加治将樹

日本テレビ『世界一難しい恋』
丸山智巳 

が、出演しているドラマが始まりました。 

フジテレビ『HOPE〜期待0の新入社員』
http://www.fujitv.co.jp/hope/index.html 

これは、韓国で人気があったドラマのリメークだそうですが、脚本、演出、俳優、3拍子揃っていて面白そうです。 

さて、このドラマ、主人公一之瀬歩(中島裕翔)が「高卒後、フリーターをして、コネで大手商社のインターンに」ということで、「そんなことあるわけないじゃない」という声もあるようですが、現在でも、高校を出て社会人経験を積んで、商社勤務をしている人も、実際にいるようです。 

東洋経済(2015年1月22日)
岡山の「高卒」男子、「商社マン」になる
居酒屋バイトから一念発起、今はインド勤務
http://toyokeizai.net/articles/-/58076 

有名商社の海外勤務、多くの人にとってあこがれのキャリアに違いない。有名大学卒業、課外活動にも熱心……そんな人が勝ち取るポスト、といったイメージがあるのではないだろうか。

しかし、駐在ではなく、現地採用となれば少し話は変わってくるのかもしれない。今回ご登場いただく常盤卓也さんの最終学歴は、「高卒」だ。そして、彼は現在、豊田通商のインド現地法人に勤務している。

この例外的なキャリアは、自らの努力と勇敢な挑戦心から達成されたようである。彼はどのように勉強し、どのようにビジネス経験を積み、どのように海外へ出て、インドの豊田通商で働くに至ったのか?

また、その現場とはどういったものなのだろうか 

(続きはリンクからどうぞ) 

難関大学出身であっても、それが最大の自分の売りにしている人より、「人間力」+「努力」が合わさった常盤さんのような人の方が、商社マンとして力量を発揮する気がします。
彼を採用した豊田通商も素晴らしいです。

ところで、常盤卓也さん、インタビューで、 

「「若者はまず海外へ飛び出せ」という議論もありますが、自己管理能力が高く、先々を見据えて行動できる人に限って有効なものだと思います。」 

よいこと言っていますね。
この言葉、海外で仕事を目指す人に限らず、「レールを外れる生き方」を選ぼうとしている若者に、聞いてもらいたい言葉です。 

参考:

“無気力キリギリスのノマド”が生き残る条件
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/be4b5dc0d8b6fb41c8bdbc68974c7f1f 

“ノマドメーカー”と“生活保護予備軍”・「断食で心身をノマド化していこう」 by 佐々木俊尚氏
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/334df68b9a66ebd6d50013c9a8d0f2cc 

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Swissinfo 『なぜスイスは緩和ケアの後進国なのか 専門家に聞く』 by Isobel Leybold-Johnson

2016年07月17日 | 福祉・医療

Swissinfo (2016年7月11日)
なぜスイスは緩和ケアの後進国なのか 専門家に聞く
http://www.swissinfo.ch/jpn/%E7%B7%A9%E5%92%8C%E3%82%B1%E3%82%A2_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AF%E7%B7%A9%E5%92%8C%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BE%8C%E9%80%B2%E5%9B%BD%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%8F/42286730 

がんなどの病気による体と心の痛みを和らげる緩和ケアにおいて、スイスは後進国だ。病気の根治を目指す治療や救急医療、末期患者の自殺ほう助に関しては高い技術を持つが、緩和ケアに力を入れ出したのはつい最近だ。ベルン大学病院の緩和医療部門に教授職が新設され、今年2月にドイツ人医師シュテフェン・エイヒミュラー氏が就任。スイスインフォが同氏に、緩和ケアの今後について聞いた。 

 同様の教授職はローザンヌ大学病院(CHUV)に続き2人目で、ドイツ語圏では唯一。スイスインフォはエイヒミュラー氏が責任者を務めるベルン大学病院緩和ケアセンターを訪れ、話を聞いた。 

 経験豊富な医師である同氏が自分の仕事に情熱を持っていることは見て取れる。高齢化社会が進むにつれ、他分野にわたる医療知識を駆使して末期患者と家族をサポートする緩和ケアへの需要は高まる一方だ。課題はコスト面だが、緩和ケア先進国の英国やオーストラリアを見習い、適切に計画を構築すればコスト減は可能だ。 

swissinfo.ch : スイスが緩和ケアの後進国なのはなぜでしょうか。 

シュテフェン・エイヒミュラー: スイスは救急医療と治療措置に重点を置いている。この国では、最も高額だが最高の技術を備えた延命治療が受けられる。 

一方で、慢性疾患医療や病と生きる点は、あまり重要視されていなかった。おそらくスイスの医療制度が統一されていないせいだろう。病院は経済主体であり、高齢者施設の介護は大半が保険の適用外のため、自宅で介護する。スイスはホスピスが極めて少ない。人々が期待するのは、病気にかかったら素晴らしい病院で治療すること。例えば国民保健サービスにあるような、病院以外を含む包括的な医療ネットワークでケアするという観点には全く目が向けられなかった。 

(中略) 

swissinfo.ch: スイス国民に緩和ケアが浸透しないのは、自殺ほう助が広く受け入れられているからでしょうか。 

エイヒミュラー: 我々が、緩和ケアと医師による自殺ほう助を比較する公開討論によく呼ばれることを鑑みれば、一般的にはそういう見方なのだろう。今後確実に議論が盛んになることが見込まれるのも一因だろう。 

だが私は、生の終え方を考える上では非常に限られた見方だと思う。アジアでは、生の終わりは人生のピークと考え、人生の終盤に差し掛かった高齢者に尊敬のまなざしを向ける。他方、スイスでは、アジアのような死生観は存在しない。 

swissinfo.ch: スイスでは死や終末期はタブー視されているのでしょうか。 

エイヒミュラー: タブーではない。例えば(スイスでは合法の)医師による患者の自殺ほう助について、メディアや政治家の間で盛んに議論されている。死や終末期は個人の自主性の問題であり、どのように尊厳ある死を迎えるかということに尽きる。病院などで、納得できる生の終え方が見つからない患者にとって、医師による自殺ほう助を選択できるのはメリットだろう。 

死を想像するとき、多くの人は、スイスの自殺ほう助提供団体「エグジット」や医師の自殺ほう助をとるか、現代医療で終わりのない苦しみに耐えるかの二択にせまられる。例えばそこに、友人や家族に囲まれ、専門家のサポートの下で尊厳ある死を迎えることができたらどうだろう。緩和ケアは人々に新たな選択肢をもたらしてくれる。 

(後略) 

2011年の記事

スイス国民-自殺幇助容認多数-から
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/ad9e98500787f3b76d788370774e26ba

の中で私は、 

「自殺幇助-これについては、大抵の国では拒否反応が起こると思います。しかし、スイス国民でこれを容認する人が多いのは、私はさほど違和感を持ちませんでした。

それは、「スイス、オランダ、北欧・・・これらの国々の地形に問題があったり、気候が厳しい、人口が少ない等のハンデがあるためか、他の欧州諸国に比べて価値観が違うというか、『建前を取り払って合理的に』と言う部分があるようだ」という持論が私にあるからです。」 

と書きましたが、スイスは、私の想像を超えていたようです。(「良い、悪い」ではなく。)

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アンブローズ・ビアス著『悪魔の辞典』より抜粋

2016年07月16日 | 芸術・本・映画・TV・音楽

先日、twitterで 

悪魔の辞典 

【車】 年間 6000人が交通事故で死ぬ。その犠牲者は車に乗っていない歩行者であることも多い。でも便利だから現代社会には不可欠。

【HPV ワクチン】 年間 1万人以上が罹患する子宮頸がんの 8割が予防できる。でも有害だ!と叫ぶ少数者が居て、接種が止まっている。 

と、ツイートしている医師がいました。(当然、ビアスの『悪魔の辞典』には載っていません。) 

本物(1911年出版)から抜粋して貼り付けます。 

『悪魔の辞典』by アンブローズ・ビアスから抜粋

(本が手元にないので、
http://www.geocities.jp/fukunopage/akumanojiten.htm
からコピー、編集させてもらいました。) 

【いんちき(sham)】 政治家の言明、医者の学問、評論家の知識、俗受けを狙う説教師の信仰。 

【嘘つき(liar)】 自由旅行ならぬ自由悪口の権限を与えられている弁護士、ジャーナリスト、その従事する職業、商売。 

【噂(rumor)】 人の名声を抹殺しようとする暗殺者たちが好んで用いる武器。 

【学識(learning)】 学問に勤勉な者の特色である一種の無知。⇒博識 

【完全(perfection)】 卓越という名で知られる要素によって現実とは区別される想像上の状態。もしくは性質。 

【議論(discussion)】 他の人々の思い違いをますます強固なものにしてやる方法。 

【自明の(self-evidence)】 他のすべてのものを除き、自分自身にとってのみ明白な。 

【信仰(faith)】 見たことも聞いたこともない物事について、知ったように語る者の言うことを、証拠もないのに正しいと信ずること。 

【責任(responsibility)】 自分の肩から下ろして、神なり運命なり宿命なり巡り合わせなり、あるいは隣人なりの肩へ容易に移すことのできる重荷。 

【絶対の(absolute)】 自主的な、無責任な。 

【追従者(sycophant)】 向こうを向けと言われ、言われたとおりにすると、後ろから足蹴にされる、といったことがないようにと、腹這いになったまま、おえら方に近づいて行こうとする者。 

【博識(erudition)】 中身が空っぽの頭蓋骨の中に振るい落とした書物の埃。⇒学識 

【不誠実(dishonesty)】 商業で成功を収めるさいの重要な要素。 

【無情な(callous)】 自分以外の者に災いがふりかかってきても、それに耐え得るほど偉大な強い精神に恵まれた。 

【雄弁(eloquence)】 白とは白であるように見える色をいうと言って、愚かな者にそう思い込ませる技術。 

【理性(reason)】 偏見に対する偏った好み。 

ビアスがこの本を書いた時代、『自動車』についてきつい皮肉を書けたかわかりせんが(自動車を大衆に売り出そうとしている時期だったと思うので、出版元のチェックが入りそう)、『HPVワクチン』についてビアスが項目に入れていないのは確かです。

今、彼が書いたら、どう書いていたでしょうね。

私なら、

【HPVワクチン】ロシアンルーレット・ワクチン。なお、ワクチン接種後異変が出た場合、診察もしない医師達から「ヒステリー」という言葉を浴びせかけられることもある、珍しいワクチンである。

にするかな。

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フランスニースのトラック暴走テロ

2016年07月16日 | 海外ニュース・できごと

フランスニースのトラックテロ。
また痛ましい事件がおこってしまいました。 

ただ、この事件、あまりに「(イスラム)テロ」と結びつけるのが早く、その点は私には違和感がありました。 

このトラックの暴走の可能性として、

① 日本の秋葉原事件のようなものであった
② 運転手の薬物使用によるもの
② トラックのブレーキ・ハンドル故障 
(これは限りなく確率は低いと思います。ただ、今後、自動操縦車だと、こういうのもありえそう。)

というのも考えられたと思います。

また、当初の報道には、「「運転手」が車から銃を乱射」なんて話もありましたが、これは無理でしょう。 

しかし、警察はタイヤでなくトラック運転手に向けて銃乱射。
(流れ弾で怪我をしたり亡くなった市民はいなったのでしょうか?) 

そして、トラックの中から、すぐ運転手の身分証がでてきたとか、手りゅう弾などを積んでいたといいますが、「フランスのテロリストは、自分の身元が分かるものを用意してテロ」というパターンが多いこと、手りゅう弾を持っての犯行なら、なぜ運転手はこれを外に投げなかったのか(運転しながら銃乱射は無理でも、運転しながら手りゅう弾を窓から投げることはできそうです。追記:積んでいた「手りゅう弾」は使用できないもの、ライフル銃も「偽物」とのこと。検閲で積荷を調べられたかもしれなかったのに、偽物を?本当?)・・・不思議です。 

いずれにしても、イスラムテロであれ、一殺人鬼の起こした事件であれ、何かしらの事故のよるものであれ、84名の尊い命が失われたことには変わりありません。

せめて、この事件を政治利用する人が出てきませんことを願います。 

昨夜読んだ時事通信の記事を貼り付けます。
(映画じゃあるまいし・・・という何か作り話も混じった記事、という感想を持ちました。) 

時事
花火の歓声が悲鳴に=猛スピードで迫る「凶器」-仏のトラック突入テロ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160715-00000131-jij-eurp ) 

【ニース時事】フランス人の愛着がとりわけ強い革命記念日の夜。夜空に上がる優雅な花火に酔いしれ、そろそろ帰路に就こうとしていた観光客らは、突然現れた高速の「凶器」に逃げ場を失った。人口約35万人の主要都市ニースで起きたトラック突入テロ事件。現地からの報道や証言などを基に、テロ発生時の凄惨(せいさん)な状況を再現した。 

 ニースの地中海沿いを走る「プロムナード・デ・ザングレ(英国人の散歩道)」。高級ホテルやしゃれたレストランが立ち並び、仏有数の観光地でも屈指の目抜き通りは、深夜にもかかわらず大勢の市民らでにぎわっていた。この日は「自由の象徴」(オランド仏大統領)である革命記念日の祝日。恒例の花火を見ようと約3万人が繰り出し、穏やかな地中海から吹き付ける夜風に身を委ねていた。

 花火が終了に近づいた14日午後10時半(日本時間15日午前5時半)ごろ。ミニコンサートも開かれていた通りに突然、エンジン音と悲鳴が響き渡る。不自然な動きで近づいてきた白い大型トラックが猛スピードで群衆の中に突入。目撃者は「(時速)90キロぐらいは出ていた」と話した。

 トラックは約2キロにわたって暴走し、大人、子供を問わず、次々とはね飛ばした。大声で叫び、泣きながら四方に逃げ惑う人々。居合わせた地元紙ニース・マタンの記者は「(ひかれた人が)ボウリングのピンのように飛ばされた。5メートルごとに遺体が散乱していた」と振り返る。別の目撃者は「トラックは少なくとも1回方向を変えた。なるべく多くの人を狙っていたのは明らかだ」と声を震わせた。

 200メートル以上走って追跡してきた警官数人がトラックを一度は制止したものの、男は再び発進させ、慌てふためく人々をひき続けた。勇気ある丸腰の市民も、トラックを止めようと車体につかみかかる。興奮した男はその後、警官らに発砲したが、銃撃戦の末に射殺された。

 現場では「犯人が戻ってきた」というデマも広まり、詳しい状況が分からない人々のパニックが続いた。トラックのフロントガラスには警官が撃ったとみられる無数の銃弾による穴が開き、車内には使えない状態の手りゅう弾などが置いてあった。(2016/07/15-22:23) 

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