表題が気になって読んだ記事。
なぜ中国人は別の乗客の席に勝手に座るのか? 「国民性」を熟知する専門家が解説(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
抜粋:
また、日本人は「中国人のマナーの悪さ」にもよく目がいく。李さんも最近、故郷の長沙から深圳に向かう高速鉄道で20代とおぼしき女性のある行動に出くわした。女性は別の乗客の席に無断で座り、一度追い払われて後ろの席に移動し、やがてその席も替えさせられた。日本人は「中国人は他の人に迷惑をかけても平気だ」と思うだろうが、これこそが文化の違いのようだ。
「中国では、彼女を移動させたチケット保有者でも、これといって強い不快を感じないものです。中国人は、人に迷惑をかけることも平気ですが、その分、迷惑をかけられても平気なのです。むしろ、迷惑をかけ合うことによって関係を深めていきます」
その顕著な例が、やはり李さんの経験した友人とのこんなエピソードだ。出張で北京に行った際、李さんは久しぶりに親友らを夕食に誘った。その席上、「空港まで迎えに行ったのに」と話しかける親友に、日本生活が長い李さんはつい「それは迷惑だから、タクシーを拾ったよ」と答えたという。
これが大間違いのもとだった。 「私は無意識に『それは迷惑だろうから』と日本式に答えてしまった。すると激しい口調で責め立てられました。『今度、僕たちが日本に行ったら迎えに来たくない、迷惑だから遠慮してくれということなのか?』というわけです。中国人は、友達は迷惑をかけ合うもの。友人としての価値を認めているからこそ迷惑をかけると考えるのです」
他人の座席に座る・・・と言うのは、私はストラスブールからカールスルーエを経由してフランクフルトに行ったとき、2台ともで経験しました。相手は中国人でもなく、おそらくフランス人とドイツ人の若者だったと思います。
ICとICEだったか、特急は自由席がなく、指定席でも席が空いていれば座ってもよいというルールだったのではないかと思いますが、最初の列車はがら空きにもかかわらず、夫と私の指定席には学生らしき男性が座って、荷物も載せていました。
チケットを見せると、彼は謝って別の席にすぐ移ってくらました。(ただし、いやがらせだったのか、座席にガムを残していったようで、電車を降りた後に夫のジーンズにガムが付いているのを発見。)
カールスルーエからフランクフルトに向かう特急はほぼ満席。私たちの座席も若い女の子が乗っていて、これもチケットを見せてどいてもらいましたが、私たちに挨拶しないばかりか、にらみつけるように移動していきました。
飛行機でも、フランクフルトとフィレンツェ間で私の座る座席に座った50代くらいの白人女性がチケットを見せても座席を変わろうとせず、その隣のアイルランド人がその女性に席を変わるように言ってくれて座席を変わってもらいました。
ミラノ、フィレンツェ間の飛行機でも一度、白人の50代くらいの二人が席に座っていて、席をどこうとせず、間に入ったCAが私たちの座席を彼らのと交換したことがあります。この時の男性はおそらく旅行仲間が4名くらいいて、その仲間の近くに座りたいので私たちの席が自分たちのものでないのを知りながら座っていたようでした。もしかしたらトルコ系で、英語はほとんど通じなかった人たちでした。
これらは「黄色人種の中年だから差別された」というのがあるかもしれませんが、私たちの座席に座っていた人たちは、たぶん白人相手でも同じことをしてるでしょう。
抜粋後半の話は、日本人でもこういう人がいて、私自身、3人の日本人女性を欧州の友人に紹介して恥ずかしい思いをしたことがあります。3人とも、「日本に来た時は歓迎するから」という前提があるのか、よく知らない私の友人たちに、「送り迎えをして」「泊めて」「100㎞の距離があるけど、私の観光を手伝って」と言って、私を戸惑わせました。
座席の問題はシステムの違いもあるし、あとは個人、そのグループの問題ということもあるのではないでしょうか。
追記:
上の記事のアイルランドの若者について書いた記事。
ひょっとしたら、あの50代くらいの女性は、彼のファンだったかもしれません。彼女の座席は前後の席ではなかったです。
スペインとアイルランドのパイプ奏者たち-カルロス・ヌニェスとライアン・マーフィ(2014年1月25日分) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)