Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「日本は3組に1組が離婚」という現代ビジネスの記事-広告マンと餅屋

2019年12月31日 | メディア・広告業界

現代ビジネス
江戸時代から3組に1組が離婚…日本はもともと「離婚大国」だった
by 荒川和久氏
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191231-00069239-gendaibiz-life 

いまや社会問題となっている日本人の「未婚化」。20年後には、なんと人口の約半分が独身者になるそう。著書『結婚滅亡』で知られる「独身生活者研究」の第一人者、荒川和久氏によれば、離婚率もまた高い状態を推移しているという。「3組に1組が離婚する」と言われる昨今、いったい何が離婚の原因になっているのか? 豊富なデータとともに解説する。 

データでわかる離婚率

 2017年の人口動態調査によれば、普通離婚率(人口千対)は、1.70でした。

 過去最高だった2002年の2.30と比較するとマイナス0.6ポイントも下げており、そこだけ見ると、離婚率は減っているようにも見えますが、これは人口に対する離婚の比率をあらわしたもので、そもそも婚姻の絶対数が減少しているわけですから、これだけで離婚が減ったとはいえません。

 離婚の指標には、もう1つ、いわゆる特殊離婚率(離婚数を婚姻数で割ったもの)があります。

 これで見ると、2001年から17年連続で35%あたりをキープしており、相変わらず「3組に1組は離婚する」という状況に変化はありません。

 「特殊離婚率の指標は、厳密に離婚率をあらわしたものではない」と批判する人もいますが、そういう人たちが正しい指標だと主張するものに有配偶離婚率というものがあります。これは、離婚数を有配偶人口で割ったもので、一見正しいように思えますが、こちらも結局は普通離婚率同様、そもそも婚姻数が減少したことが考慮されていないことになります。

 よって、有配偶離婚率はほぼ普通離婚率と同じ曲線を描くことになり、直近では減少傾向を示します。重要なのは、どれだけ結婚して、どれだけ離婚があり、結局のところ、どれだけ婚姻が継続しているかの指標です。そうした点を見るには、特殊離婚率の方が適しているといえます。 

(中略) 

いわゆる「ギャップ萌え」というものです。

 お見合いで夫婦となった場合、日々の生活でそうした加点がされていく関係性が生まれるのではないでしょうか。

 一方、熱烈な恋愛を通じて結婚した2人というのは、もはや「結婚式MAXの法則」通り、しあわせの絶頂は結婚式までで、ルーチンな毎日を重ねれば重ねるほど「なんでこんな人と一緒になったんだろう?」と相手の欠点ばかりに目が行ってしまうこともあります。

 これが恋愛結婚における減点主義志向です。

 加点主義は点数の頂点はありません。日々ポイントがプラスされていくだけですが、減点主義は100点からはじまりますので、いつかは0点になってしまうリスクがあります。

 恋愛結婚が離婚に結びつくというのは、そうした部分も影響しているのかもしれません。

 

この記事の解説者は、荒川和久氏。博報堂の社員(元社員?現役社員?)の方のようです。 

ウィキペディア
荒川和久
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%B7%9D%E5%92%8C%E4%B9%85 

早稲田大学法学部卒業。株式会社博報堂に入社後、自動車・飲料・ビール・食品・化粧品・映画・流通・通販・住宅等幅広い業種の企業業務を担当。キャラクター開発やアンテナショップ、レストラン運営も手掛ける。独身生活者研究の第一人者として、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEBメディア多数出演。博報堂ソロもんラボ・リーダー(ソロ活動系男子研究プロジェクトより改称)

 

日本人夫婦の三分の一が離婚をするという荒川氏、そしてその記事の結び・・・。現代ビジネスの想定読者ターゲットって、どうなっているのでしょうか?

 

こちらは行政書士、フィナンシャルプランナー、離婚コンサルタントの森本由紀氏の説明。 

マネタス
日本の離婚率が高いのは本当?離婚カウンセラーが統計データを元に検証しました
https://manetasu.jp/1261527 

「夫婦の3組に1組が離婚」は、年間の婚姻件数と離婚件数を比較して言われているものです。 

平成29年度の年間婚姻件数は60万6,866件、年間離婚件数は21万2,262件です。これを見ると、だいたい年間の離婚件数は年間の婚姻件数の3分の1になっていることがおわかりいただけると思います。 

今年結婚した夫婦が今年離婚したのであれば、「3組に1組が離婚」と言えるかもしれません。しかし、今年離婚した夫婦が結婚した年はバラバラです。まことしやかに言われている「夫婦の3組に1組が離婚」という説には、実はあまり根拠がないのです。 

(中略) 

このデータによると、同居期間15年未満の夫婦の離婚件数は、平成17年をピークに概ね減少傾向です。しかし、同居期間15年以上の夫婦の離婚件数は、それほど減っていません。同居期間35年以上に限っては、平成17年よりも平成29年の方が多くなっています。 

同居期間が長い夫婦というのは、熟年離婚ということです。つまり、離婚全体に占める熟年離婚の割合が増えているのです。 

(後略)


こちらの記事は表も多いので、リンクからお読みください。

 

筆者の森本由紀氏のプロフィール。

https://fpcafe.jp/mocha/writers/67 

ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー

Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

 

森本氏は統計学者でもありませんが、「離婚した人達が困らないためのアドバイザー- 専門家。

「恋愛結婚の方が離婚が多い、見合いの方が少ない」などという分析をするより、何が大事、求められているかわかっている方でしょう。

「餅は餅屋」、ですね。 

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弁護士ドットコムのインタビュー記事・精神的に自立している女性たちの神経を逆なでする最近のフェミニズム運動

2019年12月28日 | 人物

#KuTooの石川優実さんとハフィントンポストの記事-性を売りにしている人とフェミニズム
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/0fc3e1863cbc0cbc0d1e0a66158fae33 

上記の記事を書いたのは今年の6月。 

私が知っている限りでは、石川優実氏の本職はメディアに無視されてきていたと思いますが、弁護士ドットコムが取り上げたようです。 

弁護士ドットコム(2019年12月28日)
「これからも脱いでいきたい」#KuToo・石川優実さんが「フェミニスト」として戦う理由
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191228-00010601-bengocom-soci

 2019年の「ユーキャン新語・流行語大賞」のベストテンに選ばれた「#KuToo」(クートゥー)。その呼びかけ人の石川優実さんはことし11月創刊した雑誌『シモーヌ』(現代書館)でヌードを披露した。かつてグラビアモデル、現在は女優の肩書きと並行してフェミニストを名乗る石川さんは、なぜ脱ぎつづけているか。そして、彼女は何と戦っているのか。石川さんにインタビューした。(ライター・玖保樹鈴) 

(中略) 

――フェミニズムについては具体的にどうやって学びましたか?

noteに「#MeToo」について書いたころから、SNS上でフェミニストの人たちと出会う機会がすごく増えました。その先輩たちの発言や行動、リツイートされる文章を見て学んでいきました。

不定期で「Wezzy」というウェブメディアで、ジェンダーについて連載をしているのですが、担当編集者が「ジェンダーを学べるようなものを書いていきましょう」と言ってくれたので、専門家にインタビューする中で学ぶこともできています。 

(中略) 

――「#KuToo」運動をはじめて、自分自身変わったことはありますか?

もともと靴に興味がある人間ではなかったので、今まではそこまで意識していなかったけれど、他人の靴を見るようになりました。そのうえで「この人は履きたくて履いてるのか、履かされているのか」という、外から見ただけではわからないことを想像するようになりました。 

(中略) 

――女性の中にも「わたしはハイヒールを履きたい」とか「わたしは女性差別を受けた覚えはない」などと言っている人もいると思います。それについてはどう思いますか?

女性の中にも、男性が自分たちより格上だという誤った価値観を刷り込まれてきた人や、差別に気づいていない人はいると思うんです。

(中略) 

――2019年は、「#KuToo」にはじまり「#KuToo」で終わった年でしたね。2020年は何をしたいですか?また、「#Kutoo」運動はどうなっていくと思いますか?

2020年は、フェミニズムとエロがテーマの映画を作りたいと思っています。

(後略)

 

なぜ弁護士ドットコムが石川氏のインタビューを行ったのかわかりませんが、記事自体は「有名人フェミニスト」がどうやって誕生するのかよくわかる、興味深い記事でした。(石川氏は靴に興味はなかったのですね。)

 

コメント欄には、石川氏を否定的に捉えているものが多いですが、コメントの最初の方に載っていた二つもコピペさせてもらいました。 

1本目: 

彼女の主張は根本的に傲慢だと思います。
たとえばこれ

>女性の中にも、男性が自分たちより格上だという誤った価値観を刷り込まれてきた人や、差別に気づいていない人はいると思うんです。

要約すると、彼女は「私に共感しない人は物事がわかっていないだけだ」と言っています。
つまり、自分の考えが正しく、相手が間違っているという前提に立っています。
ですが、そもそも価値観というものに「誤った」という概念は無いはずです。
どのような価値観でも「その人にとって正しい」に過ぎず、それはお互い様です。
ですから、他人と自分の価値観が異なる場合は単に「価値観が違う」とするべきで、それを「誤っている」と評するのは実に傲慢なことです。
「ハイヒールを不必要に強制するのはやめよう」というだけなら、賛同する人も多いでしょう。
なのに彼女が強く批判されるのはその内容のせいではなく、傲慢さによるものではないでしょうか。

 

2本目:

靴やメイクで女性らしさを押し付けるなと、ヒールを脱ぐことを他の女性に強要したり、ジェンダーフリーを訴えつつグラビアやヌードを出したりと、主張に一貫性がなくて戸惑います。
性別性差関係なく自立しているので変な決めつけや、弱者として特別扱いしないでというより、女性として見ないでということですかね?でも綺麗にメイクしてもらってグラビアやヌードは何のため?→『私の体をどう扱うかは私が決める』
ならば、ヒールをはきたい人たちやメイクが好きな人たちだって『自分の体をどう扱うかは自分で決める』でよくないですか?
スッピンでグラビアやヌードは撮らないでしょ?女性らしさを売りにして、ヒールを脱がせたあと自らモデルをした靴を売り、何をいっているのかと思う。

 

石川優実氏に限らず、現在有名人フェミニストの面々は昭和の感覚でいるのか。 

現代の女性の多くは「何が正しい、何がしたい」は自分で決められます。
わざわざ「弱い女性」として自称フェミニストに守ってもらいたい女性の方が少数です。

既に精神的に自立できている女性の多くは、フェミニズムを利用する自称フェミニストや企業のキャンペーンの薄っぺらさに気が付いています。

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『年の終わりに-2019年』 by M氏

2019年12月28日 | 友人・知人

昨年、一昨年はバタバタして転載できませんでしたが、今年もM氏からの『年の終わりに』を、プライベート部分を除いて転載させてもらいます。
(正直に言うと、安倍政権の寛容さ、Cool Japan、オリンピック、トランプ大統領についての評価等、私はM氏に賛同できない部分は多いですが。) 

 

  様々なことのあった今年、2019年もまもなく終わろうとしています。2012年12月に安倍内閣が発足した当時の日経平均株価は10000円程度でした。それから7年経過した現在は23500円程度で、2倍以上となっています。株価水準だけをみれば、この7年間の経済運営はまずまず順調だったといえます。 

もっとも、この株価が、異常なほどの日銀による国債や株の買い増しと低金利政策に支えられていることには留意する必要があります。このような局面では、ちょっとしたきっかけでサイクルが逆に回り始めると、暴落の悪夢の再来もあり得るので、投資家心理は不安定となります。アメリカの株価が史上最高値を更新し続けているのに、日本の株価がそれに追いつけないのは、このような心理の動きのせいでしょう。

小生は長期的にみると日本の株式は売られ過ぎていると思っています。今から30年前、1989年12月末の日経平均株価は、ほぼ40000円、その時の米国ダウ平均株価は2500ドル程度でした。現在のダウ平均は28000ドル程度。つまり、この30年間で米国の株価は10倍以上になり、日本の株価は約半分となったわけです。大きく眺めて、いくら何でもこれはないだろうと思い、この20年間、常に強気の相場観をもっているのですが、なかなか戻りません。30年前の状況に戻れ、とまでは申しませんが、せめて来年には現在の米国ダウと同じレベルくらい(28000円)までには戻って欲しいという希望を持っております。

経済全体の成長があまり期待できないとすれば、せめて、株価と若い人々の賃金が共に上昇しないことには,日本経済全体に元気が出てきませんので。経済も人間も、たとえカラ元気でもとにかく「元気」が大事です。 

今年の出生数はたったの86万人でした。といってもピンとこないでしょうが、比較のため小生の生まれた1949年(団塊の世代の最終年)の出生数を示せば、270万人でした。その三分の一です。また,今年の死亡者数は137万人で、結果としての人口の自然減は51万人でした。このように人口が減り続け、高齢化が進行する社会が、経済成長を続けることは容易なことではありません。団塊の世代のほぼ全員が経済活動から退き、社会保障(年金・福祉)に依存する我々のような非生産的な人口層が増えれば、そもそも理論的に、まともな経済成長はできないでしょう。

本来2パーセント程度の成長を目指したいところですが、たぶん無理。もはやゼロ(あるいはマイナス)成長を前提として、経済あるいは生活についての見方を転換して「量より質へ」「物より心へ」と変えるべきかも知れない。価値観の転換。そういえば「ボロは着てても心は錦」といった歌もありました。 

こんな状況の中で、経済成長エンジンとして期待しているものが二つあります。まず、世界に誇れる日本の伝統文化(およびアニメやゲームなどの新しい伝統も)をベースとした観光振興です。日本の神社仏閣や城などの建築物、四季折々の美しい自然、そして若い人々にも未だ失われていない日本人の穏やかな心。「おもてなし」の文化。こうした資源を最大限活用して、世界中からお客様を呼び込むことが大事です。

ラグビーのワールドカップで見せた日本国民の心意気は世界に通じました。来年のオリンピックも大きなチャンスです。この観点から、現在世界的に流行している「偏狭な排外主義」の勃興を許してはなりません。もうひとつ期待できるものは、日本の食材・食文化です。小生は長年世界中を飛び歩いていましたが、こと「食」に関する限り、日本が世界一だと思っております。

日本全国で、和洋中に限らず世界中のバラエティー豊かな食事を安価で楽しむことができます。また和食だけを見ても日本全国に個性的な郷土料理や食材があり、外国からのお客様に好評を博しています。最近増えているようですが、日本からの美味しい食材の輸出をさらに増やすように、古臭い農林水産政策を大きく転換して、分野によっては「守り」から「攻め」の姿勢に変えましょう。自信をもって世界に挑戦する農業の担い手を育成することが大事です。 

目を世界に転じると、米国のトランプ大統領の気まぐれのために、世界全体が大きな影響を受けた一年でした。世界の中心にあって、国際的な責任を自覚して行動し、良くも悪くも世界に対して行動規範を示していたかつての米国の姿は最早ありません。何の戦略もなく、中国に対して突然の思いつきで厳しい態度に出たかと思えば、自分の再選に不利とみれば、また突然の軟化を見せて世界の市場を混乱させる。 

アメリカファーストといえば、まだ聞こえはよいですが、実は「自分ファースト」。このような幼稚な人物に、世界最大の権力を持たせてしまいました。来年こそ、米国民が賢明な選択をすることを切に希望しますが、対抗する民主党も弱く、期待が持てません。 

英国やブラジルなども併せて世界中にポピュリズムの嵐が吹き荒れています。国民は自分のレベルに相応しい程度の政治家しか持てないと言われますが、まさにそのとおりだと思います。この状況が続いて、世界が、かつて歩んだファシズムの暗い道に戻らないように願っております。

(後略)

 

冒頭の括弧書きに書いた通り、M氏のこの意見と私のものは違います。 

しかし「理想」や「批判、「自分が正しい」だけの論者や、「自分(自分達)の生き残りや利益しか頭にない政治家やお仲間」の言葉より、彼の意見には価値があるように私には思えます。 

とはいえ、M氏が言う「量より質へ」「物より心へ」という言葉が出てくるのは、現実主義なM氏にはちょっと珍しいこと。 

でも、彼もきっと、日本から「質」と「心」の地位が落ちていることを案じているのでしょう。 

 

関連: 

『年の終わりに-2016』 by M氏・ネタニヤフとトランプに対し物申せる首相が欲しい
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/9a983f0f1559a10bc53b4618e863a033 

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専業主婦叩きの目的

2019年12月27日 | 国際・政治

女性セブン(2019年12月26日)
専業主婦の黄金期の終焉 安倍政権「女性活躍」で風向き変わった
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191226-00000004-moneypost-bus_all 

かつて「勝ち組」とされてきた専業主婦の立場に異変が起きている。実際は、さまざまな事情から経済的に行き詰まり、専業主婦を強いられ、貧困に陥る女性──「貧困専業主婦」が数多く存在するというのだ。 

(中略) 

そもそも、「専業主婦」という存在はいつ生まれたのか。『上級国民/下級国民』(小学館新書)の著者で作家の橘玲さんが説明する。 

「もともと日本は、江戸時代はもちろん、戦前までほとんどが共働きでした。しかし戦後、高度成長期に突入し、日本は『総中流』社会に移行します。平均所得は右肩上がりに増えていき、多くの世帯で夫の給料だけで一家を養えるようになった。 

 そうした中で、家事・育児を妻に丸投げして、夫は会社に滅私奉公する日本的雇用が定着し、サラリーマンが社会の中枢を担うようになった。こうして専業主婦の時代が本格的に到来したのです。 

 戦後の日本人はアメリカのホームドラマに憧れ、『専業主婦』は豊かさの象徴でした。その欧米は今では共働きが当たり前の社会に移行していますから、専業主婦は高度成長期という時代だからこそ成立した“極めて特殊な存在”といえるでしょう」 

 女性の働き方に詳しいジャーナリストの中野円佳さんが付け加える。

「他のアジアの国々では、一家総出で働いていた時代から、専業主婦化が進み切る前に夫婦共働きへとシフトしました。日本のような『専業主婦黄金期』はありません。そのため日本の『専業主婦』に憧れを抱くケースもあります」 

 しかし、そんな専業主婦の黄金期は終わりを告げている。バブル崩壊で長い不況に陥り、夫の給料だけでは生活しづらくなったことで、女性も苦労して賃金を稼ぐことが期待される時代に突入した。にもかかわらず、女性はこれまで通り子育てをし、夫の食事を作ることも求められてしまう。 

(中略) 

「『女性が活躍する社会』に求められるのは、すべての女性を労働市場に参加させる政策です。当然、専業主婦を前提とした『配偶者控除』や、配偶者が受け取れる国民年金である『第3号被保険者』など、専業主婦に有利なさまざまな制度も見直されていくでしょう」(橘さん)

 (後略) 

この長い記事が一番訴えたいのは、アンダーラインの部分でしょう。 

橘氏、「もともと日本は、江戸時代はもちろん、戦前までほとんどが共働きでした。」と言っていますが、確かに日本の専業主婦は少なかったのではないかと思います。 

しかしほとんどが家から離れたところにある会社や工場やお店に行って働くような既婚女性はほんの一握りだったのではないでしょうか?

大抵の人は働くといっても、農業等、家業の仕事をしながら、家で子供をみていた、というのが本当なのではないでしょうか?

厳密に言うと、子育ての主となるのは、祖父母や兄弟姉妹の場合もあるし、親戚に預けることはあったかもしれません。 

「専業主婦」に罪悪感を持たせようとする記事は増え続けます。たとえば、嘗てよく使われた「三歳児神話」という単語を使う言葉もそれに貢献。

プレジデント(2019年6月12日)
日本の"三歳児神話"はなぜなくならないか
https://president.jp/articles/-/28873

 現代人で、「三歳児神話」とやらを信じている人って、いるのでしょうか?

よほど子供が苦手な母親でない限り、0歳から3歳までの子どもの成長を見ることは楽しいと思い、自分の手で育てているのだと私は思います。

「専業主婦」も、別に勝ち組とか、黄金期だからと意識してなっていた人は私の周りには誰一人いませんでした。

 

私は子どもが7か月まで都心まで通勤をし、その後子供が小学校1年になるまで専業主婦をしてきました。 

働くようになっても、3時くらいで終わるパートの仕事、休みがとりやすい仕事しかしていませんが、それには「一回だけの子育て、楽しまなきゃ損。」という思いが強かったからです。 

今でも、本当はそう思っているお母さんたちが多いと私は思っていますが、そうしたお母さんたちまでも子供と離れフルタイムで仕事をしないとやっていけないような社会にしてしまった政府。 

フランスでは確か子供が3歳までは妻か夫が子供が3歳まで育児休業を取れる制度の様なものがあると思いますが、そうした整備をしない政府。 

ワークシェアリングという形態、正規と非正規の同一労働同一賃金を義務付けない政府。

 また、「働け、働け」と言いながら、低賃金、使い捨ての仕事ばかり(地域によっては、そんな仕事さえ見つからず)では、育児や介護の縛りがない主婦であっても働くに働けません。

 

なお、家事は無限です。家事自体は楽になっても、その仕事を代わりにやってくれる業者を頼めば一月だけでも高額なお金がかかります。 

また、これは私がフルタイムの仕事をしていたとき(結婚後~妊娠7か月の正職員、息子が高校生のときの非正規フルタイム)のの実感なのですが、家は日中に人がいない場合も痛みます。

新しい家は24時間換気や洗濯乾燥機がついているので問題はなくなっているかもしれませんが、それがない場合、家は締め切り、洗濯ものを室内干しにしたりすると・・・家がしっけ、カビが発生することも。(掃除がおろそかになることで埃があることもカビの条件になる。)

「家を守る専業主婦」-家事や雑事をするだけでなく、専業主婦は家自体を守る役割もしていると思います。

 

・・・と書いてきましたが、私が言いたいのは、「専業主婦の家庭の方がよい」ということではありません。 

「専業主婦叩き」の中には「嘘や誇張」が含まれていること、専業主婦も共稼ぎ(かつては「ダブルインカムノーキッズ」という言葉も流行りました)を選ぶのはそれぞれの家庭、と言いたいだけです。

「第三号被保険者制度」は昭和61年からの制度。
現在も、これからも(割合として)増えるであろう第一号被保険者や第一号、第二号の独身者。
制度を変えようとする声があるのも仕方がないことかとは思います。

しかし、不公平があるのなら、むしろ、「第一号被保険者の妻(もしくは夫)の保険料免除」(※第三号被保険者の国民年金保険料はわずかに夫の厚生年金の保険料から出ているようでもあり。)であったり、シングルマザー、シングルファザーの保険料割引等で対応すべきではないでしょうか。

第三号被保険者制度を無くせば少子化を促進させるでしょう。

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小泉進次郎氏とエムズ社・小泉純一郎氏とスリード社

2019年12月25日 | 国際・政治

文春オンライン(2019年12月25日)
小泉進次郎環境相 “幽霊会社”に高額発注で政治資金4300万円を支出
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191225-00022184-bunshun-pol

 小泉進次郎環境相(38)の資金管理団体「泉進会」および、小泉氏が代表をつとめる「自由民主党神奈川県第11選挙区支部」から4300万円以上の政治資金が、実態のない“幽霊会社”に支出されていることが「週刊文春」の取材でわかった。税金を原資とする政党交付金も支出されており、小泉環境相の説明が求められそうだ。 

「泉進会」と「第11選挙区支部」の政治資金収支報告書を「週刊文春」が調査したところ、両団体からエムズクリエ(以下エムズ社)に対し、 2012年から2018年までで ポスター代や印刷代などの名目として約4300万円が支出されていた。

 小泉氏のポスターに〈印刷者〉として記載されているエムズ社の住所は、千葉県野田市。「週刊文春」取材班がこの住所を訪れると、そこには一軒家が建っていた。エムズ社の表札などはなく、世帯主としてM氏の名前が掲げられているだけ。周辺にも印刷工場はなかった。地方法務局に問い合わせたが、エムズ社の法人登記はされていなかった。   

(後略) 

既視感があるニュース記事です。

先月始めに書いた記事、 

鈴木寛氏の通産省の同期である岸博幸氏の実力と人脈
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/4ec8a2ef6799ecdddf8fc9599d8a3a8a 

では、社員2名の会社スリードに、内閣府が1億5600万円の仕事を発注した事件(?)がありました。

上記の記事で紹介させてもらったリンクと抜粋をもう一度はりつけさせてもらいます。 

JIROの独断的日記エキサイト版
https://dokudan.exblog.jp/3421547/  

抜粋: 

郵政民営化PRチラシをめぐる疑惑

皆さんは、「郵政民営化ってそうだったんだ通信」をご存知でしょうか。
折込チラシ(フライヤーというそうです)で、政府案が提出される前の2月に地方を中心に1500万部が配布されたものです。

このチラシの制作について、政府は、郵政民営化担当大臣(竹中平蔵)の政務秘書官の知人、谷部貢氏が経営するスリード社に1億5600万円の随意契約で発注をしました

スリード社は、2004年3月創業、社員2名の有限会社です。このような業者になぜ随意契約でこのような大きな仕事が発注されたのかが、疑惑として浮上してきたわけです。 

このスリード社はB層という言葉を作り出したようですが、 

ウィキペディア
B層
https://ja.wikipedia.org/wiki/B%E5%B1%A4

スリード社には小泉進二郎氏のお父様がお世話になっていたようです。

このB層なる言葉を作ったのは中川淳一郎氏(35万の報酬のみ)。

スリードの谷部貢氏は元博報堂の公共事業部にいた方のようです。

https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2082?page=3

https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2082?page=4

 

チラシは竹中平蔵氏とテリー伊藤の対談だとしたら、1億5600万円のお金のうちいくらかはエイベックス(テリー伊藤と、岸氏)にもいくらかは支払われたことでしょうし、そもそもこの1億5600万円には、小泉純一郎PRの代金も含んでいたのではないでしょうか?

1億5600万円は税金からの支出です。 

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所得金額330万円は10%、331万円は20%、900万円は23%、901万円は33%の所得税率

2019年12月25日 | 経済

現代ビジネス(2019年12月25日)
超大金持ちに「富裕税」をかけたら、社会はここまで変わります
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191225-00069429-gendaibiz-bus_all

 米国で富裕層が保有する資産に税金を課す、いわゆる「富裕税」の導入が現実味を帯び始めている。次期大統領選挙をめぐっては、民主党の複数の候補者が富裕税を主張しており、民主党政権が誕生した場合には、具体的な施策が検討される可能性が出てきた。 

(中略) 

では日本ではこうした課税によって大きな効果を得ることができるだろうか。

 日本は米国と比較してそもそも富裕層が少なく、1億ドル以上の資産を持つ人はわずか1500人しかいない。また上位1%が保有する資産の割合も低く10~13%程度と考えられる。これに加えて日本の場合、格差問題は「上への格差」ではなく「下への格差」であることから、富裕層課税による効果は小さい。

 仮に上位1%が全体の13%を保有すると仮定して、ここに1%の税金をかけると税収は2兆4000億円となるが、これは政府の一般会計予算の2%強でしかなく(特別会計を含めるとさらに比率は下がる)、効果は限定的だ。

 もっとも、米国のようにはいかなくても、下方向への格差を縮小する効果はありそうだ。日本の生活保護費は3.8兆円だが、実際に貧困に陥っている人の大半をカバーできていない。もし2兆4000億円の財源を生活困窮者対策に充てれば、日本の生活保護の捕捉率は上昇し、貧困対策としては効果をあげるかもしれない。

 資産課税によって株価が下落するといったマイナス要因があるので一概には言えないが、貧困対策としての効果は期待できるだろう。社会貢献に消極的な日本の富裕層も、貧困対策であれば税金を払ってもよいと考える人は多いはずだ。

 

ゲンダイのこの記事のタイトルと違って、筆者は「富裕税」を暗に反対しているように思えます。 

数年前まで、ウィキペディア「累進課税」には、過去の年収による税率表が載っていたと思いますが、いつの間にかそれが抹消されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AF%E9%80%B2%E8%AA%B2%E7%A8%8E 

過去の「累進課税」について触れる記事を書くのはタブーとなっているのか、これに触れる記事をあまりみることはありません。 

さて、所得税の累進課税について、以下のサイトから数字を拾わせていただくと、 

神の右
税率75%!?|過去45年間の所得税率の歴史と最高税率の推移
https://kaminomigi.com/%E7%A8%8E%E7%8E%8775%EF%BC%85%EF%BC%81%EF%BC%9F%EF%BD%9C%E9%81%8E%E5%8E%BB45%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%AE%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E%E7%8E%87%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%A8%E6%9C%80%E9%AB%98/             

 

1974年から1984年、高度成長期、バブル期の所得税率は 所得金額(総年収額ではありません)に対して以下の通り-

60万円以上1000万円以下 10〜38%

1000万円を超え2000万円以下 42%~50%

2000万円を超え8000万円以上 55%~75%

 

19段階の累進課税-

60万円以上300万円以下まで2%ずつ上昇。

300万円を超え 700万円以下まで3%ずつ上昇。

700万円を超え2000万円以下で4%ずつ上昇。

2000万円を超え8000万円以上まで5%ずつ上昇。

となっています。

 

2019年現在 は、

 

195万円以下 5%

195万円を超え330万円以下 10%

330万円を超え695万円以下 20%

695万円を超え900万円以下 23%

900万円を超え1800万円以下 33%

1800万円を超え4000万円以下 40%

4000万円を超え8000万円以上 45%。

 

たとえば所得金額が330万円の人と331万円の人の税率差は10%。

331万円の人と695万円の人の税率が同じ20%。

所得金額が901万の人も同様の道をたどります。

 

文句を言わない中間層の負担を多くして、富裕層の税率を抑える。

 

また、昔はたとえば2500円以上の食事をすると罹った飲食税がかかり、高級品に対する税金もありましたが、今はなし。 

法人税率も下げ- 

The Owner
日本の法人税率の推移は?海外との比較と今後の展望を解説
https://the-owner.jp/archives/259 

バブル期とおなじような所得税導入は無理にしても(当時は所得税は高めでも、健康保険料も国民年金はずっと安かったですね。今は介護保険、8〜10%の消費税等々も取られ。)、改革すべきことはたくさんありますが富裕層とお仲間の政権はこすからく、彼らを優遇します。

 

オマケ:

ファイナンシャルフィールド
年収1000万円と世帯年収1000万円では税負担がこんなに違う。いったいなぜ?
https://financial-field.com/tax/2019/10/28/entry-60850

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Merry Christmas!~マドリード王立植物園クリスマスイルミネーション

2019年12月24日 | 芸術・本・映画・TV・音楽

メリークリスマス!

スペインのベゴーニャさんから先週クリスマスグリーティングとともに送ってくれたマドリード王立植物園のクリスマスイルミネーションの動画です。 

音楽とともにお楽しみください。 

Vive la magia navideña en Madrid con "Las Luces del Real Jardín Botánico", 2019
https://www.youtube.com/watch?v=iB5wvqTIlN8

 

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日本で“生理”は本当にタブーか?-日本の商業的フェミニズム運動で失うもの

2019年12月23日 | 社会(歴史・都市計画含む)

先日Japan Todayが「生理ちゃん」を紹介する記事を掲載していました。 

Japan Today(2019.12.19)
'Little Miss Period' tackles Japan's menstruation taboos with a punch
https://japantoday.com/category/national/%27little-miss-period-tackles-japan%27s-menstruation-taboos-with-a-punch 

"Until now, menstruation has been something to hide and many people completely lack correct understanding of it," said Kazue Muta, a sociology professor at Osaka University. "I can't praise the manga 100% ... but it would be good if it were a step toward greater openness and education."

The movie "Little Miss Period" was released domestically by entertainment company Yoshimoto Kogyo Co Ltd last month. It is based on a manga by male artist Ken Koyama that debuted in 2017 before being compiled into a book by publisher Kadokawa. 

(後略) 

こちらの記事には今現在56件のコメントが寄せられていますが、以下が上位5位コメント。 

① Japan is obsessed with making characters for everything 

② As is normal in Japan, reduce everything to the level of a three year-old child. 

③ Everything is a cartoon in Japan. 

④ Once again, instead of dealing with a health issue/topic straight forward, folks just gotta go the cartoon route and downplay the issue!
Personally speaking the people who came up with this need a slap upside the head(日本人)

⑤ There are still Temples in Japan that have signs at the entrance requesting menstrating women refrain from entering. 

他のコメントもざっと目を通した限り、「3歳児に対して教えるみたいだ」というような感想を持つ人が多いよう。 

トップ1とトップ3のコメントが、「日本は何でも漫画」というものですが、そろそろ日本国民のせいなのか、政府がそうなのかわかりませんが、「子供の国と化している日本」というのに呆れる外国人が増えているのではないでしょうか? 

 

「生理」に話を戻すと・・・日本のTVでしょっちゅう生理用品の宣伝もしているし、ドラッグストアやスーパーで生理用品は剥きだしで売られています。 

学生時代だって体育の生理休暇は独身男性の教師にだって届けることを恥じていた子はいませんでしたし、就職後も上司の生理休暇取得願いも普通に行われていましたので、生理にちなんだフェミニズム運動(生理ちゃん漫画、大丸の整理ちゃんバッジ、ユニ・チャームの書キャンペーン)には、違和感しかありません。 

以前書いた記事、 

日本と外国、セクハラCMの許容範囲
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/20b3ddea576937129cdde91490a473bc 

で紹介した、ドイツのコーヒーのコマーシャルー 

Funny coffee commercial (Germany)
https://www.youtube.com/watch?v=GIFPeHCewpo 

 日本人も、これくらいのユーモア(?)をわかるようにならないといけない、とでも言うのでしょうか? 

上のコーヒーのCM動画のコメントは、どちらかというと肯定的なものの方が多いように思いますが、たぶんそのコメントを寄せている欧州人には、下着を道路から見えるところに干すことに抵抗がある人は多いと思います。

その逆で、日本人はたぶん今でも上のCMに不快感、違和感を持つ人の方が多く、下着を外に干すこと(なるべく隠すけども太陽光で干したい)に抵抗がある人の方が少ないでしょう。

「下着は外に干さない」というのも「生理の話を大ぴらにしない」というのも、それは下着や生理を「恥ずかしい」とか「不浄」と感じるからではなく、それはそれぞれが単に「慎み(modest)」を持つこと。

日本のフェミニズム運動家として現在もメディアでも取り上げられる石川優実氏のツイッターの写真は、パンプスがたくさん入った棺桶にヌードでしなだれかかる石川氏の写真です。

こういうフェミニストがNHKや大手メディアに登場する日本、そのうち「慎み」こそが時代遅れ、と言われるようになりますかね。
(「慎み」がないフェミニストがいてもそれは良いでしょうが、「フェミニスト運動をしている私にタブーはない」といわんばかりの写真を使うフェミニストをもてはやすメディアは、なんでもしそう。)

日本のフェミニズム運動はあまりに商業的なのも気になりますが、声を上げる人が少ないこと、それも気になります。
 

参考: 

海外で恥をさらした日本の外務省-SDGsに対する関心喚起に“ピコ太郎動画”!
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/992158b2c2de06cea28536c4728d8f6d


「見かけは大人の漫画脳の子供たち」が率いる国日本?それとも4S政策の一環?
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1e17a71f8f53a3ce47caf02e566d0b34

 

国際的テロリストのゴルゴ13を安全対策マニュアルに使う外務省のセンス
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/ad1c8bb04fef24daa0f95d37959e2891 

「生理用品は袋に入れないで!」運動を起こしたユニ・チャームの女性役員は35名中2

https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/b1b4b52737775453d6297ca97390de32 

大丸の「生理ちゃん」バッジ騒動・ハヤカワ五味氏とWWDの記事
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/960cd7d1413de05385cd9998edde4c57 

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1986年デンマーク湾死体遺棄事件の被害者豊永和子さん-2(Catrine da Costa事件との関連)

2019年12月19日 | 海外ニュース・できごと

DACOSTARKIVET
https://dacostarkivet.wordpress.com/in-english/ 

というウェブサイトは個人が運営をしているものかどうかわかりませんが、Catrine da Costa事件を中心に、スウェーデンの未解決事件(とくにバラバラ殺人事件)を追っているサイトのようです。 

上記リンクの冒頭には、こう説明があります。 

da Costa-arkivet/The da Costa archive is a collection of documents connected to the infamous Swedish legal case ”Styckmordet” or ”the cutting-up murder” or ”dismemberment case”,  a series of trials in the late 1980s and early 1990s. Two doctors, Thomas Allgén and Teet Härm, were accused of killing and dismembering a 28-year old prostitute, Catrine da Costa in 1984. The first trial, in the Stockolm District Court took place in January-March of 1988, a second in May-July 1988 and a third trial in 1991, this time in the Administrative Court, in which the doctors were deprived of their doctors’ licenses. Today it is widely believed that the two doctors were innocent, and victims of a miscarriage of justice. 

このリンクを開いて読み続けると、ダ・コスタ殺害事件について英語で読むことができます。リンクからご覧ください。

 ここでは、英語版のウィキペディアに短くまとまっていましたので、そちらから貼り付けさせてもらいます。 

Wikipedia
Murder of Catrine da Costa
https://en.wikipedia.org/wiki/Murder_of_Catrine_da_Costa 

抜粋: 

The remains of Swedish prostitute Catrine da Costa (19 June 1956 – 1984) were found in Solna, north of Stockholm, in the late summer of 1984. Da Costa had been dismembered and parts of her body, in plastic bags, were found one kilometer apart on 18 July and 8 August. The case is known as Styckmordsrättegången ('the dismemberment murder trial'). How da Costa died has not been established, since vital organs and her head have not been found. 

Background 

Da Costa, who worked as a prostitute in Stockholm in the spring of 1984, disappeared during Pentecost on 10 June, or soon thereafter. On 18 July, the first parts of her dismembered body were discovered under a highway overpass in Solna, just outside Stockholm. Da Costa's body was identified by her fingerprints. Her head, internal organs, one breast and genitalia have never been found, and no cause of death could be determined from what was found.

Shortly thereafter, Teet Härm, a pathologist in a forensics laboratory at Karolinska Institutet, was suspected of the crime. He was known to meet prostitutes, and his workplace was between the two places where the victim's body was found. He was arrested and released.

At this time, the wife of Thomas Allgen, a general practitioner, alerted the police that their 17-month-old daughter might be an incest victim. Pediatric examinations found no evidence of abuse, and the doctor and his wife separated in late 1984. Later in 1985, the wife told police that her daughter had begun talking about witnessing a dismemberment. Since the pathologist and the general practitioner knew each other superficially, the police connected the cases. The following trials were largely based on the then-2½-year-old child's stories, interpreted by her mother and evaluated by a child psychologist and child psychiatrist. 

Catorine da Costaはポルトガル人の夫と別居中の売春婦でしたが、彼女のバラバラ死体の一部がスウェーデンのストックホルム県ソルナの高速道路高架下で見つかります。(その後次々よ発見されるも、乳房と性器は見つからず。) 

まず犯人とされたのはカロリンスカ研究所・法医学研究所の病理学者Teet Harm(30)、ついでTeet Harmとも顔見知りだという開業医のThomas Allgen。 

Teet Harmを告発したのは、彼の亡くなった妻の父親、Thomas Allgenを告発したのは、彼と別れたがっていた妻。 

しかし、証拠は見つからず、彼らは無罪とされました。(しかし、医師免許ははく奪されたまま。) 

この事件が未解決のまま、1986年には日本人の豊永和子さんのバラバラになった死体が発見されるわけですが、 

豊永さんの事件と、Catrine Da Costaさんの事件との関連を調べに来た一人が、カロリンスカ研究所の法医学教授Jovan Rajs氏。 

(Rajs氏はCatrine Da Costa事件の際、「この事件は病理学者か専門家の手によるもの」という声明を発表-その後、彼の同僚であろうTeet Harm氏が逮捕されることになったのは皮肉です。 

蛇足ですが、スウェーデン語版ウィキペディアによると、

Wikipedia
Jovan Rajs
https://sv.wikipedia.org/wiki/Jovan_Rajs

抜粋: 

Rajs var mellan december 1944 och april 1945 internerad i koncentrationslägret Bergen-Belsen. Han är gift med Dina Rajs.

 -なぜかGoogle翻訳ソフトを使って訳しても、Bergen Belsenの部分が全く訳せないのですが、セルビア人のRajis氏はベルゲン・ベルセン強制収容所の生き残りですかね。)

 Rajs氏は豊永和子さんとCatrine Da Costaさんの殺害の関連を否定していますが、簡単に否定できるものだったのでしょうか。

豊永さんの遺体の一部が入ったプラスティックバッグの一つがスウェーデン製であったといわれたこと(後に否定されています)、豊永さんが消息を絶ったのが、スウェーデンで消息を絶った可能性も高いこと、 

(前回の記事で引用した部分より:

Exactly where Toyonaga had spent her time in Norway was never fully understood, she did leave a phonenumber to a hostel, but no one remembered Kazuko there. Bad weather had prevented her from visiting the fjords and she travelled to Sweden and then a short shopping trip to Finlands capital Helsinki. She returned to Sweden and then, probably by train, travelled to Copenhagen where all traces end. When she arrived or where she stayed in Copenhagen was never discovered.)

 

豊永さんは後に良くなったとはいえ、ドイツのフライブルク治験で一時重い病気(副作用?)になったということ。

一人旅が好きであったとはいえ、治験に参加したほかの4名の日本人たちが帰国したのち、なぜ豊永さんだけ欧州に留まったこと。

(シャイということですが、彼女は4名の日本人と親しくならなかったのでしょうか?この4名は捜査協力をしなかったのでしょうか?) 

ドイツのBio Designは否定していますが、1982年と1985年Bio Desginと関係のあったドイツのフライブルクで女性2人が殺害されたという事件があります。
この事件の記事がネットで一切出てこないのはなぜなのか。

豊永さんの事件も変質者の事件で片づけるには、無理があるように思えます。


参考:

ウィキディア カロリンスカ研究所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AB%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80

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1986年デンマーク湾死体遺棄事件の被害者豊永和子さん-1

2019年12月19日 | 海外ニュース・できごと

いつの頃からでしょうか、Gooブログでは、記事の下の方に前日に読まれた記事のランキングが載りますが、毎日一番上に以下の記事が載るようになっています。 

デンマーク海岸に浮かんだスウェーデン女性死体-1986年のピル治験日本人女性バラバラ殺人事件
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/8ce72bce16749cac735125f51f38ee7c 

Gooブログの管理人(ブログ主)は、アクセス画面でその時間帯に読まれている記事10位までが分かるようになっています。しかし、上記の記事が日中このランクに入ることはほとんどないので、もしかしたらこの記事は夜中、海外から読まれているものなのかどうか・・・本当に不思議です。             

1986年のこの事件の被害者豊永さんと私はほぼ同世代であるのですが、私はこの事件の記憶がありません。
(なお、下の記事では「b.1962」となっていますが、1986年に22歳であるとしたら、豊永さんは1964年もしくは1963年生まれであると思います。「22歳」という年齢が、それこそ出国当時のものなのかもしれませんが。) 

日本語で検索をしても事実関係についてはウィキペディアの記事程度のものしか見つからなかったので、改めてローマ字の名前で入れて検索をしてみたところ、やっとスウェーデン人の方のモノらしいウェブサイトを発見。この方は、ちょうど豊永さんの記事の英訳も付けてくださっています。

本来全文をコピペすることは著作権の問題があるのを知っていますが、コピペさせてもらいます。 

DACOSTARKIVET (The Dacosta Arichive)
Kazuko Tominaga 1986
https://dacostarkivet.wordpress.com/2017/08/25/kazuko-toyonaga-1986/

Summary in English 

The first remains of Kazuko Toyonaga (b. 1962)  were discovered by a taxidriver on lunch on October 30th 1986, the lower part of her then still unidentified body and limbs. Police initially suspected that it was a case of suicide and postponed the forensic examination. The following day and week however, new body parts emerged in the channels of Christianshavn, some wrapped in plastic bags and a murder investigation led by among others Kurt Jensen began. Rumours circulated that one of the bags was of Swedish origin and that the murderer was a professional, this was later refuted by the Danish police. 

Swedish investigator  Inge Reneborg and forensic doctor Jovan Rajs arrived shortly after the findings to see if there were any conncetions to the murder of 28-year old Catrine da Costa that took place two years earlier. The Swedes refuted any connection to the murder of da Costa and returned to Sweden. 

By November 10th most body parts, including the head of Kazuko Toyonaga was recovered by Danish divers, but no clue to her identity was found. Tips now came in from the public, mysterious cars parked nearby the first finding, a woman’s handbag near the channel, a bloody mattress in a cellar were among them, none seem to have anything to do with the murder. Forensic doctors concluded that the young victim must have had come from Far East Asia. At one point police suspected the body could belong to Keiko Arimoto, a 23-year old female Japanese who had been abducted by North Koreans. 

Months passed. In Japan two worried parents contacted the police after their daughter had failed to contact them after a trip to Europe in march 1986. A photo was sent out to Scandinavian police. Talks between Danish and Japanese authorities were slow, but finally in July 1987 the body found in the channels and harbor of Copenhagen could be identified as 22-year old Kazuko Toyonaga through a dentist. 

The police now tried to piece together where Kazuko had been, who she had meet during her illfated stay in Europe and Scandinavia. Kazuko had been recruited by a West German medical company called Scherring Bio Design, who needed Japanese test persons for a new birth control pill called Triquilar. Birth Control pills were prohibited at the time in Japan, so the tests had to be carried out outside of Japan. Kazuko and several other young Japanese women were flown to Freiburg in then West Germany where they stayed at Hotell Schiff. Kazuko and the others were paid for participating in the experiments, but it came at a high cost, as Toyonaga became very ill, but soon recuperated. 

Who was Kazuko? Investigators found out she was a rather shy and private person, who rarely spent time with other students or attended parties, and she did not seem interested in men. She took courses in English language but apparantly did not speak English. Once the studies and experiments were over Kazuko bought a two month Eurorail card, she said she wanted to travel through Europe before coming home, where she was to marry her boyfriend. Cities she visitied included Rome, Vienna and Berlin and Amsterdam, many of the major European cities. The last leg of her travels were to the Scandinavian countries. In the last days of September Kazuko travelled to Sweden and Norway, ultimately she intended to travel to Copenhagen and then to southern Europe. 

Exactly where Toyonaga had spent her time in Norway was never fully understood, she did leave a phonenumber to a hostel, but no one remembered Kazuko there. Bad weather had prevented her from visiting the fjords and she travelled to Sweden and then a short shopping trip to Finlands capital Helsinki. She returned to Sweden and then, probably by train, travelled to Copenhagen where all traces end. When she arrived or where she stayed in Copenhagen was never discovered. 

Kazukos father, sister and boyfriend arrived in Copenhagen in 1987, with most of the letters she had sent during her travells. Some letters aroused suspicion, Kazuko mentioned that someone had stolen her blue sleeping bag, and that she felt alone and wanted a travelling buddy. This seemed strange to Kazuko’s relatives as she usually liked to travel alone. No suspicious fingerprints were discovered on the letters. Investigators had little to go on and turned to the public. 

Several photographs of Kazuko were published in Scandiniavian newspapers, tips began coming in from several places in Norway, where eyewitnessses claimed they had seen the tourist, knocking on doors and selling photographs. However, the Norwegian police discovered that the person was in fact another Japanese woman travelling through Norway at the time. Danish Police encouraged the public to send in more tips, who had she met? Had anyone seen Kazuko?  Who was she travelling with? Newspapers published a photo of a mink scarf Kazuko said she had bought in Helsinki, but no one seemed to recognize or remember Kazuko. The case seemed dead. The following year a headless torso of a woman appeared in the Köge area, but it did not seem to have any connection to the Toyonaga case. Interestingly, two other women connected to the Bio Design project were found murdered in 1982 and 1985 in Freiburg, police speculated there might be a connection. Bio Design denied any involvement even saying the women were not part of the trials. 

In 1994 investigators found reason to examine the case again, as another Asian woman was found dismembered at Islands Brygge, the same spot where a taxi driver had found the first body parts of Kazuko Toyonaga 10 years earlier. It turned out that the woman, a Thai mother had been murdered by her Egyptian husband who was sentenced to life in prison. 

In August of 2017 30-year old Swedish journalist Kim Wall disappeared after a submarine trip with Danish inventor Peter Madsen. Kim’s body was found dismembered in the harbor of Copenhagen, much like Kazuko had been some 30 years ago. Madsen was only 15 years old at the time of Toyonagas death but police are trying to see if there is any connection.

この豊永さんの事件は、2017年のデンマーク湾のスウェーデン人ジャーナリストのバラバラ死体遺棄事件があったことで再浮上しましたが、上記サイトの著者は富永さんの死と、スウェーデンのKarolinska Instututeの医学者などが逮捕された、スウェーデン人女性のバラバラ死体遺棄事件との関係を疑っているように思えます。 

※次回に続く

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グレタさんvsドイツ鉄道-欧州人と日本人の反応は違うのでは?

2019年12月17日 | 異文化

CNN(2019年12月16日)
ドイツ鉄道、グレタさんにツイッターで応酬 「混雑し過ぎ」と形容され
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191216-35146920-cnn-int


スウェーデンの環境活動家で米誌タイムの「今年の人」にも選ばれたグレタ・トゥンベリさん(16)が、ドイツ鉄道の列車について「混雑し過ぎ」と形容したツイートをめぐり、ドイツ鉄道が皮肉で応酬する一幕があった。

トゥンベリさんは第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)に参加してスウェーデンに帰国する途中、ドイツ鉄道の列車の中で、たくさんの荷物に囲まれて床に座る自身の写真をツイッターに投稿した。

写真には「混雑し過ぎの列車に乗ってドイツの旅。ようやく帰途につきました!」という一文を添えている。

ドイツ鉄道はここ数年、運行の遅れなどの問題に見舞われており、一部のユーザーはこの投稿を見て同社を批判した。

一方、ドイツ鉄道はまず、トゥンベリさんの投稿に対して「土曜にICE74(同社の特急列車)に乗車いただいたことをうれしく思います」とツイート。続いて「あなたが一等車の座席で我々のチームによってどれほど親切で行き届いたサービスを受けたのかについても伝えてもらえると、なお良かったのですが」とあてこすった。

一部のユーザーはこのツイートを見てすかさずトゥンベリさんを批判。一等車に乗車したことは、トゥンベリさん本人も確認している。

トゥンベリさんは、ドイツ鉄道に問題があるというつもりはなかったと釈明し、「バーゼルからの私たちの列車が運行停止になってしまったので、私たちは2つの違う列車で床の上に座った。ゲッティンゲンからは座席が確保できた」と説明している。

さらに、混雑した列車は発展のシンボルだとも主張、「混雑し過ぎの電車は素晴らしい兆候。なぜなら列車の需要が高いことを意味するから!」とツイートしている。

 

私のブログを読んでいただいている方ならば、私がグレタさんのファンではないことはご存じであるかと思いますが※、このグレタさんに対するドイツ鉄道のツイートのほうが情報操作的であったと私は思います。
(※グレタとONE-
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/107edb7f5716eb119a1c8edff09e4a9f) 

グレタさんのTwitterを私は全く見ていませんが、この問題となったツィートの前に彼女はおそらくドイツ国鉄の運休についてのツイートもしていたことでしょうが、ドイツ鉄道はそれには触れず。

こちら、先日からリンクを使わせていただいているスーツ交通さんの動画をご覧ください。 

彼が2018年の夏に、ドイツハンブルクからデンマークのコペンハーゲンに渡るとき、電車が運休したときのドイツ鉄道の対応が分かると思います。 

(36)【絶望】国際列車に乗ったらぶっ壊れて運転中止【欧州鉄道の旅第25日】ハンブルク中央駅→コペンハーゲン中央駅 8/27-04
https://www.youtube.com/watch?v=w8XCL8buPTU

 

私は幸い、海外で列車の運休や遅れに困らされた経験はしたことがありませんが、海外旅行歴20回以下のうち3回-飛行機では機体故障で成田→パリ便6時間遅れ、シンガポール→成田便1〜2時間遅れ(この2件は機体の問題)、シドニー空港→成田4時間遅れを一度(濃霧)しています。 

国際線飛行機のトラブルがあっても、運が悪くて空港のチェンジを必要とされることはあっても、スーツさんの知り合ったドバイの小父さんのように、「コペンハーゲンにつくのか、それとも月につくのか?」というセリフ(このセリフを言った小父さんは、この時点ではもうトラブルを楽しむまでになっています)が出てくるくらいの経験をすることはありません。 

列車の運行、振替えに対して寛大な欧州人でなければ(日本人の多くは寛大になれない。米国人もそうかな?)、たぶんドイツ国鉄の運休・振替-というより、その後の不親切な対応に対して-罵っていたでしょうが、グレタさんはそれをせず、単に振替での混雑で疲れる様子をツイートしただけだったのでは?

ドイツ鉄道のツイートに「急な運休でご迷惑をかけましたが・・・」の一言があればまだ救われたものの、それがない。

ドイツ鉄道のツイートは、普段は電車の運休に困らされても寛大な欧州人の神経を逆なでし、グレタさん嫌いの人達を味方につけることもできなかったのではないでしょうか。

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“社会貢献者”野口健氏・島地勝彦氏との対談記事も問題にならない日本

2019年12月16日 | 人物

リテラ(2019年12月15日)
グレタさん攻撃で炎上した登山家・野口健の過去は事実だった!「15歳のシェルパの娘と“児童婚”して離婚」「猫を空気銃で射殺」
https://lite-ra.com/2019/12/post-5145.html 

グレタさんをTwitterで攻撃したということで、野口健氏の児童婚、動物虐待、殺傷、友人を空気銃で撃つ・・という過去が記事になっていました。

こんな事件を起こし、しかも「アルピニスト」というのも怪しい野口健氏。
彼自身は名前を偽ったり、経歴を詐称していたわけではないですが、「社会貢献者」としての彼の化けの皮が剥がれてしまった感じです。

「社会貢献者」として不都合な話も、野口健氏にしてみれば「武勇伝」となるのか、今までご自分で話さたり、書かれたり-そしてそれを諫めるどころか、面白がる“大人たち”。

こちら、2年4か月前の記事で、私は今日初めて読みましたが、この記事がでたときに誰もに野口健氏と島地氏、編集部に批判ををした人はいなかったのでしょうか?

(島地氏と日野氏の発言は、女性差別どころか人種差別的。
ウィキペディア
島地勝彦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E5%8B%9D%E5%BD%A6

日本はグローバル化を叫ぶ前に、まずはメディアの人権意識の欠落をなんとかすべきではないでしょうか? 

ゲンダイ (2017年8月13日)
アルピニストとシェルパの娘との、世にも奇妙な「結婚生活」
第19回ゲスト:野口健さん(後編)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52512 

(前略) 

島地: 有名な話ですが、イギリスの登山家マロリーは「なぜエベレストに登りたいのか?」と問われて、「Because it's there」「そこにエベレストがあるから」と答えました。野口の場合はどうだったんでしょう。 

野口: そんなにかっこいいものではなく、ほぼ成り行きに近いですね。

父親が外交官だったんで、生まれはアメリカですが、生後半年でサウジアラビアに移住しました。一旦日本に帰って、またエジプトへ行き、そこからイギリスへ。高校はイギリスの全寮制高校でしたが、1年生の時に先輩とケンカして停学処分をくらい、1ヵ月の自宅謹慎を言い渡されて日本に帰ってきたことがあるんです。 

ちょうど父親も日本にいた時期で、ぼくが帰ると「お前、せっかく時間があるんだから旅にでもいけ」と。「だから、自宅謹慎だって」というと、「いいか、オレは外交官だぞ。外交官の仕事というのは相手をダマして有利な条件を引き出すことだ。学校の先生なんていくらでもまるめ込んでやるから、行ってこい!」。というわけで、一人旅に出たんです。 

島地: なかなか話のわかる父親だね。今ならマスコミが騒ぎそうなもんだけど。 

野口: 時代的にまだ牧歌的な雰囲気が残っていたんでしょうね。 

(中略) 

野口: エベレストに登る前、体を高地に慣れさせるために、シェルパの家に寝泊まりしていたことがあって。向こうの家では、朝早くに女性が水を汲みに行き、火をおこしてお茶を淹れるところから一日が始まります。部屋は一つでみんな雑魚寝ですから、その様子を寝ぼけながらボーッと見ていたんですね。 

その家では、朝の水汲みは、当時15歳くらいの女の子の仕事で、甲斐甲斐しく働く様子にグッときて、山の上で、お父さんに「あなたの娘にホレちゃったかも」といったら、「そうか、じゃ、下りたら持っていけ」と。高地で意識がふわふわしている状態で、こっちは冗談のつもりでしたが、それが大問題で。 

島地: 向こうは本気で、結婚することになったとか? 

野口: それで、山から下りてきたら村中が大騒ぎで、何かと思ったら「シェルパの娘と日本人が結婚するから祝っている」と。 

島地: ははは、それはもう覚悟を決めるしかないよね。 

野口: でも、ネパールの山奥で暮らすシェルパ族には「戸籍」なんてものがないから、その女の子も出生届が出されてなかったんです。日本大使館に相談しても、国際結婚にはペーパーが必要ということで取り合ってもらえず、仕方なくカトマンズに部屋を借りてその女の子を住まわせて、自分は日本から仕送りするという、極めておかしな関係になりました。 

日野: 書類上は結婚してないのに仕送りはする。男気あふれる美談じゃないですか。 

(中略) 

島地: その子が今どうしているのか、知ってるの? 

野口: 父親とは今もネパールに行けば会うし、弟がいて、彼とは一緒に山に登ったりもしています。元奥さんといっていいのかどうか、その子は、ぼくが仕送りしていたお金を元手にして、今は飲食店を何件か経営する女性実業家になっているようですよ。 

島地: 女が強いのはどこの国でも変わらないな。

 

追記: 野口健氏のお父様は、「中東の窓」を書いていらっしゃる野口雅昭氏。
「外交官特権(家族も含めて赴任地で事件を起こしても捕まることもないです)」を当然の権利として使っていましたかね。

健氏が友人を空気銃で撃って怪我をさせたのは小学生だったので、外交官の息子でなくても健氏が警察に逮捕されることはなかったでしょうが。 

中東の窓
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/

ウィキペディア
野口雅昭
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E9%9B%85%E6%98%AD 

野口健氏が猫を空気銃で殺し、それを咎めた友人の足を撃ってけがさせたときもそんなに怒らなかったという野口雅昭氏。 

外交特権(外交官とその家族が犯罪を犯しても、その国で逮捕されることもない。)を使ったのでしょうか?

雅昭氏は東京財団だったか日本財団の研究員であったと思いますが、ネパール繋がりで健氏も笹川氏ともパイプが強そうですね。

(健氏が2001年の受賞したこちらの賞は、笹川氏の財団系でしょう。 https://www.fesco.or.jp/winner/h13/17.php

現在の会長は安倍昭恵氏
https://www.fesco.or.jp/about/index.php

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HPVワクチンの副反応と脳脊髄液減少症・Cervical CancerのCervicalの意味

2019年12月15日 | 福祉・医療

2016年に、 

脳脊髄液減少症を認めさせた篠永正道医師と子宮頸がんワクチン副反応研究の池田修一医師
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/ec2fa51d0e80dc3d38a5a8f2a75ce19f

 を書きましたが、HPVワクチンの副反応とみられる症状と、脳脊髄液減少症の症状は似ていると常々思っていました。 

このことについて、研究してくださっている医学者の方々もいらっしゃるようです。

山王病院
Dr.高橋浩一
https://takahashik.com/presentation/post-1748/

流山病院
https://www.nch.or.jp/sp/detail/page/2173
 

これと同じ研究が海外でもなされているのかどうか調べようとして、まず、脳脊髄液減少症を英語で何と言うのかと検索したところ、google翻訳の英訳では、Cervical myelopathyという単語がトップに出てきました。(正しい英訳は、cerebrospinal fluid hypovolemia )。

「Cervical」というと、それこそHPVワクチンが防ぐと言われているCervical Cancer (子宮頸癌)のCervical (子宮頸部)。

しかし、Cervicalには「子宮頸部の」だけでなく、「首の」「頸部の」という意味があることがわかりました。

 

Understanding the Multiple Meanings of the Term Cervical
https://www.verywellhealth.com/cervical-defined-3157057 

Cervical has multiple meanings in the human body. The word cervix is derived from the Latin root word "cervix" which means "neck." For this reason, the word cervical pertains to many areas where tissues narrow to a neck-like passage, and not only in your neck. The term cervical causes confusion because there are multiple cervixes in the body, and they are widely different. 

 

言葉の成り立ちはそれなりに意味があると思います。単に形状が似ているから、というのではなく、子宮頸部と首は何か特別な関係にあるのかもしれませんね。 

HPVワクチンを批判する記事を検索操作して後に持ってくるようなGoogle翻訳が脳脊髄液減少症を「Cervical myelopathy(首の/頸部の脊髄症(神経疾患)」と翻訳したことは皮肉なことです。 

HPVワクチンで被害に遭った少女たち-Cervical Cancerを防ぐと言われるHPVワクチンを打った後、脳脊髄液減少症(Google翻訳 Cervical myelopathy)と似た症状に苦しまされています。

 

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安くても十分美味しいお菓子がある日本~目に見えない日本の宝

2019年12月14日 | 異文化

前回、前々回とスーツ交通/旅行さんの動画のリンクを紹介してきましたが、もう一本。 

フランスで日本の食べ物を売ってる店に行き発狂
https://www.youtube.com/watch?v=4YrfX5SFAeE

 海外旅行をしても、短期間で日本に帰ってきてしまう私は、海外で日本のお菓子や食べ物を買って食べることはないですが、日本のお菓子は美味しいと思います。 普通のスーパーやコンビニで売っているお菓子から「お土産用のお菓子」まで。 

嘗てイギリス、フランス、ドイツで暮らした経験がある友人Tは、
「ヨックモックのお菓子は現地の人達にとても喜ばれる。クッキーは欧州の方が本場でも。」
と言っていました。 

私の海外の友人達が日本旅行中に会うとき、旅行中食べれれるように「ハトサブレ」をプレゼントすることがありますが、これは大好評。 

ドイツ人の友人では、わざわざ日本のソフトタイプバームクーヘンを家族に買っていったりしました。 

米国人のティムさんは、日本で新バージョンのキットカットが販売されたことを知った時、米国でそれが手に入らないことを嘆くメールをくれたりしました。 

こんな様子を見ているから、「日本人だから日本のお菓子が口に合う」というだけではないような気がしているのです。

(お土産といえば、国内出張が多い夫はお土産を買ってきてくれますが、昔からよく買ってきてくれていたお菓子(多分そんな大手の会社のものではないと思う)がいつのまにかシンガポール産になっていました。 

食べ物以外のお土産物であれば、日本産以外のモノがあふれていることに違和感はありませんし、海外でお土産用として販売しているお菓子も海外産であることも多いのでそうしたケースもこれからもっと増えていくような気がします。が、「その土地」でしか購入できないお菓子を外国で作らせて売るのは、私は「非良心的」と感じてしまいます。) 

もちろん、海外でのお菓子でも美味しいものがありますが、大抵おいしいと言われるものほど高い様な気がします。

それに対し、日本の場合は値段が安いものであっても(日本人、外国人共)満足できるものが多いように思えるのです。

日本礼賛をする一方、「日本はもっとハイテク化をしないといけない」「日本はもっとグローバル化を」といい、大金をつぎ込む政府。

日本の良さの三点をあげるとすれば、①治安のよさ、②優れた衛生観念、③お金をかけなくても幸せな気分になれる社会 を私はあげますが(本当は「食の安全」「勤勉さ」「職人の質」なども上げたかったのですが、今は日本が特別優れているとも思えなくなっています。)。

これら3点は目には見えず、お金でも買えないもの。
政府が当てにならないなら、私たち一人ひとりがその目に見えない日本の宝を意識し、守っていかなければならないのではないか、と思います。

冒頭の動画で、スーツ交通・旅行さんが、

「『井の中の蛙大海を知らず』と言いますが、大海に出て『井の中』の良さを知った」というようなことを言っていますが、それは海外に出たことがある人なら、皆感じることでしょう。(もちろん、『井の中』の問題も見えますが。)

日本のお菓子の話から話は大きくずれてしまいましたが、日本のお菓子を食べるとき、ふと「目に見えない日本の宝」も意識して下さったらうれしいです。

参考:

外国人の衛生観念
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1d9d531019650f58f56599a3994a2af8

My Slippers -土足より素足の方が汚い?

https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/895c33720d8bb85f17739a84cdb70f26 

デフレ対策もグローバルに
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/800c9c2eac019195517c3360d5877a2e

粘着性のある食品用ラップを欧州で売っていない理由は・・・
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/290a3a3c0e4b60b8a1a7ff7d58c889ea 

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日本が世界に一番誇れること-“スーツ交通/旅行さん”の動画を観て改めて思う

2019年12月13日 | 社会(歴史・都市計画含む)

前回の記事で紹介していただいた動画の一本は、日本人の大学生Youtuberの方のものです。 

彼がフランスやイタリアでの治安についての動画は、これは旅行をするにあたって大変参考になると思うのでリンクをはっりつけさせてもらいます。 

(27)パリの地下鉄で変な詐欺師に出会う【東京~ロンドン鉄道の旅第22日】パリ 8/24-01
https://www.youtube.com/watch?v=BKaLH0xVXRI  

(32)領事館が注意報を出しているパリ近郊列車 RER B空港線に乗ってみた【欧州鉄道の旅第24日】シャルル・ド・ゴール空港第2ビル駅→パリ北駅 8/26-01
https://www.youtube.com/watch?v=TZJ3oaF6MqU 

(45)夜のミラノ中央駅で犯罪に巻き込まれまくる【欧州鉄道の旅第27日】 ミラノ中央駅 8/29-06
https://www.youtube.com/watch?v=vklkXqSrhqc

 パリには1983年、2008年、2010年に行っていますが、パリの地下鉄の回数券購入自動販売機を使ったのは2010年が初めて。

そのときはパリの地下鉄(バス共通)の回数券の購入のやり方がわからなくて、初回はブースに入っていた駅員さんを呼んで操作をしてもらいました。他の観光客もそうしているのを見たので、「これだったら、ブースで切符を売ってくれる方が駅員さんも客も楽だろうに」と思いました。今もあまり改善されていないのでしょうか?

しかしまあ、日本の都市部の治安も悪くはなっているとはいえ、日本の駅、駅周辺で詐欺や強盗に警戒をしなければならないようなところは今のところないのではないでしょうか。 

ハイテク改札など作らなくたって、日本の駅は治安の良さだけでも世界に誇れます。 

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