今も続く、日本礼賛ブーム。
先に私が今外国人の友人達とシェアメールをストップしていることを書きましたが、これは、
①家の建て替え関係で忙しくなって、ピンポンのように相互でやり合うシェアメールをするのが難しくなっているから。
(シェアメールは、海外の友人達が一回メールをするのに対し、私は人数分のメールもしくは、取りまとめてのメールをするので、楽しいけど、時間と労力がかかる。)
②シェアメールをストップしているので、個別の(外国人と日本人の)メールが届くことが多くなって、メールを滞らせてしまう。
(外国人のペンフレンドや友人達には年末に現在の状況を説明して長いメールのやり取りは実質ストップさせてもらいました。)
という理由がありますが、最大の理由は、私自身が、「日本人でありながら、現在の日本に誇りを持てなくなっている」という部分があります。
私の外国人のペンフレンド、友人達は日本好き、日本、日本語、日本の文化・芸術、日本の風習、日本人、日本の歴史好き、日本の政治に興味があったりしていますが、彼らとこうしたトピックの話をするときも、自分がまるで「日本礼賛者」のように感じることもあれば、「ネガティブ、相手をがっかりさせることばかり話す、面白みのない人間」になったような気がすることもあり、書く意欲が激減してしまっているのです。
(これは、japan guide comのペンパルサイトお閉鎖の心理的影響もあると思います。
japan guide com.ペンパルサイトの閉鎖-海外のペンフレンドのコメントと創設者の思い
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/fc39ae2fd19da72b3930d3d4b8ef8487 )
日本礼賛政権、国民を管理しようとする日本→まるで「独裁国家」
資本家が力を持ち、貧富の差と弱者切り捨てを肯定しているかのような日本
「あなたのために」という偽善がはびこる日本
そして、
いろいろな意味で豊かさを失った日本
先のブログ記事、
40年前の照明器具も責任をとる三菱電機・「お気に入りの照明器具を長く使える時代の方が豊だった気が
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/cd7345e58eb2f6f2f6f8130fd5c49592
でも書きましたが、日本が豊かでなくなっている気がします。
使い捨てで安っぽいものが主流になったり-
(照明器具も昔のは40年以上持ったのに、現在のは10年しかもたない。寿命が短くなったのは家電全般に言える―ルーバーが金属から樹脂になって5年内に壊れるエアコン、7年くらいで取り換えるように注意書きがある洗濯機等々。使わない機能満載の家電より、寿命が長い家電がほしい。
家電ではないですが、2年くらいで不具合を生じる端末機器など、高いのに寿命が短い。)-
家の話でいえば、昔は当たり前だったタイルをつかったお風呂を作ろうとすると(職人不足もあって)大変お金がかかり、結果、日本の家はユニットバスばかり。しかも、ユニットバスの標準だと、壁は一面以外無機質な白。
昔の電車は山の手線は黄緑、京浜東北線は濃い水色、中央線は黄色、東海道線は緑にオレンジのラインだったものが、今はステンレスにその配色の線を引いただけになったのと、重なります。)
町は破壊され、無機質なビル、建売の建物(もちろん、建売全部が悪いわけではありません。極端に安く、2か月足らずで建つような格安建売など、10年後にどうなっているのか。)が立ち並ぶ日本。
(ビルの隙間の日本家屋-旧市街のない美しい国(?)
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1aa083949b8ee3e8699118ef3255695c)
食べ物でいったら、
ウナギが庶民の手に届かないものになったり、とうもろこし、ポテトチップ、バター等昔の共産圏みたいにスーパーの棚から消えることがでてきたり。
(そのうち、外国産、遺伝子組み換えの野菜、遺伝子組み換えの食品が主流になったりして。安心して食べられる国産を守ろうと政府がしているとは思えません。)
そして心の貧しい人が増えたとも感じます。
漫画、アニメ、ゲーム、スマフォいじり、SNSに大半の時間を費やし、他人に関心がない、低い、そして世界的な常識レベルの知識を得る興味がない人々。
他国、他国人を侮辱することが「愛国的」だと思う人々。
「他者感覚」が全くない人々-
一例として、HPVワクチン被害者叩きがありますが、ジャーナリストはともかく、医者、学者、政治家と言った「先生」と呼ばれる人達までが、ワクチンを打って障害をおった少女や親たちを誹謗中傷。
(興味深いことに、この中には「年収800 〜900万円以下の人間の払う税金の額では国に貢献していなくて、むしろ世話になっている」というようなことを言う人がいたり、「健康保険料が高い人間が医療に口出しをするのが当たり前だろう」とも受け取れるツイートをしたりする人がいること、です。
もちろん、ある程度の年収になれば「税金や健康保険料ぼったくり感」が増す人が多いでしょうが、この感情が「政府の税金の使い道」批判ではなく、弱者への上から目線になるところに違和感。ま、彼らは『安倍政権批判』はしませんからね。)
この日本の変化は、小泉政権で第一弾、リーマンショックが第二弾、311後に第三弾、安部二次内閣以降で第四弾という形で、急激に変化したように思えます。
私が視ているもの、感じているものが、日本全体の姿とは思いませんが、しかし、現状に日本がこうなってきているのは確かだと思います。
落ち着いたら外国人の友人達とのシェアメールは再開するものの、その後、彼らとの話題は慎重に選ぶようになりそうです。
参考:
SOAS出身者にとって今の日本は
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/af17a953d71272a0a6c0a17cb85ada51