Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

ノートルダム寺院火災-2015年末に計画されていた「シテ島改造プロジェクト」

2019年04月30日 | 海外ニュース・できごと

ノートルダム火災を利用しているように見えるマクロン大統領・ルーブルピラミッドに続き?
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/54f04f8834e6c53a82d176f31386d63f


で、ミッテラン、オランド、マクロンの繋がりと、ノートルダム火災に対する違和感を書きましたが、2015年12月、オランド政権下、シテ島改造が計画されていたようです。

Mission Ile de la Cité : le coeur du coeur
https://www.ladocumentationfrancaise.fr/rapports-publics/174000017/index.shtml 

Fondé sur une soixantaine d'entretiens et sur une étude des potentialités de l'île, le rapport dresse, dans un premier temps, le constat d'un objet urbain non identifié, c'est-à-dire à la fois méconnu et ignoré des politiques publiques d'aménagement depuis des décennies. Pour redonner identité et dynamisme à l'Ile de la Cité, il préconise, dans un deuxième chapitre, de constituer un projet d'ensemble composé d'une multitude d'interventions architecturales ciblées capables de mettre en résonance l'île dans sa globalité. Enfin, un troisième et dernier chapitre est consacré à la stratégie à déployer pour mettre en oeuvre ce projet global, stratégie articulant des mesures de court terme et plan d'action aux échéances 2024 et 2040

 都合良く、ノートルダム火災? 

まあ、「ノートルダム5年内に再建」というのも、考えてみれば2024年パリオリンピックに合わせたスケジュールともいえますね。

Voltaire net
The Hidden Challenge of the Restoration of Notre-Dame
by Thierry Meyssan 

The Élysée used the fire of Notre-Dame de Paris to carry out a project that was sleeping in the boxes. It has set new rules, outside tender procedures and respect for heritage not to restore the cathedral, but to transform the Île de la Cité into Europe’s leading tourist’destination on the eve of the Olympic Games of 2024. To avoid judicial constraints, he arbitrarily imposed the hypothesis of a construction incident.

https://www.voltairenet.org/article206340.html 

(前略) 

The Island of the City and the tourism industry

Immediately, the President of the Republic, Emmanuel Macron decided not to rebuild Notre Dame, but to realize a difficult project that had been waiting in drawers for two and a half years.

In December 2015, a mission was sponsored by the President of the Republic, François Hollande, and the Mayor of Paris, Anne Hidalgo. It lasted a whole year while Emmanuel Macron was Minister of Economy, Industry and Digital.

 Many personalities participated, including Audrey Azoulay, then Minister of Culture and now Director of Unesco , or the Prefect Patrick Strzoda, then Chief of Staff to the Minister of Interior and today Emmanuel Macron.

 It was headed by the President of the National Monuments Center, Philippe Bélaval, and the architect Dominique Perrault.

 Noting that the island of the City is, since its remodeling by Baron Haussmann in the nineteenth century, an administrative complex closed to the public, housing the Sainte-Chapelle and the Notre-Dame cathedral in Paris, the mission proposed to transform it into a "Island-monument". The opportunity is provided by the removal of the Palace of Justice, the reorganization of the Prefecture of Police and the hospital of the Hotel Dieu. It will indeed be possible to reorganize everything.

 The mission has thus listed 35 coordinated projects, including the creation of underground traffic routes and the canopy of many interior courtyards, to make the island a must-drive for 14 million annual tourists and, possibly, French people.

 The report of the mission  evokes the incredible commercial value of this project, but does not say a word about the heritage value, particularly spiritual, of Sainte-Chapelle and Notre-Dame that it addresses exclusively as tourist sites, sources potential income.

 Unfortunately this ambitious project could not, according to its authors, be realized quickly not so much because of the absence of financing as heavy administrative habits and enormous legal constraints. Although there are only a few people on the island, the slightest expropriation can last for decades. More surprisingly, the director of the National Monuments Center seemed to regret the prohibition to destroy part of the heritage to enhance another part. Etc.

 The choices of the Élysée

 In the hours that followed, it was obvious that very large funds would be offered by donors ranging from ordinary citizens to large fortunes. The objective of the Élysée was therefore to set up an authority capable of leading both the reconstruction of Notre-Dame and the transformation of the Ile de la Cité.

 The next day, April 16, during a televised speech, President Macron declared: "So, yes, we will rebuild Notre-Dame Cathedral even more beautiful, and I want it to be completed within 5 years" [3]. Let’s forget the "I want" characteristic not of a Republican elected, but of a business leader. Five years is extremely short, especially considering the century and a half of the construction of the cathedral. However, it is the time necessary for the work to be completed in time for tourists from the 2024 Olympic Games. This was the date planned by the Bélaval-Perrault mission.

 Two days later, on the 17th of April, the Council of Ministers was entirely devoted to the consequences of the fire. Three important decisions were recorded:

 • Appoint the former Chief of Staff of the Armed Forces, General Jean-Louis Georgelin, to lead from the Elysee a special representation mission "to ensure the progress of the procedures and work that will be undertaken ».

 • Have the parliament adopt a bill  governing the collection of funds, regularizing the appointment of General Georgelin who has reached the age limit and above all exempting his mission from all tendering procedures, heritage protection laws, and any constraints that may arise.`

• Launch an international architectural competition to rebuild Notre-Dame.

Another decision was made: to stifle any debate on the causes of the fire in order to avoid a judicial inquiry disturbing this beautiful arrangement.

(後略) 

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公文式計算の応用?答え(結論)先にありきの研究

2019年04月29日 | 福祉・医療

息子が幼稚園のとき、公文学習塾にお子さんを入れていたママ友が、
「公文式の足し算問題って、まず数字があって、その数字ができる数式○+○が答えなのよ!」というようなことを言っていました。 

彼女が言いたかったのは、たとえば、問題が「5」だとしたら、答えは「1+4」「2+3」「3+2」「4+1」ということ。

私は公文式のことはわからないので、これが例外的な問題だったかどうかは全くわかりません。

 しかし、前回のブログで書いた祖父江班の研究発表の仕方は、この足し算方式。
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/c970223f36e561f841f1d4a94f47e697

 つまり、結論(HPVワクチンは安全)が先にあって、それに合わせた研究結果を出す。
(フクシマの早野龍五氏のやり方も同じ。) 

流石に被害を完全に無視することができないので、「被害をHPVワクチンとは無関係かも」という結論がでるように数字をはじき出す。 

こちらは2010年のゲンダイの記事ですが、 

全国民必読 長生きしたければ健康診断に行くな
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/868

抜粋: 

 一方、日本では世界とは逆の流れが起きていた。チェコスロバキアの調査から10年ほどたった頃、厚生労働省の研究費による調査が行われた。その結果と結論は、マスメディアにも大々的に発表された。「毎年、肺がん検診を受けると、肺がんによる死亡率は半分になる」と報道されたのである。 

「この日本の調査は、検診を定期的に受けるグループと、受けないグループに分けて追跡調査を行ったものではありませんでした。肺がんで死亡した人が、過去3年間に検診を受けていたかどうかを調べただけの不完全なものであり、そもそも調査の目的が『肺がん検診の有効性を証明する』ものだったのです。毎年の肺がん検診で死亡率が半分になるというのは、明らかなウソです」(前出・岡田氏) 

ここでも、同じようなやり方をしています。 

ただ、私はこうしたことで、「厚生労働省は当てにならない」と厚生労働省だけを悪者にするやり方には疑問があります。 

厚生労働省がその結論を先に出した背景を探らなければ、それこそ「結論先にありき」になると思うからです。

(まさかとは思いますが、「結論先にありき」と「仮説先にありき」をごっちゃにしている人がいたりして・・・。) 

いずれにしても、「統計は作り方次第で白を黒に変えることもできるもの」ということを頭の片隅に置いておくことが大事ですね。

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統計に騙されない為の4つの原則-2016年祖父江班の研究発表を振り返ってみれば・・

2019年04月28日 | 福祉・医療

「データ・統計がエビデンス」という声が大きくなった1つの理由は、「データ」というものが金の卵となったこと、そして、データは実は扱い次第で利用できるということ、であると私は思っています。 

こんな記事も、今はもう出てこなくなりますかね?

ご参考まで。 

ライフハッカー
統計にダマされない為の4つの原則
https://www.lifehacker.jp/2013/08/130807statistics.html 

統計は、現代社会に欠かせないものとして定着しています。さまざまなニュース記事に登場し、暮らしのあらゆる面に影響をおよぼす政策の決定にも用いられます。ただ残念なのは、多くの人が、統計を根本的なレベルで大きく読み間違えやすいことです。 

(中略) 

ある会社では、従業員の25%が女性で、75%が男性だとします。表面的には、この会社は男性に偏った採用をしているように見えるかもしれません。なぜなら、(少なくとも米国では)男女の人口分布はほぼ同じだからです。ですが、この見方は応募者の内訳を考慮していません。もし女性の応募者が全体の10%しかいなければ、採用率は男性よりも女性のほうが高いことになります。 

(中略) 

既知のデータに基づいて未知の事柄を推定する「外挿法」は、経済動向や将来の予測によく使われる統計的手法のひとつ。「過去の一定期間にわたってこういうことが起きているのだから、今後もそうなるだろう」という考え方です。けれども、その考え方がいつも正しいとは限りません。過去の傾向を分析する時は、その傾向を生んだ要因がこの先変化する可能性を心に留める必要があります。 

(中略) 

ここで考えてみたいのは、「インターネットの使い方と抑うつ症状との間には相関関係がある」とするミズーリ工科大学の研究成果です (著者の1人のサイトに全文(PDF)が上がっています)。「抑うつ症状に悩むインターネットユーザーは、そうでない人に比べて電子メールのチェック頻度が高く、多くの動画を見たり、ファイルの共有に没頭したりする傾向があると判明した」とするこの論文は、物議をかもしました。

多くの読者はこの論文を、インターネットの使用がうつ病につながると主張するものだと捉えました。これに対して、「相関関係は因果関係を含意しない」という原則を持ち出して、その見方は間違っていると主張することは可能です。ただし、それでは、因果関係がある可能性を見過ごしてしまうかもしれません。2つの物事の相関関係について直接的な説明ができない場合は、無条件に切り捨てるのではなく、さらなる調査研究を行うべきです。 

(中略) 

シンプソンのパラドックス(と言うより、事実上すべての統計データ)に対して取るべき最善策は、データの文脈に立ち返って情報を用いることです。統計は数字を多用しますが、もともと現実世界の展開や状況を分析するために使われるものです。現実と切り離してしまえば、統計にはあまり価値はありません。

数字はバイアスなしに現実世界を描写する、と考えれば、それに頼ることで安心感は得られるでしょう。けれども、数字を現実の人々や状況と結びつける努力がなければ、その情報は無意味なものになりかねないのです。 

Eric Ravenscraft(原文/訳:風見隆、江藤千夏/ガリレオ) 

ところで上記記事を読んでいて思い出した、2016年末のHPVワクチン副反応の厚労省祖父江班の研究。 

子宮頸がんワクチン問題-祖父江友孝教授研究班の発表に脱力(意味のない調査)
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/2140cb492117a99832674aa7aace4e0f

 祖父江班の研究発表は、 

朝日新聞(2016年12月26日)
子宮頸癌ワクチン後の症状、接種歴ない子にも
https://www.asahi.com/articles/ASJDV5KPFJDVUBQU00T.html 

抜粋: 

調査は、全身の痛みや運動障害などが3カ月以上続き、通学や仕事に影響があるとして、昨年7~12月に受診した12~18歳の子どもの有無を、小児科や神経内科など全国の約1万8千の診療科に尋ねた。 

 その結果、接種後に症状を訴えた女性は人口10万人あたり27・8人だったのに対し、接種していない女性では同20・4人だった。接種対象ではない男性でも同20・2人いた。 

で、研究発表は、「未接種でも同様の症状の子がいる」

というものでした。

当時は「大金かけた研究結果がこれだけ!?」という不審が先にたっていましたが、よく考えるとこの研究結果の発表の数字がおかしい―

祖父江班の発表は「12から18歳で病院に受診した男女の人口10万人当たり何人」で発生率(発生人数)を出しているのでしょうか?

データの大元と、分母が曖昧です。

今もデータが残っているのならまず、

「HPVワクチン接種した子の人数10万人に対し何人」

「HPVワクチン未接種の子の人数10万人に対し何人」

という数字くらいは出してもらいたいです。

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CATO-Vaccination and Free Will・予防接種しなくてもウィルス感染しない人々

2019年04月26日 | 福祉・医療

2016年3月に、 

トランプとコーク兄弟とCATO Institute
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1c0816a9488cdd49b686e2a8c398915a 

を書きましたが、CATOがワクチン強制接種や、ビッグファーマのやり口に批判的。 

批判記事の一本には、たとえば、このようなものがあります。 

CATO Institute
Vaccination and Free Will
By Jeffry Singer, MD
https://www.cato.org/publications/commentary/vaccination-free-will 

In Steven Spielberg’s 2002 sci-fi film Minority Report, a special police agency called PreCrime nabs suspects before they ever commit an offense. No trial is necessary because the crime is seen as an infallible prediction of the future and thus a matter of fact. The movie challenges viewers to consider the tension between technological determinism and free will, between the rights of an individual and the health of a community. It’s a useful metaphor for the argument against coercive vaccination. 

Some argue that mandatory mass vaccination is an act of communal self-defense, and thus completely compatible with the principles underpinning a free society. Unless people are forcibly immunized, they will endanger the life and health of innocent bystanders, goes the argument. But such a position requires a level of precognition we haven’t yet attained. 

Not everyone who is vaccinated against a microbe develops immunity to that microbe. Conversely, some unvaccinated people never become infected. Some people have inborn “natural” immunity against certain viruses and other microorganisms. Central Africans born with the sickle-cell trait provide a classic example of such inborn immunity: Their sickle-shaped red blood cells are inhospitable to the mosquito-borne parasite that causes malaria. Other people are just lucky and never get exposed to a contagious microbe. 

(後略) 

ところで私がアンダーラインをひいた部分ですが、

「予防接種を受けても免疫ができない人もいるし、予防接種をしなくてもウィルス感染をしない―自然免疫を持っている人がいる」

というようなことが書いてあります。 

(アンダーライン後には「鎌状赤血球症」とマラリアの関係が書いてはありますが、それ自体も仮説であり、外の例もあることでしょう。)

『予防接種をしても免疫ができない人』の話は聞いたことがありましたが、『予防接種をしなくても感染症に感染しない人』の存在に触れているものって、読んだことがありませんでした。

少なくとも私が息子を生んだ頃は「その母親がその感染症に自然感染していた場合は、生まれた赤ちゃんは半年間はその感染症に対して免疫がある」というのが『常識』とされていましたが、今やそういう説明を目にすることもなくなりました。
 (実際は、「ワクチンの普及で自然免疫を付けた母親が減ってしまった」という事実があってのことでしょうが。) 

『予防接種を打たなくてもそのウィルスに感染しない人』が存在が確認をされても、例外扱いになってしまうのでしょうか。

さて、実を言うと、私、水疱瘡に罹ったことも、水疱瘡のワクチンを受けたこともないのに、水疱瘡に罹りません。 

妹が小学校低学年で罹ったときも、

姉が成人後罹った時も
(姉は妹が水疱瘡に罹った時には、入院をしていて家にいませんでした。私は親に「感染してもらう様に」と妹のすぐ隣にずっといたり、同じ部屋で寝たりしていました。)、

妊娠中に隣の席の同僚が水疱瘡に罹ったときも、

息子が水疱瘡に罹ったときも、全く。

こんなことを言うと、きっと、

「水疱瘡の症状が出なくても、水疱瘡のウィルスに感染をして抗体を得たのだろう」
と言う人が出てくると思いますが、誰もそれを証明することはできません。 

また、「症状が出なくても、そういう人がウィルスを周りにばらまく危険がある」とも言われそうですが、それを言うなら、予防接種をした人がウィルスの感染源となることもある、という理屈になります。 

この『予防接種しなくてもウィルス感染しない人』というのは大げさとしても、感染しづらい人がいるのは確かだと思います。
(私も息子も夫がインフルエンザに罹っても感染しません。夫のみワクチン接種。息子と私は未接種。)

こういう人達と普通に感染する人達との違い、それを研究して活かすのも、『予防医療』に役立つと思いますが、しないのでしょうかね。

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放射線を使ったワクチン開発・インフルエンザワクチンは高齢者に効果なし?

2019年04月20日 | 福祉・医療

モーリー・ロバートソンという、外国人タレント・ジャーナリストが、広島大学の特別招聘教授になって、広島大学で講演。 

「今は『反ワクチン』と極右陰謀論が結託しつつあります」
と言ったとか。 

このロバートソン氏徒やら、私は全く知らなかったので、調べてみると、彼の父親が、ABCC(原爆調査委員会、現放射線影響研究所)で原爆患者の調査をしている方(母親はフルブライト奨学生の日本人国際ジャーナリスト)ということが分かりました。 

ウィキペディア
モーリー・ロバートソン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BD%E3%83%B3 

ロバートソン氏がHPVワクチン被害者叩きまではしてはいないでしょうが、なぜか「反ワクチン」という言葉を好んで使い、ワクチン信者を増やそうとする人達は、福島、放射線被害とかかわりがある方が多く、私はそれは「データ収集」という目的が共通しているからなのかな・・と漠然と思ってきました。 

しかしふと、「もしかしたら、ワクチン開発に放射線を利用、ということはないのだろうか?」

と思い、調べてみると・・予想が的中していました。

「ワクチン開発における放射線技術の応用」 

NCBI
Application of radiation technology in vaccines development
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4524899/ 

私は専門家ではないので、間違った解釈をしているかもしれませんが、

おそらく、

「不活性化ワクチンの製造に、ジャガイモに芽がでないように放射線を浴びせるように、放射線(ガンマ線)を浴びせる方法を研究」ということではないかと思います。 

conclusion 

Gamma radiation is not a new technique, and has been extensively utilized in the past to sterilize foods and create inactivated vaccines. Whether gamma radiation is superior to conventional inactivation methods, such as heat and chemical treatments, remains a controversial issue.

However, due to its ability to effectively penetrate pathogens and cancer cells and specifically target nucleic acids whilst causing less damage to surface antigenic proteins, demands for the use of gamma radiation are increasing to develop safe and simple vaccines.

In addition, gamma radiation has several advantages over the use of inactive forms of vaccines, such as the ability to inactivate large volumes, they can be stored in closed containers, and there is no requirement to remove chemical compounds after inactivation.

Despite these advantages, no irradiated vaccines have been licensed to date. Here, we reviewed and summarized the current situation regarding irradiated vaccines in pre-clinical and clinical studies. Some irradiated vaccines showed no surprising results compared to live attenuated- or chemically inactivated vaccines, but most of the pre-clinical studies suggested that irradiated vaccines provide more potential immunogenicity than other inactivation methods.

Moreover, the metabolically active form of irradiated vaccines were able to activate cytotoxic T cells, which are important immune cells for treating intracellular pathogens and cancers. Therefore, radiation inactivation might provide a feasible, broad-spectrum, simple, and effective technique for the development of novel vaccines. 

まあ、こうした開発にはお金がかかるわけですし、ワクチンを否定する人がでてきては、スポンサーも研究機関もうれしくない― 

なるほど、強制すべきでないワクチンをも「強制接種」という人達が増えたりするわけですね。 

蛇足ですが、このレポートでは、(現在の)インフルエンザワクチンが、高齢者にほとんど効果がないと書いてあるような・・・ 

Each year, predictions are made of three potential influenza strains for the coming season, which are based on a continuous worldwide surveillance program by the World Health Organization [42]. However, most influenza vaccines against any predicted seasonal flu provide only modest protection for the given strains, and have little efficacy in the elderly [47,48,49,50].

インフルエンザワクチンを打ったにもかかわらず、インフルエンザに罹った入所者や利用者がでると、それがニュースになり、高齢者施設が叩かれますが、いや、叩くべき相手が違うのではないか、と思います。 

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ノートルダム火災を利用しているように見えるマクロン大統領・ルーブルピラミッドに続き?

2019年04月19日 | 海外ニュース・できごと

AFP
寄付と再建方法で論争 ノートルダム火災、仏社会結束ならず
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6320828 

【AFP=時事】「私は、この大惨事を結束の機会とする必要があると、強く信じている」──。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は、パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で今週起きた大火災を受けたテレビ演説でこう表明したものの、この連帯感は2日と持たなかった。 

フランスでは15日夜に起きた火災を受け、各政党が欧州議会選に向けた選挙活動を停止した一方、大聖堂再建に向け集まった寄付をめぐる論争が17日までに勃発した。集まった寄付金8億5000万ユーロ(約1070億円)については、その一部が貧困層支援に使われるべきではないかとの声が上がっている。

 フランク・リーステール(Franck Riester)文化相は18日、仏ラジオ・モンテカルロ(RMC)に対し、「この無意味な議論は、『他に必要とされているところがある時に、ノートルダムに使うには多すぎる資金だ』というもの。社会システムや健康、気候変動対策のための資金が必要なのは当然だ」と指摘した上で、「だが、この並外れた寛大な行為の成り行きを見守ろう」と呼び掛けた。

 大聖堂の再建に対しては、フランソワ=アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)氏やベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏をはじめとするフランスの大富豪や大企業がそれぞれ1億ユーロ(約130億円)を超える寄付を表明。しかし、「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の抗議デモが5か月にわたり続くフランスでは、富の不平等と低所得者層の窮状に注目が集まっており、巨額の寄付は批判を呼んだ。

 寄付により大規模な税額控除を受けられることも反発の一因となっており、これを受けてピノー氏は、税額控除の権利を放棄すると表明。一方のアルノー氏は、18日の株主総会で寄付をめぐる論争について問われた際、「フランスでは(公益となる)何かをする時でさえ批判され、非常に悩ましい」と語った。

 また、保守派の政治家らは18日、大聖堂に近代的な建築物が加わる可能性に懸念を示した。政府はこれに先立ち、新しい屋根と尖塔(せんとう)のデザインを公募する計画を発表。マクロン氏は再建を5年で完了する目標を定め、「近代建築の要素も想像できる」と述べていた。

 極右政党「国民連合(National Rally)」のジョルダン・バルデラ(Jordan Bardella)氏は仏ニュース専門局LCIに、「この狂気の沙汰を止めよう。私たちはフランスの文化財を絶対的に尊重する必要がある」と述べ、「現代アートとやら」が加えられるかもしれないとの考えを一蹴した。 

前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/64c92d87c044343c4881ddbacbfb978b

に、 

「伝道師を移動させてからの火災-木製の屋根構造体の破壊が問題だとしても、その修復がそれほど大変なものでないのであれば、資金面ではフランスは寄付を集められて助かったのではないだろうか? 

また、この火災で、反マクロン、反グローリズムの黄色いベスト運動に対し批判を集めることができるかもしれない」 

ふと、疑念がわいてしまいました。

まさかとは思いますが、少なくともマクロンもグローバル企業の大資本家たち、意図せずとも、この火災で株を上げたのは事実ではないかと・・。 

 と書きましたが、私が映画のシナリオライターだったら、「仕組まれたノートルダム寺院火災」という内容でシナリオを書くでしょう。 

マクロン大統領は、ノートルダム寺院の火事を、イエローベスト運動沈静化に利用しようとするだけでなく、ノートルダム寺院修復という形を飛び越えて、大きな商業的とも思えるプロジェクトにしたてようとしているのですから。 

なお、ノートルダム寺院がフランスが所有者になったのは、ライシテ(政教分離法)によって。 

Globe
ノートルダムはなぜフランスを代表する大聖堂になったのか
https://globe.asahi.com/article/12300046 

抜粋: 

「ノートルダム大聖堂は1905年の政教分離法によって国家の所有と位置づけられる一方、永続使用権を認められているカトリック教会が維持費や保全費を負担し、利用者の自由なアクセスを確保することになっているからです。」 

ライシテでむしろ恩恵を受けていたノートルダム寺院(国というスポンサーができて、使うのは自分達が使える)、塔の再建では「一部近代的建物にされても文句が言えない」立場に追い込まれてしまいましたが、まあ、カトリックでもなくても、国内世界中から反対の声が上がることでしょう。 

マクロン大統領、世界中に敵を増やしました。

さて、2007年11月の私のブログの最初の記事は 

ここはフランス?
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/05ad4260254466a21602da4ac44d6327

でしたが、ここでは端折りましたが、彼女はパリについて私の問う前に、「あなたはルーブル美術館のピラミッドについてどう思いますか?」

という質問をしてきていました。(彼女はもちろん、あの建造物に憤慨。私はやはりあのピラミッドはない方が良いとは思えるものの、まだ許容できるという意見。) 

ルーブル美術館前のピラミッドも多くの国民の反対意見があるにもかかわらず、ミッテラン大統領が強行。

ウィキペディア
ルーブル・ピラミッド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89 

「大改造」「修復」と言うきれいごとを言いながら、お金持ちが儲かるシステムを作り、何百年と続く文化財に敬意を払わない人が国を操り、それを支持する人が増えた時、フランスはフランスでなくなりそうです。

参考: 

ウィクぺディア
エマニュエル・マクロン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3

抜粋: 

2008年9月、マクソンは監査官を辞め、ロスチャイルド&Cie銀行(Rothschild & Cie Banque)に勤めた。ニコラス・サルコジが大統領に選出されたために政府関係の職から離れたといわれる。ロスチャイルド&Cie銀行での彼の最初の仕事はCréditMutuel Nord Europeによる消費者金融会社コフディスの買収支援だった。

マクロンはル・モンド紙の監督委員会を務める実業家アラン・マンクと関係を結んだ。 2010年、マクロンはル・モンド紙の資本増強とアトス社によるシ―メンズITソリューション&サービスの買収に関わった後、ロスチャイルド&Cie銀行と提携するよう彼を促した。同年、マクロンはマネージングディレクターに任命され、ネスレが乳幼児飲料を中心としたファイザーの最大の子会社の買収を担当した。この総額90億ユーロにも上る取引での分担金によりマクロンは億万長者となった。

マクロンは2010年12月から2012年5月の間に200万ユーロを稼いだと述べた[19][20]。公式文書によれば、2009年から2013年の間にマクロンはおよそ300万ユーロを稼いでいたとされる。 

ミッテラン大統領-極右から左派、植民地主義者
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/7657b94c374b99baef0d0237859d414b

追記:

AFPの記事には、寄付金について、「その一部が貧困層支援に使われるべきではないか」という意見があることを書いていますが、こんな寄付金詐欺をするような発言をしている人達って、いてもほんのわずかではないでしょうか?この部分は意図的に捻じ曲げていませんか?

「国際コンペなどに使うお金があったら、貧困層に支援を」

もしくは、

「ノートルダム寺院再建に多額の寄付を寄せる富豪、大企業たちは、貧困層支援には金は出さないのか?」

という声なら上げる人は多いとは思いますが・・・。

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ノートルダム寺院の火災-残念に思えど事実を知り疑念も

2019年04月17日 | 海外ニュース・できごと

ノートルダム「5年以内に再建」と仏大統領 各界から寄付880億円
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190417-00000001-jij_afp-int 

【AFP=時事】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は16日、大火災に見舞われたパリのノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)を5年以内に「さらに美しく」再建すると表明した。欧州を代表する建造物の一つである同寺院の再建に対しては、仏富豪や企業、行政機関が相次いで支援を表明し、寄付金の総額はおよそ7億ユーロ(約880億円)に達している。 

(中略) 

支援は国外からも寄せられている。米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は「かけがえのない遺産を次世代のために」再建するべく支援を行うと発表した。支援額については言及しなかった。

 ドイツ・イタリア両政府も寺院再建の支援を表明。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は「国家遺産修復の経験が豊富なロシア最高の専門家たち」を派遣するとの提案を行った。

 だが専門家らは再建の完了までには多くの年月がかかると指摘。1000年前に建設された仏ストラスブール大聖堂(Cathedral of Strasbourg)の修復を手掛ける財団のエリク・フィシャー(Eric Fischer)代表は、ノートルダム寺院の再建には「数十年」が必要との見解を示した。

美しく荘厳なノートルダム寺院の火災はショックで、フランスに友人、およびカトリックで、パリ好きの欧州の友人に、お見舞いのメールを送りました。 

その中の1人、スペインの友人は 

「ノートルダムの火災で誰も怪我をしなかったわ。
そんなにショックを受けないで。」 

と、逆に私を慰め、続けてこんなことを書いてきました。 

”Notre Dame cathedral was in fact a very retouched building, almost entirely rebuild in the 19th century, like a gothic fantasy, an invention. So that, I think it is not too hard to rebuild it again, maybe in one year or so, like only 150 years ago. 

(中略) 

I cannot understand why the mass media are not explaining this things to people, to avoid the anguish. Why they don't explain the reality of Notre Dame.   

(後略)”

彼女が言う様に、確かにマスメディアが19世紀の大修復の説明をしていないことは、ちょっとおかしいです。 

19世紀に大きく改修されている話があれば、「1000年近く前の建造物が初めて損なわれてしまった」とまでの絶望感はありません。 

今朝さがしたところ、スペインの友人が話した内容の記事が見つかりました。

AFP
過去にも復活したノートルダム寺院、仏歴史学者が語る
2019年4月16日 13:19 (←フランス時間)
https://www.afpbb.com/articles/-/3220967 

ショックと無力感でただ見つめるしかないパリっ子と観光客の目の前で、ノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)の尖塔は焼け落ちた…15日、大規模な火災に見舞われた同寺院は多くの人々に愛されてきたが、実は数世紀にわたって放置されていたと、ある歴史学者が指摘する。

 中世史を専門とするフランス人歴史学者で、12世紀ゴシック建築の傑作であるノートルダム寺院に関する著作もあるクロード・ゴバール(Claude Gauvard)氏はAFPの取材に対し、同寺院の文化的な重要性はどれほど強調しても強調し過ぎることはないが、この建築物は歴史上、常に適切に扱われてきたわけではないと語る。 

(中略) 

今回の火災後の修復は可能かと尋ねると、ゴバール氏は「尖塔が焼け落ちたことは実はそれほど深刻ではない。ビオレ・ル・デュクの修復設計図に従って再建すればいい」と述べた。

 ビオレ・ル・デュクがいなければ、ノートルダム寺院はもはや存在していなかっただろうとゴバール氏は述べる。「1792年に──と言ってもフランス革命とは無関係なのだが──崩壊した尖塔を再建したのは彼だ」 

「しかし、この寺院の『森』、つまり屋根を支えていた巨大な木製の構造体が失われているだろう。これが私の危惧するところだ」

(後略) 

この抜粋部分は世界に向けてもっと大きく発信してほしかったですね。

さて、上の記事と同じAFPの火災3日前の報道ではこのようなものが。
(この記事は昨日読みましたが、昨夜まで見れた画像が、なぜか私のパソコンでは見えませんが、皆さんのパソコンで見えますか?記事は一番下) 

空飛ぶ伝道師!? ノートルダム寺院などで修復作業 仏パリ
https://www.afpbb.com/articles/-/3220445 

【4月12日 AFP】フランス・パリにあるノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)で、修復作業が行われている。11日には、十二使徒と伝道師の彫像計16体が、高さ50メートルの位置にある尖塔から修復作業のためクレーンを使って地上に下ろされた。

 これらの彫像は1860年代に寺院の大規模修復を依頼された仏建築家ヴィオレルデュク(Viollet-le-Duc)によって置かれたもので、仏南西部ペリグー(Perigueux)に運ばれ、修復作業が行われる。

 彫像の修復作業中に尖塔の改修作業も行われることになっており、工事は2022年に終了する見込みとなっている。彫像は、尖塔の改修終了後に元の場所に戻される。

 一方、パリ中心部にあるノートルダム・ドゥ・バルドグラス(Notre-Dame du Val-de-Grace)教会では10日、修復作業を終えた天使や精霊の彫像を、クレーンを使ってドーム(丸屋根)の上に戻す作業が行われた。 

少なくとも、12使徒と伝道師の彫像は無事。 

19世紀に修復されているものであるとしても、歴史的であの荘厳な建物が破壊されてしまったこと自体が残念であることには変わり有りませんが、何かすっきりしない気持ちがわいてきました。 

「伝道師を移動させてからの火災-木製の屋根構造体の破壊が問題だとしても、その修復がそれほど大変なものでないのであれば、資金面ではフランスは寄付を集められて助かったのではないだろうか? 

また、この火災で、反マクロン、反グローリズムの黄色いベスト運動に対し批判を集めることができるかもしれない」

ふと、疑念がわいてしまいました。

まさかとは思いますが、少なくともマクロンもグローバル企業の大資本家たち、意図せずとも、この火災で株を上げたのは事実ではないかと・・。 

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ワクチン債商法-「社会貢献」という看板に惑わされませんように

2019年04月16日 | 経済

(前回の続き)

政治インテリジェンスサークル・ripec通信より 

証券会社のワクチン債商法
https://ripec.hatenablog.com/entry/2018/12/09/130849 

抜粋: 

「ワクチン債」は、アフリカ等の貧困国へのインフルエンザ・ワクチンの支援のための資金を捻出する目的で、投資資金を募集すると称した「日本人の善意に突け込んだ」デリバティヴ=ギャンブル投機である。注意を要するのは、満期・償還時の返済資金に先進各国からのODA資金を充当するとしている点である。財政 赤字と不況で破産寸前の先進各国は貧困国等への支援資金ODAを減らす傾向にあり、「ワクチン債」の満期・償還時に、その償還資金を十分に穴埋め出来るだけのODA資金が先進各国から拠出されるという保証は、全く無い。「現時点から見た、5年後、10年後の先進各国のODA拠出金の総計が30%になっていれば、日本 の高齢者がワクチン債に投資した100万円は30万円しか、戻ってこない」。 

ワクチン債を購入している人達は、こうした説明をしっかり理解しているのでしょうか? 

改めて書くと、ODAとは,政府開発援助のことです。https://www.jica.go.jp/oda/allsearch/index.html

 ODA実施しているJICAは今は国からのお金で賄えなくて、JICA債を発行しています。 

JICA債
https://www.jica.go.jp/press/2018/20180629_01.html 

国際協力機構(JICA)は、6月29日、株式会社東京証券取引所が運営するTOKYO PRO-BOND Market(注1)に、財投機関債250億円を初めて上場しました。

現在、世界的に気候変動や社会的課題の解決に向けた努力が行われるなか、資本市場においてはこれらの課題解決に資する事業への資金調達を促進するグリーンファイナンスやソーシャルファイナンスの取り組みが加速しています。東京証券取引所は、グリーンボンド(気候変動問題への取り組みを資金使途とした債券)やソーシャルボンド(社会的課題への取り組みを資金使途とした債券)の発行を支援し、これらの市場を活性化することを目的として、2018年1月にTOKYO PRO-BOND Market内にグリーンボンド・ソーシャルボンドプラットフォームを開設しました。同プラットフォームは、債券の発行体がグリーンボンド・ソーシャルボンドの情報を掲載することにより、投資家のこれらの情報へのアクセスを容易にし、市場の活性化を促すものであり、今回の250億円の財投機関債は同プラットフォームの登録第一号になります。

JICAは開発途上国の持続的な開発を支援するための資金調達の一環として、債券(JICA債)を発行しています。国内市場で発行されるJICA債は、現在、日本の発行体が発行している唯一のソーシャルボンドと位置づけられています。また、JICA債の発行を通じて国内の民間資金を開発途上国のために動員することは、我が国の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」の具体的施策の一つとされています(注2)。

今般のTOKYO PRO-BOND Marketへの上場により、より多くの投資家の方にJICAの国際協力やJICA債について知っていただくことが可能となり、投資家の方々の社会貢献への思いを債券投資という形で開発途上国支援に活かす動きが、さらに活性化することが期待されます。また、同Marketは、日本政府が推進している「アジア債券市場育成イニシアティブ」(注3)や東京都が推進している「国際金融都市・東京」構想(注4)の一環でもあり、これらの重要なイニシアティブ推進の一助となることが望まれます。

 ワクチン債って、本当に儲かるのでしょうか?

なににせよ、「社会貢献をしながらお金も増やせる」という言葉に惑わされないよう、冷静に。


ワクチン債で損をしたところで、

「ええ、社会貢献型債権ですから、社会貢献が一番の目的です。あなたのおかげで多くの子供がワクチンを打てました。良いことをなさいましたね。」

と言われれば終わりでしょう。

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マスコミが報じないワクチン債批判&ウォーレン・バフェットの息子による「慈善植民地主義」批判

2019年04月16日 | The Good Club

 最近、SDGs、CSR教育もしている知人宛てにメールをしたとき、

「SDGsもCSRも、属している国、立場、企業からみるのではなく、そこから離れて考える必要があるのではないか、と思います-それなしでは「魂」も「力」も入らず、かと。

ところでオスカー・ワイルドの"Charity creates a multitude of sins "という格言があるようですが、現在は”Charity covers a multitude of sins."の方を気にしないといけないですね。」 

と書きました。 

「慈善活動をしている人=善人」と、「社会活動=人の為」と思いがちですが、実はそうではない場合も多いです。 

さて、先週、 

SDGsバッジをつけるビジネスマンにとってのSDGs
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/6663f8ebf9095058c7af8ccf4ccaaacb

SDGsは社会貢献ならぬ資本家貢献
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/aec6c45f0de1560d7ef16f5db1bcd35d

でSDGsビジネスに群がる偽善的な人々の批判をしました。

その中で書いたワクチン債について書いていらっしゃる方のブログがありましたので、リンクと抜粋をつけさせてもらいます。記事アンダーラインは私がつけたものです。

Ashley事件から生命倫理を考える (2011年6月16日)
やっと出た、ワクチンのために世界からかき集められる資金に疑問の声
https://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/63465244.html

抜粋: 

ゲイツ財団の音頭で世界中からかき集められる途上国へのワクチン資金については
ネガティブなコメントがメディアに登場することはほとんどないのですが、昨日のCBSに、面白い記事がありました。 

冒頭、13日のサミットで400億ドルを集め、
提供者らの偉業をほめたたえるBill Gatesのスピーチを紹介。 

英国やオーストラリアからの巨額の資金提供について触れた後で、
「こうしたキャンペーンに疑義をはさむ人もいる」として
以下のコメントを紹介しています。 

まずは国境なき医師団のワクチン専門家 Daniel Berman医師は
命を救うためにこれほど多くの資金が約束されることは心躍ることではあるが
もとは何100万もの人々が納めた税金であり、それが本当に適切に使われるのかどうか疑問だ、として 

「なんだって、我々はこうしてビッグ・ファーマに儲けさせてやっているんですか?
我々に言わせれば、利益の相反があることは歴然としているし、
こんなの、企業の利益でしかない」 

また、医療制度そのものが崩壊している国にワクチンを届けても、
倉庫で眠っておしまいだと指摘する専門家もいる。 

ロンドンのCity大学の公衆衛生の専門家 Sophie Harman医師は
「肺炎や下痢などのグローバル・ヘルスへの対応として
ワクチンへの投資が奇跡の解決策ではないという事実は知っておくべき。

 医療のインフラ整備にきちんと資金を回さない限り、
ワクチンにいくら資金を投入しても、それは無駄になるばかり」と

 またこの記事は、
2009年にLancetに報告された調査で
途上国の多くがワクチン接種率を実際よりも高く申告していたことが判明したことに触れ、
これらの国々は実際には申告の半分の子どもにも接種していないと
指摘する研究者もいる、と。

マスメディアがべた褒め記事しか書かないとき、オスカーワイルドの格言を思い出してください。

ワクチン債については、こちらもどうぞ。 

やっぱり不思議な「ワクチン債」、ますます怪しい「途上国へワクチンを」
https://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/63934645.html

 

オマケ: 

私はおそらく「ワクチン債に対して疑問を抱く証券マンはいるだろう」と思っていますが、それは国際機関(特に国連、WHO,世銀)で働く人、ビル・ゲイツ、バフェット等の周りにいる人にも言えると思います。 

こちらの記事を読んで、ウォレン・バレットの息子さんの一人がそうであることを知りました。 

Buffetの息子による「慈善植民地主義」批判
https://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/66590506.html 

Warren Buffettの息子のPeter Buffettが
NYTのOp-Edで慈善資本主義に疑問を投げかけている。
論考のタイトルは「the Charitable-Industrial Complex 慈善家・産業複合体」 

タイトルの同意語を本文中から探してくると、
Philanthropic Colonialism. 慈善植民地主義。 

著者は作曲家。
2006年に父親のバフェット氏が自分の富を社会に還元するとして
3つの財団に私財を分けて子どもたち一人一人に運営にあたらせたことから
慈善に関わるようになったという。

そして間もなく 
これはPhilanthropic Colonialismだと疑問を感じるようになる。 

特定の地域について何の知識も持ち合わせない彼自身を含めた人々が
ある地域で有効だったというだけで、ある問題解決法を、
文化にも地理にも社会にも疎いまま別の地域に持ち込もうとする。 

(続きはリンクから)


※次回に続く

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ユダヤ人街のワクチン強制接種を法で認めるとしたら-ベニスの商人の判決に倣うNY市長への判決

2019年04月15日 | 福祉・医療

ニューヨークマンハッタン、ユダヤ人街に対するワクチン強制。 

「罰金をもっと増やせ」
「法律に反さない」

という過激ワクチン推進者たち- 

ハーバード・ロー・スクールにあるという組織 Bill of Health (Billは、Bill Gates のBill?)には、こんな記事も。 

Bill of Health
New York City Mandates Vaccines for the Unvaccinated
http://blog.petrieflom.law.harvard.edu/2019/04/11/new-york-city-mandates-vaccines-for-the-unvaccinated/ 

(筆者Doroit Reiss:
https://en.wikipedia.org/wiki/Dorit_Rubinstein_Reiss) 

彼らの主張が通るのであれば、 

「アントニオの肉1ポンドはシャイロックのものである。 法廷はこれを認め、国法はこれを与える。ただし、証文どおり肉1ポンドに限られ、これを切り取る際、 もしキリスト教徒の血を一滴たりとも流した場合は、シャイロックの土地、財産をすべて国法に従ってヴェニス国家へ没収する。 肉は切ってよい。しかし血は流してはならない。そして、切り取ってよい肉はかっきり1ポンドに限られる。 もし、わずかな違いがあった場合は死刑、財産は没収する。」

http://www.tklo.jp/essay/essay17.html

よりコピペ) 

に倣って、 

「ユダヤ人街に強制接種を認める。法廷はこれを認め、州、国法はこれを与える。ただし、そのワクチン接種をしても抗体が付かなかった場合、ニューヨーク知事は職を辞し、そしてその抗体が付かなかったユダヤコミュニティの人1人1人に100,000ドルの慰謝料を払うことを命じる」 

と言ってもおかしくないと思います。 
(※ワクチンを打っても5パーセントくらいの人に、抗体ができない人たちがいます。)

私は麻疹のワクチンは体に問題がなくても打っておいた方が良いと思っていますが、強制しなければならないほどのものではないと思います。

また、ワクチンがビジネス第一でない頃の強制接種ならまだ理解できますが、ワクチンがビジネス第一になっている今、強制接種は理解できません。 

以下のサイトをご覧ください。 

「どうやってあなたの会社のワクチンビジネスを育てるか」という戦略が提案されています。 

How to grow your pharmacy’s vaccine business
September 28, 2018 by Smart Retailing Rx
https://join.healthmart.com/pharmacy-marketing-and-promotions/how-to-grow-your-pharmacys-vaccine-business/ 

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家の6か月点検が逆に家にダメージー家も体と一緒で点検(健康診断)が裏目にでることも

2019年04月15日 | 家の建て替え

週末は、ハウスメーカー(F林業)が委託しているメンテナンス会社のスタッフが6か月点検に来ました。

先ずスタッフから、「何か問題はありますか?」との質問があったので、 

「洗面所の引き戸の上部レールの金具がちょっと傾いているため扉の開け閉めに支障があります。
一階トイレの扉のストッパーが堅いので、これも直してください。」 

と答えると、 

「では、まずその不具合部分を直してから、外回りをみて、次に点検口からの点検、建具、窓、シャッターの点検をし、最後に床下点検を行います。」 

と。 

そして作業が始まるも、不思議なことばかり。 

洗面所のレールをねじ回しで触っていたものの、治った形跡もなし。
一階トイレの扉も硬いまま。 

窓の点検をするというのに、たてすべり窓は開けもしない。 

屋根裏収納の点検口に乗っていたる断熱材を移動させずに、いきなり頭を突っ込み、断熱材がずれた状態で点検口を閉めようとした。 

点検するところが見られるのが嫌なのか、トイレ、洗面所の点検をするとき、扉を閉めて私たちに見えない状態で確認。 

二階のトイレにいたっては、全く問題を感じていないのに、いきなり扉のストライクを外しだす。しかも、トイレの扉はほとんど閉めて内側からやりだしたので不安になり、

「何か不具合があるのですか?」 

と訊くと、 

「ここは遊びが他の所よりあるので、調整しています」

(→ストライクを調整したがために、逆にストライクの柱に隙間ができたのと、周辺に傷が。このトイレは使用していないので、引き渡し後に使用中傷をつけることはない。) 

洗面所の床下点検口からユニットバスの下を確認をするのに、「断熱発泡スチロールを5㎝くらい切らないとカメラが入らない」といい、発泡スチロールのカッターをいれるも、

「やはり切らなくても大丈夫だった」と言って切り込みをそのままにしようとする。

(→私が養生テープを持って行って、切込みを入れた部分にバンドエイドのように貼ってもらった。) 

作業が一通り終わって、 

「洗面所のレールと一階トイレの扉が直っていないようですが?」

と訊くと、 

「レールは直すとなると大変な作業になるのであのままにした。一階トイレの扉はあの状態でも問題ないと判断した」 

と無表情で答えます。 

作業中、 

クロゼット扉をいきなり開けて、物にぶつけても無表情、無言。 

畳の上に道具箱をそのまま置くので、それをローチェストの上に置き直しても、再び畳の上に置いてしまう。 

ベランダの床の点検に支障がないはずの、干してある洗濯ものを触る。 

ということがあったので、このスタッフがちょっと変わった人であることは気が付いていましたが、仕事をきちんとしているのであれば、まだ我慢しました。 

しかし、彼が帰ったあと、 

① 洗面所のレールを見る時、スタッフは踏み台を使わずにドライバーを差し込んでいたので、レールと桟に深い傷がついていた 

⓶点検が終わったとしてサインを求められたチェックシートには、全くしていない作業までもが、作業報告に書かれていた。

(点検をしたという事でのサイン、印鑑を求められ、夫がそのままサインと押印をしました。作業内容の記載は後で気が付きました。) 

に気が付き、洗面所のレールの不具合を直してもらうことのお願いと同時に、メンテナンス会社に⓶のことを伝えてもらおうと、F林業の現場監督に相談しました。 

それにしても、家のメンテナンスも、それをする相手によっては、逆に家にダメージを与えられること、予期していなかったことが悔やまれます。 

外周部や点検口からの点検はしてもらっても、その他の部分は、調子が悪いところだけを見てもらえばよかったな・・・と。

(今回は調子が悪いところは、言っても悪化させられただけでしたが。) 

家も、人間と同じで良かれと思った点検(=健康診断)、調整(=ワクチン、薬)が、逆にダメージを与えられる危険と隣り合わせ、ということですかね。 

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28年前の車フィガロが英国でブーム・「車は走るだけの道具」にあらず、愛される車を

2019年04月14日 | 生活・日常

Courrier
輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに「何あれ、かわいい!」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190413-00000002-courrier-eurp 

1991年に日産が販売した「フィガロ」が、イギリスで長年にわたり人気を集めている。

このクルマには「ものすごくイギリス的なところ」があるというが、いったいどういうことなのか、米「ニューヨーク・タイムズ」紙が追った。

それは、最も愛らしいクルマかもしれない。このクルマが走っていくと、人は笑顔になる。指をさし、手を振って、「かわいい」という言葉を何度も口にし、それから「あれ、何なの?」と訊くのだ。

日産「フィガロ」は、小さな車体で、ほとんど漫画のようなデザインをしていて、よく目立つ。イギリスではたびたび目にするため、ごく最近の超人気モデルのように見えるだろう。

だが、その推測はまったくの的外れだ。

むしろフィガロは古いクルマだ。1991~92年に販売されていた車種で、当時、海外への輸出はなかった。つまり、世界的にフィガロがたくさん走っている街など、まったく存在しなかったのだ。

しかし、イギリスではいま、このエキセントリックで小さなオープンカーが数千台も走っている。いったい何が起きたというのだろう? 

消滅した英ブランドたち

イギリスにはこれまで、フォードやゼネラルモーターズ、クライスラーのような大手国産メーカーがなかった。そのかわり、何世代にもわたって中小メーカーが豊富にあった。

こうしたメーカーは、米国の企業よりもはるかに幅広いデザインの車種を手がけた。その多くは風変わりで小さく、動力不足でそんなに実用的でもなく、そして、多くのファンに愛された。

だが、外国との競争や景気後退、倒産、経営統合といった事態を経て、イギリスの自動車製造業は1970年代初頭のピークから急落する。モーリス、トライアンフ、オースチン、サンビーム、デイムラー、ローバー、リライアントといったブランドは消滅した。

グローバル化が進んで競争がますます激しくなった市場では、イギリス車であろうとなかろうと、変わったクルマや数千台しか販売されないモデルが生き残る余地は少なくなった。

 消滅した英ブランドたち

イギリスにはこれまで、フォードやゼネラルモーターズ、クライスラーのような大手国産メーカーがなかった。そのかわり、何世代にもわたって中小メーカーが豊富にあった。

こうしたメーカーは、米国の企業よりもはるかに幅広いデザインの車種を手がけた。その多くは風変わりで小さく、動力不足でそんなに実用的でもなく、そして、多くのファンに愛された。

だが、外国との競争や景気後退、倒産、経営統合といった事態を経て、イギリスの自動車製造業は1970年代初頭のピークから急落する。モーリス、トライアンフ、オースチン、サンビーム、デイムラー、ローバー、リライアントといったブランドは消滅した。

グローバル化が進んで競争がますます激しくなった市場では、イギリス車であろうとなかろうと、変わったクルマや数千台しか販売されないモデルが生き残る余地は少なくなった。 

(続きはリンクからどうぞ) 

2009年に書いた記事

体に優しい綺麗な色の飴
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/83b55d4873c7084462bf44c92b2a36c5 

に、 

先日Wall street Journal に、P.J.オロークという政治評論家が「ビッグ3が落ちぶれた最大の理由は、金融危機とか環境対応の遅れとか労組とかじゃなく、クルマとアメリカ人のロマンスが終わったから。自動車がわくわくドキドキの魅力を奪われ、洗濯機みたいに色気のない道具に落ちぶれたことが決定的にいけなかった。」と書いています。(前の要約文は毎日新聞の記事抜粋。原文は日本製品を元凶のように書いている。)

乱暴な意見だけど、これも一理あるのではないかと思います。

環境や売れることを考えると、省エネ、機能性の優れた上、コストを押さえた車が主流に。もちろん燃費は良くなった、エンジンも良くなったと消費者がありがたがる点も多いけれど、何か一つたりない・・・。それは夢、一種の遊び感覚でもあり、個性。

映画「アメリカン・グラフィティ」に出てくるような大型アメ車から、カブトムシ、今では大江戸博物館で飾ってあるものを見るくらいしかないようなスバルのようなクルマは「色気」がありましたが、今は大手メーカーはあまり「色気」には重点を置かない気がします。

(中略) 

まあ、こうしたクラシックカーマニアはごく一部、といわれそうですが、クラシックカーまではいかない旧東ドイツの国民車がちょっと話題になった、というニュースも少し前にあったので、案外現在のクルマのような機能性重視より、「色気」を求める声は少なくないのかもしれません。

商品は本来消費者のニーズにあったものをキャッチして作り出されるのが本当ですが、競争が激しくなると、「色気」と「機能性・コスト」を天秤にかけ、「消費者が望む商品」を決めるのは作る側になることがあるようです。

消費者に「与えられた商品が自分達の求めていたもの」という錯覚を起こさせることは案外簡単なんでしょう。 

と書きましたが、今も色気のある車を欲しがる人がいても、その願いは自動車会社には届かないのですね。

特段車には興味がなかった私が車のデザインに興味を持ったのが、息子が1歳前に貰った自動車図鑑を見てから。

その図鑑で、国産車でも、「フィガロ」「ビュート(光岡自動車)」「コペン(ダイハツ)」というおしゃれな車が。 

息子が小学校に上がって自動車免許を取った後、コンパクトで色気のある車を探しましたが、色気を感じられない形とメタリック系の車ばかりでがっかりしました。
(外車や、実用性のないコペンなどでは見つかりましたが、高すぎました。コペンはそれに加えて実用的ではなし。) 

あれから20年。流石にメタリック系の車ばかりということはなくなりましたが(何年か前まで、ミニクーパーの二色使いを真似している軽自動車がでてきていますが、偽物感の方が勝ってしまう。それは内装を安っぽくしてしまっているのも関係もあり。)、自動車は、今はスマホ並に持ち主が使いたくもない機能をグレードアップとして値段を上げて車を売るようになっています。

値段を上げるのであれば、「ハードの面(外装、内装)にお金をかけ、機能はシンプル」という車を作ってくれないものか、と思います。 

(我が家のように車をあまり乗らない家の場合、家の駐車場に置きっぱなし。
自動車は乗るだけではなく、家の外構オブジェにもなります。) 

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SDGsバッジをつけるビジネスマンにとってのSDGs

2019年04月12日 | 社会(歴史・都市計画含む)

「SDGsのピンバッジを免罪符のように付けている人が増えている」という話を聞きましたが、SDGsバッジを広めた、という大和証券出身者の方のインタビュー記事を。 

Forbes
証券業界が「本気で」SDGsに取り組む理由
https://forbesjapan.com/articles/detail/24097 

抜粋: 

SDGsは、貧困や飢餓といった発展途上国に多く見られる課題のみならず、ジェンダーや雇用、生産、消費など先進国も取り組みの対象となる普遍性が特徴で、日本国内もすでに企業の取り組みが始まっている。

そんな中で、個社単位ではなく、業界全体をあげてSDGsに取り組んでいるのが、証券業界だ。仕掛け人は、日本証券業協会会長の鈴木茂晴。大和証券グループ在籍中から働き方改革や女性登用などを進めてきたが、2017年に同協会の会長に就任すると、業界全体でSDGsに掲げられている社会的な課題に積極的に取り組むよう提案した。

18年3月には「SDGs宣言」を発表。推進目標として掲げるのは、「貧困・飢餓の根絶や地球環境の保護」「働き方改革・女性活躍」「社会的弱者への教育支援」だ。

証券業界は、日本のSDGs推進のベンチマークになりうるのか。鈴木の心境と活動内容を、国際連合広報センター所長の根本かおるが聞いた。 

まずはSDGsの認知度向上を

根本:なぜ日本証券業協会が、業界をあげてSDGsに取り組むのでしょうか。

鈴木:会長就任を機に、何か証券業界全体でできることはないかと考えたんです。私も初めは詳しくなかったのですが、SDGsの17のゴールについて勉強するうちに、証券業界が取り組めるテーマがたくさんあり、今すぐ取り組まなければならない目標だと感じました。就任当初は周囲にSDGsの話をしても「何それ?」と言われることが多かったのですが、いまでは世間の認知度も随分高まりましたね。

SDGsでは17の開発目標が掲げられていますが、証券業界でも貢献できることがたくさんあります。私は大和証券時代から女性登用や残業の削減を推進してきましたが、これを業界全体でやることには価値があると考えています。また、世界的な取り組みにいち早くコミットしていることを示せば業界のイメージアップにもつながりますし、我々が率先して取り組むことで日本全体での流れにできるとも思っています。

根本:国内でも、かなり早くから動かれていましたよね。

鈴木:17年7月に取り組みを開始し、18年3月にSDGs宣言を発表しました。まず行ったのはSDGs担当部署を設け、女性リーダーのもとに優秀なスタッフを集めたこと。当初は単独の担当室という位置付けでしたが、今年9月からはSDGs推進本部を設置し、私が本部長としてさらに活動を推進していきます。

我々は学者ではないので、あるべき論を掲げるつもりはありません。小さなことであっても、できることから一歩ずつ実行したいですね。まずはSDGsの各目標を17色で表したバッジを業界全体で身につけるなど、認知度を高めるところからはじめています。


SDGsは社会貢献ならぬ資本家貢献
 https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/aec6c45f0de1560d7ef16f5db1bcd35d 

で紹介した記事を再掲-

デトロイトトーマツ
ナレッジ
「SDGsビジネス」の市場規模
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/sdgs-market-size.html

SDGsの企業への「認知」はかなり浸透してきた。一方でその取り組みについて日本企業では「コスト」と捉える割合が高く、事業として取り入れるまで広がっていない。果たしてSDGsは「コスト」なのか「ビジネスチャンス」なのか?その市場規模を試算してみた。

企業のSDGsへの取組は「コスト」か?

2015年、ニューヨークにある国連本部において193か国の首脳が一堂に会し「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択した。同アジェンダの中核をなす「持続可能な開発目標(SDGs(Sustainable Development Goals)」は「持続可能な社会」を実現するための17の目標とそれに付随した169のターゲット、230の指標を定めている(図1)。

(中略)

「SDGsビジネス」を具体化、定量化する

企業にとってSDGsが事業部マターとして認識されにくい原因の一つは「SDGsビジネス」とは何かが具体的にイメージされていないことにあると考えられる。かつてビジネスとしては認識されていなかった「環境」についても、今日では環境コンサルティングや環境教育等の具体的な「ビジネス」がイメージされるように、SDGsについての「ビジネス」を具体化することが可能である。

今回はSDGsの本文からキーワードを抽出し、当該キーワードに基づいてSDGsの各目標の解決に資する製品・サービス等(以下「SDGsビジネス」)を導出した(図2)。例えば「目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」については「貧困」「社会保護」「基礎的サービス」等、貧困から直接的に連想されやすいキーワードが含まれており、ここから例えば教育やワクチン等の「SDGsビジネス」が導出される。

さらに本文をよく見ると「災害」「強靭性(レジリエンス)「気候変動」等少し意外だと思われるキーワードも含まれており、ここから例えば「防災関連製品」「気象・災害予測・警報」等の「SDGsビジネス」も導出される(図3)。今回挙げたものは必ずしも「SDGsビジネス」の全てを網羅しているものではないが、実は既に日本企業が提供している少なからぬ製品・サービスが「SDGsビジネス」につながり得るものであると考えられる。

(中略)

SDGsへの取り組みは単なる「コスト」ではなく企業の「儲け」、すなわち企業の損益計算書の営業利益から上の部分に直結するものである。個々の企業がSDGsへの取り組みが実は自社にも関連が深いものであり、大きなビジネスチャンスにつながると認識した瞬間、SDGsは「CSR部マター」ではなく「事業部マター」となり、世界は大きく変わるだろう。 

こちらもどうぞ。 

ビル・ゲイツと国際機関が作った『GAVIアライアンス』・『IFFIm』と『ワクチン債』
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/dc95f3be1214268bc3e1714332910c84 

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マッキンゼー出身者とHPVワクチン・Real-world evidenceは操作できるエビデンスでは?

2019年04月12日 | 福祉・医療

HPVワクチン過激推進派達(HPVワクチン被害者や副反応の研究者誹謗中傷部隊)に、マッキンゼー出身者が目立ちましたが、 

HPVワクチン過激推進ヒルズ族とマッキンゼー・マッキンゼーネットワークに注目を
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/6a12319c95ec659522c2e6c5ecfd7414 

やはり、マッキンゼーは無関係ではなかったですね。

益々、都合の悪いデータは排除されていくでしょう。 
(HPVワクチン被害者の家族、研究者の誹謗中傷も、そりゃするでしょうね。) 

Real-world evidence という名称、One World evidenceと付けたかったかな。

Mckinsey & Company
Real-world evidence: Driving a new drug-development paradigm in oncology
https://www.mckinsey.com/industries/pharmaceuticals-and-medical-products/our-insights/real-world-evidence-driving-a-new-drug-development-paradigm-in-oncology?reload

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ナチス化が支持される国アメリカ?・『彼らが最初にブルックリンのユダヤ人を攻撃した時』

2019年04月11日 | 社会(歴史・都市計画含む)

(前回の記事からの続きです)

以前 

HPVワクチン騒動から赤狩りを連想・WHOの意見に意を唱える医師達をリストアップするコーネル大のAlliance for Science
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club2/e/8c608dc2118a40b6c96af0693ee903c9   

「自分達にとって都合が悪いアカデミアを攻撃していた輩の攻撃が、等々一般人に向かった」というのが、ニューヨークのユダヤ人街の麻疹ワクチン罰金付き強制接種ニュースを受けて感じたことです。

マルティン・ニーメラーと同じ過ちを私たちは繰り返すのでしょうか?

以下は私がニーメラーの懺悔を書き変えたものです 。

彼らが最初「ブルックリンのユダヤ人たち」を攻撃したとき、
私は声をあげなかった
私は「ブルックリンのユダヤ人」ではなかったから

「ワクチン接種拒否者」が罰金をとられたとき
私は声をあげなかった
私は「ワクチン接種拒否者」ではなかったから

「ワクチン被害者の家族」が「反ワクチン」とレッテルを張られているとき
私は声をあげなかった
私は「ワクチン被害者の家族」でなかったから

私はこう結びます。 

誰も猛攻撃されない
なぜなら彼らが仕事をやり終えた時、
私たちは皆「疑問を持つ力」さえ持ち合わせていなかったから

いや、もう私たちの多くが疑問を持つ力がなくなっているのかな。

「ユダヤ人街で麻疹が流行しようと、麻疹の感染を防ぐワクチンを打っている人達が大勢なら、そんなに怖がる話ではない。麻疹の感染を恐れる人でワクチン接種をしていない人がワクチンを打てばよいだけでは?

ユダヤ人街の人へのワクチン強制は、麻疹のワクチンの効果が確かでなはい、ということなのでは?」

という声が出てこないところを見ると。

参考:

安倍首相ヒトラーの手法、マルティン・ニーメラーの過ち
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a84aee1624b818f2eb538a88a3e2f80b

(前略) 

最初はナチスを受け入れ、後に反ナチ運動家となって、自らも収容所送りになった神学者のマルティン・ニーメラーの『彼らが最初に共産主義者を攻撃したとき』から:

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、
私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、
私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから 

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、
私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、
誰一人残っていなかった

(※実際には彼は、ユダヤ人の迫害が始まったとき、何もしなかったと言うことに言及しています。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E3%82%89%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%88%9D%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E3%82%92%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D

(中略) 

つまり、ルーメラーは、①「教会やユダヤ人に圧力や危害を加えない」というヒトラーの約束を信じ、そして②ドイツに無神論者が増えることを苦々しく思っていたが故、無神論を駆り立てていた社会主義者や共産主義者を弾圧するヒトラーを支持した、と答えます。 

そして、「私は今過ちの償いをしている、そしてそれは私1人ではなく、同類がたくさんいる」と。 

さて、ニーメラーの過ちとはなんだったのか-彼の最大の過ちは、「ユダヤ人を迫害するとは思っていなかったのでナチスを支持してしまった」ことではなく、「社会主義者たちへの自分の鬱憤を晴らしてくれたナチスを支持してしまった」というところにあると思います。

(後略) 

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