Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「EU懐疑主義者」の言い分-1(フランスの人民共和連合)

2024年06月02日 | 国際・政治

前回の記事で「欧州懐疑主義」のWikipediaのリンクを載せましたが、

欧州懐疑主義 - Wikipedia

フランスのEU懐疑主義者の連合である人民共和連合の日本語Wikipediaを紹介。

人民共和連合 - Wikipedia

人民共和連合(じんみんきょうわれんごう、仏: Union Populaire Républicaine)は、ローマ条約の調印50周年にあたる2007年3月25日にフランソワ・アスリノによって結成されたフランスの政党。結党理念として欧州連合、ユーロ、北大西洋条約機構からの離脱を掲げ、直接民主制を採り入れることを提唱している。また、全国抵抗評議会の政策をモデルに、公共サービス、公共インフラの増強を掲げる[3]。

公式サイトへのアクセス数とユーチューブチャンネルの登録者数、視聴回数は、フランスの政党では最も多く[4][5]、党員の数は3番目に多い[6]。

(中略)

欧州連合に関する条約は加盟国の国内法より優先されており、欧州司法裁判所はEUの条約を加盟国に守らせる義務がある。その実例として、遺伝子組換え作物の販売を許可するEUの法律を国内法に写す作業が遅れたことにより、1000万ユーロの罰金がフランスに課せられた[14]。

EU脱退の必要性

EU、ユーロ圏、NATOから離脱する。 如何なる軍事同盟へも加盟しない。

ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースの国内ガス市場への参入の禁止。

水道、電力、鉄道、高速道路、郵便、通信会社Orange、国の助成金を受ける銀行の国有化。

国会におけるロビー活動の禁止(国会内でのロビイストの立入を禁止する)。

最低賃金を月収1153ユーロから手取り1300ユーロに引き上げる。

月950ユーロの最低年金を設ける。

遺伝子組換え作物の禁止(家畜の餌含む)。

メディアに財源元(スポンサー)を公表する義務を課す。

シンクタンクに財源元(スポンサー)を公表する義務を課す。

憲法の改正は、国民投票で有権者の過半数が賛成した場合のみに限る(国会は改正する権利を持たない)。

ドイツに存在するような違憲審査の権限を有する憲法裁判所の設置。

年金保険会社、多国籍企業によるマスメディアの支配の禁止を憲法に明記する。

電子投票の禁止を憲法に明記する。

憲法に明記されていた「国家転覆の謀議」(1993年に撤廃)と「共和国大統領の背任罪」(2007年に撤廃)の条文の復元。

スイスのように、50万人の署名が集まった案件を国民投票で問い、その結果には強制力を持たせる。

白票が首位になった選挙は持越され、先の選挙の立候補者を除いて再選挙を行う(白票に不信任票としての価値を持たせる)。

議員の連続再選を一回までに限定する。

市町村合併を住民投票で賛成が勝った場合のみ認める(強制的な市町村合併を禁止する)。 内部告発者(エドワード・スノーデン、ジュリアン・アサンジュ等)の保護。


「EU離脱」「ユーロ離脱」と聞くだけで、日本人でも、「ナショナリスト」「ポピュリスト」と思う人が多いと思います。実際、EU、ユーロになって、欧州に旅行に行くだけだったら便利でありがたいと思います。

しかし、EUに加盟したことで、加入国が「(多国籍企業や政治エリートに)食い物にされている」と思えたりしませんか?


参考:

フランソワ・アスリノ - Wikipedia

François Asselineau — Wikipédia (wikipedia.org)

Euroscepticism - Wikipedia

 

仮置き:

「欧州メディア自由法」の「自由」とは-1(「フェイクニュース」) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

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夫を殺害された?フランチェスカ・ドナート欧州議会議員-4

2024年06月02日 | 人物

フランチェスカ・ドナートのドイツ語版Wikipedia。

Francesca Donato – Wikipedia

Google翻訳:

フランチェスカ・ドナート(1969年8月25日アンコーナ生まれ)はイタリアの政治家。彼女は 2019 年 5 月に欧州議会議員に選出されました。[1]そこで彼女は地域開発委員会のメンバーです。彼女は地中海連合議会の代表団の一員でもある[2]。

バイオグラフィー

ドナートはアンコーナ出身のヴェネツィア人の家族の出身です。彼女は 1989 年から 1990 年までフィリップ モリス インターナショナルで外国人の顧客の通訳として働いていました。[3]彼女は 1996 年にモデナ大学で法学の学位を取得し、その後、最初はパドヴァ (1996 ~ 1999 年)、次にパレルモで刑事部門で勤務しました。[3]

ドナートは法律を学んだ後、パドヴァの刑事部門で法医学の仕事を始め、パレルモで民事法と商法を専門に学び、2003年から2012年までそこで勤務しました。 2010 年に彼女はマクロ経済学の勉強を始め、イタリアの有名で影響力のある経済学者と協力し始めました2013年、ドナート氏はイタリアの単一欧州通貨からの離脱を支援する非営利団体Progetto Eurexitをシチリアの首都に設立した。 2016年からは、衛生陶器と家具の小売業を専門とする会社「Casa Environmental for life」の唯一の管理者を務めている[4]。

2014年、ドナートは欧州議会選挙にLega Nordの無所属議員として立候補した[5]。しかし、彼女は1,431票しか獲得できず、欧州議会議員には当選できなかった[5]。 2018年9月からドナートはマッテオ・サルヴィーニのチルコロ・レガ「パレルモ - フォロ・イタリコ」の秘書を務めた[4]。 2019年、ついに彼女は同じ選挙区でサルビーニ率いる運動のリストに載って欧州選挙に再び立候補した[6][7]。今回、ドナートは 28,067 票を獲得したため、議員に選出されました。彼女は2021年10月にLegaを辞任した。 2023年1月に彼女は民主主義クリスティアナ・シシリア党に参加した。

2024年5月25日、フランチェスカ・ドナートの夫がパレルモで車の中で死亡しているのが発見された[8]。

(後略)

彼女が欧州議会の議員に慣れたのは、サルヴィーニの力もあってのことだったのか。

マッテオ・サルヴィーニ - Wikipedia

欧州懐疑主義 - Wikipedia

サルヴィー二の変節が、フランチェスカの2021年の離脱に繋がったのでしょう。

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夫を殺害された?フランチェスカ・ドナート欧州議会議員-3

2024年06月02日 | 人物

フランチェスカ・ドナートの夫の死は、フランチェスカの政治活動を邪魔するためのものであったのではないかー彼女を邪魔に思う人たちもいたことを思えば、そう勘ぐってしまいます。

一方、フランチェスカが「戦う聖女」だったかというと、「政治家」である限り、「聖女」ではいられないというのか。

2024年の欧州議会議員選挙に出馬しない彼女はシチリア・キリスト教民主主義党に加入。

イタリア語版Wikipediaにはこう書かれています。

2023年の初めに、他の中道右派政党の大西洋寄りの路線に反対して、サルヴァトーレ・クッファロ率いる新シチリア・キリスト教民主主義への加入を発表した[9]。

5月末、彼女はレナト・グラッシ党首とトト・クッファロ新党書記の指名を受けて党の国家副党首に就任した[10]。 11月、クッファロは彼女をサルデーニャの党委員に任命した。」

 

新党書記のサルバトーレ・クッファロはマフィアとのつながりが深そうです。(しかも、コーサ(コーザ)・ノストラとも。)

Salvatore Cuffaro - Wikipedia

抜粋Google翻訳:

トトとしても知られるサルヴァトーレ・クッファロ(Raffadali、1958年2月21日)は、イタリアの政治家である。 2001年7月17日から2008年1月18日までシチリア地域大統領、共和国上院議員を務めた彼は、コーサ・ノストラに属する人々への個人的幇助と教唆、および秘密捜査の暴露の罪で懲役7年の判決が確定した。 2011年1月22日からローマのレビビア刑務所に投獄され、2015年12月13日に釈放された[2]。

 

最後に、アンジェロ・オノラート氏のご冥福をお祈りします。

 

参考:

コーサ・ノストラ - Wikipedia

反ファシストとイタリア商業銀行-4(エンリコ・クッチャとコーザ・ノストラ) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

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