Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

21世紀キャッシュレス化時代のチップ・20世紀モルディブリゾートでのチップ

2021年04月09日 | 異文化

ブログの編集画面を見たら、10年以上前のブログが見られているのに気が付きました。

それはスティーブ・クレモンス氏という米国人ジャーナリストについて書いた記事。

スティーブ・クレモンス氏に期待 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

この記事で紹介した彼のブログのリンクは、"the washingtonnote.com"からwashingtonnote.com”に変わっているようですが、最近の記事(政治関係ではないです。)で面白い記事がありましたので貼り付けさせてもらいます。

Tip Your Hotel Maid The Washington Note by Steve Clemons

My grandmother worked in housekeeping for 10 years—and it’s a job where you could use a gratuity.

As I check out of a hotel, various excuses race through my head for not tipping the housekeeper. I’m in a big rush. I don’t have cash. Will the maid who folded my clothes get the money? Why can’t I just add a gratuity to the credit-card bill and expense it?

About 70 percent of hotel guests go through the same mental exercise and end up not leaving a tip. A waiter would have to spit in your soup, and you would have to see him do it, to stiff him. Housekeepers are stiffed every day. I’ve heard every reason why guests treat hotel workers so differently than other service workers, but I’ve not heard a good one.

(中略)

When I checked out of the Sheraton in March, I left a 10, as my grandmother said to do, on the counter in the bathroom and not under the pillow like a piece of wedding cake where it can get lost. I might stiff a waiter if he spit in my soup, but never a maid, no matter that voice in my head as I check out. That’s for management to do. To Nellie and her colleagues: Thank you for your service.

 

キャッシュレス化で欧米ではチップ文化も廃れていかないのか。

いずれにしてもチップ収入は減っているのでしょうから、、ホテルの滞在客(連泊)が残したバスルームに置かれた10ドル札に、客室係は喜ぶでしょう。

でも、担当の客室係というのがなくなったり、毎日違ったり、最後の掃除だけ外注だったりするようになっていたら、きちんと分配されるのかー。

 

そういえば、1983年から1984年の年末年始にモルディブに行ったとき、現地駐在の旅行会社の日本人社員の方が、「出来たらレストランのテーブル係に最後に一人○○○ルフィア(約2,000円程度だったと思う。当時、スリランカの公務員に給与が3万円だったと思うので、印象に残っている。)のチップを渡してほしい」と言っていましたが、これは裕福層の欧米からの旅行客が多かった当時の顧客の風習みたいなものだったのでしょうか。

それとも、日本人の旅館の女中さんへの心づけと似た、日本人ならではの発想だったのか。

モルディブ旅行が大幅に安くなって、日本人もたくさん訪れるようになった1985年3月から4月、モルディブの同じリゾートに行ったときは、顧客の日本人も増え、レストランの担当も2名のボーイさんへの「帰りのチップ」については言われませんでした。

 

追記:

今思い出すと、ドルやユーロ(ユーロ前の欧州通貨)を使う国でのチップは問題なかったですが、欧米以外のホテル内付け払いのリゾートや、一泊しかしなかったホテルなどのチップって、私はどうしていたか忘れてしまいました。チップ替わりにちょっとした物を日本から持って行った記憶はありますが、流石にベッドメイキングにはつかえないしょうから。
アジアなどチップの習慣がないところが多くても、香港、シンガポール、フィリピンなどはチップは置いておいたような気も。

 

参考:

Steven Clemons - Wikipedia

ティムさんの疑問-Tipping in Japan - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

楽園モルディブの30年後 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

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