轟音を伴って暴風雨が一晩中吹き荒れた。
明け方には厳冬期でも滅多に遭遇することのない猛吹雪となった。
窓越しに見る周辺の景色は一変、全てがコントラストを失って灰色の世界。
外に出ることも出来ず心配していた軒先の干し柿は、見事に叩き落され殆んどが傷んでしまった。
吹雪が小康状態となったところで山の湯へ。
しかしオラが途中の看板を見落としたらしく、いつもの網張温泉は本日休館日であった。
それでも近くには数多くの温泉施設があるため、目的の雪見風呂を楽しむことは出来た。
突風が巻き上げる雪煙、冬枯れのブナ林に静かに降り積もる雪、氷点下5℃カリカリの凍結路面、岩手山麓は一足先に厳冬の装いであった。
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