11月最後の日曜日、穏やかな一日である。
高台から眺める奥羽の山々には、雫石、網張、岩手高原の各ゲレンデが白く浮き上がった。
気の早いファンなら、未だオープン前のスキー場にもう出かけたことであろう。
ブッシュを掻き分け石ころを避けながらの初すべり・・・、若かりし頃のオラもそうだったから・・・・。
トンネルを抜け、冬枯れの里山を横目に西に向かう。
落ち葉が分厚く積もる雑木林、もう何処にも鮮やかな秋色は残ってはいない。
EHATOVの郷はもうすっかり冬の佇まい。
逆光の中で浮子をにらむこと3時間、オラにはただの一度もアタリが出なかった南畑池。
水に手を浸してみると、びっくりするほど冷たくて、次に寒波が来れば薄氷が張るかもしれない。
それでも柔らかな陽射しの中、オラは何故か心穏やかで釣り座を畳む。
そうだ、今日は来なかったことにしよう・・・・・、へらぶな釣りはあまりに難解で・・・。
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