我が家の居間の敷物は、もう何年も交換していない。
しかもオシラ様宜しく古いものの上に新しいものを敷き重ねているだけに、その隙間はダニの巣窟となっているだろう。
爪とぎをするネコは居なくなったし、小さい子のためにもこの際思い切って更新することにした。
机をどかし、ソファを持ち上げ、パソコンラックを移動し、およそ半日を費やして入れ替えた。
什器類をすっかり元に戻すと、以前と何ら変わり映えしないことに少々がっかり。
金をかけ、汗まみれ、埃塗れになったのに・・・。
我が家の居間の敷物は、もう何年も交換していない。
しかもオシラ様宜しく古いものの上に新しいものを敷き重ねているだけに、その隙間はダニの巣窟となっているだろう。
爪とぎをするネコは居なくなったし、小さい子のためにもこの際思い切って更新することにした。
机をどかし、ソファを持ち上げ、パソコンラックを移動し、およそ半日を費やして入れ替えた。
什器類をすっかり元に戻すと、以前と何ら変わり映えしないことに少々がっかり。
金をかけ、汗まみれ、埃塗れになったのに・・・。
緩い地盤の上に建ってる我が家は、大型車が表を通過するたびにガタガタと揺れる。
家が揺れることには慣れきっているはずのオラも、今回だけはゴゴゴゴと地鳴りを伴う上下動に続き、これまで経験のない激しい揺れに思わず動転した。
それでもオラは先ず火の元を確認、表の戸を開け避難口の確保。
孫を抱えて右往左往する女房、終いにはテーブルの下にもぐりこもうとするところを外に誘導。
時間が経つにつれて、岩手宮城の被害の全貌が見えてくる。
来週、友人から誘われていた栗駒山(須川温泉)も崖崩れで国道が分断。
いたるところの道が崩壊、亀裂や隆起、ライフラインにも影響、孤立する集落が多発している。
不幸中の幸いは、未曾有の大地震の割には人的被害の少なかったこと。
しかしこれから、復旧までには気の遠くなるような時間が必要とされる。
13日の金曜日、悪いことは何も起きなかった。
突然パラパラと降ってきた雨で、我が家では洗濯物を少し濡らした程度・・・。
逆に阿仁川では、採石場下にハミ跡発見(鮎小屋情報)の嬉しい情報。
どうやら順調な遡上、2,3日中には阿仁前田付近でも魚影が見えてくることだろう。
しかし阿仁川は、またまた酷い渇水傾向に陥ってしまった。
さらに順調な遡上が続くためには、何としても一雨が欲しいところだ。
解禁日にオラが入川予定にしているポイントでは、今日現在まだ姿は見えないと言う。
延々500m以上も続く瀬釣り派には堪らない早瀬。
昨秋の洪水の後に、新たに出現した有望ポイントだ。
石は細かいが、ここに天然遡上が定着するとすれば、大いに楽しみなことだ。
早期に大量遡上があったと言う大北上川、河口から約160Kmの好ロケーションの地。
オラは視覚、聴覚、嗅覚と第六感までも研ぎ澄まして、アユの気配を探る。
しかし残念ながら、今日現在ここまでは到達していないのか、ヘチからでは確認ならず。
解禁まではまだ半月もあることだし、焦らず急がず、じっくり待とう・・・。
今季の阿仁川は、解禁日から20センチ前後が揃いそう。
しかも、これまでの情報からすると、結構数も出そうな予想だ。
そうなれば前半戦だとは言っても、ヤワな仕掛けではおよそ勝負にならない。
オラの仕掛け作りも、ちょいと太目がいいかなとか、嬉しい悩みなのである。
5.0Φハナカン回りを20組、5.5Φを10組、MCⅡ005を3組、フロロ0125を2組、015を2組、0175を2組準備した。
掛けバリは6.5~7.0号バリューパックのほかに、流行の小針の3本イカリを10本巻いた。
目は見えないし、指先が動かないし、頭も腰も痛くなるし・・・。
これで22日の北関東行きの分も含めて、間に合うかとは思うが・・・。
阿仁川のヌシMr.Kikutiの武者震いが出る本日の情報は、オラをさらに妄想の世界へといざなう。
そうでなくとも近頃は、頭の奥深くまで侵入したアユが、夢になってちょくちょく登場する。
昨日はさてこれから爆釣と言う段になって、惜しくも孫に起こされてしまったが・・・。
さて、北上川水系の天然遡上はどんな塩梅かと、昼飯後に陽光眩い川端に下りてみた。
都南中央橋カミ早瀬に県内水面漁業調整規則を知ってか知らずか、数人のアユ師発見。
おっと、結構掛かっている様子だぞ。
なるほど引き水後の川原には、親指ほどもあろうかと思われる陸バミがびっしり。
オトリカンを覗かしていただくと、この時期としては良型の20センチクラスが数尾。
ちょっとやってみるかい? と、瀬頭を攻めていた顔見知りの方が竿を貸してくれた。
さすがに躊躇するも、誘惑に負けて流れに立ち込むオラ。
数分後、目印が早瀬を駆け下り、そのGS3がとてつもなく大きな弧を描く。
オラは上竿のまま、しばし耐えるが・・・、な、な、なんだぁ、まるで寄らないぞ。
と、と、と、・・・ややあって限界を超えたGS3の#3が、バーンと乾いた音を立てて砕け散った。
大北上川にむかって絶叫するオラ、借り物の超高級竿の先端は得体の知れない獲物と共に、早瀬の中へと呑み込まれて見えなくなった。
流れの中に茫然と佇むオラの耳に、ザァーザァーと流れる瀬音がいつまでも鳴り響く。
居眠りするオラの下敷きになったリモコンが勝手に動作、テレビが砂嵐になっている。
今日もまた爆釣は叶わず・・・、解禁まであと20日。
ついに解禁日、指先が震えることもなく、意外にもすんなりハナカンが通った。
気温28℃、水温17℃、流れの中にヒラを打つ魚影はすこぶる濃い。
足元から優しく放った養殖オトリが、底石の間を上手に縫って沖に出て行く。
ザラ瀬の中の一際目立つ波立ち、不規則に震えた目印が、次の瞬間一気に流芯を突っ切った。
手元に伝わる確かな魚信、およそ9ヶ月待ち焦がれたこの感触。
小型ながら天然魚、なかなかの引きを得意の軟調短竿でいなして、オラはタモを抜く。
ピカピカの18センチ、タモの中に漂うスイカの香り・・・・・。
ドカンと腹に衝撃、前触れもなく孫がのしかかってきた。
午前中の草むしりの疲れから、飯を食った後、ソファで眠ってしまったらしい。
ああ・・・、これから爆釣になるはずだったのに
Mr.Kikutiの阿仁川発嬉しい情報、本日午後遡上の先端が根小屋の堰堤を越えた由。
先日の降雨増水が引き金となったらしく、平年に比べてもかなり早い。
このあとやってくる遡上本隊に、大いに期待。
クルマに積んであったヤマメ、クロダイ関連の釣り道具の全てを降ろした。
ついでにコマセの匂いが浸み込んだ車内をささっと掃除する。
この後クルマの衣替え、アユ道具に積みかえるのでありまする。
そして期間が終るまで、決して他の魚種に心を奪われることはない。
アユ釣りに出かけるとき、ヤマメ道具も積み込むなどもってのほか。
ヤマメ釣りの宿でアユ談義は大いに結構だが、その逆は許されることではない。
アユ師なら誰しもがそうであろうが、釣魚数ある中で、アユはやっぱり特別な存在なんよ。
これからのオラは、身も心もアユ姫様に捧げ尽くして、ご機嫌を取り結ぶことに専念するんださ。
昨夜から雨音がしていたが、朝には梅雨のようなシトシト降りに変わっている。
渇水傾向の米代水系では、この程度の雨でも喉から手が出るほど欲しい。
水量が落ちたままでは、やはりアユの遡上の勢いは損なわれるのだ。
少しでも川に変化が現れた時、尻を叩かれたように群れが一斉に上流に動き出す。
嬉しいことにこの雨、秋田方面には結構降ったようで、午後になって適度に水位が上がってきた。
本城頭首工を、根小屋の魚道を、大挙して通過する光景を早く見たいものだ。
失われた好ポイントがあるかと思えば、新たに出現した有望ポイントもある。
災害復旧工事が急ピッチで進められるにつれ、米代水系は今後どんどん姿を変えていくだろう。
そんな環境の中で解禁まであと25日、今季はまったく新しい川に行くような楽しみがある。
下手の横好きの磯釣り春の部は終了、ヤマメも川止めがあったりで見切りをつけた。
過日、購入しておいたアユ小物類をやっと開梱した。
さ、今日からは全身アユモードに切り替えだ。
掛けバリは6.5、7.0、7.5の3本イカリのバリューパック。
昨季、何度かハリス切れがあったD社から、今季は1ランク太めのハリスのついたG社に変えた。
オラの場合、キツネ型であれば品番は何でもいいから、価格の安いギアとした。
チラシは後半戦に入ってから自作しようかと。
水中イトはオールラウンドとも言えるMC005と後期用として01を仕入れた。
得意のチャラ瀬ではフロロ細イトを多用、荒瀬のオモリ使いはナイロン太イトで対応しようかと。
ハナカン、サカサ、 背バリは研ぎ直したりして昨年の使いまわし。
中ハリスは昔からラーヂと拘っていたが、今季のハナカン固定なら安い銀鱗でもいいか。
さて、明日からハナカン仕掛けを作り溜めなくちゃ・・・。
クロダイの乗っ込みも一段落した感があり、このところあまりいい情報のない男鹿の海。
アユ解禁が目前に迫っているため、男鹿の磯釣り前半戦は最後の釣行。
早めに現地到着し仮眠、船のエンジン音で目覚めると一番船は既に出港した後。
海は穏やかだが東寄りの微妙に強い風、その風を避けて「大桟橋」の北へ揚がる。
フラつく潮の先の根際をポイントと定め、足元からコマセを打つ。
たちまち湧き上がる良型タナゴ。
このタナゴは最後まで周囲から離れず、沖あがりの13時まで万年磯ビギナーのオラを苦しめた。
南側を覗いてみると、僅かながらサラシが発生するものの向かい風でアテ潮気味。
動かない潮、猛烈な勢いのエサ盗り、寄らない本命、いつまで経っても好転しそうにない釣況を打破すべく、沈め探り釣りに切り替える。
遠投カウントダウンからゆっくり引いてくる仕掛けにゴゴンと鋭いアタリ。
足裏サイズではあるが嬉しいマダイだ。
つづいて手のひらサイズが連続するが、4枚獲ったところで打ち止めとなった。
帰路、R285経由で阿仁川へ。
本城で偶然にもMr.kikutiと出会う。
氏は能代から青森県境までマイボートの釣り、乗っ込みマダイ80センチを獲った帰り道。
釣り人の行動パターンは似たようなもの、オラと同様アユの遡上確認のため立ち寄ったらしい。
さてそのアユに関しては、おいおい「遡上観察」のコーナーにて報告を。
時折ポツリと雨粒があるものの、概ね安定した曇り空。
熱くもなく寒くもなく、庭の草むしりをするにはいい塩梅。
四方に根を張るスズランと、あちこちに飛び火しているホタルブクロを引っこ抜く。
ついでに増えすぎたクマガイソウを株分けし、種子から発生したサクラソウを集めて植え替えた。
年中木漏れ日になる場所には、何種類かの野性ランと幾つかの高山植物を。
逆に日当たりには、リンドウやハーブの類を移した。
アユ釣りの指標にしているクリの雄花が花穂を伸ばし始めた。
受粉して老成した花穂が地上に落下する頃、阿仁川のアユが盛期を迎えるのだ。
今年は少し早いかな・・・と思っていたが、昨今の低温で、いつもと同じぐらいだなぁ・・・。
明日は久々の男鹿半島、20~30センチでいいからマダイを幾つか欲しいんだけど・・・ダメ?
北関東の解禁セレモニーが済んだ。
水温低下、垢飛びなどで、当初の予想通りあまり芳しい釣果にはならなかったようだ。
しかしこの時期、釣果などは問題じゃない。
まだオラたちの夏が始まったばかりで、川には沢山のアユがひしめいている訳だから。
庭先のクリもキーウィも、早々に花を着けるものと思っていたが、この寒さがブレーキをかけた。
だが、今日あたりから徐々に気温が上昇、やっと平年並みまで回復。
北の川は干上がりかけては雨が降り、なんとか流量を保持。
気になる遡上状況、2,3日中には観察に出かけなくちゃ・・ね。
6月1日、本日はアユ師にとっては特別な日だ。
南東北の一部を含む関東方面のアユの解禁である。
オラは朝早くから、10秒ごとに送られてくる河川監視カメラの画像にかじりついている。
どうやら昨日の降雨による水温低下が響いているらしく、竿の立つ光景はまったく見られない。
川岸をクルマで埋め尽くし、早朝からどっと繰り出した釣り人も、9時ごろにはまばらとなっている。
晴天の下、サカナはすこぶる多い中で、水温が上がり活性の高まる午後まで、如何に我慢できるかが釣果の鍵を握るのではないかと思える解禁風景である。
19年間家族の一員となっていたシャム猫が、昨夜天寿を全うした。
冬の寒い夜に、あのしなやかで冷たい身体を布団に潜らせてくることはもうない。
オラの腕の中で、ペットの最後を看取ったのはこれで4回目。
大往生とは言え別れはやはり悲しいものだ。
その度にもう止めようと思うが、ここに住んで25年、ペットの居ない生活はなかった。
それだけに、今度はイヌか・・・。
次はきっとオラの方が看取られるに違いないから・・・。