新年8日目、あまりの温かさにボケ(木瓜)の蕾が膨らんできた。
<オトリアユ>
目的の川に到着しますと先ずは入漁証とオトリを購入します。
一昔前の県内河川には釣り人に自由にオトリアユを選ばせることなく、店番の母さんが滑り止めに軍手をしてむんずと掴んでは有無を言わせず曳舟に入れると言う酷い店もありましたな。
それだけにいざ流れに放つ段になると横になってしまう弱いアユが多かったような気がします。
最近では殆どの店がタライに掬ったものから釣り人の責任で選ぶことが多いようです。
朝早くオトリ店に行くと前日獲ったと言う天然魚が残っていたりします。
何度も使い回したようなズタボロの尻ビレやハナカン周りの痕が残るものではないにしても、単に天然アユと言うだけで手を出してはなりません。
それを獲った釣り師の手腕が想像できるものだけに留めることにしましょう。
弱り気味の天然アユをオトリにした時、最初のひと泳ぎだけは勢いがありますが、それで野アユが掛からなかった場合には急速に遊泳力を失い、以降使いものにならないケースが多いのです。
一方養殖アユはムチャ引きなどをしないかぎり、おっとりした泳ぎながら驚くほどのスタミナを発揮します。
爺様は殆どの場面で天然アユと称するものには手を出しません。
オトリアユは2尾購入しますが、最初の1匹目で必ず野アユに変わるよう丁寧な泳がせ釣りに専念します。
爺様の場合、1匹目で野アユに換わらないとすれば2匹目も潰してしまうことが多いような気がします。
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