一晩中雨音の絶えることはなかったが、北東北の大雨はやっと峠を越したらしい。
県内各地に出されていた警報の類は次々に解除され、午後からは雲が切れて青空が覗く。
およそ2週間ぶりか、岩手山が山頂までをも見せている。
我が家の庭先では、頭上の蔓性植物が生き生き鬱蒼と繁茂し、足元には雑草が一気に伸びた。
雨粒の重みに耐えかねて頭を垂れる笹竹、雨粒の泥跳ねがこびりついた山野草、歩道一面に散って汚く濡れそぼったクリの花穂、西側の外壁を彩っていた蔓バラもすっかりピンクの花びらを散らした。
気温が上がったらしく、少し蒸し暑さが纏わり着く。
週明けからは乾いた暑い夏が来るのか。
そろそろ孫たちの夏休み、彼らの襲来をかわして川に避難する日が、ほんとにそこまで来ているのか。
洗濯物が生乾きで、嫌な匂いが残ったと女房は嘆いているが・・・。