チゴユリ
寒さに震えた昨日から一転、今日は居間に置いたままのストーブを目にするだけで背中に汗が滲む。
後頭部に真夏の陽射しを浴びながら、伸び放題だった隣地境の生垣を鋏む。
足元のヒコバエを刈り取り、風通しをよくする。
ところでこんな釣り日和にオラは何で庭先で汗まみれになっているんだろう。
こんな日は清流を漕いでヤマメとの駆け引きを楽しむべきだ。
渓流釣りの準備はすっかり整って、出かけたい気持ちも充分なのに何故か腰が重い。
やや半世紀にも渡る釣歴を有するヤマメ釣り、今年は連休明けに隣県S川で「ボ」を食らったまま未だ型を見ていないオラである。
明日は思い切って近くの本流を狙ってみるか。
この訳の解からないモヤモヤを吹っ切るには、遮二無二出かけるしかない。